B'z LIVE-GYM 2002 ”GREEN" in 広島ビッグアーチ
(2002.07.20)

いざ広島へ

紙屋町といえばDEODEO!!

 2002年7月20日。僕は、姉と一緒に鳥取発の特急いなばに乗車した。初の広島であると当時に、初のB'z県外ライブであり、初の野外ライブでもあった。期待は大きく膨らんでいたのだが、問題は天気…。朝から空には雲一面。今にも雨の降りそうな気配がしていた。岡山駅で新幹線に乗り換えするも、座席が満席で広島駅までデッキに立ったまま…。

  広島駅に到着した頃には、すでにお昼。広島といえばお好み焼き!!ということで、駅ビルでお好み焼きを食べた。麺の入った広島風お好み焼きは初めてだったが、やはり本場はおいしい!!という感じだった。ちょっと駅ビルで一息ついた後、路電で紙屋町へ移動。電気店大好きな僕は、迷いもなく紙屋町にあるDEODEO本店に入る。そこは、もう何もかもが鳥取とはスケールが違う。ましてや、パソコンコーナーにきちんとDTMコーナーがあるという光景には惹かれた。その後、紙屋町にあるホテルにチェックイン。

さぁ、ビッグアーチへ

こちらがアストラムライン

 ライブ会場のビッグアーチへはアストラムラインで移動。アストラムラインとは、タイヤ式のモノレールといった感じの乗り物だ。広島ビッグアーチが広島アジア大会のために作られた会場なら、アストラムラインもそのアジア大会の時のための交通機関として作られたものだ。紙屋町の地下街『シャレオ』からアストラムラインの本通り駅へ。ホームに降りると、ちょうど車両が入ってきて乗車した。車両内は、半数以上が明らかにB'zファンと分かる雰囲気だった。会場までは約25分。会場が車両からも見え始めると、車両から歓声が上がる。終点の広域公園前駅に到着すると、帰りのために帰り分の切符を買っておいた。

 さて、駅から会場までは徒歩。下の地図を見てもらえば分かるが、700mくらいはあった。普通なら10分もあれば楽に行けるのだが、この700mが意外に急な坂になっているため、会場に近づく頃には疲れていた。会場の外のあたりには、数多くのファンがすでに来ていた。

近くて遠いグッズ売場

 開演までは、まだ1時間ほどある。ここはグッズを買うしかない。まず、CD売り場へ向かう。というのも、B'zのライブ会場でCDなどを5000円以上買うとツアー・ポスターが貰える。実は、B'zのオフィシャル・ポスターはグッズとしての販売がなく、この手段でしかGETすることができないのだ。僕は、『GREEN』と松本さんのソロの『DRAGON FROM THE WEST』のバンド・スコアを購入し、ポスターをGETした。

 さて、次はツアー・グッズだ。グッズ売り場の前にできていた列の後ろに付く。が、しかし、進行方向が違う。進めば進むほど、売り場とは遠くなっていく。結局、第1球技場の下まで歩いてUターン。結局、500mくらい歩き、再びグッズ売り場に戻ってきたときには完全に疲れ切っていました。でも、ここで、ツアーパンフ、キーホルダー、携帯ストラップ、ポンチョ、公式ミネラルウォーターを購入した。

開場

 さぁ、いよいよ待ちに待った開場。ゆっくり開場に入っていくと、な、なんと地元の方々が屋台を…。焼きそばあり、焼きトウモロコシありで、『ここはライブ会場か?』と目を疑う光景でした。さて、僕の座席は52ブロック・56段というステージに近いと言えば近く、遠いといえば遠い(というよりも高い!!)場所でした。そのため、グルッとスタジアムを半周周り、階段をグルグル上ってようやく座席に着きました。ステージは前方やや左側という感じで、ギリギリ大型LEDが見えるか見えないかという角度でした。天気は相変わらず今にも降りそうな雰囲気。とりあえず、ポンチョはいつでも取り出せる体制で開演を待っていました。

 今年は、開演を待つまでのお楽しみとして、マジカDEオンステージ・ツアーというツアー(!?)が行われました。これは、大型ビジョンに映し出されたブロックの方を、ステージ上に上げてしまおうという、おそらく日本初の試み。僕はダメでした。

ライブ開演!!

 開演予定時間の18:30を15分ほど経過し、会場内の照明が消える。といっても、まだ7月。全然明るい。2つの大型LEDには黄色い心臓と青い心臓が映し出され、それが中央に寄っていき、くっつくとGREENのツアータイトルが!!。そして、そのLEDの前に2人がせり上がってくる。と思ったら、特効一発!!。ツアータイトル曲「GO★FIGHT★WIN」のTAKのうなるギターがスタジアム、いや街全体に響き渡る。いきなりのハードな曲に、ボルテージは一気にあがる。

 続いて、「STAY GREEN」、「ZERO」(チラッとDVDに収録)とアクセル全開!!。「太陽のKomachi Angel」は変わったアレンジで演奏していて、こっちの方が夏っぽくて好きな感じ。「GREEN」の中でもお気に入りの「SURFIN'3000GTR」で盛り上がり、「Blue Sunshine」でちょっとシンミリ…。TAK soloコーナーを挟んだ後、TAKが中央へ移動。この間に大型LEDに映し出されたコント風の演出は実におもしろかった。

 その後、スタジアム中央付近に仮設ステージが作られ、そこで「恋心」(チラッとDVDに収録)「裸足の女神」をアコースティックで演奏。その「裸足の女神」演奏途中で、アリーナ席を突っ切りながらメインステージまで移動。ファンの歓声は最高潮!!。

 「DEVIL」、「Everlasting」となることには、ようやくあたりも暗くなり、照明効果も映えてくる。その後、「FIREBALL」から「ultra soul」までの最近のシングル曲の5連発で、開場はものすごい熱気に。また、「ultra soul」の時に、ステージ裏に広げられたGO★FIGHT★WINの巨大応談幕にはビックリ。

 「ultra soul」後、ENCOREまでの間、スタンド席ではウエーブが起こる。こちら側から始まったウエーブがきれいに反対側のスタンドまで起こる。実にすばらしい光景だった。

 そして、「熱き鼓動の果て」の頃には、空には雲もなくなってきて、月もお目見え。稲葉さんも、MCで『晴れてきたぞ~!!』と叫ぶほど。ラストの「juice」は、もう完全に自分の世界。さすがフィニッシュニ持ってくるだけの勢いのある曲だとつくづく感じた。

セットリスト

#1 GO★FIGHT★WIN
#2 STAY GREEN
#3 ZERO
#4 love me,I love you
#5 Warp
#6 太陽のKomachi Angel
#7 SURFIN'3000GTR
#8 Blue Sunshine
#9 恋歌(TAK Solo)

#10 恋心
#11 裸足の女神

#12 DEVIL
(Keyboard Solo)
#13 Everlasting
(Drum Solo)
#14 FIREBALL
#15Liar! Liar!
#16 さまよえる蒼い弾丸
(Bass Solo)
#17 ギリギリchop
#18 ultra soul

<ENCORE>
#19 熱き鼓動の果て
#20 juice

熱も冷めた帰りの大混雑

最寄りのアストラムラインの駅
ココがどれだけ混んだことか…

 ライブがちょうど2時間程度で終了。最後が「juice」なだけあり、みなさん興奮状態。場内では、規制退場の放送がされているのに、無視して帰る人もチラホラ。10分ほど待ち、退場が許可される頃には、スタジアム周辺は大パニック。まず、スタンドを降り、ゲートから出るのに20分。さらに、会場外から駅までの数百mが大混乱し、この数百mを移動するのに、1時間ちょっと。アストラムラインに乗れた頃には、すでにライブ終了1時間半後。紙屋町につき、ホテルに戻った頃には11時になっていました。あまりの時間のかかり具合に、ライブの熱も冷めてしまいました。

<ビッグアーチ豆情報>

 広島ビッグアーチ、並びにアストラムライン・広域公園駅前の周辺には、2002年当時はコンビニを含めて店らしい店はない。そのため、軽食などは事前にどこかに買っておかないと後々後悔する。また会場周辺にはホテルも全くなく、多少戻らないといけない。そのため、ライブ終了後の混雑を回避することはなかなか難しい。