卯年にちなんで『Love』をリメイク(2011.01.01)

 昨年と同様、ようやく年末になって落ち着いて定時に帰れるような感じなり、年末年始も暇なので、久しぶりにDTMをやろうかなぁと。

 で、ちょうど一年前にSazanami Channelを開局した訳ですが、結局、この一年ほかにアップする時間もなかったので、やはり年始といえば、干支シリーズでしょうということで、今回は『Love』を着手しました。

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ポップス的な曲を、ロックっぽく、カッコよく

 昨年の『solitude』は曲調としても、どうしたものか…というところはありましたが、今回の『Love』はテンポは速いし、明るい曲なので、どうにでもやる方向性は決まっています。やはり、この曲としては、あのカッティング・ギターが軸になるはず。ただ、結構歪ませてレコーディングがしてあった分、カッティングがハッキリと聞こえないというのも事実でした。

【打ち込みギター:Virtual Guitarist 2】

 じゃあ、新しくギターの音を追加しようということで、まずはVirtual Guitarist 2の登場。前回の『solitude』では、曲の後半だけ、しかもアルペジオだったので、比較的簡単でした。ただ、今回の場合は、とにもかくにも、あのリフをカッティングを再現する必要がありました。

 とはいうものの、実はまだVG2を使いこなせてないんですよね、私…。とりあえず、このRIFFの画面でいじれるということまでは分かっていたのですが、どうやったらこの波形もどきのやつが変更できるのか…。


<1小節目のリフ>

 そうこうしていたら、上段の左から2つ目の『Slice』で、いろいろと変更できることが判明。これをいじることで、オープンやら、ミュートやら自分の好きなように変更ができるようになりました。こりゃ、便利だわ。しか~し、すぐに次の問題が…。というのも、『Love』に出てくるあのカッティングのリフ?は、2小節で構成されているので、1小節目と2小節目では、リズムを変えないといけないんです。

 ただ、これについては、比較的簡単に解決しました。1小節目と2小節目をそれぞれ別のパートとして、登録しておいて、コードに関係のないキー(リモートキーと言うそうですが)で、この2つのパートを交互に切り換えることで、何の問題もなくできました。


<2小節目のリフ>

 ちなみに、元々スタイルは、『Fat Indie』をベースにして、それぞれのパートにあったパーツで対応しました。元々の松本氏が弾いたギターはそのままに、このVG2の音を重ねて、カッティングさを足すことに成功しました。

【ドラム:BFD 2】

 さて、続いてはドラムですが、本当はそれぞれ内容を確認しても良かったのですが、あまり時間もなかったので、とりあえずそのままにしました。ちなみに、ソフトとしては、2009年末に購入した『BFD 2』を使いました。とにかく、生っぽい感じにしたかったので、あえてシンプルなドラムセットでやりました。標準で、BFD側でもコンプなどがかかっていますが、少しSONAR側でもコンプをかけてました。


ドラムシンセ・BFD 2

【ベース・キーボード:D-Pro】

 ベースとキーボードは、SONAR 8.5に標準搭載のソフトシンセ『D-Pro』。ベースは、オーソドックスに『Full Fingered 2』を使いました。VG2付属のエフェクトで軽く歪ませようとも思いましたが、結局そのままにして、後でSONAR側でEQとコンプを。キーボードは、シンセ的にするかどうするか悩みましたが、バンドっぽくしたいということもあって、結局は、『Hammond Soul(slow)』にしました。


ソフトシンセ・D-Pro

オーディオのミックス

 基本的には、昨年と大きくは変えていません。相変わらず、Sonitusのfx Surroundfx Compressorを多用しています。今回特別に新しく使ったと言えば、『VX64_VocalStrip』。実は、正しい使い方も良く理解できていないのですが、間奏明けのヴォーカルを歪ませるのに、いい感じだったので使ってみました。ちなみに、『Distorted Telephone』というプリセットを使いました。これまで、ボーカルにコーラス系やリバーブ系のエフェクトを掛けることはありましたが、こういう歪み系を使ったのは、.KOM@史上、始めてかも知れません。


完成品がこちら

 前回同様のPV風で作ってみました。今回、試しにTMPGEnc Video Mastering Works 5の体験版を使いましたが、結構いい感じ。特に歌詞を入力するのに、字幕機能を使うのですが、かなり便利です。

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