α撮影記 ポピー祭 2018(2018.06.10)

ポートレート

撮影日:2018.06.10(日)

 これまで、船上山のさくらまつりには5年連続で参加していましたが、当時から存在を知っていた島根県飯南町で開催されているポピーまつり。ただ、毎年都合が悪かったり天気が悪かったりで、気にはなるものの行けずにいたのですが、今年は満を持して参加をすることができました。

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*Exifデータはあくまで撮影時の設定値です。RAW現像時に露出補正等をかけてます。

駐車場確保は10時までに

 鳥取市内からだと山陰道を通って松江道を通って、実に180kmのドライブ。ヘタしたら大阪とか行けちゃう距離ですからね…。

 今回、ポピーまつりに参加する上で少し気にしていたのはアクセスでした。もちろん、鳥取県東部から2時間40分もかかる時間的なところもありますが、如何せん、会場が島根の奥まったところにあり、これまで行ったこともなかったので、松江道からのアクセスがどんなもんなのかが気になっていました

 ポピーまつりの案内では松江道の吉田掛合(よしだかけや)ICからのアクセスが紹介されていますが、私はもう1つ広島側の雲南吉田ICを降りて、道の駅たたらば壱番地で休憩をしてから向かいました。

 道の駅からは一度県道38号線を少し北上し、その後国道54号線を南下、飯南町に入る前に右折をして、県道40号線を西に進むような形で会場の「東三瓶フラワーパーク」に到着をしました。ちょうど県道40号線に曲がるあたりからポピーまつりの誘導看板が立っているので、案外間違えないと思います。こんな感じで行きはザッと25分程度。ちょっと急ぎながら走りましたが、ゆっくり走っても30分程度で到着出来るんじゃないでしょうか。

 参考までに帰りは、ナビに指示された別ルートを走りました。県道40号線は同じなのですが、国道54号線に出たら少し南下して、広域農道に入って東に抜け、途中県道273号線に合流して、県道38号線に出たら左折して道の駅という感じ。これで22分でした。

 地図上で見ると結構こころもとない感じのルートなのですが、きちんと2車線の道になっていて、交通量が少ないのもあり快適に走れました。道の駅利用なら、たぶん帰りのルートの方が良さそうな気がします。もし、次に私が来るとしてもこのルートを使うでしょうね。

 まあ、そういいながらも、さすがに鳥取県東部からだと遠いです。2時過ぎに終わったとしても1日仕事になっちゃいますからね。

 鳥取市内を7時前に出発し、開場の東三瓶フラワーバレーに到着したのが9:50頃。

 駐車場が何処になるのかな?と少し心配していたのですが、会場のすぐ横に駐車することが出来ました。たぶん、10時を過ぎると川を渡った向こう側の駐車場になってしまう感じなので、近くに停めたい方は、10時までというのが1つのラインでしょうね。

 駐車場の後ろ側にはすでにポピーが広がっています。午前中の撮影はこちら側でした。

 どんな感じのまつりなのかなぁと思いましたが、結構人が多かったですね。何より、ステージと客席が常設になっていて、簡単にイベントができるようになってます。これはスゴいですね。

 川縁にもポピーが広がります。 午後からの撮影はこちら側でした。

 普段、あまりポピーという花に馴染みが無かったのですが、ポピーはケシ科の植物とのこと。花の形はコスモスとは違うけど、咲いている雰囲気とかは似ている感じがします。

まずは会場上手からスタート

 今年のモデルは、YUIさん(Twitter)。

 まずは、会場の上手(東側)に広がるポピー畑で撮影開始です。

 少し傾斜していて撮影しやすそう…にも見えますが、実は背後は大きな傾斜になっていて、人が2人ぐらい居られるのが精一杯。何なら傾斜の途中からでも…とも思うぐらいだけど、ここは結構傾斜がありますからね。

 ちなみに、カメラマンさんとしては、船上山のさくらまつりなんかでもお見かけする方が結構おられましたね。そして何より、船上山と違うのは、カメラマンさんがスタッフとしても動かれていたこと。ホントなかなか大変そうで、ご苦労様でございました。

 う~ん、ちょっと背景があんまり好きじゃ無いなぁ…。

やや遠目に背景優先でポジションチェンジ

 背景が気になるということで、少し遠目の横側からへポジションを移動。こうすることで前ボケも生かせるし。

 このあたりからもうちょっと寄りたいってこともあって、1.4倍テレコンを使ってます。いやあ、念のために…とは思っていたものの、テレコンを使うとは…。

 畑自体がもう少し傾斜があると前後ボカしつつ、全部花で包みながら…ってのが撮れるんでしょうがね。

午前中2箇所目は反対側からの撮影

 残り15分で反対側へ移動。これを見てもらったら、会場の雰囲気が分かりやすいかな。

 なんかブルーマンモドキが来て、しばし撮影タイム。

 上から撮影すると全体を花で覆うことが出来るけどちょっとボカしにくい。かといって、下から撮影するとテントの頭が背景に入ってしまいやすいという何とも難しい角度。

 ちなみに、背後であほ男の腹よしおさんが歌ってるのが分かるかな?。鳥取県民だと、NHKの「√るーと」のテーマソング「こうやってこうするだけ」を歌ってるバンドって言うと分かりやすいかな。島根での知名度ってどうなんだろう?。

 さて、気を取り直して…。

 この最後のポジションが個人的には良かったですね。ただ、背景に人が入ってしまって…まあ、仕方がないですよね。

午後からは川縁へ

 昼からは、川縁のポピー畑でスタートです。

 雰囲気はスゴくいいのに、背景がなぁ…。黄色いのぼりなので余計に目立っちゃうんだよなぁ…。

 ってことで、チルト液晶でかなりローアングルから前ボケ入れて見ました。ここから、ボケを気にしてテレコン外してF2.8で狙ってます。もうちょっとガッツリ寄れたら、前ボケがもうちょっと柔らかくなるのに…。

上流側の方に少し移動

 30分ほど撮影したところで1つ上流側の花畑に移動。おかげで背景がちょっと変わります。

 シンプルだけど、このあたりが意外といいかもね。

 行けるかなぁと思って、ナナニッパの132mmと100mm STFで撮り比べてみました。微妙に焦点距離が違うので条件が同じではないですが、こういう画だとナナニッパの方がいいかもな。う~ん、STFの使い方が難しい。

最後は河原での撮影

 最後は河原での撮影です。

 というか、ここまで来ると、もうポピー関係ないじゃん!って感じです。

 ちなみに、先の100mm STFで撮影した関係で、ナナニッパに戻したときにF値5.6のままになっちゃってます。だから、背景ボケてないんだ…とこの記事書きながら納得しました。いつも気にしてるんだけどなぁ…。

 最後に「かぶりつきたい方はどうぞ」という時間があったので、最後の最後に100mm STFでウエストアップを撮らせてもらいました。やっぱり、こういうショットを撮ると、単焦点はいいですね。

 そして何より、私自身ものの数秒でこのショットをパパッと撮れるようになったってのが、なんともサーキット慣れの感があるなあと、我ながら思いました。

感想いろいろ

案外必要な望遠

 今回、つくづく思ったのが「想像以上に望遠レンズがいる」というところ。参加者の機材を横目で見ている限り、ナナニッパレンズ派・高倍率ズーム派・標準ズーム派とありましたが、標準ズーム派の方々は撮り始めてすぐに「いやあ、望遠がいるわぁ…」と嘆いておられました。まだ、APS-Cならいいでしょうが、フルサイズはなかなかだと思います。

 この感覚は、以前、しまね花の郷で参加したモデル撮影会と同じ感想ですね。ベテランのカメラマンさんの中には、SIGMAの超望遠レンズで挑んでいた方がおられましたが、いやいや、納得です。こういう撮影だと、絞りによるボケ感よりも望遠によるボケ感の方が効果絶大なので、案外、100-400mmなんかで狙うという選択肢もありだと思います。

ローアングルからどう狙うかがミソ

 どうしても、こういう撮影の性質上、花の奥行きを出したり、前ボケを作ったりしようと思うと、できるだけ低い位置から撮影したくなるのですが、これがなかなか大変です。

 まずは姿勢の点。午後は川縁だったこともあり、畑のすぐ横がアスファルトだったので、座って撮影というのも比較的容易だったのですが、午前中のように畑の土手みたいなところから撮影するとなると、膝をつくことすらなかなか大変。基本的には皆さんがしゃがんで撮影をしていましたが、皆さんが「姿勢が辛い…」となかなか嘆いていました。特に時期的にも雨の止み間になりやすく、汚れやすいところもあるので、ちょっと膝をついたり出来るように敷物とかゴミ袋とかあると結構心強いかも

 あと、何人かおられましたが、望遠との撮影というのも合わせて、一脚を使うというのも悪くないと思います。ただ、一脚を持って動き回ると結構邪魔ですので、他の人に迷惑はかけないように。

ますますもってサブ機が欲しくなる

 やはり、ポートレート系の撮影をしていると否応でもサブ機ってのが欲しくなりますよね。今回はまだそれほど単焦点が活躍する場面が多くなかったけど、わざわざそのたびにレンズ交換をするというのは結構ためらいますからね…。

 いやあぁ、α7III欲しいなぁ…。

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