SONY / SEL200600Gを購入&使用レビュー
(最終更新日:2021.05.02)
元々、Boyakiコーナーやα9のページでも記載していたのですが、結構注目のレンズだと思うので、記事を整理しました。
にしても、私のページでカメラのインプレション紹介は度々掲載しているのですが、レンズだけで1ページ書いたのって初めてなんですね。
元々はパスするつもりだったSEL200600G
この夏にα9の導入に少し遅れて現場投入をしたのが、何を隠そうSEL200600Gです。
知っている人は知っていると思いますが、この200-600mm自体は、結構昔から噂は出ていました。それこそ、数ヶ月というレベルではなく、1~2年ぐらい前から「たぶん来るぞ」という噂は出ていました。
ただ、その段階では、全然買うつもりは無かったんです。
というのも、これまでマシン撮影に使っていた100400GMで事足りていたし、何よりもそれ以前に使っていた150-600mmから100400GMになったことでコンパクトになって、カバンでの収まりも良くなったんですよね。なので、いまさらあのサイズ感に戻したくないと思っていました。
ただ、その一方で、100400GMにも少なからず不満もあって、乗り換えたいなぁという思いもチラついていました。
SEL100400GMへの不満点
そもそも、100400GMっていいレンズなんですよ。写りもいいし、使い勝手もいいし。そして何より、私にEマウントでのマシン撮影を可能にしてくれた革新的なレンズ。ただ、不満点がいくつかあるんですよ。
テレコン使用時のケラレ
その1つは、テレコン装着時のケラレ。
あえて”周辺減光”とは言わず、”ケラレ”と書きますが、もうそれぐらいの雰囲気です。一様、RAW現像時に周辺減光の補正をかけて直していますが、減光というよりケラレレベルなのでなかなか厳しいです。厳密に言えば、個体差の問題もあるかもしれませんが…。100400GMを購入した当初はα6500との組み合わせだったので、クロップされるので問題にならなかったのですが、フルサイズ機で使うようになって特に目立ち始めました。
テレコン使用時の画質の劣化
もうひとつは、やはりテレコンを装着していくと画質が劣化するという点。特に2倍テレコンのテレ側の画質劣化が結構大きい気がするんですよね。
以前から感じてはいたのですが、特に今年の鈴鹿S耐のあたりで、あまりにも描写が甘くて、正直ボディ性能なども疑ったのですが、α7IIIでも当時購入してすぐのα6400でも同様の症状なので、これはもうテレコンの影響だろうなと。
実は、私のサイトの過去記事をよく見ると、ちょくちょく「テレコン装着時の画質がよくない」というコメントはしていたんですよね。ただ、ここ最近はサーキットでのマシン撮影もフルサイズ運用になってきたことで、よりテレコン装着が必須になってきたし、またカメラ側の性能が良くなってきたことで、2倍テレコンも使えるようになってしまった。さらに、サーキットではテレコンの付け外しは億劫になるので、付けっぱなしになりやすい。それが、この春に如実に出てきたと、私は感じています。
なので、やはり、本当は1.4倍テレコンまでで済ませた方がいいんだろうなという感じがします。ただ、そうなると今度は焦点距離的に厳しくなるんですよね…。
SEL100400GMの使用実績を冷静に整理してみる
やはり、今回、200600Gの必要性を冷静に考えてみるにあたり、現状の100400GMが私にとってどうなのかを冷静に整理してみることにしました。
サーキット使用が98%
まずは、私が100400GMをどこで使っているかというと、サーキットでの使用が実に98%に上ります。それ以外は、一度だけ仕事上のステージイベントを撮っただけです。
で、そのサーキット使用のほとんどは、当たり前のごとくマシンの撮影。実は2割程度ステージ系の撮影にも使っていますが、ほとんどが200mm以下、あっても300mm程度なので70200GMか1.4倍テレコンで十分済む話です。
テレコン装着が当たり前に
もうちょっと細かく見たときに、100400GMをオリジナルなのか、テレコン装着なのかを整理してみたときに、なんとオリジナルの使用は17%程度に過ぎず、ほとんどがテレコン装着が当たり前になっています。
その中でもマシン撮影に関しては、なんとオリジナルが3%に過ぎず、実に半分以上が2倍テレコン装着で使っているという実績に。これは、ちょっと私自身驚きました。
といっても、先にも述べたとおり、実際はサーキットでテレコンの付け外しが面倒なので付けっぱなしにしているケースがほとんどなので、こうなっているというのも事実。
実際のサーキットで使用する焦点距離は400~800mmあたりが多い
なので、実際にサーキットで私が撮影したデータを元に、焦点距離別に整理したのがこちら。
実際は、APS-C機だったり、フルサイズだったりしていますが、すべて35mm換算に揃えています(フルサイズでAPS-CクロップしたものもAPS-C機で撮影した場合と同様にフルサイズ換算で計算)。
こうみると、100-400mmでカバー出来ているのは実は10%前後しかありません。さらにいえば、600mmまで伸ばしたところで、4割程度にしか伸びないことが分かります。なので、実際にある程度押さえていこうと考えると、800mmクラスまで使えるようになって、やっと8~9割程度カバー出来るという話になるわけです。
実際、私が過去に撮影した撮影した感覚から、「これぐらいの焦点距離は欲しいよな」と考えると、こんな感じになるんですよね。
これを見てもらうとよく分る通り、やはり美味しいのは500-900mmのところにあるんですよね。それ見事に実績にも表れている感じがします。
この実績を元に運用をシミュレーションしてみる
では、せっかくなので、この実績を元に、レンズ運用を考えてみます。
100400GM×フルサイズ運用:2倍テレコン常用になりちょっと厳しい
まずは、すんなりと100400GMでフルサイズセンサーでカバーしようとしてみます。
すると、元々の集計と同じように、1.4倍テレコンを使っても3割程度しかカバー出来ず、最終的には2倍テレコンを装着したとしても、さらにAPS-Cクロップが避けられないという話になりそう。
これを見ると、このまま100400GMをフルサイズで運用するというのは現実的でないでしょう。
100400GM×APS-C/200600G×フルサイズ
では、10040GMをAPS-C機で運用するとどうなるか。ただ、よく冷静に考えてみると、100-400mmをAPS-C機で1.5倍クロップすれば150-600mmになるので、実は200600Gをフルサイズ運用するのとほとんど変わらない事になります。
こう見ると、おおむね1.4倍テレコンでどうにかなりそうな感じはします。どうしてもってなると、2倍テレコンを装着すればどうにかなるってことに。
200600G×APS-Cならテレコン不要かも
さらに、もし200600GをAPS-Cで運用すると、なんと9割近くがほぼほぼテレコン無しでいけます。ただ、300mmスタートになってしまうので、一部ではワイド端が足りない可能性も。といっても、この焦点距離はナナニッパやそのテレコン装着でどうにかなるし、そういう焦点距離自体もそんなに必要ないからな。
こうなってくると、どうやら
サーキットでのマシン撮影の母艦をAPS-C機にするのか、フルサイズ機にするのかが、
100400GMにするのか、200600Gにするのかに影響をしてくることになりそうです。
α9購入からフルサイズ運用という道を選択
で、ここで私が出した結論は、α9を導入して、フルサイズ機で運用していくという道でした。
理由はいくつかありますが、一番大きなことは、現状、APS-Cのフラッグシップが無い状況で、APS-C運用を進めるのは厳しいと判断したからです。ここで言う「フラッグシップ」というのは、電子シャッターを使ったブラックアウトフリー撮影とα9/7系の中央EVFボディのこと。やはり、今のα6xxxx系のボディは撮影がしにくいんですよね。それで、意を決して、α9購入に進み、そして200600Gの購入に進むことになります。
やっぱりデカい…
ということで、100400GMを手放して、200600Gに乗り換えました。
SNS上でも結構話題になっていた箱のデカさ。これだけ見ると分りにくいですが、ホントメチャクチャデカいです。それもそのはず、実はレンズとフードが別々に入っていたので、その分箱が大きくなっているんですよね。
私が使っている東洋リビングの防湿庫だとホントピッタリギリギリのサイズ。ただ、さすがにコレはデカい。
ちなみ、後で知ったのですが、レンズの頭を奥側にして縦向き(奥から手前向き)にトレイに載せると、マウント部分がトレイからはみ出てしまいますが、なんと扉がキレイに閉じます。たぶん、この方がいいですわ。
何気にバッグも困りますよ
そうなんですよね。一番、200600Gを購入して困るのが、このバッグの問題。
私がここ最近、サーキットでよく使っていたエレコムのGRAPH GEAR NEOなのですが、ボディに装着した状態でカメラ気室に入れると見事に飛び出てしまいます。あっ、でもコレならボディを外せば…何とか…と思ったのですが…
いや、無理ですわ…(T^T)
ボディ別でレンズだけでも入ってくれたら、だいぶん携帯性が良くなるんですけどね…。ってなると、横幅のあるバッグを探さないといけないかなぁ…。
ちなみに、こちらも私が最近サーキットで使っているバンガードのALTA RISE 43でちょうどギリな感じ。ギリというか、これにテレコン付けたら閉まるか怪しいレベルですけどね…。
で、新しく購入したManfrottoのPL-BP-R-310だと、そのままストンと入ります。この余裕を考えれば、2倍テレコン装着時でも入りそうです。
ただ、このバッグって実はクセモノで、スペックのママ性能を読むと失敗します。ザックリと書くとこういう感じで、実は一番最下部よりも真ん中辺が一番幅広で、それよりも上下に行くと幅が狭くなっていきます。さらに、赤い線が実は底側の幅で、こっちはこっちで結構しぼまれています。なので、実際は下部の切断面的には台形のような形をしています。なので、見た目以上に本当に入らないです。
そのため、写真のように中央に200600Gを入れると、両サイドの部分にはあまり幅荷物が入りません。なので、もしコイツを使うのなら、左右2つという仕切方の方がいいかもしれません。
とりあえず、左右分方式だと一様何とか入らなくは無いのですが、これ以外に財布だの電池だのコンデジだのおにぎりだの…と荷物が増えると途端に厳しくなります。もちろん、マシン撮影をしているときは200600Gを出しているし、PWやGWではナナニッパの方を出しているので、厳密に言えば、両方とも同時にバッグに収納するシチュエーションってそんなに多くないのですが、朝イチや夕方などの時は案外困ってしまいます。
さらに、このSUPER GTオートポリス戦は雨絡みだったこともあり、バッグを気兼ねなくアウトドアで使えるかどうかという点でも微妙でしたし、雨絡みとなると単純な機材以外にポンチョやレインカバーなども増えてしまい、絶対的に収納力が足らないのは目に見えていました。また、背負った印象としても、背面がフラット過ぎて背中が群れやすいというのもありました。
結果、たどり着いたBackLight Elite
そこに現れたのが、このMindshiftGEARのバッグでした。そのキッカケは、YouTubeで度々登場しているプロカメラマンの岡本さんのTwitter。
今日は娘と近所の水田にサイクリング♬
— TAKA_PHOTO (@okamoto_print) July 28, 2019
ついでに200-600テレコン試してきます♬#sony #α9 #fe200600g #canonndale #mindshiftgear #backlightelite45 pic.twitter.com/wiHGoGRPXZ
このツイートを見て、「そうか…、左右に2つに分ける方法があるのか…」と思ったのと同時に、このバッグカッコいいなぁと思って調べてみたら、完全に惚れてしまい、大阪で実物も見たりして結局買ってしまいました。
購入した状態で開けるとこんな感じ。中央に長玉を入れて、両サイドにレンズ等が入れられる感じになっています。
仕切板は上から下まで一本で仕切ることが出来、コの字にもなる厚い仕切板が2枚と、薄い仕切板が8枚入っています。薄い仕切板は、幅9cm×高さ12cm。で、写真見ていただいて分る通り、中央部分の仕切板がくの字に折れていますが、それだけ幅は狭いです。なので、中央部分にナナニッパを入れて、両サイドにレンズを入れて…というのは現実的に厳しいです。
で、私が岡本さんのマネをして、とりあえず仕切ってみたのがこちら。縦に半分にして、片方にSEL200600G+1.4倍テレコン+α9(エクステンショングリップ付き)がキレイに入ります。むしろ、レンズ下部にある黒いヤツは、このバッグのレインカバーが入ってますし、それでもまだα9上部に1cmぐらい余裕があるので、そこそこ余裕があります。
こういう無理矢理な方法も…
もちろん、サーキット内で運ぶことを考えたら、何かしら背負うバッグじゃないと厳しいのですが、私のようにサーキットに来るまで向かう場合、サーキット内での持ち運びは一脚に装着してそのまま持ち運ぶってこと多いんですよね。
そういった時に、むしろ問題なのって、車に戻った後にこの装備を何処に入れるのかってところ。もちろん、ちゃんとしたバッグに入れるのがいいのでしょうが、疲れ切っている状態でそんなこと面倒くさいじゃないですか。かといって、裸はトランクの中で、あちこち動くのでそれはそれで怖い。
なので、前々から、200600Gにボディを装着した状態で、そのまま入るような大きなバッグは無いのかな?と思ってたんです。
ただ、さすがにこのサイズのカメラバッグはあまりなく、あったとしてもビデオカメラ用だったりして、アホほど高かったりするんです。で、ふと思ったのは、「別に、カメラ専用のバッグに拘る必要はないんじゃないか?」と思ったわけです。
そんな中で、ようやく見つけたのがこちら。
・SK11 ツールバッグ ワイドオープン Lサイズ 幅約450mm STB-450
・TOHPO シートクッション 二層構造 リアルメッシュ ストッパークッション
バッグは、Amazonでアレコレ探した中で、横幅が45cmあるツールバッグ、いわゆる工具入れですね。ボストンバッグとかも考えたのですが、闇雲に奥行きが大きいとレンズが動いちゃうので、案外いいサイズ。
ただ、これだけでは緩衝材も何も無いので、さすがにレンズやボディを入れるのは怖いので、たまたまホームセンターのカー用品売場で見つけたシートクッションを、Uの字に折るように入れたら、これが思いのほかピッタリでした(実は、Amazonよりもホームセンターの方が安かった)。
何と、レンズフードを付けたままサクッとバッグの中に入れることが出来ます。これは撮影終わりでササッと片付けたい時には非常に便利。写真はテレコン未装着ですが、1.4TCぐらいだったら装着したままでもOKでした。
頑張れば、上部のファスナーも閉められます。「頑張れば…」というのは、実はこのがま口部にフレームが入っているので、上手く閉めないとボディやレンズフードと干渉してしまって、ちょっと閉めにくいです。
ただ、私としては車内に置いといて、車から自分の部屋までの持ち運び程度なので、ほとんど閉めないで使っています。
では、実際にサーキットでの使用感を紹介
α6400×200600G×1.4TC at スーパーバイクレース2019 岡山
全日本ロードレース選手権 2019 第6戦 スーパーバイクレース in 岡山
今年は、これまで2014年から連続参戦していた鈴鹿1000km&鈴鹿10Hをスルーした関係で、秋の4連戦初戦はスーパーバイクレース。しかも例年は9月末に開催されることが多いのに、今年は9月頭とちょっとイレギュラーな開催になりました。
まずは、当時のAPS-Cの実質フラッグシップだったα6400に200600Gの組み合わせ。2輪の撮影だったので、本当は2倍テレコンぐらい付けたい気分でしたが、よくよく考えたら200600Gに2倍テレコンとなると、α6400は像面位相差が効かないんですよね。地味に忘れていて焦りました。
性能を見るために、あえてシャッター速度はあまり遅くしませんでしたが、どうですが。
もう、いいでしょ、コレで!。
AFの早さは十分モータースポーツに耐えられる感じはするし、描写もバッチリ。そして、やはりインナーズームで取り回しがしやすいというのが、撮影にもいい方向に働きますよね。
強いて残念なのは、やはりα6xxx系のボディですよね。せめて、α7系ボディでAPS-C機が出れば…って、よく考えたらα7RIIIやα7RIVでAPS-Cクロップすればいいのか…。ちょっと、S耐の時にでも試してみるかな。
α9×200600G×1.4TC at OKAYAMAチャレンジカップレース
続いて、フルサイズ機としては一番普及機でもあるα7III。
OKAYAMAチャレンジカップレース Rd.4 SFJ&F4サマーフェスティバル in 岡山
岡山国際サーキットに脚を運び始めてかれこれ7年目ぐらいになる訳ですが、今回何気に初めての地方戦です。
岡山国際サーキットでは、4輪のチャレンジカップレース、2輪のロードレースがあるのですが…
100400GM時代から、サーキットでのフルサイズ機運用ならコイツが基本の選択肢になりますからね。
正直、チャレンジカップのマシンなので、車速もそんなに速くないし、まあ撮れるわなぁ…って感じですが、逆に言えば100400GM時代からの違和感は撮影していて全くないです。
こちらも作例少ないから、S耐のときにもう一度試してみるかな。
α9×200600G×1.4TC at SUPER GT 2019 オートポリス
そして、αのフラッグシップ機であるα9です。他も作例はありますが、せっかくなので、まずはSUPER GTのものをご紹介します。
SUPER GT 2019 Rd.6 AUTOPOLIS GT 300km
秋の4連戦の第2連戦目は、SUPER GTオートポリス戦。ある意味、秋の最大の山場と言ってもいいでしょう。
気付けば、今回でSUPER GTとしては昨年に引き続き、2回目となるオートポリスですが、やはり独特な雰囲気が気持ちが良いんですよね。
SUPER GT的には、α9とSEL200600Gの組み合わせは、このオートポリス戦が初陣でした。
実は、100400GM時代では、テレコン装着で描写が甘くなる分、どうしてもシャッター速度を速くしてしまいがちだったのですが、1.4倍テレコンで済むようになり、描写が良くなったことで、150-600mmを使っていた時代のように、結構シャッター速度を遅くして撮ってもいい感じに撮れるようになりました。
しかも、α9のブラックアウトフリーにより、流し撮りの際の追従性が良くなったので、それもスローシャッターを可能にした大きなメリットかもしれません。
このレースウイークでのマシン撮影での選抜率は47.1%。α7III×100400GM×2.0TCで挑んだSUPER GT 鈴鹿戦の選抜率が45.5%。「あれ?あんまり変わってないじゃん!?」って思うかもしれませんが、そもそも選抜したアタリの解像感が良くなった上に、シャッター速度を攻めて撮影した上でこの選抜率ですから。不満は無いですね。
あと、今回のオートポリス戦は雨絡みの撮影する身としては、なかなか大変なレースだったのですが…
こういう雨の時は、どうしてもレインカバーで覆って撮影をするのが必須になりますが、この200600Gのようにインナーズームだと全長が変わらないので、レインカバー装着しての撮影は非常に使い勝手が良くなります。100400GMもそうですが、超望遠のズームレンズはズーミングによる全長の変化も相当大きいので、大変なんですよね。
ちなみに、私が使ったレインカバーは、VANGUARDのALTA RCLというモデルです。
α9×200600G×1.4TC at SUPER FORMULA 2019 岡山
続いて、SUPER FORMULA。私が撮影するマシンの中では最も高速な部類に入ります。
SUPER FORMULA 2019 Rd.6 岡山
秋の4連戦の3レース目は、SUPER FOUMLA岡山戦です。今年で5年目の開催となる岡山でのSFですが、私的にはSF19になってから初めての撮影とあって、HALO搭載でどんな感じになるかちょっと楽しみでした。
事前の予報では雨予報になっていたのですが、当日が近づくに従って、徐々にギリギリ持つのか降るのかという天気に…
SFの初陣は、岡山戦です。
全然問題無いですね。さすがに1日目はなかなか体感的に速度に慣れずに追えないってのがあって、我ながら「さすがにSFは速いなぁ…」と痛感しましたが、2日目には目も体も慣れて、結構追えるようになって、シャッター速度も結構攻めました。
やはり、これだけ高速のマシンなので、ブラックアウトフリーで追えるというのが、撮りやすさと歩留まりの良さに繋がります。
α9×SEL200600Gは手ぶれ補正ONでイケる!?
ちなみに、SFの時は、ほとんど手ブレ補正はONにしていたように思います(SGT@オーポリの時はオフの方が多かった)。何か、手ブレ補正ONの時の方が歩留まりがいい気がするんですよね。気のせいかもしれませんけど…。
α7RIV×200600G×1.4TC at SUPER FORMULA 2020 岡山
元々、α7RIVでマシン撮影をするなんてことを考えて購入した訳では無いのですが、その可能性を感じてテスト撮影です。。
SUPER FORMULA 2020 Rd.2 岡山
秋の4連戦の3レース目は、SUPER FOUMLA岡山戦です。今年で5年目の開催となる岡山でのSFですが、私的にはSF19になってから初めての撮影とあって、HALO搭載でどんな感じになるかちょっと楽しみでした。
事前の予報では雨予報になっていたのですが、当日が近づくに従って、徐々にギリギリ持つのか降るのかという天気に…
本来だとSFで撮影をすれば良かったのでしょうが、さすがにSFで試す勇気がなかったので、SFLでのテストです。
手ぶれ補正をONにしてはいけないα7RIV
ここで紹介した写真はいいものばかりを選んでいますが、実はこの日の前半はα7RIVでの歩留まりの悪さに悩んでいました。もちろん、α9のブラックアウトフリーに慣れてしまったことでの、α7RIVのメカシャッターの違和感もあるのですが、どうにもそれだけではない感じでした。
で、アレコレと試してみた結果、問題は手ぶれ補正だということが判明しました。
改めて、写真選抜をしたあとにその選抜率を計算したら、手ぶれ補正ONとOFFの差は歴然でした。なので、手ぶれ補正をOFFに設定してからは、歩留まりも上がりだいぶん良くなりました。
ただ、実はα7RIVをマシン撮影に使うことを考えたのは、フルサイズの840mmでは届かないところでAPS-Cクロップを使いたかったから。そういう超望遠の場面で、手ぶれ補正が使えないというのは、さすがにそれはそれで歩留まりが落ちちゃうんですよね。そこが何とも悩ましいところです。
α6400×200600G×1.4TC at スーパーバイクレース2021 岡山
そして、最新の2輪撮影チャンスだった2021年の全日本ロードレース。
2021 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦 スーパーバイクレース in 岡山
まだまだ続くコロナ禍の状況で、春のSUPER GT岡山戦から約5ヶ月ぶりの本戦は、全日本ロードレース。
岡山の全日本ロードって、秋開催ということで雨絡みになることが結構多くて、昨年の2020年は台風で開催そのものが中止でした。
狭い岡山国際サーキットですら、超望遠を必要とする2輪レース。
以前は、2輪=APS-C機という印象すらありましたが、200600Gに1.4TC装着でいけば、案外2輪でも狙えます。しかも、α9のAPS-Cクロップが、画素数は落ちるものの、打率的には申し分ないので、この方が案外いいです。
撮影の様子を動画にまとめているので是非参考にご覧下さい。
桜 at JR山陰本線・大岩駅
マシン撮影以外の撮影もせっかくなので紹介しておきたいと思います。
桜 2020 at JR山陰本線・大岩駅
2020年の桜シリーズの第4弾は、こちらも県東部の桜の名所として、さらには撮り鉄の方々にはとても有名なJR山陰本線の大岩駅です。
実は、久しぶりに津山城とか念願だった醍醐桜を撮りに行きたいなぁ~とも思っていたのですが、自粛ムードと自宅待機が全国的にも言われる中だったので、出来るだけ身近で済ませることにしました。
本来鉄道撮影でこれだけの超望遠を持ち出すというのはどうなんだろう?とは思うんですけどね。
ただ、もちろんマシン撮影に耐えられるぐらいのレンズなので、鉄道撮影にも十分耐えられる感じです。むしろ、さすがにこれだけの超望遠になると、天気による空気の揺らぎとかの方が問題になっちゃいますね。