SONY/α77Ⅱを購入。とゆかいなレンズ達(2014.08.14)
SUPER GT、鈴鹿1000km参戦に向けて、ついに新しい母艦投入です。
春にα77を買った時点で、若干、こういう展開を予感はしていましたが、やっぱり買ってしまいました。本当は、もう少し遅くなってからでもいいかなぁとも思っていましたが、後で述べる新しいAFが結構いいと評判なので、それなら「多少高くても鈴鹿1000kmに投入しなければ!ってことで、結局実機も見ないままに意を決して買いました。
ただね、なんというか新しい母艦が来たのに、妙に盛り上がりに欠けるんですよね。α77が来たときの方がもっと興奮したような気がするんだけどな…。まぁ、パッと見たらα77との区別もそう付かないですからね。
新しくなったポイントいろいろ
キチンとしたスペックはHPなどで確認してもらえたらいいと思いますが、私的に気になるポイントをいくつか紹介します。
外観編
実は、あまりパッと見ると、外観的にはあまり変わってないんですよね。よく見て気づけるのが、レンズマウント横にあったAF補助光発光部・セルフタイマーランプが無くなりました。
あとは、モードダイヤルにロックボタンが付きました。これって、そんなに要らないんじゃないの?って思ってましたが、今年に入ってからα77を使っていると、鞄に入れて、出すとモードが知らぬ間に変わっているっていう問題が出ていました。なので、結構ウェルカムです。
あとは、ホットシューがISO標準のものに変わりました。個人的には、以前のオートロックアクセサリーシューのフラッシュが多少グラグラして心配だったのと、たまに接触不良が起きていたので賛成。とはいっても、買換えるのがキツイので、しばらくは交換アダブターを付けて使うつもりです。
さらに、GPS機能が削られた一方で、Wi-Fi機能が搭載されました。GPS機能が削られたことには、結構不満が出ているという声も聞きますが、個人的にはGPSの測位に時間がかかることと、精度が思ったほど良くないということもあるので、スマホでGPSログを取って、あとで付加した方がいいような気がします。なので、α55でもα77でも、最近はGPSオフにしていたので自分的には気になりません。できれば、SONYさんからGPSログを取って、あとで付加できるようなアプリ出してくれればいいと思うんだけどな。
Wi-Fiについては、グリップ側の方にはNFCも搭載されました。個人的には初NFC搭載機ですね。おそらく、私としては遠隔操作するってことはまずないと思うので、α77Ⅱで撮影した写真をスマホなんかに転送してSNSにアップしたい!というときに使うという程度だと思います。
機能面
やはり、α77からの進化点といえばAFですよね。そもそも、AFが一新されて高速に対応できるようになったと同時に、AFポイントが19点から79点に大幅にアップされたことで、速い被写体に対応でいきるようになっただけではなく、ポートレートなどの撮影でも、AFエリアをそれほど気にすることなく撮影できるようになりました。
はっきり言って、ここだけでも買換える意味があるというものです。
さらには、UIが一新されたと共に、カスタマイズ性が非常に高くなったことで、メニュー画面の項目も自分好みに帰ることが出来るようになりました。これ、特に私にとっては、手ブレ補正がFnボタンから出せるというのはとても嬉しい話です。というのも、サーキットでは流し撮りの時は手ブレ補正をオフにするし、ピットウォークの時は、手ブレ補正をオンにするし…といった具合に、ちょこちょこ変えることがあるんですよね。なのでとてもありがたい機能です。
また、モードダイヤルのところに、モード1・2・3と予め任意の設定をしておくことが可能なのですが、こちらの登録についても、これまでは手ブレ補正などについては登録できなかったのですが、今回のα77Ⅱになったことで手ブレ補正についても登録できるようになりました。なので、先のサーキットのシーンなどでは、流し撮りは1、ピットウォークは2なんて設定にしておけば便利な気がします。
また、サーキットで活躍しそうなのが、このAFレンジコントロール機能。下に焦点距離の数字が出ていますが、今の場合だと、0.3m~0.7mの間でしかAF合焦しないという設定が可能です。これにより、サーキットの手前にある柱とかフェンスとかにピントが合うことなく気軽にAF撮影が可能になります。これはいいですよね。
さらに、動画の方では、地味ですが音量の入力レベルが出るようになりました。内蔵マイクの場合はそんなに気にならないのですが、外付けマイクの時などは、本当で音が入っているのか心配になりがちなので、これは嬉しいですね。録音レベルも変えられますし。
あえて液晶保護ガラスを使ってみた
最近、スマホなんかでは液晶フィルムよりも保護ガラスが流行になってきているので、カメラではどうなんだろう?ということで興味は持っていました。実はKenkoからPRO1Dの液晶保護ガラスが登場しているのですが、α77Ⅱ用って発売されてないんです。なのですが、いろいろとサイズを調べてみると、RX1R/RX100M2用のものがサイズ的に合いそうだったので、試しに買ってみました。
サイズ的にはバッチリな感じです。ただ、曲がるフィルムを貼るのに慣れていると、曲がらないガラスを貼るというのは結構難しかったです。あとは、綺麗かどうかというと、それほどでも…って感じはします。しかも、サブ液晶のフィルムはこれには付いていないですしね…そんなにはオススメしないかな。
α77との違いは、鈴鹿で必ず分かるはず
α77Ⅱを実戦投入したのは、神戸の花火大会ぐらいなんですよね。花火なので、AF使わないですし、他の機能もほとんど使わないので、実際にどれだけ撮影が変わってくるのかという実感はないんです。
その点、今月末の鈴鹿1000kmで本格投入すると、ハッキリとその違いが分かるはずです。AF精度が上がることで、成功率が格段に上がるはずだし、バッファ容量が増えたことで、連写時のストレスも減るはず。AFエリアの広がりは、ピットウォークで実感できるだろうし、あれこれイジっていたら、その操作性も分かるはず。私はそう思っています。
唯一、気になっているのはシャッターボタンのフィーリングですかね。これも、ネットではチラホラ出ていますが、半押しの遊びがあんまり無い気がします。なので、ピントを合わせたいだけなのに、気を抜くとシャッターを切ってしまうというのが、チラホラあります。そのあたりは、慣れも必要かもしれませんが…。
実は、レンズもいくつか投入してみた
このタイミングでの投入というは、はっきり言ってたまたまです。本当は秋に向けての装備ですが、どうせならそれまでに使い慣れておきたいしってことで、投入しました。
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM
言わずと知れた、泣く子も黙る神レンズですよね。元々発表はちょうど1年前ぐらいで、ニコン・キャノンなんかは発売になっていたのですが、SONYマウントがやっとこの6月に発売開始になったんです。
まだ、それほど使い込んでいないですが、このレンズのいいところは、とにかく単焦点レンズか?と思わせるほどの明るさF1.8。なのに、約2倍弱のズームがあるということで、画角の融通も多少は利きます。しかも、解像度はメチャクチャ高いし、何より最大撮影倍率が0.23倍と結構寄れるんですよね。なので、室内撮りなんかは、もうこれ1本でいいんじゃないのって感じもするぐらいです。
TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC
ついに手を出してしまった、いわゆる"ナナニッパ"と呼ばれるレンズです。
これも、1つは明るい望遠レンズが欲しいということと、三脚座のある安定した望遠レンズが欲しいということで、前々から「いつかは手にしたい」と考えていました。
実際、先のSIGMAレンズは買うつもりマンマンでしたが、こちらのナナニッパは買おうかかなり迷いました。おそらく度々登場してくるというのは、重量なんかからそうはいかないし、それならレンタルでもいいんじゃないか?とも思いました。ただ、レンタルといっても、10回ぐらい借りれば元は取れてしまうし、何よりこの重量感と操作感は、ちょっとやそっと借りて使うにはなかなか大変なレベル。それなら、もう買っちゃえ!ってはっきり言って勢い意外の何者でもありません。
実際、こうやってα77+SAL70300Gと並べてみても、全然もう1回り大きな大砲です。
ナナニッパのレンズが1,470g、α77Ⅱのボディが726g(バッテリー込み)なので、この状態で、2,196g。
これに、縦位置グリップ(335g)+もう1つのバッテリ78gで、2,609g。
さらに、外付けフラッシュ(340g)+エネループ4本(106g)で、なんと3,055g!。
これ、本当に3kgぐらいのダンベルで練習しないと、次の日が腕がプルプルする気がするわ。
年が明けて、ちょうどRX100を導入して丸1年が経過をしました。購入当初はいろいろなレビューを書いていましたが、今回は改めて1年間使ってみての使用感を含めたレビューをしたいと思います。