2021 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦
スーパーバイクレース in 岡山 Day.1(2021.09.04)
まだまだ続くコロナ禍の状況で、春のSUPER GT岡山戦から約5ヶ月ぶりの本戦は、全日本ロードレース。
岡山の全日本ロードって、秋開催ということで雨絡みになることが結構多くて、昨年の2020年は台風で開催そのものが中止でした。なので、何気に全日本ロード自体も2年ぶりという状況です。
今回は、初めて撮影記をVlog動画としてまとめてみました。
もし良かったら、動画の方も見てみて下さい。
Day.1
鳥取市内を出発したのが6:15頃。今回も先日の公開テストの時と同様に、高速道は使わずに、大原ICから下道を使って作東経由で車を走らせ、サーキットに到着したのが7:40。先日もそうでしたが、だいたいノンストップで1時間半弱といった感じですね。
サーキットに到着した頃には、ギリギリ雨が止んだ感じの状態でした。何とかこれで保ってくれたらなぁ~とちょっと期待。
そして、今回は通常の観戦券+パドックパスでの入場。ラウンジ系のチケットもあったのですが、グリッドがランオフエリアからのグリッドビューイングでしかないことと、レースクイーンがどれだけ参加されるのかが未知数だったこともあり、ラウンジ系は断念しました。
それにしても、全日本ロードでラウンジパスを買わなかったのは、買いそびれてしまった2016年以来、実に5年ぶり。
到着直後の7:40すぎのPA-7でこんな感じ。まあ、2輪の土曜朝はこんなもんでしょう。
PA-6はこんな感じ。雨絡みなので、2コーナー立ち上がり部分に車が多少並んでいますが、まだまだガラガラです。
走行が始まるまでに、シケイン~1コーナーあたりをウロウロと物色していましたが、2輪専用シケインの入口は、公開テストの時は普通にグラベルなだけでしたが、今回はシートみたいなものが張られていました。
まあ、テストの時はシケインの飛び込みをミスした車がグラベルに飛び出して、相当砂利をまき散らしてましたからね。
あと、シケインの立ち上がりのところも、テストの時はカラーコーンが置いてあるだけでしたが、今回はそれっぽくボラードみたいなのが立ててありました。
JP250
1コーナー撮影窓
実は、サーキットに車を走らせながら、ずっと悩んでいたのが、朝イチにどこから狙うのかというところ。雨が止んだとしても、しばらくウエットコンディションになるのは予想出来ましたからね。
で、まずは気負わずにいこうということで、1コーナーの撮影窓をチョイス。ここは、先日のテストの時に、いい感触を掴んでいましたからね。
朝イチということで、あまり頭が回っていなかったのか、左下げで狙っているな…(っていうか、1コーナーは下り坂だから、この方が正しいんだけどな…)
だいぶん、背景にイン側の芝生を入れるという構図も慣れてきた感じがします。ホント、2輪はここでの撮影は結構オススメです。
2輪専用シケイン
次に向かったのは、2コーナーにある2輪専用シケイン。
ここも、先日の公開テストの時に予習済みだったので、スタンド席最前列からフェンスの隙間を使って狙います。
今思えば、ここで600mm越えなんだなぁ…。今回の撮影で、本当によく分りましたが、2輪は岡山でさえ、200-600mmに1.4倍テレコンが常用で、さらにAPS-Cクロップを駆使していくというのが当たり前ですからね…。
ここも、本当はもう少しドライになってから、予選アタックを狙うといんだろうけどな。
J-GP3
2輪専用シケイン②
続いて、J-GP3の走行。
少し場所をモスS方向にずらして狙います。他のカメラマンを見る限り、こっち側から狙っている人が多かった印象です。
何気なしに気づいたのですが、2輪レースの時のSCはちゃんとシケインを通過するんですね。
そういう意味では、ちょっとレアかなと思って撮っちゃいました。(来るのが分かっていたら、もうちょっとシャッター速度遅くしてたんだけどなぁ…)
まあ、こんな感じですかね。それにしても、ここって、今回は雨がらみだったから良かったけど、朝から好天だと、逆光になるから狙いにくい予感はするな。そういう意味では、午後の方がまだマシなのかな?
シケイン立ち上がりを狙う
せっかくなので、シケインの立ち上がりも狙ってみます。といっても、あんまり公開テストの時もいい印象無かったんだけどな…。
まあ、こんなところがいいところかな。あんまり引っ張ってもいい予感がしなかったので、次に移動!。
1コーナー撮影窓
ってことで、再び1コーナーの撮影窓に戻ります。
この頃には、ほぼドライコンディションになってましたね。
685mmのAPS-Cクロップなので、換算1,027mm。今回、撮影していてよく分ったけど、600mm×1.4TCの840mmではもう少し迫力に欠けるんだよな。なので、ちょうど500mm×1.4TC×APS-Cクロップぐらいで狙ってることが多かったですね。
ちなみに、フェンスに影が落ちたら撮影窓無視して狙おうかなぁと思っていたけど、この時間帯はまだ日差しが微妙であんまりハッキリしない感じだったので、無理はしませんでした。
ST1000
1コーナー撮影窓
続いて、ST1000の走行。
ここも、とりあえず1コーナー撮影窓から手堅く狙います。
もう、この角度は文句なしですね。
せっかくなので、1コーナーのコーナリングも狙ってみました。ホント、この構図が難しいんだよな。あんまり、集中力も無かったので、あんまし攻めて狙えてないです。
1コーナー正面
フェンスとフェンスの隙間
撮影窓での撮影を終えて、ちょっと移動。
1コーナーの正面の場所です。普通なら、真正面の撮影窓から狙うのが定番なのですが、あちらは真正面過ぎて面白くないんだよな。
4輪では実績のあるポイントなのですが、2輪ではどうなるのか、そして、何ならスタートをここで狙ったらどうか…というのも試してみたくて、このタイミングで狙ってみました。
案外悪くないです。ただやはり、ここは狙える画角がちょっと狭くて、これ以上左に降ろうとすると、すぐにポールが見切れてしまう。
フェンス越しに作戦変更
なので、急遽フェンス越しに作戦を変更。これぐらいの日差しなら何とかなりそうな予感。
断然、こっちの方が余裕が出てきます。本当は、もう2mぐらい左側に行きたいのが理想なんだけどな…もし、そんなことすると、目隠しネットの下から這いつくばって狙うなんて馬鹿なことになるし…。
さらに下から狙う
それでも、少しでも奥行き感が出したいなと思って、できる限り低い位置から狙います。ただ、ぶっちゃけ低すぎて、オフィシャルさんの頭がちょいちょい見切れちゃったりしたんだけどね。
予選の終盤だから台数少なかったけど、これで台数そろったら結構迫力ありそう。
最後に、APS-Cクロップも使って、ブレーキングのところまで引っ張るとこんな感じ。いやいや、なかなか好きな構図。
イベント広場はこんな感じ
ST1000の走行が終わり、このタイミングでイベント広場の方へ。
さぞかし殺風景なのかなぁと思ったら、ちょこちょこブースは出てましたね。
オフィシャルステージは日曜だけですが、一番1コーナー寄りのトイレ横に。このコロナ禍もあって、あえて広々と使っているのかもしれないけど、なかなかこっちにステージがあるって、結構斬新。
そして、この流れで総合インフォメーションに感染防止申告書を提出して、パスをもらいます。
岡国のパドックパスってリストバンド方式なのですが、何かスゴイ久しぶりな感じ。って、調べて見たけど、ホントに2016年の全日本ロード以来だわ。
このリストバンド、プラスチック製なのでハサミかカッターが無いと外せないので、事前に用意しておくことをオススメします。事実、私は1日目は帰宅するまでずっと外せずにいました💦。
そして、久しぶりのパドックへ。ぶっちゃけ、今回のレースに関しては、パドックパスのメリットはピットウォークぐらいなんだけどね。それでも、ヘアピン方向にショートカット出来るという面でも貴重だったりはするんだけど。
SUPER TWIN
せっかくパドック内に入ったので、行くならここですよね。
そう、パイパーのアウト側です。SUPER GTとか、パドック入場出来ないから久しくここで狙えてないんだよな…。
SUPER TWINは、そもそも台数が多くないから、背景を絡めるターンインを狙うにはちょっと面白みに欠けるかな。
で、やはり2輪といえば、コッチかな。なかなか我ながらいい感じに狙えたかな。
ホントは、JSB1000とかここで狙えたらいいんだろうけど、密になりそうだったのでスルーしました。
JSB1000
ホッブス立ち上がり
JSB1000はどこで狙おうかなとずっと考えていたのですが、これも先日のテストでいい感じだった、ホッブス立ち上がりで是非狙いたいってことで、向かったのですが…
到着してしばらくすると、結構雨粒の大きな雨がバラバラと降りました。(写真だと見えにくいかなぁ~)
たぶん、正味5分ぐらいな感じでしたが、雨粒が大きかったので、ちょっとカメラも危ない感じだったので、慌ててポンチョ着てしのぎつつ、レインカバーをカバンの上に広げて乗り切ります。
ホント、こういう天気の時は、大丈夫だと思っていても、レインカバーとポンチョは持っていないと怖いんですよね。
雨も止み、気を取り直して、撮影に。実は、到着した段階で先客がいて、狙えるか心配だったのですが、私のいつもの角度は空いていたので、後方から狙わせて頂きました。
いやいや、文句なしにいいっすわ。
個人的には、ヘアピンよりのホッブスのポイントよりも、絶対こっちの方がカッコイイと思うんだけどなぁ…。まあ、なかなか望遠いるけど、670mmだから600mmで撮っといて、あとでクロップしてもいいんだからな。
マイクナイトフェンス越し①
次に向かったのは、マイクナイト。
この段階では、定番の撮影窓には1人か2人しかいませんでしたね。そんな状況で私が狙うのは、撮影窓の右にあるフェンス越しポイント。
ここも、4輪では実績のある場所なのですが、ここで2輪を狙うとどうなるのか試してみたくて狙ってみました。
840mm×APS-Cクロップなので、MAX1,260mmなのですが、意外と悪くないですね。
ただ、改めて考えれば分かるのですが、予選アタック中ってこともあって、後続車がなかなか絡めなかったんですよね。そこは、翌年以降に持ち越しかな。
フェンス越し②
次も同じくマイクナイトのフェンス越し。
でも、撮影窓とグリーンネットの中間辺りのギリギリホッブスからの立ち上がりが狙えるポイント。ここも、4輪では実績済みのポイント。
ここも、840mm×APS-CクロップでMAX1,260mm。足りないかもって思っていたけど、案外狙えるな。ちょっとスポンジバリアがなぁ…。
フェンス越し③
フェンス越し3連発目も同じくマイクナイト。ここは、グリーンネット手前の定番ポイントですね。
今思えば、APS-Cクロップ使えば良かった気もしますが、完全に置きにいってますね。
最後もフェンス越し④
先の4箇所をQ1のタイミングで狙えたので、はてさてQ2をどこで狙おうかと考えていたのですが…
結局、同じくマイクナイトのフェンス越しを選択。ここで脱出気味を狙うのがいいんですよね。
と、ここでオフィシャルカーをパシャリ。こう見ると結構傾けちゃってるけど、案外良かったかもな。
最後の清成選手と中須賀選手なんか、予選でここまで背後つかなくてもいいだろうに…ってレベルでしたね。
ここでの2輪の撮影は大変なんだけど、それだけの甲斐はあるポイントなんだよな。
ST600
リボルバー立ち上がり
続いて、ST600の走行。どこで撮影しようかなぁと思ってたけど、ここは明日に向けてのネタ作りかなと思って、Cパドック方向へ。
ってことで、まず向かったのはリボルバーの立ち上がり。
う~ん、やっぱりここは良いような悪いような微妙な感じ。今回はスタンド席の上部から立ちで狙ったけど、あえてスタンド席で座って狙った方がいいかもな。
パイパーイン側
続いて向かったのはパイパーのイン側。
ここも定番のポイントです。飛び込みが見にくいけど、案外リボルバーよりも好きだったりします。
まあこんなもんですかね。どちらかというと、前者のように前側を少し開けた方が好きかな。
パイパー立ち上がり
続いては、もう少しCパドックをENKEIブリッジ側へ。
ちょうどパイパーからの立ち上がりを狙います。っていうか、完全に先日の公開テストの復習みたいな感じだな。
スポンジバリアが切れた辺りから…ということを意識していたら、縁石も終わっちゃってるし。ただ、案外これはこれでアリかも。たぶん、この写真だけ見たら何処か分からないよな。
縁石絡めるとこんな感じ。う~ん、やっぱりここはアクセントとしてはいいかもしれないけど、わざわざ狙って撮りに行くほどではないかな。
JP250 Race
1コーナー正面
ST600の予選が終了し、パドック内を通過して、向かったのは1コーナー。
2日目の為にも、とりあえず1コーナーでスタートがどういう風に狙えるかを試してみたかったんですよね。
実は、フェンス越しにしようか、隙間から狙うか、だいぶん悩んでいたのですが、ギリギリになって隙間から狙うことを選択。フェンス越しは、撮影している時の実感として、フェンスが誤魔化しきれない感じがしたんですよね。
マシンがコースイン。
グリッドに並んでいきます。
5分前ボード!
30秒前ボード!
サイティングラップスタート。何気にこのカットが一番いいかも。
スタート直前の後方でグリーンフラッグが振られるのが何か好き。
スタート!
あ~、毎度ながらこのスタート直後の構図に失敗する…💦
慌ててフェンス越しにチェンジ
スタート直後の構図を失敗したことで、慌ててフェンス越しに場所を急遽チェンジ。
こうしてみると、案外、フェンス誤魔化せてるな。やっぱり、本当はもう少し左側から狙いたい感じはするな。
1コーナースタンド
1コーナー正面での撮影でだいぶん燃え尽きたし、疲れもだいぶん溜まってきたので、あまり動く元気も無く、気づいたらたどり着いたのが1コーナースタンド。
しかも、定番のポイントというよりもだいぶん2コーナー寄り。どちらかというと、撮影窓の延長線上って言った方がイメージしやすいかも。
もうちょっとマシに撮れるかと思ったけど、やはり前面アスファルトになってしまうので、何だか味気ない。
だから、流し気味で誤魔化したつもりだけど、ダメだな。
仕方なく飛び込み狙いにシフト
ということで、作戦変更で1コーナーの飛び込み狙いに切り換えます。
この場所で狙うならこの構図かな。撮影窓で狙うよりも、明らかにこっちの方が撮りやすいです。ただ、それならもう少し1コーナー寄りの方がポイントとしてはいいかも。
疲労感と集中力の欠如で戦線離脱…
このJP250のレース中で、もう疲労感もスゴかったし、何よりも集中力が切れてしまって、最後はただただレース観戦をしてました。
改めて考えると、やはり、2輪のレースって、4輪以上に長い焦点距離を使う上に、マシンの加速性能が高いから、捕捉というか追従も大変で、疲労感がスゴイんですよね。
なので、本当はまだSUPER TWINのRace.1があったのですが、無理をせず、1日目は引き上げることに。1日目無理をして、2日目ボロボロだと何の意味も無いしな。