α撮影記 鳥取砂丘イリュージョンⅩⅣ 2016(2016.12.21)
撮影日:2016.12.12(Mon.)&12.21(Wed.)
冬といえば、イルミネーション。鳥取のイルミネーションといえば、やはり鳥取砂丘です。実は、昨年で終わりということも言われていましたが、なんとか今年も続けることになったようです。それにしても、今年でもう6年目。何だかんだで一眼を購入した2011年から連続で撮影に行っています。
夜のイルミネーションは仕事終わりで行けるし、天気も関係ないので、雨や雪さえ降らなければ行けなくは無いですからね。
正直、年々魅力を感じなくなる砂丘のイルミネーション
まずは、様子を確認しようと向かったのが1日目の12日(月)。この日はα6300に16-70mm F4という定番セットで撮影へ。
いきなり見覚えのある船。これって、去年砂の美術館にあったやつでは…。もうすでに、この段階であんまり良い予感がしません。
こちらは、イグアスの滝をイメージしているとのこと。今年のイルミネーションのテーマは、「南米の世界遺産」だったそうです。でも、これもよく見たら、昨年の砂の美術館からの移行なのでは?
下に見えるのはナスカの地上絵。そして、不気味に光るメインステージ後ろの顔みたいなヤツが、何気に怖い…。
階段は眩しいほどレインボーに光っていました。実は、何気なく撮ったショットなのですが、ある意味、今年のベストショットかも。できれば、ちゃんとカップルのモデルをおいて、シルエットで撮るといいんでしょうね。
って、それにしても、この顔みたいなやつ何なんだよ!。一様、調べてみたら「アステカの太陽」らしい…けど、よく知らんわ。っていうか、これも去年のツリーのてっぺんにあったやつじゃないのか?。ホント、不気味でしかない。こんなんなら、要らないよ。
階段を上がった所にあるのが、アーチ状になったところ。このあたりはもう定番の定番。
リフト降り場のあたりにある鐘のところですが、ん?何なんだ?。HPを見ても、「愛の鐘」とのことだけど、ん?何?。
この写真の違和感、分かりますか?。
そう、画面中央部の「最徐行」の表示。
おいおい、新しいイルミネーションですか!?。そりゃないですわ…。
気持ちを新たにクローズアップを狙う
1日目の撮影を終え、2日目に改めて来たのは21日(水)。これ以降は、天気が荒れるし、土日は混むので、ある意味この日がラストチャンスでした。
クローズアップとしては、もはや上段にあるトンネル上のところで狙うしかないので、ここでトンネルの外側から狙いました。
う~ん、微妙…。
やっぱり、メインの被写体となるのが雪の結晶・ハートマーク・星の3つしかない上に、前ボケを入れようと思うと、なかなか構図が限られるのが正直なところ。しかも、被写界深度が深いとLEDの配線とかがバッチリ見えてしまった、雰囲気も台無し。だから、奥行きを稼いで撮りたいんだけど、高さの影響もあるし、前ボケ入れると制限されるし…と何とも悩ましい撮影でした。
あと、最近のLEDのイルミネーションをよく撮影していると分かるのですが、何枚か連写で撮影をしておかないと、結構明るさが変わります。要は、LEDって常時光っているように見えて点滅しているんですよね。それとシャッターのタイミングがあると、部分的に消えたものが写る時があるんですよね。なので、今回の撮影も3枚ぐらいの連写をするようなイメージで撮影をして、RAW現像時に明るさがちょうどいいものを選んでいます。
さらに、今回トンネルの外側から内側に向かってレンズを向けていたのですが、他のお客さんは皆さんこのトンネルの内側を歩かれます。そうなると、他のお客さんからすると、光るイルミネーションの外の暗いところに、カメラを持ったデカいオッサンがいるわけですから、何人かの方に「うわっ!」って驚かれてしまいました。まだそれでも、カメラを持っているので、「写真を撮っている人なんだ」という認識は持って頂けるんですけどね。
スイマセン、驚かせてしまいまして…。
例年になく見所のないイルミネーション
ここ近年、パッとしなくなっている砂丘のイルミネーション。期待を裏切らず、今年もイマイチパッとしません。それも、すべては「どこかで見覚えがある」という感じがするからだと思います。PC用語でいえば、何かしら「カット&ペーストして作った」感じが伝わります。
特に、去年は砂丘側がイマイチだった分、砂の美術館がそこそこ見所があったはずなのに、今年は砂の美術館は入口だけちょっと飾っていただけでした。
個人的には、お金払うから、砂の美術館でもっといい感じにやってよ!って思うんですけどね。ここのところ、肝心なイルミネーションよりも、ステージでのイベントや屋台の方に力を入れているような感じがして、ちょっと残念です。