MindShiftGEAR / BackLight Elite 45Lを購入&レビュー
(2020.02.22)

(最終更新日:2021.01.16)

 いやあ、とんでもないバッグを買ってしまいました…。

SEL200600Gが入るバッグが欲しい

 2019年の夏に満を持して投入したSEL200600G。

 Eマウントレンズの中で、最も望遠であり、サーキット使用に最適とも言えるこのレンズ。大変、購入に満足しているいいレンズです。

 ただ、その一方で、最大の問題なのがカメラバッグ問題。一言で言えば、200600Gをカメラを装着したまま収納できるカメラバッグが非常に限られるという話ですよね。

ELECOM / GRAPH GEAR NEOでは入らない

 SEL200600Gを購入するまでの100400GMを使っていた時代にサーキットでメインバッグとして使っていたのは、ELECOMのGRAPH GEAR NEO

 このバッグのいいのは、2気室で上部に小物を入れることが出来るポケットがあることと、生地が頑丈で、サーキットのようなアウトドアで使っていて、少々の汚れや雨にも気兼ねなく使えるという点。

 ただ、このエレコムのバッグに200600Gを収納しようと思うと、そもそもレンズだけの状態でもバッグから飛び出してしまうぐらい大きいんですよね。なので、必然的に新しいバッグを用意する必要が出てきました。

Manfrotto / PL-BP-R-310は微妙だった…

 そこで、昨年購入したのがManfrottoのPL-BP-R-310というバッグでした。

 それまでの2気室型のバッグでは、出し入れにも限界を感じていたので、背面からガバッと開けられるタイプで、しかも上部からのアクセスも可能なバッグ。そして、デザイン性もよいバッグということで、このモデルを選びました。

 そして、実際にサーキットに投入をしたのは、2019年9月のSUPER GT オートポリス戦でした。そうすると、いくつか問題点が見えてきました。

 確かに、背面からガバッとアクセス出来るので、200600Gにカメラを付けた状態のままでガサッと収納することが出来ます。ただ、私の場合は、このレンズにナナニッパ+縦位置グリップ付きのボディを持っていくというのが通常のスタイルなのですが、見た目よりも案外収納力が乏しいんです。

 とりあえず、左右分方式だと一様何とか入らなくは無いのですが、これ以外に財布だの電池だのコンデジだのおにぎりだの…と荷物が増えると途端に厳しくなります。もちろん、マシン撮影をしているときは200600Gを出しているし、PWやGWではナナニッパの方を出しているので、厳密に言えば、両方とも同時にバッグに収納するシチュエーションってそんなに多くないのですが、朝イチや夕方などの時は案外困ってしまいます。

 さらに、このSUPER GTオートポリス戦は雨絡みだったこともあり、バッグを気兼ねなくアウトドアで使えるかどうかという点でも微妙でしたし、雨絡みとなると単純な機材以外にポンチョやレインカバーなども増えてしまい、絶対的に収納力が足らないのは目に見えていました。また、背負った印象としても、背面がフラット過ぎて背中が群れやすいというのもありました。

 なので、やはり、新しいバッグを…ということになった訳です。

当初の候補はLowepro / Whistler BP 450 AW IIだったのだが…

 改めて私が求めたサーキットでのバッグの条件は次の点でした。

 ①~③は収納力ですが、⑤は地味に大きい。やはり私の中ではELECOMのGRAPH GEAR NEOに慣れてしまったことで、やはり2気室というか、小物が収納出来てササッと取り出せるポケットが欲しいんですよね。そうなるとやはり2気室バッグのように上部にポケットが欲しいってことになるんですよね…。

 そこで、いろいろ探していた中で真っ先に候補に上がったのは、Loweproのバッグでした。

 実は、昨年の夏の200600Gを買う段階から候補に上がっていたバッグの1つ。このバッグの良さは、基本的なカメラ収納部とは別に上部に収納スペースがあること。厳密に言うと、仕切られているという感じだけど、これは本当に個人的には嬉しい。そして、元々、アウトドアカメラマン向きに作られているだけあって、生地が頑丈だし、雨にも強いということ。何なら、レインカバー無しでホースで水をぶっかけている動画もあるぐらいです(もちろん過信は禁物ですが、下手なバッグよりは大丈夫そう)。

 あとは、背面に大きな収納ポケットがあって、ここが荷室と別になっているので、気温が上がって脱いだ上着とかや濡れてしまったポンチョとかを入れるには良さそうだし、結構大きいので、昨年の秋に購入をした折りたたみ椅子を入れることが出来そう。そうなると、サーキットではPWやGW待ちのときに椅子に座れるからメッチャいいと思うんですよね。

 懸念材料としては、ドリンクホルダーがちょっと特殊形状だというところと、一脚を収納しづらそうということかな。

 正直、ほとんどこのバッグで決めていました

伏兵として現れたマインドシフトギア

 そこに伏兵が現れます。そのキッカケは、YouTubeで度々登場しているプロカメラマンの岡本さんのTwitter。

 このツイートを見て、「そうか…、左右に2つに分ける方法があるのか…」と思ったのと同時に、このバッグカッコいいなぁと思って調べてみたわけです。

 こちらでも紹介されていますが、元々ネイチャー系に強いMindShiftGEARの中でも、極限の環境でもストレス無く快適に使用出来るように素材から設計されているモデル。防水ファスナー・防水素材で雨には強いし、何よりウエストベルトは外せるらしい。しかも、見た目的に上に大きいように思えるけど、実は上蓋の収納部も取り外し出来るので、実際はそこまで大きくないような気がします。ドリンクホルダーもあるし、一脚を装着したりするのも、Whistlerよりもこっちの方が良さそう。

 しかも、あとで気付きましたが、昨年のCP+の動画で岡本さんがこのバッグ紹介されてました。

 英語表記ですが、こちらが結構詳しく紹介してくれています

 ただ、如何せん、問題なのは値段ですよね。さすがに5.5万円ってのはためらってしまいますよね…。

 それでも、どうしてこのカメラバッグを買ったのかというと、やっぱり惚れてしまったから。先のWhistlerの方でも十分使えたとは思いますが、ここまで来たら、カッコイイやつ使いたいじゃないですか!。もうそれだけですよね。

 とはいえ、高いのは高いバッグ…ということで、ちょうどau PAYの20%還元とかがある時期だったので、それらを駆使して…とも考えましたが、なかなか扱いの少ないバッグだし、通常の量販店だとそもそもの値段が高かったりするので、結局、楽天でお買い物のマラソンでメッチャポイント還元するように購入しました。

では、いざ開封!

 一様、大阪オートメッセに行った帰りに梅田のヨドバシカメラで実物を見てから購入しましたが、ああいう店頭って盗難防止用にチェーンで繋がっていたりして、細かいところまでは案外見えてなかったりしてるんですよね。こう見ると、さすがに結構大きいです。

 背面はこんな感じ。このバッグ、言葉ではなかなか伝わらないと思いますが、背負い心地がとてもいいです。たぶん、私が今まで買ってきたバッグの中で一番だと思います。

 あと、このバッグの結構ポイントとしては、確かに縦方向には大きいのですが、案外厚みが薄いというところです。サーキットでピットウォークやグリッドウォークに背負っていくと、バッグが厚いと結構動きづらいんですよね。ここも地味によかったところ。

これまでのバッグと比べてみた

 せっかくなので、これまでのELECOMとManfrottoのバッグとサイズ比較してみました。

 横に並べてみると、ELECOM < Manfrotto < BackLightEliteというのがよく分ると思います。ただ、横幅はそれほど変わらず、むしろ縦に大きいという方がイメージとしては近いと思います。

 一方の厚みは、ほとんど変わらないELECOMとManfrottoに対して、BackLightEliteの方が少し薄く見えると思います。もちろん、フロントポケットに入れるかどうかで厚みが変わるという雰囲気もありますが、これはいいと思います。

取り外しも可能な上部収納

 このバッグが縦に大きく見える原因はコレ。上部の収納部分です。

 ここのファスナーも止水ファスナーになっています。生地自体はそれほど厚いものではないので、壊れやすいものを入れるのはちょっとためらう感じかもしれませんが、ちょっとしたものを入れておくには、そこそこ入ると思います。

 この上部の収納部分は、バックルを外せば外れます。ただ、ちょっと注意をしたいのが、上部収納を止めるバックルは下から出ているベルトのバックルで、上の方にあるバックルは一脚や三脚等を固定する用のバックルです。私は一度間違えました。

 上部収納部分は4つのバックルで留めてありますが、フロント側2つのバックルを外せば、その下のポケットにアクセスできます。もちろん、そもそも上部収納部分を未装着のまま使うことも十分出来ます。

 上にある気室部分はこんな感じ。正直、決して大きいわけではなく、あれこれ入れすぎるとたぶん入りきらないと思います。これを見ると、先の上部収納部分も使いたくなっちゃう感じはあります。

 ちなみに、このバッグ、中の機材収納部分はインナーボックス上になっており、実はこの上部もファスナーを開けておけば、上部から収納部分に直接アクセスすることは可能です。

使い勝手良さそうなフロント収納

 メイン部分を見る前に、フロントの収納部分を見ます。

 背中とは反対側の収納スペース。一般的にはここにパソコンやタブレットを収納することが出来ます。ただ、通常のカメラバッグのように潤沢なクッション性能はほとんど無いので、本当にPCを入れるのであれば、何かしらクッション素材に包んで入れた方がいいと思います。

 で、私がちょっと期待していたのが、昨年の秋に購入したコイツが入らないかなぁ?ってこと。

 コイツが折りたたむと、直径26cm、厚さが約6.5cm程度になります。

 そしたら、これがホント見事にキレイに入ります。これだと、今まで折りたたみ椅子をPW中にその辺に置いといて…ってしてましたが、そんなことをしなくてもよくなります。しかも、PW待ちやGW待ちの時に椅子に座れる!。これは、私の中では革命的かも!。

 ちなみに、一般的な折りたたみ椅子(というか脚立)の場合は、私が3つ所有している中で、一番小さいもの(横幅31.5cm×高さ22cmのもの)だとギリギリ入ります。普段メインで使っている中間のサイズは、横幅が36.5cmになり、そうなると入りません。

 先の丸形の折りたたみ椅子を入れた状態でこんな感じ。パッと見、折りたたみ椅子が入っている感じしないでしょ?。元々のバッグの厚みが薄いので、こういう芸当が出来るんですよね。

 もちろん、こういう使い方はむしろ邪道で、おそらくポンチョやカメラ&レンズ用のレインカバーを入れるのに使うというのが一般的でしょう。

 あと、一番外側にはさらにもう1つポケットがあります。何を入れてもいいとは思いますが、ここも先のフロント収納と同じで生地1maiしかなく、クッション材はほとんど入っていないので、壊れやすいフィルターなんかを入れるのはちょっと気が引けるかも。

 両サイドにはボトルポケットがあります。どちらにもあるので、2本入れるのもいけますが、普通は片方にドリンク、もう片方に一脚というスタイルが多いでしょうね。

 その一脚を装着するとこんな感じ。カメラバッグ自体が縦に長い分、割と縮長が長い一脚でも心配なく収納出来ると思います。

思いのほかいいクッション素材

 先にも述べた、背負い心地が非常によいバックの背中のクッション素材。厚みがある上に、かなりのメッシュ素材になっているので、夏場に背負ってみないと分かりませんが、通気性は相当良さそう。

 収納部分のファスナーも止水ファスナー。しかも、相当大きくて上部なヤツになっています。ただ、ちょっと固めのファスナーです。使っていくと、もう少し動きやすくなるのかな?

 このバッグも、相当大きいので、ウエストベルトが付属していますが、これが非常によい上に、外そうと思えば外して使うことも出来ます。まあ、私の場合、痩せたということもあるし、この腰ベルトをすると相当負担が減るので、付けたままでとりあえず使ってみようと思います。

さあ、肝心の収納部分はいかに!

 購入した状態で開けるとこんな感じ。中央に長玉を入れて、両サイドにレンズ等が入れられる感じになっています。

 仕切板は上から下まで一本で仕切ることが出来、コの字にもなる厚い仕切板が2枚と、薄い仕切板が8枚入っています。薄い仕切板は、幅9cm×高さ12cm。で、写真見ていただいて分る通り、中央部分の仕切板がくの字に折れていますが、それだけ幅は狭いです。なので、中央部分にナナニッパを入れて、両サイドにレンズを入れて…というのは現実的に厳しいです。

 で、私が岡本さんのマネをして、とりあえず仕切ってみたのがこちら。縦に半分にして、片方にSEL200600G+1.4倍テレコン+α9(エクステンショングリップ付き)がキレイに入ります。むしろ、レンズ下部にある黒いヤツは、このバッグのレインカバーが入ってますし、それでもまだα9上部に1cmぐらい余裕があるので、そこそこ余裕があります。

 一方の反対側は、SEL70200GM+α7RIII(縦位置グリップ付き)とSEL24105G+α7III(縦位置グリップ付き)がギリギリ入ります。これ、本当に結構なギリギリなので、やや無理矢理感があります。このナナニッパが、もし今後、TAMRONの70-180mmなんかにリプレイスされたら…と考えたらいいかもしれないですね。

 SEL24105G+α7IIIのポジションを、SEL18135+α6400にリプレイスすると、ちょっと余裕が生まれてスッキリします。ちなみに、写真はありませんが、SEL18135+α6400だと、横方向に立てて入れることも十分可能です。

 この入れ方で少し気をつけたいのは、先にも述べた仕切板のところ。元々バッグに付属している薄い仕切板は幅が9cmしかないので、バッグ内を半々に分けると約14~15cmぐらいになるので、付属の仕切板では全然届きません。しかも、この14~15cmぐらいの仕切板ってあまり販売されていないんですよね(個別で売られているのは、私が調べた限り、12.5cmというのが最大だと思われます)。

 なので、私は今回、このインナーバッグに付属している仕切板を転用しました。この仕切板は、幅14cm×高さ11cmぐらいのサイズです。

 高さとしては、もう少し余裕が無いわけでは無いので、ここに何かしら入れようと思ったら入ると思います。

 ナナニッパレンズの隙間には、HVL-F45RMはサクッと入ります。HVL-F60RMはさすがに厚いのでここには少し厳しそう。

 HVL-F60RMを入れるなら、SEL24105Gの隙間にキレイに入ります。

 もちろん、実際に入れるときは、こんな感じで袋に入れてピッタリって感じですね。

 ナナニッパレンズの隙間には、こういう感じで小物収納であれば入れることが可能です。長さ20cm×幅5cmぐらいであれば入りそうです。

実際の使用感

 2020年はコロナ禍の影響もあり、実際にサーキット運用に投入したのは9月。

 ちょうど、SF@岡山戦のタイミングでしたね。正直、SFの時は、マシン撮影しかなかったので、荷物もそれほど多くなかったので、本当はもう少し小ぶりなバッグでも良かったのですが、何となく買ったからには使いたいっていう思いが前に出ますからね。

 86/BRZ&MINIの時がこんな感じ。この時は、α9×SEL200600Gと、α7RIVにTAMRON 70-180mm F2.8の2セットでこんな感じになります。

 これが、S耐@岡山の時。この時がほぼフルセットという感じで、α9×SEL200600G+α7RIV×SEL700200GMにSEL24105Gとフラッシュという装備。

 こう見ると、パンパンのように見えますが、まあ到着しちゃえば必ず何かは使っているのでバッグの中には入ってないですからね。何処かのレースで、念のため、カメラ用のレインカバーとポンチョを持参した日がありましたが、収納力は抜群です。

 やはり、このバッグの何気にいいのは2019年から使っている、この携帯椅子をこのバッグに入れちゃえるってところですよね。何なら、コレに携帯クッションまで入れることが出来ちゃいます。

 この状態で椅子が入っているんですよ。ホント、岡山ならまだなんとか…って思いますが、鈴鹿や富士ではバッグに入れて動けるかどうかは地味に大きいです。そのためにこのバッグを使いたくなるといっても過言ではないです。まあ、出し入れはちょっと面倒くさいってところはありますけど…。

 ちなみに、上部のポケット部が結構盛り上がっていますが、私はここに昼食用のおにぎりを入れたりするほか、よく使うNDフィルターなんかはここに入れています。

 あと、生地が汚れに強く上部なので、あちこち普通にこのように地ベタにおいてその上にカメラを置いて…というのが気兼ねなく出来るのもいいところ。2020年は、幸い天候に恵まれたので、雨の時の性能は試せていませんが、これなら結構上部そう。

 基本的には性能に概ね満足しているのですが、ちょっと気になるのはウエストベルトのところ。昔はウエストベルト否定派だった私ですが、今では自分が痩せたこともあるし、やはり装着すると断然歩きが楽になるので便利に使っているのですが、このようにバッグを降ろしたときに左右にベロッと広がるのがちょっと邪魔です。

 地ベタにおいたときはもちろんのこと、写真のように車のトランクに降ろしたときも結構邪魔です。なので、自分でちょっと試行錯誤をして、マジックテープで止められるようにちょっと工夫をあれこれ考えています。

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