蓮 at 鳥取・鹿野ハスの里 2021
コロナ禍が続き、夏の定番だった花火も2年連続で中止。そんな寂しい中で、何か少しでも写活が出来ないかなぁと考えたときに、夏の花といえば、ハスかヒマワリ。ヒマワリは過去に撮影したことがあったけど、ハスって改めて撮影したことがないなぁと思って、鹿野にあるハスの里に行ってきました。
実は知らなかった鹿野のハス
鳥取県東部の鳥取市鹿野町にあるハスの里。
正直、どういう名称が正しいのか分かりませんでしたが、鳥取市のHPには「ハスの里」という名称になっていたので、そちらを引用しております。普通に「ハス田」と記載しているところもあったりします。
Google Map上には「蓮池」という形での記載になっています。場所としては、鳥取市鹿野町総合支所の斜向かい。
周囲の知人に聞くと結構有名なスポットらしいのですが、私的には全く知りませんでした💦。今年の初夏になって、「いい場所ないかな?」と検索していて初めて知ったようなレベルです。
駐車場は鹿野町総合支所に
先に雰囲気的なことを紹介しておきます。
まず、駐車場については、鹿野町総合支所が臨時駐車場として開放されています。鳥取市の公式HPの方にも、そのように紹介されているので安心して駐車していいと思います。
先も述べたとおり、総合支所の斜向かいという立地なので、アクセスがよいのもありがたいです。
ちなみに、私は現地に5:45頃に到着しましたが、特にチェーンなども無かったので早朝だから駐車出来ないということは無さそう。間違っても路上駐車とかしないで下さいね。
そしたら、道路からすぐハス田が広がっているのが見えます。手前には解説の看板とベンチが置いてありました。
看板には「西日本最大級のハスの里」づくりを目指してと、アレコレ紹介されています。
どうやら鳥取大学から譲り受けたハスを鹿野心のふるさとづくり委員会という組織が地元住民の方々と一緒に管理をされているようですね。
一様、分かりやすいように地図にまとめてみました(ハス田の番号は私が適当に北側から数字を割り振りました)。
このハス田は大小4つの田から構成されているようで、一様、すべてのハス田の周囲には畦畔が用意されているようです。
メインとなるハス田②はこんな感じ。一番この田が大きいですが、ハス自体もかなり大きい感じでした。田による生育の差は、品種なんだろうか、それも年数とかで開花や生育の差が出てくるのかな?
ちなみに、ハス田の西側にある水路側は土手っぽくなっているので、こちら側からが一番見やすいと思います。
ハス田②と③の間は結構広いです。
そのハス田の間から総合支所側(北側)を向くとこんな感じ。想像以上にハスの背が高いです。
ハス田の東側もちゃんと歩けます
気になっていたハス田の東側ですが、一様こちらも歩けるような畦畔が用意されています。なので、グルッと回ることが出来ます。
ハス田③や④の方も同様です。
出来れば長靴はあった方がいいかも
今回、1週間前に大雨があったとはいえ、5日程度晴れが続いたあとに行きましたが、部分的には畦畔がぬかるんでいるところがありました。
どうやら、ハス田③の畦畔が低いのか、畔シートで水をキープしている感じでした。なので、長靴があった方が撮影ポジションの自由度はいくらか増すと思います。
あと、ハス田③と④の間も本来なら通れるのですが、ぬかるんでいて普通の靴では無理な感じでした。
隣の水田畦畔にはご注意を
ハス田が4枚並んだ一番奥側(南側)は、普通の水田となっています。
この水田の畦畔の両側には、通行を遠慮して下さいとの掲示があります。ご注意を。
一番北側のハス田は生育が遅い
ちなみに、何故だか分かりませんが、4つあるハス田の中で、一番北側にあるハス田は生育というか開花も遅い感じがしました。
鳥取市HPで開花状況が確認出来る
そういえば、鳥取市の公式HPを見ると、開花状況が随時更新されていて、今年(2021年)の状況をメモしておくと…
6/14 | 6/23 | 6/24 | 6/28 | 7/2 | 7/14 | 7/16 |
つぼみ | 初開花 | 咲き始め 一分咲き |
咲き始め 三分咲き |
五分咲き | 八分咲き | 見ごろ |
とのこと。ただ、私はこのHP気づいたのは帰ってきてから。
そう思うと、何も考えていなかったけど、ちょうどいいタイミングだったのかな?
SEL70350G × α7RIV
さあ、それでは作品を見ていきましょう。今回は、望遠が必須だろうということで、はじめからSEL70350Gをα7RIVのAPS-Cクロップで挑みました。
蕾~開きはじめ
何か、これだけ見るととてもハスに見えないですよね。チューリップに見えちゃう。
どうやら、開花1日目は朝4~5時頃から蕾がほころび始めて、完全に開かずに午前中のうちに閉じちゃうそうなので、このあたりがちょうど1日目ってことなんでしょうね。
ちなみに、6月に花芽が水中から現れて、約20日後には開花するらしいです。
開花中
続いて、ちょうど開花真っ最中の2~3日目の花。
今回改めて撮影していて気づいたのですが、ホント、ハスの花って位置が高すぎる。
だから、花の中を…と思っても全然狙えないんですよね。どうしても、こういう横からのショットになってしまう。
ちょっと調べても分からなかったけど、この花の高さって初期ほど低くて、だんだんと高くなっていくのかな?。もし、そうだとしたら、低いハスを狙いたかったら、満開になる前の6月末~7月頭ぐらいに狙った方がいいのかな?
前ボケ・後ボケの入れ方もなかなか難しい。
開花真っ最中の花
本当はもうちょっと狙いたかった花。
花は雄しべや雌しべが見えないと…って思うけど、ホントにハスは狙いにくい。もし、脚立があったとしても、手前に花が咲いていたらいいけど、そんな都合のいいところにあんまり咲いてないんだよな…。(それに、畦畔で脚立は逆に怖いし…)
一方で、思っていた以上にハチは多かったですね。クマンバチもいれば、ミツバチもいましたね。
あと、この写真だと分かりにくいかもしれないけど、花びらに何か小さい虫がわんさかいました。たぶん、スリップスかな?
中に隠れる花が個人的には意外と好き
今回、意外といいなあと思ったのが葉の下にたまにある、ひっそりと咲く花。
しかも、こういう花って案外綺麗なんだよな。
それにしても、今回の写真を見ていて思うのは、やはりSEL70350Gの描写の良さですね。ピント面のシャープさはもちろんのこと、ボケの柔らかさもいいですね。それでいて、普通にバックに入ってしまうコンパクトさがあるもんな。
こうなると、無理してフルサイズにこだわって100-400mmとか新調する理由はあんまり無いのかな。
気を抜くと背景が写り込む
地図を見て頂いたら分る通り、このハス田は周囲を民家に囲まれています。
なので、気を抜くと背景に民家やガードレールが写り込んじゃうんですよね…
こちらは自動販売機。そういう面でも、結構構図は気をつけないといけませんね。
どーでもいい話ですが…
ちなみに、どーでもいい話なのですが…
このハスの咲いたあとの状態、気持ち悪いんだよな…
特に、この種部分が分離してくるとなおさら…
TAMRON 70-180mm F2.8 × α9
今回、ほとんどをSEL70350Gで挑んだのですが、最後にチラッとTAMRONの70-180mm F2.8でも狙ってみました。
やはり、このレンズ、花を狙ってもいい感じのボケ感を出してくれるけど、いかんせん180mmではなかなかハスは厳しい。
たまたまこの最後に撮った場所が近くに花があったから狙えたって感じです。