紫陽花 at 船岡・竹林公園 2021(2021.06.20)
コロナ禍が続く中、なかなか撮影機会が無い状況。この季節で狙えるとすれば紫陽花だけど、鳥取ってあまり紫陽花で有名なところが無くて…と思っていたら、船岡にある竹林公園に紫陽花があると聞いて、行ってみることにしました。
竹林公園に紫陽花というイメージが無かった
鳥取県東部の旧船岡町(現在の八頭町)にある竹林公園。
竹林公園という名前だから、竹はあるだろうし、過去には桜の撮影に行ったことはありましたが、正直紫陽花があるというイメージはあまりありませんでしたね。
ただ、「鳥取」「紫陽花」で検索をしたら、竹林公園にあるよってのが出てきたんですよね。
あじさい at 出会いの森 & あじさい公園
6月といえばあじさいでしょう!!ということで、市内であじさいのあるところをピックアップして行ってみました。
実は、今回が出会いの森自体が初トライでした。しかも、どこにあじさいがあるのかも分からないまま突撃しましたが、なんと助かったことに、手前の駐車場の一番下手側に群生してました。
鳥取県東部だと、だいぶん昔に訪れたことがある美萩野のあじさい公園が有名ですが、なかなか車を駐めることが出来ないし(事実上の路上駐車)、開けている分、直射日光も強すぎて、あんまりいい感じがしないから、何処かいいところがないかな?と探していたんですよね。
前日まで雨が降っていて、朝のうちは曇りがちでちょうどいいかな?と思っていたのですが、竹林公園に到着した頃にはいい天気になりだしてました。
駐車場に車を駐めて、パッと見た感じはガーデンカフェの裏に一面あじさいが見えるのですが、アレかな?と思って案内図をみたら、どうやら奥にきちんとあじさい園があるっぽい。
写真には撮ってないですが、この場所からあじさい園の方に向かう道にも、「あじさいはあちら」っていう看板があったので、まあそうだろうなと思って向かいます。
坂を登りきるまで、「本当にあるのか?」という感じもありましたが、おにぎり池まで登ってきたら奥にあじさいが広がります。
ん?、ちょっとまばらかな?
別にわざわざ広角レンズで撮るほどでも無いんだけど、だいたいこんな感じ。
ある程度、あるのはあるんだけど、微妙な高低差もあったりして、意外と絡めにくかったりもする。
通路を挟んだ反対側には竹林が。まあ、”竹林公園”ですからね…。
上の方(ちょうどキャンプ場にあるトイレのあたり)まで来ると、逆に狙いやすくなるけど、あまりに直射日光が当たりすぎて、それはそれで難しい。
曇りの日だと、上から狙うのは良さそう。
ちなみに、あじさい園の一番奥側は何故かちょっとボリューム不足。なので、このあたりで狙うってのは、なかなか難しそう。
そして、この辺りは、スズメバチは飛んでるし、ヘビもチョロチョロっと出てきていたので、いろいろと要注意で。
何気にスイレンもある
あと、本題の紫陽花の写真を出す前に、おにぎり池にある睡蓮もご紹介。
っていうか、撮っている時は「蓮(ハス)」だと思っていたんだけど、睡蓮(スイレン)だったんですね💦。
改めて違いを調べてみたのですが…
蓮(ハス):茎があり、水面より高いところで花が咲く。葉に光沢、ツヤがない。
睡蓮(スイレン):水面に浮かんでいるように花が咲く。葉に光沢、ツヤがある。
はいはい、そういうことですか…。それだと確かにこれは睡蓮ですね。
頑張ってそれっぽく撮りましたが、200mm×APS-Cクロップなので換算280mmでコレが限界でしたね。
SEL70350G持ってたらもうチョット寄れたんだけどな…。
あと、草刈りをした直後だったのか、茎葉のクズみたいなものが葉の上に散らばっていたのがちょっと残念でしたね。
SEL35F18F
さて、ここからは本格的に紫陽花の写真を紹介していきます。基本的にはここからは「あじさい園」の場所で撮ったものに絞っています。
まずは、SEL35F18Fから。
やはり、35mmということなので、背景をどういう風に生かすのかが勝負になってきます。
寄るところで言う面では、結構寄れるんですけどね。
やはり、生かし方が難しいんだよな…。
遠景を絡めるというのも悪くはないんだろうけど、どうなんだろう…
SEL55F18Z
続いては、SEL55F18Z。
35mmが55mmになるだけでも、結構背景の具合が変わりますね。
このZeissの55mmって、寄れないのが欠点だったりするのですが、紫陽花という被写体で考えた場合は、まあギリギリってところなのかな。
ちょっと背景が近いと、ちょっとザワザワ感はあるな。
これ、なかなか好きだな。焦点距離もあって、ボケの滑らかさを感じるレンズじゃないんだけど、この写真はいいですね。
SEL70200GM
そして、次はSEL70200GMです。ちなみに、コイツだけは、ボディがα7RIVなので少し色味も異なるかもしれません。
アンダー気味に
普通は紫陽花といえば、ハイキー寄りにするのが普通なのでしょうが、今回はあえてアンダー気味のものもいくつか撮ってみました。
とかいいながら、本当はたまたま露出がズレて撮れていたのが格好良くて、調子に乗ってそのまま狙ってみたってのが本音なんですけどね💦。
特に、この1枚は紫陽花にスポット的に光が当たっていたので、何となく雰囲気が良くて狙ってしまいました。
昔は花を撮影するのに、アンダー寄りってのはよく撮っていたんだけどな…
この引き締まった感じが逆にいいですよね。
ハイキー気味に
ここからは、思い切りハイキー寄りにしています。
やはり、狙うなら被写体の紫陽花は日陰に、背景は日向にってのがハイキー構図の定番ですね。
そして、何だかんだで望遠による柔らかいボケが、たまらなくいいですよね。
案外、あじさい園の方は前ボケを作るのが意外と難しかったんだよな…
こういう寄りの写真に、水滴でも付いていたら良かったんだろうけどな…
このあたりが一番天気が良かったのかな。直射日光がなかなか厳しい感じで、その点が残念だな。
SEL135F18GM
そして、いよいよ真打ちのSEL135F18GMです。
うわっ、なんていう描写なんよ…
そして、F1.8ではあまりにもピント面狭すぎて、F2.8でむしろちょうどいいぐらい。
丸ボケも、F2.8にすることでキレイな形になるので、それぐらいの方がむしろちょうど良さそう。
いやあ、このボケの柔らかさ…スゲエわ…。
F1.8だと、背景とろけすぎてむしろやり過ぎ感があるレベル。
同じ構図でF4まで絞ると雰囲気いいですね。
場所を移動
もうだいぶん撮った感があったので、これでもう帰ろうかなぁ…と思っていたのですが…
ガーデンカフェの辺りが、結構ボリューム満点な感じで咲いていたので、もう少しコチラで狙ってみることに。
SEL70200GM
あんまり深く考えずに撮ったのですが、結構いいです。少し曇が出てきたのもあるし、周りに桜の木があることもあり、光が柔らかくていい感じの紫陽花が狙えます。
やはり、紫陽花は光の周り方は結構重要ですね。
そして、この場所については、奥行きがあるから、前ボケを絡めやすいんですよね。
花の色は、ほとんどが紫系だったので緑の前ボケを絡めましたが、なかなかいいです。
SEL135F18GM
こうなったら135mm出さないわけにはいかないだろうと、SEL135F18GMに。
うわっ、このボケの柔らかさ…
さすがのF1.8のボケ…
何だかんだで、ナナニッパなのかなぁ…と思っていたけど、ホント、この135GMが花撮りにはもってこいってのを改めて痛感しました。