SONY / α6400を購入&使用レビュー
(2019.03.10)

(最終更新日:2020.02.11)

ん!?なんで買ったんですか!?

 あれ?去年、APS-Cから撤退するって言ってませんでした!?\(◎o◎)/!

 いや、言いましたよ。α6500が使用頻度も低いから、α7III導入とRX100Ⅵ導入にあたって、α6500を含めてAPS-Cレンズは全部一掃してしまいましたよ。

 何ですけど、どうしても気になっちゃったんですよ…これには正直理由がいくつもあるんです。

気持ちはα7000待ちだったのだが…

 そもそも、私にとっては、今一番欲しいカメラと言えば、間違いなくmini α9と言われるα7000(仮)です。

 昨年中盤あたりから、ずっと出る出ると言われ続け、ようやくこの1月に日の目を見ると思っていたら、実際に出てきたのはα6400だった訳です。

 最初に結論のようなことを言ってしまうかもしれませんが、爆速AFとして注目を浴びているα6400ですが、実際に連写をしてみると「案外、そうでもないな」と思ってしまいます。これは何故かというと、いわゆる普通のシャッターが降りている間に測距出来なくなるので、AF追従が出来ないから。撮影をする前のシャッター半押しで追っている時は、ずっとセンサーに光が当たり続けているので、十分追えるのです。

 これをもう一歩前に進もうと思ったら、やはりα9搭載のブラックアウトフリーの電子シャッターが不可欠なのです。世間的にはα9が過小評価されて、α7IIIがスゴい!ってなってますが、連写をするとやはりその差は歴然です。

 一方で、α9という選択肢がどうして無いのかというと、良くも悪くもフルサイズだから。やはり、高速追従&高速連写をしたいシチュエーションなんて、望遠域であって、どうしてもフルサイズは不利になってしまう。だから、APS-Cでブラックアウトフリーを実現するα7000を待っているというのはそこに理由があるんです。

購入した理由のもう1つはこのレンズ

 一方で、α7000を購入するにあたって、考えないといけないのがレンズです。

 もちろん、運用的には100-400mm GMや70-200mm F2.8 GMを装着して運用するのが当たり前なのですが、せっかくボディがあるのに、それに対応する標準域のレンズが無いというのが何とも寂しい。先にも述べたとおり、APS-C用レンズは全部売ってしまったし…。

 買い直すにしても、16-70mm F4だと、それならα7IIIに24-105mm F4を持って出たくなっちゃう。そこで、前々から気になっていたのは、この18-135mmの高倍率ズームレンズだったという訳です。

 決して小さい訳では無いけど、フルサイズと比べたら全然軽いし、悪くは無い。

 で、試しにα7RIIIにSEL18135を装着したこの状態が何ともバランスが良い!。否応でもα7000との組み合わせが気になってしまいます。

決め手となったキャッシュバック

 とはいってもそれだけでは購入するキッカケにはならなかったのですが、トドメを打ったのがα6400発売と同時に発表されたキャッシュバックキャンペーン

 私が知る限り、SONYが発売直後の機種で、いきなりキャッシュバックキャンペーンを組んだのって、ここ数年では初めてだと思うのですが、ボディ単体やパワーズームキットだと15,000円、ダブルレンズキットや高倍率ズームレンズだと20,000円のキャッシュバックになる訳です。

 となると、高倍率ズームレンズキットが15万円弱から2万円キャッシュバックで13万円弱。SEL18135が新品で6万円弱ぐらいはするので、α6400のボディだけで考えると7万円程度。3/9現在の買取り価格は67,000円なので、実質数千円で使えるという計算になります。

 これはもう買うしか無いですよね。

α7000が出たら売却する予定だが…

 なので、基本的な考え方としては、α7000が出たら下取りで売るつもりではいます

 ただ、ある程度、α6400を使い始めたら、それはそれで手元に残しておく可能性もありそうで、ちょっと自分でも怖い感じです。

外観チェック

今回の一番のウリはチルト液晶

 今回のα6400のウリの1つはここでしょう。

 そう、自撮りが出来るように180度チルトが可能になりました。

 ただ、正直、私そういう需要ないので、正直どうでもいいんですけどね。私としては、むしろFujiやPanaがやっている縦構図のときのチルトが出来るタイプにしてくれた方がかなり嬉しいんですけど…。

それ以外はよくも悪くもα6300並

 はてさて、今更ながらですが、パッと見た感じはほとんどα6300です。

 というか、前面から見るとその差は分からないぐらいです。個人的には、グリップだけでもα6500並にしてほしかったなぁとは思いますね。ボディ内手ぶれ補正以上に残念なのはそこですね。

アイピースカップは、α6500と同じに

 あと、あまり触れられていませんが、地味にアイピースカップはα6500と同じ物になっています。

 知っている人は知っているでしょうが、α6000やα6300のものは、ただハマっているだけなので、ちょっと衝撃が加わると外れてしまっていたんですよね。ここは地味に嬉しいところ。

 あと、α6500と同じく、α6400も液晶モニターがチルトするとアイセンサーが反応しなくなる仕様になっています。6300はこのアイセンサーの反応がイラッとしていたんですよね。これは地味に嬉しいところ。

AF性能

リアルタイムトラッキングは人物向け

 あと、今回のα6400でもう1つ注目をされているのがリアルタイムトラッキング。以前からあったロックオンAFが瞳AFや顔認識と合体して強力になったという感じの機能ですが、このヤバさは、この動画を見ていただくとよく分かります。

 こんなんが自分の子どもで撮れるなら…とか考えたらヤバいでしょう。そして、間違いなく、ジンバルが欲しくなると思います。

フォーカスエリアワイドならタッチトラッキング出来る

 ちなみに、このリアルタイムトラッキング、YouTubeなどでは「画面をタッチするとトラッキング開始する」という表現が非常に多いですが、実際に操作をしてみると、このタッチトラッキングが作動するのは、タッチトラッキングがオンになっている時です。

 実は購入前に店舗で操作してみた印象だと、ずっとトラッキングが外れなくて、サーキットでこれは使えないなと思っていたのですが、どうやらこの「タッチトラッキング」になっていると、次の被写体をタッチするか、トラッキングを解除(中央ボタンを押す)しないとダメみたいです。

本命はフォーカスエリア・トラッキング

 フォーカスエリア設定の一番下にこれまで「ロックオンAF」だったのが、「トラッキング」というものになっています。

 そして、この中に、ワイド・ゾーン・中央・フレキシブルスポットS/M/L・拡張フレキシブルスポットから任意に選べるようになっています。個人的な実用は「拡張フレキシブルスポット」かな。

 もちろん、拡張フレキシブルスポットなので、任意のスポットにAFポイントを設置できます。このスポットに上下左右の▲が付いている状態で画面をタッチすると、あくまで拡張フレキシブルスポットの移動という感じになります。

 これが、スポット位置を確定して、上下左右の▲が表示されなくなると、タッチをするとタッチトラッキングが作動します。これは、他のゾーンやフレキシブルスポットでも同じ挙動になるようです。どうしてもタッチトラッキングをしたくないなら、MENUで「タッチ操作時の機能」で”タッチフォーカス”を選んでおくといいでしょう。

 この「トラッキング:拡張フレキシブルスポット」は、トラッキングした被写体がフォーカスエリアに来た時にシャッター半押ししたらトラッキングが作動します。このモードのありがたいのは、シャッター半押しの間だけがトラッキングが作動するという点。サーキットでの撮影のように、マシンが次々と来る場合は、この方が実用的だと思います。

これならサーキットでも使える!

 本当はキチンと動画で撮影したものをお見せしたいのですが、いかんせん、SONY機はディスプレイ表示の内容をHDMI出力をすると、EVFに何も表示されなくなるので、モニターのみでの撮影になるので、どうしてもこういうサーキット撮影の様子を紹介するのに向いてないんですよね…。

 なので、こういう紹介で大変申し訳ないですが、実際はかなり実用的にリアルタイムトラッキングが使えます。私の場合、先の「トラッキング:拡張フレキシブルスポット」を使って、フロントノーズに合わせて半押しして、あとはカメラ任せで…というのが、2019年のスタンダードになってしまいました。

 何か、手抜きのようにも思えるかもしれませんが、これを一度味わってしまうと、もう戻れ無くなっちゃいますよ。

動画撮影時はタッチトラッキングしか使えない

 動画を撮影するときは、フォーカスエリアがワイドの場合は、写真の時と同じようにタッチトラッキングが作動します。

 ですが、動画撮影時は、そもそもフォーカスエリアの「トラッキング」が暗転していて選べない状態になっています。まあ、動画撮影時にタッチ以外でどうやってトラッキングするんだって話ですからね。

使い始めると気づき出すタッチパネルの良さ

 タッチパネル自体もα6500から搭載されてきている機能なのですが、当時の私は全くといっていいほど使っていませんでした。それが、RX100Ⅵを購入してから、AFポイントの操作をタッチパネルでするようになり、最近ではα7RIIIやα7IIIでも使うようになりました。むしろ、α7RIIIやα7IIIはジョイスティックがあるのにもかかわず、全然使っていないぐらいですから。

 なので、α6500購入当時よりも今の方がこのタッチパネルの重要性はとても痛感します。

サードパーティー製α6300用縦位置グリップが使える!

 α6400は全くといっていいほどα6300と同じなので、以前購入していたα6300のサードパーティー製の縦位置グリップが使えるのかなぁと思って試してみたのですが…

 やはり、問題なく全然バッチリでしたね。

ただし、注意点あり!!

 実は、α6000シリーズって、モデルによってマルチ端子(microUSB兼用)の向きが異なります

 この写真、下がα6000で上がα6300なのですが、D型のマルチ端子の長辺の向きが全面側にあるのがα6000で、背面側にあるのがα6300です(ちなみに、写真はありませんがα6500もα6300と同じ)。

 これ、実は意外だったのですが、α6400とα6300はマルチ端子(microUSB兼用)の向きが逆になっています。つまり、α6000と同じ向きになっています。

 最近はあまりこういう短いタイプのケーブルは流通していないようなので、長くて取り回しが面倒な分、案外どちらでも使えるかもしれませんが、注意が必要です。

 ちなみに、私はNeewerのヤツを持っていましたが、今は在庫切れになっているようです。ほとんど同じようなMeikeのヤツはまだ販売があるようです。

 逆に、α6300とα6400がほとんど同じということを考慮すれば、再販される可能性は高いでしょうね。

 過去記事にも書きましたが、上のようなシャッターボタンの部分がフラットなこのモデルはあまり性能が良くないので、このモデルは選ばない方がいいですよ。

何気にリアルタイム瞳AF対応がポートレート組には追い風に!

 おそらく、私の場合、フルサイズ機を持っているので、α6400で縦位置グリップを装着してポートレートを撮影をして…という機会はそうそう無いと思っています。

 ですが、今回、α6300やα6500の時よりも価値があがったのが、リアルタイム瞳AFが搭載されたこと。そもそも、α6000系って純正で縦位置グリップに対応していないので、縦位置グリップで操作できるのはシャッターボタンのみ。そうなると、どうしてもレンズにフォーカスホールドボタンがあるレンズじゃないと、瞳AFが使いにくいという大きな欠点がありました。

 それが、α6400からシャッター半押しだけで瞳AFがバンバン動作するので、フォーカスホールドボタンが無いレンズでも、縦位置グリップを装着して瞳AFがバンバン使えてしまいます。この意味は非常に大きいと思います。

実写インプレッション

 実写インプレッションといいながら、実際、サーキットぐらいでしか使えていないので、その点はご容赦下さい

岡山国際サーキットファン感謝デー(2019.03.16-17)

 この1年弱ぐらいはサーキットでのマシン撮影はα7IIIとSEL100400GMの組み合わせで挑んでいましたが、今回はテストでα6400とSEL100400GMの組み合わせで挑んでみます。

 レンズは同じで、SEL100400GMに2倍テレコン装着の組み合わせ。別に2倍テレコンまで必要無かったのですが、α6500で2倍テレコン装着時のAFが良くなかったので、それがどう改善されたのかを知りたかったのであえて、2倍テレコン装着のままにしてみました。

 ちなみに、縦位置グリップはサードパーティー製のもの。バッテリーだけならそんなに気にしなくてもいいのでしょうが、どうしてもマシン撮影となるとグリップの問題があるので、あえて装着状態で撮影しました。なので、シャッターは関係ないのでケーブル接続はせずです。

 いや、α6400いいですよ。

 AFで言えば、全然α6500よりもいいです。しかも、先にも述べた2倍テレコンとの組み合わせが、α6500は結構苦しかったのに、α6400は全然テレコン装着したことによるビハインドを感じません。その頼もしさはα7IIIと同じです。

 また、α7IIIはヘッドライトが正面から入るとAFが一気にクルッてピンボケ!なんてことがたまにあるのですが、不思議とα6400との組み合わせだとそういうピンボケの現象はあんまり起きませんでした。原因はよく分からないんですけど…。

 今回、不思議なことにα6400の方がバシッと来ている写真が多い気がするんですよね。これってもしかして手ブレ補正の関係なのかな?。

 私の場合、手ブレ補正ってオフにして撮影するのですが、たぶんそうすると、ボディ内手ブレ補正の機種ってレンズを振り回したときにセンサーが動く気がするんですよね。だから、むしろボディ内手ブレ補正を搭載していない機種の方が相性がいいのかも。まあ、全然分からんですけど。

 結局、1/40秒あたりまで来ましたね。ここまで来ると、もうフロントしかピンが来てない状況です。岡山って、いい感じで流せる場所が無いんだよな…。

可能性を感じるトラッキングAF

 あと、恐ろしいのがα6400のトラッキングAF。マシン撮影の場合、タッチトラッキングなんてしてられないので、「トラッキング:拡張フレキシブルスポット」で使ってみましたが、まあ見事にフロントのエンブレムやフロントグリルにトラッキングしてそのまま追従していきます

 これは十分使えると思います!。

 OLYMPUSのE-M1Xが車を認識するなんて言われてて「うらやましいなぁ」と少し思っていましたが、いやいや、こっちの方がいいですわ。今後、2輪とか4輪のオープンでヘルメットをトラッキング出来るかどうかが気になりますね。

 あとは好き嫌いの問題で、私もこれまで拡張フレキシブルスポットでAFポイントを決めて使っていましたが、その方が構図を決めやすいので、実際問題としては、私はあまり使わないかもしれないです。

SUZUKA S耐 春の陣(2019.03.23-24)

 先ほどの岡山ファン感の翌週は鈴鹿サーキットへS耐の開幕戦。

 別にα7IIIで狙ってもいいんですが、前の週の岡山ファン感で、「もしかして、α6400>α7IIIかも…」という感触があったので、今回もα6400にSEL100400GM×2倍テレコンで挑みました。

 やはり、岡山以上にAPS-C機のメリットは大きくなりますよね。岡山のときほどは、α6400としての大きなアドバンテージを感じませんでしたが、AFはα7IIIよりも少し良いかなという感じ。

私的な一番の問題は構えにくさ

 そして、私の中で残念というか問題なのは、やはりα7IIIでの撮影に自分自身が慣れてしまったことで、α6xxx系のボディでの撮影自体がやりにくいということ。もちろん、慣れとかの問題もあるし、私自身がメガネ装着で撮影しているというのも影響していると思います。

 私の場合、メガネをかけている分、EVFとの距離が空いてしまうんですよね。なので、鼻をEVFの横につけて撮影するのですが、α6400はEVF自体があまり飛び出していないので、メガネがすぐにファインダーにぶつかってしまうので構えにくい。α7IIIやα7RIIIはもう少しEVFが飛び出しているのでそんなに気にならない。どうもこれが原因のような気がします。

 事実、メガネを外して裸眼で撮影すると、それほど構えにくさが無くなります。ただ、今度はそうなるとマシンが向かってくるのは何とか裸眼でも分かるのですが、どのマシンが走っているのかの識別が出来ないんですよね。これはこれでフラストレーションが溜まってしまいます。

 実はS耐@鈴鹿戦には間に合わなかったのですが、SmallRigのα6300用のブラケットを購入したので、これを使ったらグリップも含めてもうちょっと撮影しやすくなるかもしれません。

レースクイーンステージも撮影してみました

 サーキットに足を運ぶ方ならご存知であろう、D'Stationフレッシュエンジェルズのライブステージもα6400で狙ってみました。完全にリアルタイムトラッキングの真骨頂っていうところですよね。

 組み合わせとしては、α6400にSEL70200GMに縦位置グリップ(シャッター連動)で撮影に挑みました。

 やはりいいですね。(*^o^*)

 そもそも、シャッター半押しだけで瞳AFが動作してくれるようになったので、それ自体でも便利ですが、今回のようにサードパーティー製の縦位置グリップだと、シャッターボタン以外にカスタムキー等の割り当てもないので、これまではレンズのフォーカスホールドに瞳AFを割り当てて使っていましたが、いちいちボタンを押さなくても瞳AFが作動してくれるのは非常にありがたいです。特に、こういうライブのように動いていてる場合はなおさらですよね。

 それに、あとでα7RIIIで同じくフレエンライブを撮影したのですが、背後の人に瞳AFが映っちゃうっていう現象が結構起きるし、何より前髪が目にかかると瞳AFが外れることがあるのが、α6400ではないんですよね。この心強さはありがたいですよね。

 強いて言えば、さすがにライブでバシャバシャ撮ると、バッファは厳しさを感じる場面はありました。マシン撮影では気になりませんが、こういうライブの連射はほどほどにしないとさすがに厳しいですね。

スーパー耐久 Rd.6 Okayama(2019.11.08)

 正直、私自身が、このSEL70350Gとα6400の組み合わせでマシンを撮るという気持ちはあんまりないのですが、正直、レビュー的な意味合いで撮ってみました。

 私自身が手持ち撮影がもはや出来なくなってしまっていて、小さなボディを無理矢理一脚に装着して撮影しているので、微妙なところも多少ありますが、それでも十分撮れてしまいます。もちろん、APS-Cの350mmなので、換算525mmということで、マイクナイトや最終コーナーなどで狙うには少々約不足の組み合わせですが、1コーナー~2コーナーやヘアピン~リボルバー~パイパーといったあたりであれば、十分狙える組み合わせだと思います。

難儀をしたブラケット選びが解決!

(記事追加:2020.02.11)

 今や、メインでフルサイズを使っている身としては、どうしてもα6400のグリップ感が足りないのは否めません。なので、購入当初から、あれこれとブラケットを試してみていました。

SmallRig 2189

 今検索すると、もはや出てこない感じなのですが、確かイルコさんが動画で紹介をしていたやつです。

 このブラケットの特徴は、バッテリー部分がボタンを押したら開いてくれること。何か、このギミック感がカッコイイでしょ!。

 ただ、実際にこのブラケットを使ってみると、写真のような感じでフラットにならないんですよね。取り付けが悪いのかな?と思って、ネジを調整してみたりもしてもダメでした。もしかしたら、私のモデルが悪かったのかもしれませんが、それですぐに使うのを辞めました。

SmallRig 2082

 次に購入したのが、同じSmallRigの2082というモデル。

 これは、単純にL字のブラケットというよりも、ゲージです。このモデルを選んだのは、縦方向だけでなく、グリップ部分がもうちょっと欲しいなぁと思って、この木製のグリップが付属しているのを選びました。

 ただ、これが実際に使ってみると、このグリップは逆にデカすぎて、私の手ではとても握りきれない感じでした。私自身、手が大きいという感じでは無いけど、ほとんどの方はたぶん無理な気がします(もしかしたら動画用途だとまだいいかもしれませんが、グリップを握りながらシャッターボタンをってのは結構キツイ)。

 なので、これもほとんど使いませんでした。

FUGASAN A6400縦型シューハンドグリップクイックリリース

 で、私が一度たどり着いたのがこのブラケット。

 よく分らない会社のL字ブラケットです。

 これもL字ブラケットですが、完全に縦方向だけの高さを稼ぐためだけに使っていました。なので、L字部分は外して使っていました。

 それでも、このブラケットは、春に購入して、2019年いっぱいはこれを使っていました。もちろん、先のサーキット使用のときにも使っていました。

SmallRig 2331

 そして、2020年に入った頃に出会ったのがこちら。

 3度目の正直といったSmallRigのブラケットです。

 前回の木製グリップ付属の2082の時のことがあったので、結構怖かったのですが、「もう人柱でもいいや!」と思って購入をしました。

 このモデルは珍しく、三脚座の部分もL字ブラケットの調整部分もどちらも、六角レンチではなく、コイン方式です。しかも、ちゃんとブラケットの下部にマグネットで工具が装着出来るようになっています。これは便利!。

 実際にα6400に装着をするとこんな感じ。高さ的には1.5cmぐらいかさ上げされる感じになり、格段に握りやすくなります。

 底面は、もちろんこんな感じでブラケットを装着したままバッテリー交換やカードの取り出しも可能です。

 実際に横からグリップ部分を見るとこんな感じ。一番の底面の部分で約1cmぐらい前に出ている感じです。

【グリップ最厚部】α7III:5.7cm、α6400+2331:6.0cm、2082:7.0cm

 写真だけで並べて比べるとちょっと分かりにくいですが、グリップ部分の最も厚い部分を測ると、α7IIIと2331を装着したものがほとんど同じぐらいになります。一方で、先の2082がいかにデカすぎるかも分かると思います。

 また、もう1つ大きいのが、α7IIIよりも底面からシャッター部分までの高さが高いですよね。それだけ、小指余りを起こさないってことなんですよね。

 実際、普通に握ってみたらこんな感じで、全然小指があまりません。いやあ、こんなに握りやすくなったら、α6600とか欲しくならないレベルです。

 ただ、ちょっと気をつけたいのは、サードパーティー製の三脚座を付けたとき。

 この写真、装着しているのはSEL70350Gなのですが、本来このレンズには三脚座はありません

 ただ、最近はこのようなサードパーティー製の三脚座が販売されているのですが、それをもし装着をすると、レンズが数mm程度太くなってしまいます。

 そうすると、こんな感じでグリップ部分とレンズのつけ根部分の間隔が狭くなって握りにくくなります。まあ、私が指が太いから…というのもありますが、大きな手の人はちょっと気をつけた方がいいかもしれません。

 もう1つ発見として予想外のところで大きかったのが、L字の部分。これまでは邪魔かなぁ…と思って外していたのですが、これを写真のようにわざと1cmぐらい離してブラケットを付けておくと、ここに鼻の頭を当てることが出来て、EVFを覗きやすくなるんです。

 ほかの人がどうなのかが分からないのですが、私の場合、どうしてもメガネをかけているということで、鼻をボディにくっつけておきたい人なんです(α9/α7系のボディだと、ちょうどC3ボタンの下、液晶画面の左上のところに鼻の先を当ててEVFを覗いている)。だから、α6000系のボディって、鼻を置くところが無くて覗きづらかったのですが、このブラケットで一気に解決してしまいました。

 コレだったら、α6400をもっと持ち出したくなるし、サーキットでもっと使えそう。このあたり、次のサーキットで使ってみて、改めてレポートします。

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