浜坂ふるさと夏まつり花火大会2022(2022.07.17)
実に3年ぶりの花火大会
最近はほぼ「モータスポーツ系写真ブログ」と化している我がHPですが、私自身、モータースポーツ撮影よりも先にスタートしたのは風景系。その中でも、花火といえば、デジイチ購入翌年の2012年からなので、何気に10年近く花火を撮影してきています。
ただ、2020年以降の流行病で、2020年・2021年と軒並み花火大会が中止され、さらに2022年もまだまだ大規模な花火大会は中止されているところが多い。特に鳥取県東部は、浦富海岸・鳥取市民花火大会が相次いで中止となった中で、今回の浜坂の花火大会は貴重な開催。ということで、鳥取県東部は元より、京阪神を含め、いつになく浜坂の花火大会へ…という声はネット上でも多く耳にしていました。
あまりの久しぶりの花火大会に、いろいろと戸惑いを隠せない
とはいえ、私自身も2019年の浜坂・香住の花火大会以来、実に3年ぶりの花火大会。花火撮影ってただでさえ、年数回しか無い上に夏に集中しているので何かと忘れやすいのですが、今回はそれが3年ぶり。なので、いろいろと忘れてしまっていることも多く、ぶっちゃけ戸惑いもいろいろありました💦。
それでも、私の場合は、このサイトに記録を残しているので、それなりの情報は見返せば分かるというのがせめてもの救いなので、過去の記録を見ながら、アレコレと準備。
3年前は、16:30到着だったことを考えると、他県からもお客さんが来ることも考えれば、今年もそれぐらいには到着したい。そう思って出発をしたのですが…
岩美ICでの渋滞もさることながら、山陰近畿道の東浜IC付近の国道178号線の改良工事で続けて2箇所で片側交互通行になっており、手前の陸上トンネルのはるか手前から大渋滞。ここを抜けるだけで20分もかかりました。
なので、会場近くの漁業協同組合に到着したのが16:55頃。この段階で、当初思い描いていた場所には止めることが出来そうに無く、何ならドンドンと漁業協同組合の奥の方に追いやられていきます。過去は17時でも余裕だったはずなのにな…
で、何とか退出時に好都合なポジションを確保。帰りに分かりますが、ホント、浜坂はこの止める場所がとても大事です。
浜坂の場合、そんなに場所の確保に苦慮しないので、とりあえず晩ご飯を確保するためにも、一度会場を覗きます。
そもそも、浜坂の花火大会って、但馬三大祭の1つ「川下祭り」として開催されています。何気に、こういうのって今まで撮ってなかったな…。
浜坂の花火は、砂浜全体で撮影出来るので、それほど場所に困らない。しかも、回廊のような木道のような場所が座れるから、結構人気があるのですが、ここって花火打ち上げ中に結構人が通ったりして写り込むのが悩みどころ。
なので、前回辺りから前方に行くことが多いのですが、3年前はそんなに感じなかったけど、浸食がかなり進んでいて、大きな崖のような感じになっていて、その最前列で観覧する人が結構多かった。鳥取県東部だと、結構昔から砂浜の浸食って問題になっていたけど、浜坂も同じ事が起きているのかな?
ってことで、今回はその崖を下り降りた最下部で撮影することに。微妙に砂の色が違うのが分かるかと思いますが、どうやらこのラインまで波がきているっぽいので、本当にギリギリの場所でした。
しかも、この日は、この時期には珍しく波が結構高かった。花火のタイミングでこんなに高いのって初めてかも。19時前まで子どもが波打ち際で遊んでましたが、ぶっちゃけ見ていて怖かった。浜坂はどうか分からないけど、鳥取だと離岸流で流されるとかホント多いからな…。
そして、この波の高さ、写真の方は別に関係ないのですが、動画の方ではメッチャ波の音が入っちゃってました。
車を離れて撮影場所に到着したのが18:45頃。砂浜だとそれほど早くいく必要ないし、如何せん、海水浴客がいる時間帯にカメラ向けると言うのが何とも気が引けるから。かといって、ある程度の時間帯で三脚立てて置かないと、周囲にここで写真撮るアピールをしないといけないし。そう考えると、やっぱりこれぐらいの時間が妥当なところだろうな。
機材は、スチルがα7RIVにSEL1635Z、動画がα6400にSEL1018。よく考えれば、α7RIVで花火を撮影するのって初めてだったんだな…。
ちなみに、花火撮影って結構特殊事情があるのですが、やはりそのセッティングにはちょっと焦ります。例えば、
・バルブ設定
・背面モニターの非表示
・ノイズリダクションのオフ
・ピント拡大表示の割り当て
あたり。しかも、私の場合、過去の自分の記事を見て、「どれぐらいの設定にしていたか」を参考にすることが多いのですが、何故か今回はスマホの回線が悪くて、その辺りがダメだったんですよね。今まで浜坂の花火で電波気にしたことなかったけど、何でだったんだろうな…
まずは通常の撮影から
2019年の時がF8で撮影していたら案外暗かったので、今回はF6.3でスタート。
浜坂の花火のいいところは、7月中旬と他よりも時期が早い上に、北西方向から打ち上がるので、暮れゆく少し明るい空をバックに撮影出来るというところでしょうか。ただ、これが撮影出来るのって、ホントにスタートしてすぐの時間帯ぐらいです。
途中、さすがにF6.3だと厳しいかなとF8に少し絞ったけど、7~8秒とか結構開けてても全然イケる。というか、やっぱり何だかんだでフルサイズのRAW耐性強くてビックリする。
海側に横方向に上げる花火になるともうちょっと右側に寄せた画角でも良かったかな…とちょっと反省。っていうか、トリミングしちゃえばいいんだろうけど。
浜坂の名物といえば、ラストの10号玉なのですが、結構いい感じにスターマイン化してた。にしても、あの10号玉の迫力は毎度感心する。
比較明合成もしてみた
ついでに比較明合成もしてみました。
というか、今年は結構長時間露光してたからそもそもあんまり比較明合成しなくてもいい感じなんだけどな…。
あ~、やっぱり最後のスターマインを考えるともうとっと右に振っておけばよかったかな…。
ちなみに、私の場合、比較明合成はPhotoshopでしているのですが、今までRAW現像したものを1つずつPhotoshopで開いて…みたいなことをしていたのですが、色々調べてみたら、Lightroomで複数写真を選んで右クリックをして、「他のツールで編集」→「Photoshopでレイヤーとして開く」を選ぶと少し時間はかかりますが、自動的にレイヤーを重ねてくれるってのを、今回初めて知りました。これだと、多めに選んどいて、あとでレイヤーを表示・非表示を切り替えながら具合を調節出来るので、メッチャ楽です。
動画も撮ってみた
最近、花火といえば、写真だけじゃなく、動画もですからね…
設定は、XAVC 4K 24p 100M、1/30s、F6.3、ISO-AUTO(最小800-最大1,600)、3500Kで撮影しました。過去の香住の花火大会の設定を参考にしましたが、ぶっちゃけ、もう少し明るめでも良かったかもしれませんね。
サクッと退場出来たが工事渋滞にハマる
到着時のことがあったので、結構心配していた帰路の渋滞。
2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2019 | 2022 | |
撮影ポイント出発 | 21:05 | 21:06 | 20:57 | 21:06 | 21:01 | 21:06? |
駐車場出発 | 21:20 | 21:16 | 21:06 | 21:14 | 21:06 | 21:14 |
県道に出る | 21:58 [+38分] |
21:40 [+24分] |
21:14 [+8分] |
21:19 [+5分] |
21:11 [+5分] |
21:17 [+3分] |
諸寄交差点 | 22:00 [+40分] |
21:48 [+32分] |
21:23 [+17分] |
21:27 [+13分] |
21:14 [+8分] |
21:20 [+6分] |
鳥取県に入る | 22:08 [+48分] |
21:56 [+40分] |
21:31 [+25分] |
21:34 [+20分] |
21:21 [+15分] |
21:47 [+33分] |
結果から言えば、拍子抜けなほど、サクッと脱出が出来ました。打ち上げが21時を少し過ぎていたし、駐車場が少し遠かったので、単に時間だけで見ると2019年よりも遅いのですが、駐車場から県道に出て、諸寄交差点まで行く時間だけ見ると、最速だった2019年よりも実は今年の方がさらに早かったです。渋滞回避術については、過去の記事で紹介しているので、あえてここでは記載しませんが、やっていることが当時と何ら変わりはありません。
あえて少し気になったのは、私が活用している鳥取方面への公式な抜け道が、当日全く誘導されていなかったこと。知っている人はいいけど、知らない人はホント可哀想。言ったら悪いけど、あんまり誘導員さんが機能していない印象は以前から拭えないです。
国道178号の渋滞にハマる
ただ、今年イレギュラーだったのが、国道178号線の居組-諸寄間の片側交互通行の箇所。2021年11月に落石があり、一時通行止めだったものが、同年12月から片側交互通行になっているのですが、行きは警備員さんがいて誘導していたので比較的スムーズだったのですが、帰りは信号機になっていたため、大渋滞が発生してました。
実は、駐車場を出る段階でも心配していて、諸寄交差点から178号線を左折して新温泉町経由で帰ろうかとも考えたのですが、そちらもそちらで渋滞必至だったようで、結果論からすれば間違いでは無かったようですが…(諸寄から何処かに抜ける道ってのも無いし…)。
もちろん、お金もかかるでしょうが、花火のお客さんが落ち着く間ぐらい、人による誘導をしても良かったんじゃない?って思ってしまいます。事実、行きで大渋滞が発生していた東浜ICのところは、信号機ではなく人による誘導になってました(たぶん夕方の渋滞を見て、対応を変えた?)。まあ、今年だけの事なのでしょうが、警察さんも含め、もうちょっと考えてくれてもいいんじゃない?って気はしますけどね。