花火 at 浜村温泉貝がら節祭り大水中花火大会 2015
(2015.08.07)
撮影日:2015.08.07(Fri.)
2015年3発目は浜村へ
2015年第3弾の花火大会は、旧気高町・浜村の花火大会に決めました。
どうして、この花火大会にしたのかというと、1つは平日の夕方という日にち。どうしても、土曜や日曜の夜が多い花火大会の中で、浜村の花火大会は平日の夕方ということで、仕事帰りに行くことができるので、行きやすいのが嬉しいところ。さらに、浜村といっても、厳密には旧気高町八束水の船磯漁港の堤防から花火があがるのですが、この船磯のすぐ横には、魚見台と呼ばれる展望台があり、ここから迫力のある花火が撮れるのでは?と前々から気にはなっていました。
魚見台への駐車はお早めに…
祭りとしての駐車場は、海上すぐ近くに臨時駐車場が設けられますが、こちらは19時までに入らないと、19時~21時すぎまで交通規制になっていたと思います。なので、青谷町グラウンドや浜村温泉の方にも臨時駐車場が設けられており、そこからシャトルバスが運行されている感じです。
ただ、あくまでシャトルバスは祭り会場の船磯漁港に向かうだけなので、魚見台に行くには直接向かうしかありません。
仕事を終え、魚見台に到着したのが18:30すぎ。まだ花火が上がるまで2時間もあるのですが、既にこの時間で10台ちょっとが駐車済み。様子が分からないので、どうしようかなぁと思いましたが、手前にギリギリ後方車に邪魔にならない感じで止められそうだったので、止めてしまいました。
まだ2時間前だというのにこの様子。キッチリ止めようと思ったら、18時ぐらいには来ないとダメかもしれないです。
魚見台からの様子。花火は中央に見える堤防から打ち上がります。この日は全体的にモヤっていた感じでした。
この夏に導入した、VANGUARDのマルチマウント6。これにより、三脚1つで2台体制で撮影できるようになりました。
まだ2時間前だというのに、皆さん三脚を立てて場所取り。他になくカメラマン率は高かったですね。
19時ぐらいにはパトカーが来て、交通整理を始めました。ただ、交通整理といっても、駐車場の整理をしてくれるという訳では無く、路駐をしようとする車に「移動しなさい」と警告する感じでした。
で、19時半すぎにはこの状態に。自然と前後2列の感じで駐車をしていきます。まぁ、ここに車を止めている以上、花火が終わらないと帰らないですからね。
もし、この魚見台の駐車場に止められないとなると、青谷側に進んだところにチェーン交換所のようなところがありますが、そこにたぶん止められると思います。そこで、魚見台まで約500m。さらに、その先には青谷町グラウンドがあり、そこだと約1km弱はあるかと思います。逆に魚見台から約300mぐらい漁港側に下ったところにもチェーン交換所のような広いスペースがありますが、こちらはどうもシャトルバスの臨時駐車場になっていて、一般の車は止められないようです。
まずは縦構図
今回も、縦構図はα77Ⅱ+DT 16-50mm F2.8、横構図はα6000+E 10-18mmで狙いました。
いずれもAPS-C・16mm(35mm換算24mm)で固定ですが、それでもちょっと画角的には足らない感じですね。花火自体も思った以上に上に上がっていましたし。
続いて横構図
今回は何の設定を間違えたのか、全体的に暗めなんですよね。もしかして、D-Proをオフにしたのも影響したのかな?。
比較明合成
最後に比較明合成しちゃいました。
最後のやつは、本当の最後のスターマインです。これ、APS-C・10mm(35mm換算15mm)のかなりの広角なのですが、これでちょうどです。最近、いかに花火撮影で広角レンズが必要かを痛切に感じています。
総評
休み無く上がる花火に、立ちこめる煙…
やはり、香住の花火のあとだから特にそう思ったのかもしれませんが、結構せわしなく花火が上がっていきます。一様は、低い花火→高い花火→低い花火のような流れで打ち分けていくので、多少は煙を考慮はしていますが、それでも休み無く上がっていくので、次第に煙が立ちこめてきます。そうなると、いかにしてこの煙をかわすかってのが問題になってきます。
魚見台は風向き的に不利?
そもそも、今回の撮影日は、連日好天が続いていた中で、夕方になってモヤっていた日。山間部は夕立も降っていたようで、そういった天候もあったのかもしれないが、そもそも風があまりなかった。ただ、強いて言えば、やや弱い東からの風といった感じで、魚見台側(西側)からの撮影にはあまり有利とはいえない感じだった。
それに、よくよく考えれば、打ち上げられる船磯漁港から見て、魚見台のある山は真西。なので、普通に考えてもこの山がある限り、西風が吹いて、魚見台側が風上になることなんて、そうそう無いような気がします。よほど、北風の時ぐらい…でも、夏の夜って基本的に陸から海側に吹くからな…。
実際、撮影をしていた際も、「あぁ、こりゃいい感じにはならんな」と半分諦めモードで撮影をしていました。まぁ、それがなんとかRAW現像してみると、そこそこモノにはなったというのが正直なところです。
Lightroom CCの”かすみの除去”機能が花火撮影の味方!!
その問題となる煙が、意外とRAW現像時に気にならなくなるというマジックの1つが、LightroomCCで新しく搭載されている「かすみの除去」機能です。
元々は、風景撮影を撮影したときに、モヤっていたときなどに使う機能だそうですが、これを花火写真に使うと、思いのほか煙が低減されてクリアな写真になるんです。これは、意外とうれしい機能だと今更ながら気付きました。