OKAYAMAチャレンジカップレース Rd.4
SFJ&F4サマーフェスティバル in 岡山(2019.07.28)
岡山国際サーキットに脚を運び始めてかれこれ7年目ぐらいになる訳ですが、今回何気に初めての地方戦です。
初の地方選
岡山国際サーキットでは、4輪のチャレンジカップレース、2輪のロードレースがあるのですが、今回はチャレンジカップレースの方に。梅雨も明け、7月末の一年で一番暑い時期でもあるのですが、予想外に雲の多い天気で、ある意味救われました。
やはり、地方戦のいいところは、好きに来るまで移動しながら撮影が出来るというところ。でも、1~2コーナー方向の駐車場は閉鎖されているようでしたね。
そもそも今回はSEL200600Gの処女戦!
それにしても、なぜわざわざ今回チャレンジカップに参加をしたのか。
それは何を隠そう、注目の望遠レンズSEL200600Gが発売されたから。
待てば、8月末にはスーパーバイクレースがあるのですが、それまで温存しておくのも何だし、ちょっと試し打ちをしたいなぁと思って、天気が良ければこの週末に岡山国際に行こうと考えていました。
まずはマイクナイト~最終コーナーで挑む
まず初めに向かったのは、マイクナイトから最終コーナーの立ち上がり。去年あたりから、とても気に入っている撮影ポイントでもあります。
ここはさすがに、200-600mmのテレ端ではちょっと苦しいのは分っていたので、いきなりでしたが1.4倍テレコンを装着した状態で挑みます。ボディはα7III。
α7III×SEL200600G×1.4倍テレコン
レンズの性能を見たいので、あんまりシャッター速度を落とさず、1/250sで。十分問題なく解像してくれます。もう早くもこの段階で、「このレンズは良さそうだぞ」という実感を感じます。
続いて、マイクナイトからの立ち上がりのショット。SEL100400GMの頃から、こういう正面で迫ってくる時って、AFがちょっと微妙だなっていうのが正直あったのですが、全然問題無さそう。こう見ると、やっぱりあの症状はレンズ依存だったのかな…。
続いてVitzレースを狙う
もう問題無く撮れちゃってます。まあ、Vitzだとそんなに車速も早くないですし。これでも600mmちょっとですからね。
ここでもう1つのテストを実施
実は、今回サーキット撮影を試したかったのは、SEL200600Gだけではありません。
ジャジャ~ン!
泣く子も黙るα9でございます!
実は、200600Gが発表されて、注文をして、100400GMを下取りに出して、アレコレと自分の今後の機材ラインナップを整理して考えていったときに、もうこの道は避けては通れないと思ったんですよね。まあ、以前からも書いていたとおり、「私が使わないで、誰が使う!」って話ですからね。
ただ、実際に電子シャッターでブラックアウトフリーでサーキット撮影をするということ自体が、どういうことになるのか、というのがそもそもあまり実感が無かったんですよね。
α9×SEL200600G×1.4倍テレコン
まあまあ、α7IIIでも十分撮れていたVitzレース。もちろん、α9でそのAFポテンシャルをどれだけ生かせたかは不明ですが、問題無く撮れてしまいます。
実はα9で1つだけ気にしていたのは、シャッター速度を落としてスローシャッターで流し撮りをするときに、どういう表示をされるんだろう?ということでした。
実際に試したらよく分ったのですが、おおよそ1/125sあたりまでなら問題無くブラックアウトフリーをしていましたが、1/125s以下のシャッター速度にすると少しパラパラマンガ風のちょっとカク付いた映像になってしまいます。
それを加味しても、やはりブラックアウトフリーは、明らかに撮影時の捕捉性を格段に向上させます。なので、スローシャッターの歩留まりがいいなぁと思ったのは、おそらく追従性が良くなって、それで歩留まりが良くなったのだと思っています。
続いて、マイクナイトで撮影
続いて向かったのはマイクナイトコーナー。
ここも、定番の撮影窓の一番最終コーナー側のポジション。はい、定位置ですね。
そうそう、ここでちょっと余談ですが、こういう望遠系レンズで撮影していると、一脚付けたまま置いておくことも出来ず、こういうスタイルでフード側を下にして立てて置くことが結構あるのですが、レンズが伸び縮みしないので、非常に扱いやすいんですよね。しかも、フードの径が100400GMよりも大きいので、こう置いていても安定感は200600Gの方がある気がします。
とはいえ、安全な置き方ではないのは事実なので、皆さん、注意しましょうね。
とりあえずα9×1.4倍テレコンでテスト
このターンインがフルサイズでバシバシ気持ちよく撮れるのがホントにありがたい。
最終手前の時にも述べたとおり、こういう前から直進的に来る場面でもAFの追い方としては全然問題無いです。ここだけ見ても、AFは100400GMよりも200600Gの方がいいような実感があります。
そして、ターンインをちょっと流して見ました。普通に考えて、840mmを1/80sで流すなんてあまりしないのですが、いや、十分撮れてます。ホント、撮ってて気持ちいい。何か、久しぶりにこういう感触を得ましたね。
同じマイクナイトで86を狙う
ここでわざと2倍テレコンを装着
今回はあくまで撮影成果云々というよりも、シンプルにテストしたいというのがあったので、わざとテレコンを2倍にして撮影に挑んでみました。
α9×SEL200600G×2倍テレコン
2倍のテレコンを装着していても、実質的には900mm弱のところぐらいしか使っていないのですが、さすがに2倍テレコンを使うと周辺減光が出始めます。でもまあ、これぐらいならレンズ補正でまだイケるレベルかな。
やっぱり、正面のショットは明らかに強い。
車速も遅いので、1/80sの割にはあまり流せていないですが、それでも900mm弱で1/80sですからね。これだけ撮れれば十分でしょう。
あと、そういえば、レンズの手ぶれ補正はある程度効果がありそうな気もしますが、私の場合はレンズ側の手ぶれ補正(今回試したのは2)はオフにした方が私的には歩留まりはいいです。
86の走行が終了し、Cパドックへ移動
86の走行が終了し、Cパドックへ移動していきます。
さすが地方戦だけあって、Cパドックにサクッと駐車出来るのはありがたい。パドック内に入ってから荷物を取りに来るにしても近いですし。
といいながら、あんまり考えていなかったんですよね、この後どうするのか。で、あれこれ眺めていたら、パイパーコーナーのパドック側がフリーだったので、久しぶりに行こうかと。
久しぶりにパイパーコーナーへ
案の定、パイパーコーナーに到着するも誰もおらず。大きなレースだと混みますからね。
ホントは、この進入禁止の柵より前に言ってかぶりつきたい気持ちをグッと我慢します。地方戦ぐらい、普通は入れないところに入れてくれたりしたら、もうちょっとお客さん来るんじゃない?。それか、カメラマンの申請が格安で出来るとか。
さすがに、ここは近いので、テレコンを外し、素の状態の200600Gで挑みます。
α9×SEL200600G(テレコン未装着)
試しにマーシャルカーを撮っただけで、すでにいい感じ。時間帯にしては、晴れすぎてなかったというのも良かったんだろうけど、200600Gの性能もさることながら、やっぱりα9だなっていう思いが強まってきます。
ホント、このパイパーコーナーでの撮影は、α9のリアルタイムトラッキング様々でした。ターンインの前にトラッキングをしたら、そこずっとAFが追ってくれるので、あとは構図を決めてシャッターを切るだけ。言葉で書くと呆気ないのですが、撮影をしているとホントで気持ちいいの一言!。
しかも、このリアルタイムトラッキング、今まで箱車でしか試していなかった(その時はα6400)のですが、こういうフォーミュラカーで試すと、ノーズをトラッキングしたらノーズを追うし、ヘルメットをトラッキングしたらヘルメットを追ってくれる。当たり前のことを言っているのですが、これが地味にスゴい。OLYMPUSがインテリジェント被写体認識AFというのを搭載していますが、自分でどこに追従して欲しいかを選べるので、こっちの方がいいと思います。
なので、もうちょっと慣れたら結構アップで、ドライバーを追うという撮影も十分出来そうです。
やはり、流し撮りも格段にやりやすいです。こうなってくると、撮影の幅が広がりそう。
試しにリボルバーも狙ってみた
実は、以前から気になっていた場所。
そう、ほとんど同じように見えるかもしれませんが、実際に言ったことがある人は分って頂けると思いますが、Aパドックの一番角っこのところ。ここ、下のリボルバーを狙う場所よりも一段高いので、ギリギリシボルバーがフェンスの上から狙えるんです。ただ、距離もなかなかあるので、「無理だろうなぁ…」とは思ってました。
今回、リボルバーの撮影終わりで立ち寄ったので、テレコン未装着なので600mmでしかないですが、これが2倍テレコンを使って1,200mmなんて画角になってくると、案外悪くない気もします。もちろん、ヘアピン側が隠れていて見えないので、レース中に終えるかどうかはまた疑問ですが…。
結局グリッドは行けるんですか?ダメなんですか?
ある程度、マシン撮影をして、せっかくサーキットまで来たんだから、サーキットクイーンの方々でも撮影したいなぁと思うわけで…。で、そうなると、グリッド入れるんですか?という話になります。
今回、普通の入場券のみの販売しかなく、一様はパドックフリーの記載があり、パドック内は問題無く入れます。問題は、ピットやグリッドに行ってもいいんですか?って話。
いつもなら、表彰台下のピットに入っていくところに警備員さんが居て、「どうなんですか?」とか聞けるのですが、先のリボルバーに向かっていたときに、駐車場の警備員さんはいたものの、戻ってきたときにはおらず、聞くに聞けなかったんです。しかも、そのピット入口のところに、いつもなら「このパスを持ってないとダメですよ」みたいな掲示があるのですが、それも無い。
厳密に言えば、備え付けの「関係者以外立入禁止」という看板はあったような気もしますが、明らかにパスを持っていない人も表彰台下の当たりまで入ってる。そういうの見ると、入れると思っちゃいますよね?。
さらに、いつもなら表彰台下のところでパスチェックがあるのに、パスチェックがない。で、みんなシレッとピット出口側から出て行っちゃう…いつもなら、それ自体も止められるんだけど、別に止められない…。しかも、グリッドに向かっている人の中にはパスを持っていない人も何人か居るわけで…。そうなると、「何だ入れるんだ?」と思っちゃいますよね?。
なので、結果的に、3回ほどグリッドに入って、いつもな感じでグリッドで撮影をさせてもらいました。で、3回とも何事も無かったようにピットレーン中央部分から戻って退出しました。
ただ、実は3回目の時に、「おや?」と思ったことが。というのも、いつものグリッドのときのようにピット中央部分からグリッドに出るところでは、いつものようにパスチェックをしている雰囲気だったんですよね。厳密にしっかり見ていたわけではないのですが、「パス無いとダメですよ」「取りに戻って下さい」みたいなやりとりをしている雰囲気だったんです。で、それを見て、「あっ、コレはやっぱりダメだったのかな?」と思って、その3回目のグリッドで止めて、それ以降は入りませんでした。
たまにレースによって対応が違う場合もあるので、何とも言えないのですが、これはやっぱりそもそもダメだったってことなのかな。本当のことが分らないまま、ここにこういう感じで書いてしまっていることもどうかと思うのですが、それも事実ですので。せめて、ダメならダメで、グリッドから戻るときにそのピット中央部から戻っているだけに、スタッフさんも「パス無しはダメですよ!」って言ってくれたら良かったのに…。
前から気になっていたビュッフェを食べてみた
そうそう、ちょっとレースとはちょっと外れたネタを1つ。
実は、前々から気になっていたのですが、ここ最近、岡山国際サーキットって1階にあったレストランが閉鎖されてしまって、こういうときに食事する場所が無くなったのですが、実はひっそりとランチビュッフェをやっているんですよね。
なんと、その値段、お一人2,000円!
これまでも何度かチャンスがあったのですが、結局利用できずにいたのですが、今回、「こういう時じゃ無いと利用しにくいかなぁ」と思って、利用してみました。
そもそも、このクラブハウスって、普通のレース日は結構なパスが無いと入れないので、私自身、このクラブハウスに入ること自体が初めてでした。入ってすぐ左に受付(といってもOIC事務所と協同なだけ)で2,000円を支払い、ビュッフェの食券を渡され、階段を登り、突き当たりを左に進んでランチ会場へ。
さすが、クラブハウスというだけあってかなり高級な感じ。
ただ、正直料理の種類は多くなかったですね。肉類ばっかりという感じで、御飯とカレー、パン、デザート、飲み物もあれこれありました。
外側はホームストレートから1~2コーナーがグルッと見える感じですが、ちょうど12時前だったこともあり、外側の席はダメでした。
中央側にはこういう丸いテーブル席があります。
私が食べたのはこんな感じ。カレーは結構辛かったです。
ちゃんとデザートもあります。このムースみたいなやつが美味しかったですね。
そうこうしていたら12:30ぐらいにザッと雨が降り出しました。いやいや、こんなつもりじゃ無かったんだけどな…。
ってことで、食事を終え、外に出てきたら一時的には止んでいたものの、また雨が降り出す状況に。なかなか大変な天気でしたね。もちろん、このあと好天して、この雨が蒸し暑さに変わったのは言うまでもないですね。