カメラ運用と今後の展望2017 (2017.04.30)
実は、以前には年末恒例の「今年のカメラ生活を振り返る」シリーズでこのネタもある程度記載していたのですが、昨年末がそれほどこのネタを記載していなかったし、ここにきて、私のスタンスも変化してきたので、このGWのタイミングで書き留めておきたいと思います。
ついにAマウントは限定使用へ
まあ今さらと言えば今さらなのですが、ついにAマウント機をサーキットでのマシンの撮影に限定する運用に絞り込みました。
昨年末の時点で、写真のようにAマウントレンズを5本保有していました。
が、この春で、サーキットで使用する超望遠レンズ150-600mmだけ残し、ナナニッパや純正の70-400mm、16-50mm F2.8、18-35mm F1.8さえも売ってしまいました。
というのも、やはりいずれの4本のレンズももう使わなくなってきたというのがすべてです。
ナナニッパは、2016年5月のモデル撮影会以来使っておらず、70-400mmも同じく2016年5月に150-600mmを手にしてからお留守番状態。16-50mmはF2.8と貴重なレンズだけど、APS-Cサイズのレンズだし、最近、あれこれ撮影していても、標準域でのF2.8の必要性を感じない。たぶん、2016年は一度も使ってないんじゃないかな?。
18-35mmもF1.8という神レンズではあるけど、35mm換算でいえば27-52.5mm。55mm F1.8ならFEマウントで単焦点であるし、28mm F2.0も近々購入予定。それに、先ほどのF2.8と同じ話で、最近はボディ側の高感度耐性が強くなったので、標準域ならそんなにF値稼ぐ必要もないかと。
実は、去年のうちからそう思っていて、「いつ手放そうか…」と思っていたところなので、どちらにしても時間の問題でした。
なので、もう私はこのα77Ⅱ+TAMRON 150-600mmの組み合わせしか持ち合わせていないことになっちゃいました。
このサーキット仕様を今後どうするか?
ここまでAマウントを削ぎ落してくると、そもそもAマウントを継続して使っていくのか、それとも他のボディ&マウントに乗り換えるのか、という選択肢が出てきます。
①Canonへの乗り換え
もし、乗り換えを考える場合、最有力なのはCanonのEOS 7D Mark.IIとTAMRON 150-600mmの組み合わせ。7Dm2は、発売からそこそこ時間が経過して、新品で購入しても10万円台の前半で購入できる。プロも使用しているし、実績は文句なし。何気に、昨年レンタルをしてみて実際に使ってみた感触も悪くない。
2016年S耐で試した7Dm2と150-600mmの組み合わせ
それに、レンズはもはや150-600mmは手放せない感じ。Canonとなると150-600mmだとTAMRONだけでなく、SIGMAもあるけども、何となくTAMRONの方が良さそう。テレコンも登場したので、2輪でもうちょっと望遠が欲しい場合にも対応できそう。
②Aマウントを続投
では、どのタイミングで乗り換えを考えるべきなのか。
すべては、α77Ⅲ(仮)の登場次第だろう。
普通に考えれば、モータースポーツのような動きの速い被写体を撮影するのであれば、EVF機よりはOVF機の方が優れているのは否定できない。ただ、私自身、この5年近くでEVF機に慣れてしまっているので、昨年7Dm2を使っていても、不満点が無かったわけではない。それに、今のα77Ⅱでも十分撮れてしまっているという事実もある。
ただ、EVFの遅延については、α77Ⅱも改善の余地があるので、その点を考えれば、α77Ⅲが登場するのか、登場した場合にEVFの性能とAF性能がどうなるのか、という2点が注目ポイントとなるのは間違いないはずだ。
一方でボディだけでは撮影できないという事実
その一方でもう1つ考えなければいけないのがレンズだ。
というのも、SONYはα99Ⅱこそ発表したとはいえ、新しいAマウントレンズはほとんど登場させていない。
そうなると、サードパーティー製が気になるところだが、実はこちらも軒並みAマウントレンズは出さないという傾向がここ数年鮮明になっている。今のところ、150-600mmであれば、TAMRONが発表はしているものの、実はテレコンは発表していない。そして、今後はTAMRONすらどうなるか分からない。そう考えると、α77Ⅲが仮に登場してきたとしても、注意をする必要がありそうだ。
③サーキット撮影もEマウントで
あともう1つ、可能性としてあるのは、そもそもサーキットでのマシン撮影すら、Eマウントで対応しようというところだ。
現状、Eマウントでマシン撮影を行っていないが、それは、ボディのホールド性等もあるが、一番はレンズ側の問題が大きい。私の今のスタイルだと、最低でも400mmは必要であるという点と三脚座を使って一脚での撮影をするという点の2つで、Eマウントでの撮影はなかなか難しかった。
ただ、ここにきて、一気に流れが変わってきた。
そう、α9と100-400mmの登場だ。
α9は他社のフラッグシップ一眼レフ機をも凌駕するハイスペックを持っていて、スペック上ではモータースポーツ撮影も十分可能なはず。
さらには、不十分とされていた望遠レンズも新たに100-400mmが登場した上に、1.4倍および2倍のテレコンバーターにも対応したことで、800mm F11まで対応出来るようになり、レンズ面の課題もクリアになりつつある。
こういったものが登場してくれば、すべてEマウントで完結する日も来る可能性はある。
そうなれば、もはやEマウントとAマウントを仕分けする必要はないのかもしれない。
いや、そもそもAマウントの存在意義はますます無くなりそうだ。
カギは、次機APS-Cマシンは、α77Ⅲか?α7000か?
こうなってくると、やはり気になるのは、次に登場するAPS-C機がα77Ⅲが登場するのか、α9のAPS-C版なのか、というところに集約されそうだ。SONYがフルサイズ重視をしている現実があるが、モータースポーツ撮影では、望遠性能の面から未だにAPS-Cの方が有利だというのは言うまでもない。
α9が登場した今、そのAPS-Cサイズ版が出てもおかしくない。正直、ここ最近のSONYはAPS-Cを軽視している傾向があって、フルサイズや1インチセンサーに対して、APS-Cセンサーは出し惜しみをしている感じ否めないんですよね。裏面照射もまだだし、積層型もまだ。縦位置グリップ対応もまだだし、α7000もしくはα9000みたいな名前で出てきてもおかしくは無いんですよね。
一方で、α77Ⅲは登場するのか。α99Ⅱのことを考えれば、α6500と同等の像面位相差AFとのハイブリッドAFになるんだろうけど、正直、α9を見ると、「それって十分Eマウントで出来ますよね?」ってなりそうなんですよね。α99Ⅱとα9は、画素数の面で差別化は出来るでしょうが、α77Ⅲとα7000となると、差別化はかなり厳しいでしょうね。
普段使いは完全にEマウント
私がEマウント機を初めて購入したのが、2014年12月。
あれから2年半で、まさかメイン機がEマウントになるとは全く考えていませんでした。どうして、2年半で一気にこうなってしまったのかには、いくつか理由があります。
①ボディの性能向上
私のEマウント機としては、NEX-5T ⇒ α6000 ⇒ α6300 ⇒ α7Ⅱという流れになっています。その中でも、最大の貢献度は間違いなくα6000でしょう。とにかく、あのAFエリアの広さとAF速度は完全にミラーレス機の概念をひっくり返してしまいました。AFエリアの広さって、ホント、ミラーレス機の画面全体というのに慣れると、もう戻れなくなります。しかも、顔認識も十分追従する上に、α6300からは瞳AFがAF-Cで追従するようになった。しかも、レンズ側のフォーカスロックボタンに割り当ても可能。このあたりだけでも、完全にEマウントがメイン機になってしまいます。
もちろん、Eマウント機とはいえ、ボディのサイズからホールド性が悪かったり、バッテリーの持ちが悪かったり、縦位置グリップが無いなどの不満点はありますが、それらの欠点を超越するメリットがあるというのが、Eマウント機の強みですよね。
②とにもかくにも、小型軽量は”善”である
これはホント、そう思います。カメラマンの常として、あれこれボディやレンズが増えてくると、荷物が増えてくるというのが一番の悩みなのですが、Eマウント機は何もかにも全体的にAマウントと比べて小型軽量。もちろん、それ故にホールド性など犠牲になる部分はあるにしても、やはりそのメリットは大きいです。
特に、サーキットなんかに行くと、歩く距離がハンパないので、少しでも荷物を減らしたい。なので、やっぱり小型軽量は良いことなんですよね。
③何気に揃っているEマウントレンズ
以前は、「Eマウントレンズはまだまだ揃っていないから…」という時代がありましたが、今やそんな感じはありません。むしろ、Aマウントユーザーがうらやむレンズラインナップになっているという事実があります。
例えば、F4通しのレンズ群。APS-Cで広角と標準、フルサイズで広角・標準・望遠の小三元が揃っていますが、これって、Aマウントには1つも無いんですよね。もちろん、大三元の存在も大事なのですが、ボディバランスと価格の面から、この小三元の存在って大きいですよね。それでいて、写りもそこそこいい。標準域はEもFEも評価が厳しいですが、下手なレンズよりはいいと思いますよ。
あと、単焦点もいい具合に揃ってきたし、魚眼系も結構簡単に楽しめる。あとは、望遠レンズですが、現状70-300mmが登場し、ナナニッパ+2倍テレコンで400mmまで対応。この夏には100-400mmも登場するので、よほど望遠系の単焦点以外はバッチリ揃ってしまいます。
これからのEマウントボディの運用
気付けば、APS-C機とフルサイズ機の両方を手にしてしまった私。現状、α6300とα7Ⅱが両フラッグシップとして存在し、たまにスーパーサブでα6000を使うという感じです。NEX-5Tも使えなくは無いのですが、やはり操作性やUIの問題と像面位相差AFがまだまだ遅い時代なので、これはもう退いていただく感じになるかと思います。
フルサイズ:α7Ⅲ(仮)
個人的に、今一番欲しいとすればα7Ⅲ(仮)。私の要望としては、
・画素数は24Mのままでいい
・AFエリアを広げ、ほとんどの領域で像面位相差AF使えるように(せめてエリアとしてはα7RⅡ並に)
・AF速度は最低でもα6000ぐらい
・AF-Cでの瞳AFに対応してほしい
・連写は7コマ/秒以上
・全体的な動作をキビキビと
・撮影時にデジタルテレコンを使っても、データとしてはトリミング前のRAWデータが保存できるモード
とりあえずはそんなところですかね。欲を言えば、裏面照射化してほしいけど、それでかなり高くなるのなら、裏面照射据え置きでも構わないですけどね。これで、20万でお釣りが来るぐらいでどうでしょう?。
そういう意味では、α9やα7RⅡに行くということはまず無いでしょうね。そもそも、値段ももちろんではありますが、フルサイズ機に高速AF&高速連写は求めていないので、α7Ⅱの正常進化で私は十分です。百歩譲って、α7Ⅲの値段がα7RⅡよりも高いなんてことが起きちゃったら、もしかしたらα7RⅡに行くかもしれないけど…。
ちなみに、もしα7Ⅲが発売sされた場合、α7Ⅱは完全に下取り対象。現状ではα7Ⅱの買取り価格は9.6万円…ってことは、少なくとも10万円引きで買えるっていうことね。よしよし…
APS-C機:α77Ⅱを置き換えるα9のAPS-C版
一方で、APS-C機で言えば、α6500は悩みどころ。本音を言えば、α6500はスルーして、α7000が欲しい。私の要望としては、
・画素数は24Mのままでいい
・裏面照射型センサー
・α7Ⅱと同じボディ。縦位置グリップも対応。
もうこれぐらいかな。とにかく、今後Eマウントから望遠レンズが出てくるとすれば、望遠の面で有利なAPS-Cサイズのボディが否応でも必要になりますからね。正直、SONYはAPS-Cサイズに関しては、裏面照射型を投入しておらず、フラッグシップを出し惜しみしているのが本音。裏を返せば、α7000での性能アップの余地を十分に残しているというのが見え見えなんです。なので、ぜひここは出して欲しいですね。ただ、α6300⇒α6500と立て続けに発表したことで、すぐには発表するのはしづらいでしょうね。
そういう意味で言えば、ぜひα9の性能をAPS-C機に投入したモデルが欲しいですね。そうしてくれれば、α77Ⅱは売却して、完全にEマウント機に集約できるんですけどね。
万が一、α9の性能をAPS-C機に投入したモデルが発売されたら、α77Ⅱも手放してもいいかも。こうなると、現状でα77Ⅱの買取り価格は6.1万円…。
α6500はどうする?
何気にこれが難しいところです。
正直に言えば、私の中で、α6300からα6500への進化点ってそれほど大きくない。
ボディ内手ブレ補正は嬉しいけど、過度な期待は禁物だろうし、タッチ液晶もそれほど使わない。嬉しいのは、液晶をチルトしたときに、アイセンサーが過度に反応しなくなって、チルトして液晶モニターで撮影するのが楽になったぐらいでしょうか。
ただ、α6300からα6500になって、スペック的には同じと言われているAF性能ですが、実は進化しているという評判もあります。あと、バッファーはより強化されているし、動画撮影も強くなっています。
では、もしα6500を購入するとした場合、それ以下のマシンをどうするのか。
その場合の私のラインナップを考えた場合、
【1番手or2番手】α7Ⅱ or α6500 >【3番手】α6300 > 【4番手】α6000 > 【5番手】NEX-5T
となる。
まず、NEX-5Tは完全にお役御免的な感じ。過去には、スーパーサブ機としての位置づけもありましたが、α7Ⅱを購入したことで、Eマウント機としては5番手になってしまう。しかも、RX100m5が像面位相差AFに対応して、爆速AFになったことで、もはやRX100m5 > NEX-5Tなので、実質6番手。
となると、α6000もそう。まず、カメラを4台駆使して撮ることもないもんな。
このNEX-5Tとα6000を下取りに出したら、NEX-5Tが0.8万円、α6000が3万円で約4万円ぐらいにはなりそう。ってことは、α6500が約9万円かぁ…フムフム…悪くないなぁ…。
で、実は難しいのがα6300。つまり、3番手ポジションって要りますか?って話です。
私の普通の撮影は、だいたい2台体勢。もちろん、標準ズームと望遠ズームという感じ。そこに、3番手ポジションというのはどうなるかというと、広角ズームってこと。この標準・望遠・広角の3台体勢って、一番理想ではあるけど、実際にこういう撮影をするのって…結婚式ぐらいなんですよね。それ以外はまず無い。というか、3台ってそもそも持てないから、何処かに置いておいて撮影するいうスタイルになるんですよね。
もし、α6300を下取りに出したら、現状のα6300の買取り価格は、5.8万円…。こうなると、α6500が約7万円…あれ、RX100m5買ったのって、実質これぐらいの値段だったっけ?。
ちなみに、NEX-5T・α6000・α6300全部出したら、3万円ちょっと!?。マジかぁ…。
この際、レンズを断捨離!?
ここも、気付いたら一気に揃いましたね。
APS-C
・10-18mm F4(SEL1018)
・16-50mm PZ(SELP1650)
・16-70mm F4(SEL1670Z)
・18-105mm F4(SELP18105G)
・16mm F2.8(SEL16F28)× FishEye(VCL-ECF1)&UltraWide(VCL-ECU1)
・30mm Macro(SEL30M35)
ここは正直、高倍率ズームが欲しいです。一時期、18-200mmを購入していましたが、ちょっと世代が古くて、AFの挙動がちょっと変だったので売ってしまいました。個人的には18-150mmぐらいでもいいので、新型の高倍率ズームを出して欲しいですね。しかも、ぜひ防塵・防滴に配慮したモデルで。そうなったら、フルサイズの24-240mmは売っちゃうかも。
一方で、使用頻度が低いのが30mm Macro。物撮り用にいいかなぁと思って購入しましたが、実はほとんど使ってないんですよね。というのも、16-50mmのパワーズームのテレマクロで何気に十分なんですよね。なので、売っちゃってもいいかも。
ちなみに、30mm Macroを売るとなると、SEL30M35の買取り価格は約1.5万円。2万円で買ったレンズなので、これなら売っちゃおうかなぁ…。
フルサイズ
気付いたらメッチャ揃っている…
・24-70mm F4(SEL2470Z)
・24-240mm(SEL24240)
・70-200mm F2.8 GM(SEL70200GM)
・70-200mm F4(SEL70200G)
・70-300mm G(SEL70300G)
・55mm F1.8(SEL55F18Z)
・FishEye(SEL057FEC)
・×1.4 Tele Converter(SEL14TC)
取り急ぎ欲しいのは、フィッシュアイコンバーターを使うべく、28mm F2の単焦点。これは中古のいい出物が出たタイミングで買う予定です(実は先日いい出物があったのですが、どうしようかな…と悩んでいたら売れちゃってました)。
あと、×2.0のテレコンは、5月にレンタルで試してみる予定で、十分AFが使えそうだったら買おうかなぁと思ってます。これも、いい中古の出物があるといいんだけどなぁ…。
実は、ラインナップを見てもらえば分かる通り、広角レンズが揃ってない。広角レンズと言えばSEL1635Zがかなり評判がいいですし、F2.8の大三元レンズも噂されています。ですが、そんなに広角ってバンバン使うものでは無いし、広角をメインで撮影するなんて花火の時ぐらい。なので、これはもうAPS-Cの方に任せるという考え方でいいかと。
あとは、望遠系の単焦点である85mm F1.8や100mm STFもちょっと気になる。ただ、こういうのを使うとすればサーキットだけど、それらを凌駕する形でナナニッパのG Masterを買ってしまったので、そっちはスルーでいいかな。
ナナニッパG Master購入で変わる勢力図
先にも登場したように私が持っている望遠レンズは、
・70-200mm F2.8 GM
・70-200mm F4
・70-300mm
の3本。
この度、70-200mm F2.8 GMを購入したことで、そのポジション取りが大きく変わります。
というのも、ナナニッパに×1.4テレコンを装着すると、98-280mm F4になり、ほぼ70-300mmの焦点距離をカバーする。しかも、F値から考えればかなり有利になる。確かにレンズのサイズ感が違いますが、ナナニッパの方はインナーフォーカスだし、三脚座もある。もし、70-300mmにメリットがあるとすれば、そのサイズ感とテレマクロ性能ぐらい。といっても、テレマクロって、最近してないからなぁ…。しかも、何より、あんまりコイツの画質に私自身が納得してないんですよね。特に、開放で撮影すると結構甘いんですよね…。
となると、ナナニッパでの購入でもそうだし、さらに100-400mmを買おうものなら、70-300mmを売る理由には十分ありそう。というか、これ以上持っていても使わない気がする…。まあ、買うときから「70-300mmって必要なのだろうか…」って自分でも言ってたのになぁ…。
SEL70300Gの買取り価格は、約9.6万円。いやあ、コイツは70-400mmを買うときの軍資金として大きいぞ。
あと、もし100-400mm&テレコンでサーキット撮影も出来るよ!ってなると、150-600mmも不要になる。となると、TAMRON 150-600mmの買取り価格は3.6万円。
あと、かなり難しいのが70-200mm F4。正直、今の使用頻度が高いのは、サーキットでのPWやGWだけど、ナナニッパが来たことで、その役割は大きく減るはず。
ただ、写りは十分いいし、ナナニッパの2/3の重さというのも、それほど本腰ではないけど…という撮影には十分。特に、私の場合、安い55-200mmなんかを持っていないし、70-300mmをもし売ったりするのであれば、むしろサブ望遠として置いておくには悪くない。
まあ、今しばらく保留しておきましょう。
100-400mmの登場で、Eマウントでのサーキット撮影が可能か?
レンズで一番気になるのは、この度発表された100-400mmだ。
何故かというと、先のサーキット撮影が、Eマウントで出来るようになるのかの大きなポイントを握っているからだ。
正直、サーキット撮影が無ければ、先程のナナニッパにテレコンを付ければ、それ以上の望遠って必要無いのだろうが、サーキット撮影となると、400~600mmというレンズが必須になってくる。
そして、一番大きいのは、テレコンに対応しているというところでしょう。
Aマウントの70-400mmも実はテレコンに対応していたのですが、AF非対応だったんですよね。それが、AFに見事に対応してくれました。
ちなみに、
【×1.4テレコン】140-560mm F6.7-8
【×2テレコン】200-800mm F9.5-11
というスペックになります。
もちろん、このテレコン装着時でAF追従がどれぐらいのものなのか、という点が一番気になるところではありますが、もしこれが実用的なAFなら、わざわざ150-600mmなんて買う必要もなくなります。
こんなの、否応でも性能に期待してしまいます。
Aマウントの70-400mmも持っていましたが、70-400mmと150-600mmのサイズ感の違いって結構大きいんですよね。スペックを見る限り、ナナニッパとほぼ同じぐらいみたいだし、これはマジでいいよ。
唯一、気になるとすれば、開放F値が大きくなってしまうという点。特に私のように、サーキットでの撮影となると、フェンス越しっていう問題が時々出てくるので、あまり絞ってしまうと言うのはフェンスの写り込みの問題が出てくるんですよね。ただ、岡山国際で言えば、フェンス越しにするのって…ヘアピンぐらい?。でも、ここなら400mmもあれば十分だから、ナナニッパに2倍のテレコンでいいんじゃないか。それ以上は、フェンス気にならないもんな。
あと、個人的にいいなぁと思っているのは、SEL70200GMもそうなのですが、三脚座が外せること。三脚座あるあるなのですが、アレって使う時はいいんですけど、バッグに入れると結構邪魔なんですよね。なので、三脚座は一脚側に付けたままにして置いて…という使い方はアリだと思います。
【参考情報】Eマウントにレンタルの波が…
正直、あまり紹介したくない気もするのですが、3年前ぐらいから私がちょこちょこ利用しているのがカメラやレンズのレンタルサービス。いきなり買うのは何だけど、ちょっと使ってみたいとか、年に1回のここぞ!というときに利用するにはいいかと思います。
私が初めてレンタルを使ったのが3年前の春でしたが、その時は業界最安値の『レンタルボンバー』さんというお店がありました。私の場合、レンタルと言っても田舎なので店舗に取りに行ったり返しに行ったり出来ないので、配送での対応となりました。
しかし、レンタルボンバーさんからα77とNEX-6をレンタルして鈴鹿サーキットに行っている間に、メールで閉店のお知らせが届くという残念な感じでした。
それ以来、あまりソニー製のAマウントやEマウントを扱うお店があまり多くなかったのですが、ここにきて大分増えてきました。
カメラレンタルで検索をすると、何店舗か見つかります
まず、DMM.comのカメラ用品レンタルやレンタルカメラショップは、価格はそこそこでいいのですが、いかんせん、機材が古いです。SONYはα55やNEX-5(初代)で止まっていますし、Canonですら60D・Kiss X7止まり。なのでちょっと現実的では無いですよね。
続いて、マップレンタルさんやなんかはかなり金額が高くて、とても手が出せない感じです。
そんな中、私が見つけて、実際に使ったことがあるのが、この2社です。
ビデオエイペックス
ある意味、カメラレンタルの1つの目安とも言えるのがこの「ビデオエイペックス」さん。
このお店のいいところは、品揃えと妥当な価格でしょう。
標準的(!?)なCanonさんで言えば、ボディで言えば、X8iから80D、7D MarkII、6D、5Ds R、5D MarkIVと1D系以外は揃ってますし、NikonさんではD500からD7200、D5500、D3400はもちろん、D810A・D810・D800・D700・D610、そしてD4と一通りは揃ってしまっています。しかも、結構導入が早いので、発売直後に飛びつかないけど、ちょっと実機を使ってみたいというハイアマチュアの方にもいいと思います。
レンズも、大概のレンズは揃っている上に、Canonで言えば300mm F2.8、300mm F4、400mm F4、200-400mm F4エクステンダなんていう普段は到底購入できないような望遠レンズも揃っています。
Eマウントが日々拡充している!!
で、SONYユーザーの私としては、そんな様子を見ていて、「うらやましいなぁ…」と思っていたのですが、実はここにきてEマウントがかなり充実してきているんです。
特に、レンズはズームから単焦点まで、無いレンズを探すのが大変なぐらいのラインナップになっていて、もちろん、24-70mmや70-200mm、85mm F1.4のG Masterレンズはもちろんのこと、買ったらいくらするんだ(!?)というぐらいの動画撮影用の電動ズームレンズから、テレコンバーター、マウントアダプターまで揃っています。なので、Eマウントレンズでいきなり買えないけど、ナナニッパを使ってみたいとか、単焦点を試してみたいという人にはぜひオススメです。
さらに、つい先日までは、レンズはあるけどボディはなぁ…と思っていたのですが、α7RⅡが登場しています。昨年からα7SⅡはあって、昨年一度レンタルをしたのですが、このままの雰囲気だとα9なんかも…って密かに思っています。
実質使用日2日なら2泊3日でOK
最後にもう1つ、ビデオエイペックスさんのありがたいのは、到着日はカウントしないという点。つまり、2泊3日であれば、金曜日に到着して、土曜・日曜・月曜の2泊3日となり、月曜日に配送すればOKです。何気に、到着日を1日目としてカウントする店舗が多い中で、これはありがたいところです。
ネットショップ アットサービス
「アットサービス」さんのいいところは、やはり値段です。
例えば、私が以前借りたEOS 7D MarkIIの場合、3泊4日で6,800円。先程のビデオエイペックスさんだと、2泊3日で15,400円になってしまいます。取扱いのあるボディが少ないですが、もしこの店で取扱いがあれば、間違いなくビデオエイペックスさんよりも安いです。ただ、別途送料が必要になる場合もありますが、それでも全然安いです。
また、ボディよりも取扱いが比較的多いのはレンズで、CanonのEF 100-400mmが3泊4日で7,800円(Apex 12,800円)とやはりレンズも安いです。しかも、サードパーティー製のレンズも揃っていて、SIGMAだと100-400mmや150-600mmというのもあったりします。
ただ、残念ながら、ソニーという面で言えば、あまり品揃えが良くありません。ボディが1つとレンズが2つ。ただ、TAMRONの150-600mmのAマウントレンズがあったりして、私もそれをレンタルしたことがあります。
今後注目か?Rentio
で、今回記事を書いていて気になったのがRentioさんです。
2016年に登場してきたレンタル屋さんで、まだまだ取扱い店数が少ないのが現状ですが、他の店舗と違って、ミラーレスが比較的充実しているというのが違いでしょうか。
ソニーだと、α6000とレンズがいくつか…という感じですが、注目なのはSIGMAのマウントコンバーターであるMC-11のレンタルがあるんですよね。意外とこのMC-11を扱っている店舗が少ないので、ぜひ試してみたいときはここを利用してみたいです。