夜桜 2020 at 鳥取・鹿野城跡公園(2020.03.30)
デジイチを始めた頃は、必ず桜が開花すると桜を撮りに行ったものですが、2015年以降は、ちょうど桜の開花時期がSUPER GTの岡山開幕戦と時期が重なるため、ここ5年程はまともな桜の撮影が出来ずにいました。
しかし、2020年は新型コロナウイルスの関係で、モータースポーツ業界も3月から延期の嵐で、撮影スケジュールがすでに5月まで完全に吹き飛んでしまう状況。さらに、イベント自粛の影響で、桜まつり系も自粛や縮小になる中、当初、ライトアップが行われるのが鹿野城跡公園ぐらいだという情報があり、2013年以来、実に7年ぶりに撮影に行ってきました。当時の記事はこちらから見えますが、まだAマウントでしかもα55の頃ですからね…。
実は、久しぶりに津山城とか念願だった醍醐桜を撮りに行きたいなぁ~とも思っていたのですが、自粛ムードと自宅待機が全国的にも言われる中だったので、出来るだけ身近で済ませることにしました。
鹿野城跡公園といえば、県東部の中でも屈指の夜桜で有名な場所ですね。新型コロナウイルスで自粛ムード漂う中、仕事終わりに向かい、到着したのは18時過ぎ。ここは、「鳥の劇場」の前のグランドが駐車場になるので、取り急ぎは、鳥の劇場に向かえばいいでしょう。
お客さんは少ないだろうなぁとは思いましたが、この日はちょうど満開になったあたりで、天気も良く、何より風も無かったということで、結構なカメラマンがいましたね。私が到着した段階では、10人ぐらいが三脚を立ててました。
距離をはかるためにも、少し他の人とはズレた位置に三脚を立てました。この手前の木から伸びる枝がいいですよね。
多くの人は、こちらの定番スポットから狙ってました。
暗くなるまで少し時間があったので、135GMで枝の桜を狙います。う~ん、なんか構図的に面白くないなぁ…。
いよいよ本格的に撮影開始
気を取り直して、いよいよ暗くなり始めたので、三脚で撮影していきます。
ちなみに、今回はα7RIIIにSEL1635Zの組み合わせで、広角気味に狙いました。
あえて、今回はホワイトバランスを、ちょっと印象的にしてみました。
ただ、この時点で嫌な予感がしていたのですが、アクセントとして重要だった手前から伸びる枝にライトが当たっていないので、暗くなれば暗くなるほど映らなくなってきたんです。一様、そんなこともあろうかと、LEDライトも持参していたのですが、他のカメラマンもたくさん撮影していた状態だったので、このタイミングではLEDの使用は諦めました。
なので、当初のポジションから移動して、定番の構図で狙います。
やはり、このポジションも手前の枝が暗いです。2013年の時の写真を見る限り、手前の枝もきちんと映っているので、もしかして、ライトの数が当時から減っているのかな?。
場所を移動して撮影
続いて場所を移動して、撮影をしていきます。
2013年当時は、標準ズームレンズで撮影したもので、もう少しバラエティが取れたのですが、今回は広角ということで撮る絵が明らかに絞られます。
う~ん、なかなかいい感じに取れない…
カメラマンが減ったので、再び定番スポットへ
一度、橋まで行って戻ってくる頃には、ちょうど多くのカメラマンが移動し始めたので、ここぞとばかりに定番スポットに戻って狙うことに。
そしたら、もう1人いたカメラマンが、長時間露光しながらLEDライトを動かしている!。これは!と思って、私もすかさず使ってみました。
おっ!、LEDライトを使うとやっぱり変わりますね。
厳密に言えば、広角レンズだから広い範囲を照らさないと、ちょっとムラが出来てしまうし、持参していたLEDライトも、LUME CUBEのパクリみたいなやつだったので、光量もそれほど強いものではなかったけど、もう少しキッチリ用意するともっとバケますね。
LEDライト未使用
LEDライト使用時
ちょっと秒数が微妙に違いますが、だいたい同じ条件でのライト使用と未使用の違いです。来年以降がどうなるか分かりませんが、ここでの撮影をする場合は持参していた方が無難かもしれませんね。とはいっても、他のカメラマンさんとかと状況見ないといけないと思いますが…。
ちなみに、今回の私の場合は、むしろ私の光を使って、普通のお客さんがスマホで撮影していたぐらいでしたから、何なら喜ばれたぐらいですかね?
最後の最後に狙えた一枚。なかなかこのポジションが空かなくて、粘りに粘って最後に抑えることが出来ました。