α撮影記 しまね花の郷 春のモデル撮影会2016(2016.05.08)
撮影日:2016.05.08(日)
実は、2年程前から存在は知っていたしまね花の郷でのモデル撮影会。ただ、当初は気付いたら終わっていたことが多く、その一方で、最近はあまり開催されていなかったようですが、今回は、開催前にスケジュールが確認できたので、GWの最終日ではありましたが、出雲まで足を運びました。
しまね花の郷って?
そもそも、「しまね花の郷」ってご存じですかね?。
正直、私はこのモデル撮影会の存在を知ってから、ようやく知ったような感じです。正式には、島根県花ふれあい公園しまね花の郷という名前で、島根県の施設になります。
なんか雰囲気が花回廊に見えるというのも分かるでしょ?
ちょうどGWということでこいのぼりが飾ってありました
簡単な回廊っぽいのもありますし、ハウスみたいなのもあります。なので、鳥取県人からすれば、花回廊の島根県版って感じです。無論、そんなに広くはないですけどね。
実は、このしまね花の郷、何を隠そう、年に2~3回ぐらいモデル撮影会をやっているんです。ただ、いつも開催が終わってから行われていたことに気付くことが多くて、なかなか参加出来なかったんです。
鳥取から出雲ってそこそこあります
で、この花の郷、あるのは島根県出雲市。山陰道の出雲ICを降りて2km弱という場所に位置するので、アクセスとしては断然いいのですが、いかんせん、鳥取県東部からすれば結構な距離。googleマップで計測しても、単純に150kmちょっと、渋滞なしで2時間ちょっとの道のりです。
しかも、開園時間が9時半に対して、撮影会の開始時間は10時から。鳥取県東部からだとなかなか早い時間に出発しないといけません。ということで、鳥取市内を出発したのが7時半頃。
実は、プライベートでは松江止まりで、仕事で出雲まで車を走らせたことは1度だけあるものの、もう5年以上も前ということで、「こんな感じだったかなぁ?」と思いながらの運転。あまり時間的な余裕も無かったので、休憩は1箇所で数分だけという感じで、会場に到着をしたのが9:40頃。
そそくさと準備をして、建物へ。
入口で入園料200円をお支払い。なんとも良心的なお値段です。これなら、何気なくちょっと来ようかなぁ…と思って来れる金額です。というか、とっとり花回廊の1,000円ってのが高すぎるんですよね。せめて、県民割引ぐらいしろよ!って思います。
雰囲気と流れをちょっと説明
さくらまつりもそうですが、この花の郷の方が、さらにHP等に記事が出ておらず、一体全体どういう感じで行われるのが全く分からないまま乗り込んできたので、ちょっと流れと雰囲気を紹介しておきます。
入口の方が、チケットを渡すときに、「あちらで受付をして下さい」と丁寧に言われ、入ってすぐ右手のテントの下の所に出ると、既に50~60人近いカメラマンが集結!。
いやいや、さくらまつり並に多いじゃん…( ̄。 ̄;)
他の人が話しているのを聞いている限り、今回は一段と多かったらしいです。まぁ、最終日とはいえ、GWですからね。逆に言えば、GWを外せば、もうちょっと人は少なめでいけるってことですかね。
一様、受付っぽいものがありますが、別に名前を記入するわけでも無く、ただリボンと流れの説明の紙とフォトコン応募用紙が渡されます。リボンは4色の色があり、その2色ずつで2班に分かれて撮影をするという感じでした。なので、実際撮影するときには、20~30人ぐらい1班という感じなので、結構楽です。
定時になって、モデルさんの紹介と簡単な説明があります。一様、島根県写真家連盟の協力ということで、各班に2名ずつ連盟の方が付いて、その指示に従って移動をしたり、レフを当ててくれたりという感じでした。
また、撮影については、10:00からの2時間のうち、10:45~11:00の15分間が休憩で、モデルさんはここで衣装チェンジしていました。
では、撮影結果をどうぞ。
まずは、リサさんから。
ちなみに、いずれもLightroom CCでRAW現像をしていて、その時に補正をかけていますので、Exifは撮影時の設定ということで悪しからずです
背景に回廊の建物が写り込んでいるのがちょっと残念
このあたりは順光なのでなかなか厳しかったのですが、モデルさんが上手く表情を作ってくれてました
う~ん…。花の位置が低いので、モデルさんが立ちだとなかなか大変です。しかも、逆光向きだと、背景が建物になってしまい、順光だとモデルさんの表情がどうしても硬くなる。
20分ぐらい撮影したところで、続いて、チエミさんにモデルチェンジ。
髪の向きとは逆なんだけど、意外とこっち側からの方がいい感じ
ちょうど逆光で、背景に色も入れられていい感じのショット。個人的にはなかなかお気に入り。
これ、かなり低い体勢からのショット。後ろのフレームが写っていなければ…
撮り始めがいきなり順光で眩しそうで、やや表情が硬かったのですが、次第にいい感じになってきました。
それにしても、この花の前ボケ、姿勢が低くて辛かった…(ToT)。皆さん、地べたに座って撮っていましたね。そして、2班に分かれるのはいいのですが、ちょっと近すぎでしょう。お互い、背景に入ってしまうという珍事も起きてましたね。
しばし休憩して、後半スタート!
ここで、15分ほど休憩をして、モデルさんも衣装チェンジ。後半は、チエミさんからスタート。
あえて、外した視線もいいですね
背景に他の人が写り込んでしまったけど、レフがいい感じでアイキャッチも入ってなかなかGood!
後半で驚いたのは、途中でモデルチェンジが無かったこと。ただ、途中で2班が移動中に撮影ポジションが重なったことで、チエミさんを撮っていた我々の班の多くは、そのままリサさんの方へ。私も、リサさんの方に行っても良かったのですが、チエミさんを撮影した同じポジションに戻る雰囲気だったので、それも面白くないなぁと思って、そのままチエミさんの方を撮影していました。
とかいいながら、途中でちゃっかり撮ってましたけどね。
最後は2人揃っての撮影
最後は、入口の近くに戻って、2人揃っての撮影。
う~ん、このポジション、どうなんでしょう…。
思ったよりは、なかなかいい感じ。
やっぱり、花の位置が低いので、背景に花を入れようと思うと、カメラマン側がちょっと高い位置から撮影しないと、背景に花が入らないんですよね。逆に、花を前ボケで入れようと思うと、なかなか大変…。
そうこうしていたら、急に紙風船を飛ばすという話になり…。
なかなか風が強くて苦戦していましたね
結局、よく分からなかった最後の撮影でした。
撮影メモ&総評
船上山に慣れると意外と楽?
初めて参加した花の郷の撮影会でしたが、船上山さくらまつりに参加したからか、思っていたよりは楽でした。
個人的には、「結構メンバーは同じ感じなのかな?」と思っていましたが、実際には、船上山でお見かけしたカメラマンは数人ぐらいでした。
ただ、撮影会の雰囲気を経験したことがあるので、感じは似たようなものだし、それに今回は2班に分かれての撮影だったので、それほど激混みという訳では無く、撮影自体はやりやすかったですね。
構図はなかなか難しい
船上山さくらまつりと比べると、格段に構図作りが大変です。
これを見て頂ければ分かりますが、そもそも花の位置が全体的に低い。なので、前ボケを入れるには、モデルさんが座るしか無い。なので、前ボケを作ろうと思うとかなり低い位置から撮らないといけない。その一方で、背景はあまりいい感じの所が無い。正直、今回のモデルさんの立ち位置は、ほとんど前ボケ優先で立ち位置を決めていた感じで、背景が建物だったり、白木の枝が目立ったりと、背景ボケを多用したい私にとっては、なかなか苦戦しました。
なので、ある方が、「この花壇の縁のところに登ったらダメ?」と聞いていたのも同感でした。上から撮った方が、背景を選べますからね。そういった意味では、脚立あった方が良かったんじゃないの?と思うぐらい。でも、さすがに誰も持ってきていませんでしたね。
ナナニッパレンズでは、望遠が足りないかも
一方で、モデルさんをどれぐらいのサイズで入れるのかにもよりますが、構図によっては、APS-Cでナナニッパレンズで撮影をしても、もうちょっと望遠が欲しい場面もありました。基本的に、モデルさんとの距離は、船上山のときよりも明らかに遠い。無論、前ボケの問題もあったのでしょうが、それでもちょっと遠い雰囲気でした。まあ、トリミングでどうにかするという選択肢もありますが、300mmぐらいあってもいいような気はします。
ちなみに、今回私は、α77Ⅱにナナニッパレンズという、ある意味鉄板コンビで撮影をしたのですが、帰ってきてからRAW現像するのに見てみると、F2.8開放で撮影したのもあるけど、なんだか解像感が悪い。ほとんど、DMFで撮ったから、AFが問題ではないと思うし、シャッター速度も全体的に速いので、手ブレとも考えにくい。その点、この前の船上山さくらまつりで、α6300+70-200mm F4 GでF4開放で撮影をした方が解像感が良かった印象。これ、一度比較してみた方がいいかもな。
今回、RAW現像時にいつもよりコントラストを高めにしています。
鳥取でもこういう撮影会してくれないかな?
こういう撮影会、ぜひ鳥取でもやって欲しいですね。
ただ、意外と県東部の人間って、こういうの、あんまり参加しないかもしれないですけどね。無料が無理なら、数千円ぐらいなら他所に行くことを考えたら全然いいと思うんでけど。鳥取砂丘とか浦富海岸みたいな自然系はもちろんだし、仁風閣なんかもいい。桜の名所も多いし、出会いの森とか、竹林公園とか、砂像とか、いろいろ出来ると思うんですけどね。