フラワーイルミネーション in とっとり花回廊 2020
(2020.12.26)
実に5年ぶりの花回廊
コロナ禍で何もかにも中止に追い込まれた2020年。それは、年末のイルミネーションシーズンにもいくらか影響を与えていて、鳥取だと近年恒例だった鳥取砂丘イリュージョンが早い段階で中止が決まっていました。
さらに、コロナ感染者が増える中で、活動自粛云々が叫ばれる中、さらに件を跨いだ移動もはばかれる…ということで、白羽の矢が立ったのが花回廊のイルミネーション。
私としては、2014-15年と2015-16年と2年続けて行った以来、5年ぶりの花回廊(もちろん、イルミネーションとして。イルミ以外なら案外年に1回ぐらいは行っています)。
まあ、ホントは由志園の方がいいのかなぁ?とも思ったんですけどね。ただ、あちらはあちらで3年前の時とそれほど変わっていない感じもしたので、こちらをチョイスした訳です。
とりあえずザッと回ってみる
鳥取市内を15:30前に出発をして、花回廊に到着をしたのが17時前。山陰道が全線開通した上に、新型CX-5のレーダークルーズでホント楽になりました。
点灯は17:30から。この時間から回廊部分だけは吊り下げのイルミネーションは付いていましたね。
ヨーロピアンガーデン
割とド定番のフラワードーム外壁にある展望台からヨーロピアンガーデンを狙ったショット。っていうか、今年はコロナ禍ということもあって、全力ではないのかな?。明らかにイルミの数は減っている気がします。
少し東館向きに降るとこんな感じ。
案外、反対向きのショットってあまりないかもね。今年はこの池みたいなところには何も無かったです。
東館通り
意外と雰囲気が良かったのは、フラワードームから東館に伸びる東館通り。ここにモデルさん置いて、望遠で狙うといいかもね。
霧の庭園
昔は一面真っ赤なイルミの広がっていた霧の庭園ですが、今年はメッチャ殺風景でしたね💦
南館通り&ハーブガーデン
そして、毎度どうしていいか分からない南館通りとハーブガーデン。
何というか、年々、イルミネーションが広くたくさん照らせばいい的な感じになっちゃってる気がするんですよね(特に鳥取砂丘とかそうですが…)。なので、こういう広角レンズ片手に撮っていくにはまあなんとか画にはなるんですが、単焦点で切り取ろうと思ったら、結構厳しいんですよね。
フラワードーム
実は過去もあまり撮影をしたことがなかったドーム内での撮影。
っていうのも、ドーム内だけは暖かいので、レンズ曇っちゃうんですよね。
あまり意識してみていませんでしたが、よくよく見てみると、中も花の回りにイルミが少しあります。といっても、そもそも咲いている花がハイビスカスぐらいしか無いんですけどね。その辺りは、あとのレンズ別の作例のところでお見せします。
西館テラス
で、結局ド定番といえども落ち着くのがこの西館テラスなんですよね…。
上からのショットもいいのですが、個人的には下からのショットも案外好きです。
お客さん多いからそのあたりは仕方がないんだけど…。私としては、広角で回廊部分のイルミを入れるというのがコツかな。
回廊から狙うとこれもまあド定番ショット。
花火打ち上げは西館の回廊から
実は18時半過ぎの段階で、「あ~、もういいかなぁ~」と正直思ってました。なんかいい感じがしないなぁ…と。ただ、まあもうちょっとすれば花火が揚がる19時なるので、まあとりあえずそれぐらいは撮ろうと粘ることに。
とはいえ、花回廊3回目の私なので、花回廊の花火がショボいのは認識済み。案の定、広角で狙ったら迫力も何もない…。
それに薄々は感じてしましたが、花火とツリーがダダ被り!。
一瞬、三脚持参で…とかも考えたのですが、荷物になるし、ヨーロピアンガーデンあたりじゃないとそれなりに撮れないかなぁと思ったので、始めから諦めました。
とはいえ、実は何気に今年最初で最後の花火撮影です。来年は花火大会あるかなぁ…。
ここからはアレコレンズを試してみる
花火が終わり、正直、ザッと園内を見た限り、私の撮影欲を駆り立ててくれるような被写体がそんなに無いので、ここは少し発想を変えて、レンズレビュー的な感じでいろいろと試してみることに。
Tamron 70-180mm F2.8
まずは、今年購入をしたTamronの70-180mm F2.8から。何気にこのレンズでは初めてのイルミですね。どーでもいいですが、最近面倒くさいので、SONY純正のナンバリングに習って、このレンズをTAM70180F28って略すようにしました。
ボカし方や小汚点距離にもよるのかもしれないけど、結構キツメな口径食。
そして、何よりたまねぎボケが酷い…。70200GMも結構たまねぎになる傾向あったけど、何かこっちの方が著しい気が…。
ドーム内の花
派手にボカすとたまねぎも口径食も少し軽減される感じがありますね。
案外、こういう狙い方だとそんなに悪くない。やはり、点光源のボカし方によっても、雰囲気変わってきそうだな…。
プロムナード橋
最近ある意味になりつつある、西館からドームまでの橋のところにあるパンジー&ビオラ。
ここで撮影していると、「コイツ何撮っているんだ!?」って思われるのよね…強い精神が必要です!。
う~ん、やっぱりたまねぎの傾向はやはりありますね。個人的には、これを見てしまうと、イルミには70-180mm F2.8よりもまだ70200GMを持ち出すかな…。
SONY 135mm F1.8 GM
続いて、SONY純正の135mm F1.8 G Masterレンズです。コイツは、今年の年明けの備北イルミで使って、イルミとの相性の良さは確認済み。
正直、始めは何処でこの名玉を生かせばいいんだよ…って悩んでいましたが…
70180F28を見てから、135F18GMを見ると安心するな…
もちろん、開放F1.8をF2.8まで絞っているという時点で有利なのは言うまでもないけど、ホント、コイツと丸ボケの相性は抜群。
このハートマーク、どうにかして生かしてやりたかったのですが、なかなか撮り方を悩んだんだよなぁ…。
やっぱり、いいですわ、このレンズ。
デカいし、重いので持ち歩きは大変だけど、もうイルミの時は望遠ズームなしで、コイツでいいと思うわ。確かに100mm STFとかには勝てないけど、あれは私には生かしきれないけど、コイツだと他のシチュエーションでも使えるもんね。
SIGMA 85mm F1.4 DG DN Art
そして、何気に初登場のSIGMA 85mm F1.4。以前、SONY純正のF1.8を持っていたのですが、こちらにリプレイスしました。あと、このレンズも個人的にSIG85F14なんて略してます。
こうして撮ってみると、そもそもイルミで85mmという焦点距離が結構難しい。中途半端にも思えてしまう。
ん?
あら!?、F2.8に絞ったとはいえ、丸ボケが若干角付いているな…。たまねぎ傾向は無いから素性は悪くないんだけど…
開放で狙うと滑らかなんだけどな…。これは、どれぐらい絞ると…ってところを検証しないといけないかも。
ちなみに、後ボケだけかと思ったけど、前ボケもちょっとその傾向があるな…。
でも、開放からカリカリだし、色ノリもいいから、これで早くポートレート撮ってみたいなぁ…ってのは思うよね。
SONY 35mm F1.8
最後はSONY純正の35mm F1.8の無印レンズ。このレンズも今年購入したレンズではあるのですが、あまり生かした使い方が出来ずにいるんですよね…
さらに、そもそも、イルミで35mmなんてどう使えば正直分かっていませんでした。
ただ、ツリーに対して何かしら前ボケで…と考えて、画角的に中望遠では厳しそうなので、35mmを出してみたのですが…
まあ、前ボケでも十分ボケてはくれるのですが…
やはり、なんか難しい…どうしたらいい感じに撮れるのか…
と、ふと、これって後ボケの方がいいのかも?とふと思いたちます。
あっ、悪くない!。ただ、被写体が大きすぎる…あっ!、そういえばこのレンズ寄れるんだった!。そう思って見つけたのが…
何故かイルミの中に花回廊のキャラクター「ポロロ」のぬいぐるみが置いてあったのですが、コレにガッツリと寄ったらなんかいい感じ。そうか、このレンズはこう使うべきなのかと今更納得…。
といいながら、これ以上その良さを生かせるシチュエーションを見出せなかったのですが、後ボケはわりと素直でクセが無いので、上手く使うといい画が撮れそうな予感がします。
とまあ、こんな感じで、結局19:40頃まで撮影してました。やはり、私のようなスタイルの撮り方だと、何か「被写体」となるモノがいるので、ちょっと求めるイルミとのギャップはありそう。その点、備北イルミの方が、まだ撮り甲斐はありそうです。
っていうか、ホント、一度こういうシチュエーションでポートレート撮ってみたいです。協力していただける女性からの連絡お待ちしております(笑)。