鳥取しゃんしゃん祭り 2019(2019.08.14)

2015年 2016年 2017年 2018年 2019年

今年で5年目のしゃんしゃん祭

 何だかんだで5年続けてカメラマンをやってきても、ホント、このしゃんしゃん祭りはその1年間の総決算というか、機材と技術が試されると言っても過言ではないんですよね。その攻略のためには、やはり前年の反省から傾向と対策を考える必要があります。

昨年からの引き継ぎ事項

 ということで、まずは昨年からの引き継ぎ事項をまとめてみました。

暗さ

アーケードありでEV4、無しだとEV2~3に

 これまでの経験から、暗くなるとEV4あたりが軸になるというのは、もう何となく分かっています。

 ただ、昨年は市役所から片原駐車場の辺りがあり、このあたりが4年間で初めての経験になったのですが、まあ暗いんのって…。まだ、暗くなり始めただし、フルサイズ機だし、ナナニッパレンズだし、それでも慌ててしまうぐらいの暗さっぷりでした。

 上のグラフが昨年の時間帯別のEV値とISO感度なのですが、EV値4を切り、赤いポチのISO-12,800がちょうどそのあたりです。実際、EV値2台も平気であるんですよね。例えばEV値2.7って、F2.8・ISO-12,800で1/100sですからね。

 これを攻略しようとしたら、F1.8の単焦点を使えば、1/100sでISO-5,000、1/160sでもISO-8,000ですからね。

 そう思うと、

 というのは重要な気がします。

高感度がどこまで許されるのか

 さすがにここまで高感度での撮影になってしまうと、自分の持っているカメラがISOどれぐらいまで耐えられるのかということを判断しておくことが大切です。私的には、α9/α7RIII/α7IIIのSONYフルサイズ機で撮影していて、ISO-12,800なら大丈夫かなといった感じ

 これ、ここ最近、私自身がフルサイズで撮影をしてきていたのであまり感じていなかったのですが、今年、サブカメラマンに後輩2人をつけて、両方ともAPS-C機で撮影をしてもらったのですが、やはりフルサイズとASP-Cの差は非常に大きいです。

 単純なノイズの差なら1段は余裕であります。なので、APS-C機だとISO感度の限界はISO-6,400あたりかな。ギリで8,000~10,000ぐらいで行けるときもありますが、それは露出とか他の要素がバッチリの場合。RAW現像の時にイジることを考えると、やはり6,400でどうかなぁ、露出も上げれて1段かなぁというレベルになります。そういった意味では、単純な高感度耐性もですが、ダイナミックレンジとかRAW現像時の耐性というのも結構大きいです。

 なので、この点を加味すると、やはり最新のフルサイズ機で撮りたいなぁという感じになりますよね。

シャッター速度

最低でも1/160sは欲しい。1/100sは歩留まりが落ちる

 もう1つ重要になってくるのが、シャッター速度。昨年の記事でも似たようなことを書いていますが、やはり1/160sは必須な気がします。

 実は、去年は序盤こそ1/160sで撮影をしていたものの、明るさ的に厳しいと判断をしたタイミングで、1/100sにずらしました。そうしたところ、あとで写真の選抜をしてみると、1/160sはそれほど大きな問題にならない一方で、明らかに1/100sの歩留まりが悪いんですよね。

 もちろん、躍動感なんかを出すという意味ではいいのかもしれませんが、アレを見てしまうとやっぱり

 だなぁと感じでしまいます。

 ここで、気をつけないといけないのは、私のようにナナニッパ運用で撮影する場合で、1/160sってこと。24-70mmとか24-105mmといった標準ズームで撮影する場合はそんなに要らず、一般的によく言われる「1/焦点距離」ぐらいあれば大丈夫です。

焦点距離

望遠側:フルサイズ×ナナニッパで問題なし

 過去は、APS-C機に70-200mm F2.8で挑んでいた私ですが、最近はフルサイズにナナニッパレンズで挑んでいたりします。しかも、昨年は久しぶりに若桜街道の時間帯もあったので、焦点距離的に足りるのかなぁ?という不安が正直ありました。

 ただ、いざ撮影をしてみると、実は過去4年間の中でも一番望遠を使っていないのが分かります。おそらく、私自身が練習なども含めてフルサイズの70-200mmという焦点距離の使い勝手が良くなってきたことはもちろんのこと、2017年からスタッフとして中に入れるようになったことも影響しているように思います。

 それに、ここ数年はどうしてもスライドショーを仕上げないといけないので、あまり寄らないでやや引いたぐらいで撮影しているというのも影響している気がします。

広角側:16-35mmは正解!

 一昨年までは、望遠レンズの相方には標準ズームレンズで挑んでいたのですが、実際はほとんど広角側しか撮影していなかったことを踏まえて、先にも述べた通り、16-35mmで参加しました。

 そしたら、まあ見事にハマってくれました。

 やはり、今まで24mmでは入りきれなかったショットが16mmまで使えることで余裕で撮れます。集合写真も問題なし。円陣を組んだり、最後のフィナーレの万歳三唱とか、とにかく広角側が生きてきます

 しかも、SEL1635Zの写りがとても良い上に、F4開放で撮っても意外とイケてる。昨年、広角側でF2.8の必要性を感じなかったことを考えると、しばらくこのF4通しでよさそうです。

AFエリア

基本は拡張フレキシブルスポット×瞳AF

 去年は、職場での予行練習では途中まで、ずっと「ワイド」で瞳AFで撮影していました。

 ただ、その練習の中で、どうしても前後の人物を重ねて撮影するときに、思った人物にフォーカスが合わせられないという問題がちょこちょこ発生していて、「どうにかならないものか?」と思ってたんです。そしたら、2016年にAFで苦戦をしたα7SIIのときに拡張フレキシブルスポットで顔の位置を決めておいてAFを合わせるという方法を使っていたのを思い出し、昨年は練習の終盤や本番当日はこの「拡張フレキシブルスポット×瞳AF(顔認識)」で撮影していました。

 これで、格段に捕獲精度が高くなりました。

 今年に関しては、シャッター半押しでの瞳AF(リアルタイム瞳AF)に対応したので、任意のボタンを押す必要性が無くなりました。拡張フレキシブルスポットとの組み合わせで優先的に瞳AFを作動させたい人を誘導できるので、このやり方は大事だと思います。

 ちなみに、α9投入後は、リアルタイムトラッキングAFも搭載されて、その活用も考えたのですが、傘が重ならない状態での食いつきはさすが申し分ないのですが、どうも傘が一度顔の前を横切ると、一時的に傘にAFが持って行かれる傾向があるんですよね。これは、AF設定を「粘る」にしてもそう。ある意味、α9のAF性能の良さがあだになっているのかもしれませんが、そんなこともあって、リアルタイムトラッキングは使ってないです。

緊急時はワイド

 しかし、ちょっとした問題もありました。それは、途中で「ワイドにしたいな」という場面がちょくちょくあるのです。

 というのも、私の撮影スタイルは基本的に望遠レンズで誰かを狙っているというのが基本の撮影スタイル。なので、顔をどの位置に置いて…というのが、やや左もしくはやや右と、ほとんどこの2パターンに決まっています。

 なのですが、昨年は、当日撮影をしながら、ただただ連の奥行き感を出しながら傘を後ろから撮るとか、ちょっと違う構図も撮りたくなるんですよね。そういう時に、「ワイド」だったら普通に一番手前にピントが合うのですが、拡張フレキシブルスポットだと、いちいち動かさないといけないけど、昨年は暑さと体調の悪さも重なり、アタフタしていてその余裕がありませんでした。で、結局、「あれ?、ピント欲しかったのそこじゃ無いんだけど…」っていうのがちょくちょくありました

 今思えば、タッチでAFポイントを変えるという作戦もアリだったのですが、ほかにも、AELボタンに「押す間だけカスタム設定呼び出し」を設定しておいて、それのAFエリアをワイドにしておく詳しくはSONYさんがこちらで紹介してくれています)という方法もありました。

何より体調を万全に…

 昨年のしゃんしゃん祭りは、とにかく暑くて大変だったのですが、実は体調も良くなかったんですよね。

 その点、今年は体重も大幅に落ちたし、何より身軽。この差は大きいですよね。

今年の機材は過去最強

過去はこんな機材で

 過去の機材の組み合わせはこんな感じでした。

  2015年 2016年 2017年 2018年
望遠域

α77II

TAMRON
70-200mm F2.8 USD

(35mm換算105-300mm F2.8)

α7SII

【レンタル】

SEL70200G

(70-200mm F4)

α9

【レンタル】

SEL70200GM

(70-200mm F2.8)

α7RIII

SEL70200GM

(70-200mm F2.8)

標準域

α6000

SEL1670Z

(35mm換算24-105mm F4)

α6300

SEL1670Z

(35mm換算24-105mm F4)

α6500

SEL1670Z F4

(35mm換算24-105mm F4)

α7III

SEL1635Z

(16-35mm F4)

 今から考えれば、初年度はAPS-C機で挑んでいたんですよね。一昨年までは、ナナニッパに24-105mmという組み合わせだったのですが、昨年はナナニッパに16-35mmということで、思い切り広角側に振って結果的に良かったですね。

今年はこの組み合わせで!

 ということで、今年はこの組み合わせで挑みます。

 基本的なレンズセットは同じですが、ナナニッパにはα9、16-35mmにはα7RIIIを使いました。基本的に私の撮影スタイルはナナニッパの方がメインなので、こちらにα9というのには文句の付けようが無いでしょう

 一方で少し悩んだのは、16-35mmに何を組み合わせるのかという点でした。高感度で考えればα7IIIかもしれませんが、画素数で行けばα7RIII。悩んだ挙げ句、α7RIIIで行くことにしました。どうして?と言われると」説明が難しいところもあるのですが、1つは冒頭に集合写真を撮る場面があるので、ここは高画素機で撮っておきたかったという点と、もし望遠側が35mmで不足した場合はAPS-Cクロップをすれば50mmぐらいまではカバー出来るだろうという思いもあったからです。といっても、結局クロップなんかしなかったんですけどね。

今年は暗さ対策に単焦点を用意

 さらに、今回は初めてしゃんしゃん祭で単焦点レンズも用意しました。

 というのも、踊り終盤で市役所を曲がって片原通りを通る時間帯があることは把握していたので、昨年のあの暗さを考えると、単焦点レンズが重宝するだろうと考えて、135mm F1.8 GM85mm F1.8の2本の単焦点も用意しておきました。普通に考えれば荷物が増えるのですが、そこは後輩がカメラアシスタントで、サブカメラマン兼私のカバン持ちをしてくれたので、例年よりは身軽でした。

ちょっと作例を紹介

実は、今年は前夜祭が若桜街道じゃなかった!?

 例年だと、ここで前夜祭の様子を…ってするのですが、今年はなんと、前夜祭が駅前の風紋広場だけで、若桜街道では行われなかったのです。

 いやあ、これは正直驚きました。

 てっきり、今年も若桜街道であるもんだと思ってましたから。しかも、気付いたのは、その前日の12日でした。それでも試しに行こうかなぁとか思ったりもしたのですが、後輩と撮影のの打合せをしていたら行くタイミングを逃しました。

ということで、当日の第一部の様子を少し

 ということで、いきなり一斉傘踊り当日の第1部の様子からスタートです。

 まずは若桜橋よりも北側のポジションで試し撮りです。

 しゃんしゃんで基本的な振りの1つですが、やはりコレって右手からじゃないと狙いにくい。

 最近、こういう奥行きを生かしたショットがいいんですよね

若桜橋付近に移動

 しばらく撮影をして、ここも定番の若桜橋の駅側のポイントへ移動。向きも反対側へ。

 ここは、若桜橋自体が盛り上がった感じになっているので、やや見上げる感じになるんですよね。

 鳥取駅方面に向けると若桜街道一面が傘に覆い尽くされるショットも狙えます。ただ、これを撮るには、やはり若桜橋の最頂部で脚立に乗って撮りたいですよね。しかも、最近は第2部が鳥取駅から市役所向きに踊り子が進むので、このショットが狙えるのは市役所から鳥取駅向きに踊り子が進む第1部じゃないと狙いにくいんですよね。

【総括】

久しぶりの若桜街道に戸惑う

 今年で5年目ですが、2017年・2018年と過去2年はあまり若桜街道で踊っていなかったので、特に19:30以降の暗くなるタイミングでどんなもんかがあまり分っていませんでした。

 毎年恒例の時間帯別のEV値の推移ですが、例年と比べるとEV値5前後で4~6という感じ。出だしが暗いのはちょっとどうしようもない理由があったのですが、予想としてはもう少し明るいのかなぁと思っていたのですが、実は、そんなに明るくないです。

 いや、正しく言うと明るいといえば明るいのですが…。

若桜街道でも意外と暗い

 どういうことかというと、街道としての明るさは明らかに智頭街道よりも若桜街道の方が明るいのですが、道の幅が広い分、中央よりの人ほど歩道との距離が遠くなるので、どうしても暗くなるんです。

 ちょっと、作例的な写真が無いので、他の方のYouTubeを貼り付けておきますが、

 まだ、明るいうちはそうでもないのですが…

 暗くなると如実にその明暗差が厳しくなります。よくよく考えると、今まで若桜街道での撮影はあったのですが、スタート時点が若桜街道というパターンが多く、暗くなってから若桜街道を踊るというのが今回が初めてだったんですよね。まさか、こんな展開になるとは思っていませんでした。

ヒドい逆光とAFと露出

 で、単純な暗さならまだそんなに思わないのですが、今回一番痛感をしたのが、先にも述べた明暗差歩道側から一番中央の踊り子を狙おうとすると、歩道側はメッチャ明るいのに、人物には光があまり届いていないので、顔が暗い

 これにより、まずAFが迷い始めます。百戦錬磨のα9とはいえ、ここまで明暗差が来てしまうと、否応でも背景側にAFが持って行かれてしまいます。それでも、昨年から拡張フレキシブルスポットを使うようになって、しばし待てば戻ってくるのですが、普通の時では考えられない迷いは起きます。

 で、さらに、AEも迷い始めます。もちろん、このあたりはサーキットで逆光撮影もあったりするので、拡張フレキシブルスポットと合わせて、測光もスポット測光にしていたのですが、それでも背景にAEが持っていかれます。ただ、この点については、スポット測光「大」を使っていたので、より小さい「通常」の方を使っていれば、もうちょっと良かったかもしれません。

 そして、猛烈な逆光。アーケードの明かりはまだいいのですが、厄介なのが臨時の照明ですよね。あまりにも強すぎるし、入れ方によってはフレアが出るし…。もちろん、そのお陰で印象的な写真も撮れたのも事実ですが、あれは相当なカメラマン泣かせですわ。

 あとは、逆に被写体の近くに仮設の照明が来た時。こうなると、逆に被写体は白飛びするわ、背景は暗くなるわで全くダメでした。さすがにRAW現像でもどうしようも無い感じでした。

 照明の位置はある程度撮影をしながら調整が出来なくは無いですが、私のように連に張り付いていると、そうそう選べなかったりしますからね。せめて、前夜祭を若桜街道でやってくれたら、もうちょっと事前予習をすることも出来るのでしょうが…。

今後考えたいフラッシュかライト

 もう1つ、今後の課題として検討をしたいのは、フラッシュとライトですよね。

 これまで、フラッシュを持参したのって、2015年だけで、それ以来、フラッシュは持っていってないです。やはり、どうしても生々しくなってしまうし、雰囲気が無くなってしまうので、初年度だけで止めました。

 ただ、ここ数年、こうも公式カメラマンをしていたりすると、「撮ってくださ~い」って来てくれる方も多いのですが、「いやいや、メッチャ逆光なんだけど…」というシチュエーションも結構あるんですよね。そう考えると、スローシンクロでもいいからちょっとフラッシュ焚いた方がいいのかなぁ…と思ったりもするのが本音。にしても荷物が増えちゃうからなぁ…。

 そう考えたときに、もう1つアイデアとしてあるのがLEDライト。最近は、LITRA TORCHのような小型LEDライトがあれこれ登場していたりするので、あれをホットシューに付けて撮影をしてもいいのかも。っていうか、SONYのフラッシュ、LEDライト内蔵しているんだから、とりあえずそれで試してみるかな。

まさかの分離に驚き

 ある意味、冷静に考えれば分る話なのですが、2年ほど前から、一斉傘踊りのコースが変わったんですよね。

 以前は、錦通を通るルートだったのですが、バードハットの下を潜って、本当の駅前まで行くルートになったんです。

 鳥取の方ならご存じでしょうが、この駅前から若桜街道交差点まで(いわゆる駅前通り)って、中央分離帯があって片側2車線になっていて、ここをどうするのかな?と思ってました。いかんせん、コースが変わってから初めてだったので。

 そしたら、実はこの駅前通り部分は、5人並びの連が進行方向向かって左側(西側)が3人、右側(東側)が2人という分かれた形になって踊るんですね。これにはちょっと戸惑いましたね。

 ただ、逆に考えると、私のようにスタッフで中には入れる場合、中央分離帯の位置から中央側の人が狙えるので、これはこれでありがたかったですけどね。

脚立は良し悪し

 今回も2年連続で脚立を持参しました。

 さすがにスタッフで中には入れる立場とはいえ、駅前から若桜橋までのあの人ごみの多さで脚立を置いておいたり、使う勇気はなかったので、若桜橋よりも市役所側のところに置いといて、私が出くわすという去年と同じスタイルをとりました。しかも、今年は事前にどのクールのどの曲で何番のポストのところにいるのかという一覧表を頂いていたので、ちょうどクールの始まるところに設置してバッチリでした。

 結果としては良かったような、悪かったような…って感じでしたね。

 良かったという面では、やはり少し上からの角度になるので、画面一杯を傘で覆い尽くすというショットも撮れたりするので、やっぱりいいですよね。ただ、悪い面としては、どうしても小刻みに前後することが出来ないので、場所の微調整が出来ないんですよね。

 練習段階でも脚立を使って撮影したこともあったのですが、やはり練習の時の方が踊り子どおしの距離があるし、踊り子と私の位置の距離もあるのですが、どうしても本番では近くなってしまうので、なかなか難しいですよね。

始まる前の機材チェックをしっかりと

 この辺りは、もう言わずもがなといえば、そうなのですが、やはり普段出来ていることが出来なくなるというのがしゃんしゃんの恐ろしいところなんですよね。なので、あえて戒めのようにメモしておきます。

測光モード

 実は、今回レンタルしていたカメラボディがあったのですが、基本的には同じセッティングにしていたつもりだったのですが、唯一ミスしていたのが測光モード。先にも述べた、マルチ測光だと背景に持っていかれるので、スポット測光にしないといけないのですが、「えっと…えっと…えっと…」って焦るんですよね。ホント、Fnキーでちゃちゃっと変えるだけなのに、それがパパッと出来なくなるんだからな。

レンズ変更時の設定確認

 これも、ちょいちょいあるのですが、終盤にナナニッパから単焦点レンズにチェンジをしました。やはり、暗くなってきたというのはもちろんのこと、ここで単焦点の真骨頂を試したかったというのもあって。

 それ自体は全然問題無いのですが、ミスをしたのが、F値とシャッター速度。135mm F1.8 GMは、元々サブ機を付けてバッグにスタンバイしてあったのですが、シャッター速度優先はいいものの、何故か1/250s設定。どうやら、このサブ機、第一部で1635Zを装着していて、その時は絞り優先で撮影していて、135mmに装着し直したときに、シャッター速度優先にはしたものの、ちゃんと設定していなかったらしい。1/160sと比べたら、約2/3段損してることに…。

 次に、85mm F1.8。コイツの場合は、ナナニッパからそのまま単焦点に変えたので、F値がF2.8のままだったんですよね。これも、撮影終わって、帰宅してから気付きましたが、これはよくあるミスなんですよね。サーキットとかでもよくやっちゃいます。

 で、さらに、一番バカじゃないの!?と思ったのが、実はα7RIIIと1635Zの組み合わせ。これも帰宅した後に、何だかノイズが結構だなぁと思ってみていたら、1/125s固定。「うわっ、シャッター速度優先で撮ってたのか!?」と思ったら、いやいや、ちゃんと絞り優先になってる。で、もしや…と思ったら、やはりISO-AUTOの低速限界を1/125sにしちゃってました

 っていうか、こういうトラブル無くすためにも、暗くなっちゃった時間帯なら、全部マニュアルでもいいと思うんですけどね。しゃんしゃんの面倒くさいのは、スタートはまだ明るいのに、段々暗くなるというシチュエーション。スタート直後でマニュアルとか怖くて出来ないもんな。

シャッター速度とISO-AUTO低速限界

 あとは、私のカメラじゃ無いけど、後輩に貸し出していたα7III。シンプルに、プログラムオートで渡していたのですが、結構シャッター速度が遅めで…。これは明らかに私の設定ミスなのですが、ISO-AUTOの低速限界を「標準」にしていたら、広角側で想定以上にシャッター速度が落ちちゃったんですよね。標準は基本的に「1/焦点距離」あたりが軸になるようですが、これだと24mmだと1/25sとか1/30sになっちゃうから、さすがにもうちょっと欲しいかなぁと。

 こちらのサイトを参考にすると、「高速」だと+1段、「より高速」だと+2段らしいけど、となると「高速」だとちょっと上がりすぎかな。「ちょっと高速」とかで+0.5段とかがありがたいんだけどな…。

メモリーカード

 これも、普段ならあり得ないような感じなのですが、地味にちゃんとフォーマットせずに撮影しちゃってました。今から考えれば、第一部の段階で、「残り撮影枚数が少ないなぁ」と思ったところから怪しいんですよね。それって、そもそも前回の写真を消さずに撮影しちゃったから。

 それを私は、「やっぱりα9は撮影枚数を喰うなぁ」と勘違いしてしまって、ダブルスロットを活用してリレー方式での記録を考えたんです。ただ、このリレー方式の怖いところは、カードを入れたところで、新しくフォーマットするというのが、ちょっと恐ろしくて出来ないんですよね。だって、間違えてもう一方のカードをフォーマットしちゃったら消えちゃうわけですから。

 だから、とりあえずカードが一杯になったら次のカードに変えて…という感じで撮影していたら、それぞれのカードに前回のデータが残っちゃってて、取り込む際にもうひっちゃかめっちゃでした。

 普段だと、前もってフォーマットした上で挑むんですけどね。私としては、駐車場に到着してヒマだから、そこで段取りすればいいや、と気楽に考えていたのですが、駐車場がよりによって台風対策で窓が全部閉まっていて、とにかく暑くて車の後ろで準備するような元気は無かったんですよね。

高感度耐性

高感度はα9・α7IIIに対して、α7RIIIは弱い

 今回、如実に感じたのは、去年α7RIIIをメイン機にしていて、今回α9をメイン機にしたことで、まあRAW現像時の耐性がハンパなくいいです。これは、後輩に貸したα7IIIでもそう。RAW現像時に2~3段ぐらい上げてもヘッチャラですから。α7RIIIだと特に暗闇が映っていたりすると、そこのノイズが結構増してきます。

 なので、あまりしゃんしゃんのような暗い祭りなんかでは、には欲張ってα7RIIIはオススメしないですね。これから登場するα7RIVになってどうなるかとう感じもしますが、やはり画素数上がりすぎるのは苦しいのかな…。

APS-Cとフルサイズで異なるRAW現像耐性

 一方で、もう1つ感じたのは、APS-C機とフルサイズ機でのRAW現像時の耐性の話。もちろん、高感度にフルサイズの方が強くて、APS-Cの方が弱いというのは当たり前なのですが、RAW現像をする際に、フルサイズなら全然起こせてくるものが、APS-C機だと起きてこない(というか、ノイズが乗る段数が低い)ので、このあたりも注意が必要です。

 正直、私自身、ここ最近フルサイズでの撮影が当たり前になっているので、こういう風にRAW現像をして改めてその違いを感じました。今回はAPS-C機はα6400でしたが、やはり、SONYのAPS-C機には裏面照射センサーが載ってきていないというのも、こういう場面では如実に差が出てしまうのかもしれません。

年々使わなくなる望遠域

 今年も毎年恒例、焦点距離ごとで仕分けをしてみました。

望遠域

 このグラフを見るととてもよく分るとおり、ホントに年々、望遠を使わなくなってきています。最後の終盤に、135mm F1.8 GMと85mm F1.8も使っていますが、その枚数は全体の1割にも満たないので、それを除いたとしても、それほど大きな変化には繋がっていないと思います。

 これも、以前にも書き留めていたと思うのですが、普通の一般客として外で撮影するのと、関係者として中で撮影するのとの違いが影響している気がします。ただ、2017年と2018年は智頭街道の割合が高く、今年は過去一番というほど若桜街道の比率が高かったのですが、それでもこの焦点距離ということは、やはりベースはナナニッパなんでしょうね。

 やはり、印象としては、普段練習をしているときよりも望遠を使いません。というか、正しく言うと「望遠が使えない」んですよね。やはり、両サイドでの撮影では背後に歩道があるので下がれないし、中で撮影をする場合も、前の連やスタッフが居たりすると下がれない。だから、今回は初めて「70mmでも苦しいなぁ」と思ったし、「135mmの単焦点は使いづらい」という気もしました。

広角域

 広角側は、ほとんど傾向としては去年と同じですね。特に今年は、広角気味の引きの画は、後輩のサブカメラマンにお願いしていたので、あまり撮ってはないんですけどね

 ただ、今回気になったのは、やはり広角レンズを付けると、広角側を多用してしまうって事ですよね。もちろん、広角ならではの広い画もいいんだけど、あまりそれが誇張されてもどうなのかな…と。私の場合、どうしてもメインが望遠域でナナニッパで撮影をしているので、広角で撮るのってパパッと撮る程度。そうなると、あんまり画角変えずにササッと撮ってしまって、後で見て「えらい、広角だなぁ…」と。注意していたつもりなんだけど、集合写真でもやらかしてしまっていたし。

 そういう意味では、望遠域での反省点も踏まえると、来年は、あえて24-105mm F4という選択肢もありかもしれません。タムロンが出している35-150mm F2.8-4ってのも面白いかもね。ただ、望遠がF4は無理だな…。

傾ける勇気

 今回、というかこれまで傾けて撮影するなんて全然考えてなかったんですけど、あるときに他の方のしゃんしゃん祭の写真を見ていて、傾けた感じでカッコいいなぁと思ってたんです。で、練習の時点でたまたま傾いていた写真が撮れていて、それが案外雰囲気が良くて、ちょっと意図的に傾けてみても良いかなぁと。

 で、今回、第一部で「試しにやってみるかなぁ」と思って撮ってみたら、案外イケてたんですよね。なので、そのまま、第二部の本編では、ほとんど傾けて撮影しちゃってました。

進行方向を上げる?下げる?

 これは、第一部で撮影をしながらどうなのかな?とずっと考えながら撮影していました。サーキットでも傾けるとかってよくするのですが、そういう場合って、マシンの脱出方向に上向き目にすることが多い。

 となると、しゃんしゃんの場合で考えれば、進行方向に対してあげた方がいいのか?。

 基本的には、進行方向に上げた方がいいというのが私の結論かな。傘を上げたり、降ったりすると、どうしても傘は人の前にあるから、進行方向側を広げた方がいいだろうと。

 ただ、第二部では逆パターンで、進行方向を下げた写真も撮ったのですが、それはそれで悪くない。奥行きをどう出したいかと、あとは背景に強い光源があるときは、あえてそれで誤魔化すというのも手段の1つ。

事前に撮影ショットの確認

 これはもう私個人の問題なので、普通の人にはあまり関係が無いと思います。

 私の場合は、取り急ぎ、スライドショーで納品しないといけないという命題がここ何年か続いているのですが、その時に曲に合わせて作るんですよね。しかも、ある程度振りを合わせて…。なので、「このシーンでこういう写真を使いたい…」というイメージがあるのですが、今年はあまりその点を確認せずに撮影してしまったので、あとで「あれがない」「これがない」というのが結構ありました

 いやあ、こういうのはちゃんと事前に確認しておかないとダメですわ。

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