B'z LIVE-GYM 2017-2018 ”LIVE DINOSAUR"
at 京セラドーム大阪(2018.02.03)

 私にとっては、2015年7月のEPIC NIGHTツアー以来のB'zのライブ。なので、約2年7か月ぶりとなります。気づけば2001年以来、もう17年目になりますが、これまでのライブ経歴を眺めてみても、1~2年間隔で参加していたことを考えると、ここまで空いたのは初めてかもしれませんん。

 いつも通り、KSパーク・ドームの駐車場に朝9時に駐車し、一日、大阪巡りをしてからの参戦。グッズ購入も15頃には完了し、人も多いし、さすがに開演したとはいえ、2時間も待つのもなんなので、しばし1時間程度、車中で休憩を取りながら、16時頃に会場入り。

 今回は、FC優先も外れ、一般のe+なんかも外れていたので、半ばあきらめていましたが、半月ほど前に知人のB'zファンがチケットが余っていると譲ってくれたので行けることに。とはいえ、ぴあでの一般チケットなので、一塁側上段スタンドの位置で、ステージからだとちょうどななめ45度といった感じ。確か2005年のCIRCLE OF ROCKの時もこんな感じの角度だったと記憶しているけど、上段スタンドに上がる階段を登ったこと自体が初めてな記憶なので、下段スタンドだったのかな?。確かにステージまで遠いけど、結構上から眺める形なので、ライブ全体の演出を見るにはそんなに悪いとは思いませんでした。

セットリスト

 ステージは背面に大型の液晶が5枚と両サイドに2枚ずつという、まあ普通な感じ。座席の並びを見る限り、移動ステージはなさそうで、アリーナ―後方も後ろまでお客さんを入れているし、両サイドもそんなに余裕はない感じだったので、移動系やセンターステージはなさそうなのは予想が付きました。

 いつもならBGMの音楽が大きくなって始まるイメージが強いのに、今回は5分前のまもなく開演のアナウンスでBGMが止まり、照明もほぼほぼ暗転。なんかいつもとは違う雰囲気を感じます。

 よく耳を澄ましていると生き物の鳴き声が聞こえる感じ。なんか、松本さんのソロツアーの雰囲気にも通じるところがあります。予想通り、スクリーンに映像が映し出されその流れでスタート。

01.声明

 正直、松本さんが十字を背にFinal Pleasureの時のようにお客さんバックで登場してきたのはスクリーンを見ていて分かったのですが、稲葉さんを発見するのにすごい時間がかかりました(たぶん、1番サビぐらいまでどこにいるか分かりませんでした)。シェーンの後ろの演説台みたいなところで歌っているのを気づいて、「声明だからね」と納得。ちょうど私の座席の位置が、照明用の動くトラスと稲葉さんの位置が重なっていて気付かなかったようです。

 個人的にはDinosaurで始まると思い込んでいたのでちょっと裏切られた感じ。でも、いきなり盛り上がるには悪くないよね。

02.CHAMP

 イントロからしてすぐ分かるこの曲ですが、1~2曲目の贅沢さはすさまじいですね。にしても、生でこの曲を聞くと、ほんと稲葉さんのボイスに感動です。

 CHAMPが終わり、恒例のお言葉はスクリーンに映し出された恐竜とのかけあい。正直、グダグダ感があったかな。

03.孤独のRunaway

 「B'zのLIVE-GYMにようこそ!」からの「Just Runaway~♪」に思わず、「うわぁぁぁ~」という声がこぼれちゃいました。

 確か、どこかでライブで聞いたような…と思ったら、2008年のPleasureツアーですね。

04.ハルカ

 何気にライブで聞きたいなぁと思っていた曲。やっぱりカッコよかったですね。

05.ルーフトップ

 ノリノリからのロックバラードチューン。こういう曲って、ホントライブで栄えます。

06.FIREBALL

 おっと、かなりのお久しぶり感のあるナンバー。私的には2002年以来ですか。

07.MOTEL

 こちらも私的には2003年以来ですか。というか、この曲のイントロって、他の曲と間違えそうになるんですよね。

08.赤い河

 MOTEL終わりからのSE。コアなファンの方はこの時点で気づいていましたが、いやいや、まさこの曲をライブでやるとは…。いや、好きなんですよこの曲。ただ、曲が始まるまで1分40秒もあるので、そういう意味でも有名な曲なのですが、こういうところからファンへの思いを感じますよね。

09.SKYROCKET

 「今日は節分ですよね~」という稲葉さんのMCから、「縁起のいいギターの音で福を呼びましょう」的なところからSKYROCKETへ。手拍子ありコーラスありで、定着すると人気出そうな曲なんだけどな。

10.それでもやっぱり

 このあたりから、「今回もアルバム曲しっかりやってくれるなぁ」という印象を持ち始めます。まあ、前回のEPIC NIGHTあたりからその傾向ですよね。

11.愛しき幽霊

 稲葉さんがステージ下手に移動して何を始めるのかなぁと思ったらこの曲。何だよ、あっちだけかよ!と思ったら、上手側には松本さんが移動してきました。にしても、こういうテイストの曲をB'zのライブで聞けるというのはいいですよね。このあたりは、稲葉さんのソロツアーの流れを汲んでそうな感じはしますね。

 その後、スクリーンにはステージ下の歩きながら移動するカメラ映像が。あれこれ進んだ後に、松本さんと稲葉さんの着ぐるみを被った人物がいて、ツアーのマフラータオルを振り回している。まさか、これがのちのちに繋がろうとは…。

12.弱い男

 しばらく、弱い男の頭の「デデン!」で稲葉さんが遊び始める。「ツアーが始まった頃は、こんな感じじゃなかったんですけどね…」とも。

 ただ、さすがにアルバムの中でも個性的な曲だけに妙に盛り上がります。

13.Purple Pink Orange

 弱い男からの落差の激しさが凄いです。ただ、この曲をやるということは、このあたりでアルバム曲の区切りがつきそうな予感…。

 ここでメンバー紹介入りましたが、それぞれ掛け声だけで終わります。

14.イチブトゼンブ

 イントロが聞こえた瞬間に、ある意味この日一番の歓声。やっぱり、最近の人にとっては、この曲が代表曲なんですね。

15.DIVE

 イチブトゼンブからの流れでそのままDIVEへ。何だろう、ようやくB'zのライブだぞ!って感じの盛り上がりになってきます。

16.Dinosaur

 DIVEが終わり、さあ次はどんなノリノリで来るのかな?と思っていたら松本さんのソロへ。この時点で、「あっ、そうだよ、あの曲してないよ!」ってピンときました。

 曲が始まったところで会場が一気に明るくなって、DINOSAURのパボットが登場。

17.King Of The Street

 稲葉さんがタオルを準備し、ってことはあの曲だよね!?と思っていたらのまさかの展開!。いやいや、そりゃコアなファンほどそう思うってさ。でも、これはこれは大盛り上がり。

18.フキアレナサイ

 ステージ中央に巨大な扇風機が登場し、ん?何だなんだ!?と思っていたところ、稲葉さんが「もっとフキアレたいだろう!」。いやあ、ごめんなさん、全く死角でした。しかも、原曲ってギターよりもストリングスの方が目立つ感じになっているので、ライブでのギターメインな感じだとちょっと雰囲気がまた違います。これも人気出そうですね。

19.Still Alive

 たぶん今回のライブのシメはこれだろうなと思っていたらその通りでしたね。ROCK IN JAPANの盛り上がりを見てもそんな感じしましたもん。ただ、この曲ってイントロのことがあるので、盛り上がる曲の流れではやりにくいんでしょうね。なので、MC挟んでの流れでしたね。

 ロッキンだと「Hi!Hi!」の掛け声で盛り上がっていたのですが、あまり私の周りではその感じが無くて、いささか盛り上がりに欠けましたね。定着してくるとまた違うんでしょうが…。

◆アンコール◆

20.ultra soul

 なぜか今年はやりそうな予感がしていたウルソ。ただ、ライブ終盤に登場するのって実は結構久しぶり。なんていうか、ウルソ×京セラドーム=ジャンプするなよ感がありますから、妙なハラハラ感があります。

21.BANZAI

 今回のツアーのシメはBANZAI。個人的には久しぶりにjuice来るかなぁと思ったんだけどなぁ。そして、BANZAI×京セラドーム=CIRCLE OF ROCKの時のFINALの旗のイメージがあるんですよね。

感想

 やはり、前回のEPIC NIGHTあたりからライブ構成が変わった感じがありますよね。結局、アルバムでやらなかった曲は1曲だけですからね。その関係もあって、昔はバラード曲は中盤しかなかったけど、最近は結構ブロックごとで構成される感じがありますからね。そして、その中にも孤独のRunawayや赤い河といったコアなファンへのサービスも含まれているのが嬉しい所です。

 また、弱い男のイントロで遊んでいるところなんかを見ても、やはり今のメンバーのバンドとしての雰囲気の良さを感じますよね。何気にシェーンも17年ですか。

 一方で少し気になったのは、ライブの途中で座る人が結構多いということ。まあ人それぞれなのでいいんですけど、これまで経験したライブの中で一番多かったのでちょっと戸惑いました。もちろん、今回一番遠いスタンド上段だということで、コアなファンというよりもB'z来るなら行ってみようかみたいな方が多かったというのもあるのかもしれませんが…。今までも松本さんのソロに座るとか、バラードで座るとかありましたけど、ノリのいい曲でもそうですから…。

 しかも、私の隣のお兄さんがそんな感じで、それはそれは戸惑いました。ただ、目の前のお姉さんがメッチャコアなファンっぽくって、しかもかなりノリノリだったので、私も気にせずノリノリで行きました。そういった意味では、ある程度FC優先で撮れた方がいいんだなぁとちょっと感じました。

 あともう1つは規制退場無視があまりにもヒドかったこと。確かに、新幹線や帰りの時間などの関係でちょこちょこフライングで帰ったりするのは以前からあったのですが、今回は普通に「規制退場です」とアナウンスしているのに無視して帰る人が多かった。まあ、これもあまりライブ慣れしていない人が多かったからかもしれませんが、かなり多かったです。スタンド上段なんて半分ぐらい帰ろうとしてたもんな。しかも、全然人が流れないので、「なんでこんなに動かないの?」って話している声も聞こえてましたが、いやいや規制退場だから出口閉められるから出れないのは当たり前だろって…。ちょっと後味悪かったですね。