α撮影記 紅葉の旅2014 at 京都 Part.2 金閣寺(2014.11.22)
撮影日:2014.11.20(Thu.)
続いて、金閣寺へ
紅葉の旅2014、京都編の第2弾です。
清水寺を8:45頃に出発をして、次に向かったのが金閣寺。「どうして?」と言われるとなかなか答えられないのですが、元々は龍安寺に行こうと思っていましたが、いろいろと調べてみると、ちょっと物足りないのかなぁ…と思い始めて、「それなら、ベタだけど金閣寺の方がいいのでは?」と数日前に思い始めて、金閣寺にしました。
清水寺からは、五条通から堀川通りを北上し、北太路通りを行くという、まあベタなルートで向かいました。距離的には10km無いぐらいの距離ではありますが、二条城の辺りが混雑していて30分ぐらいはかかりました。
今回の駐車場は、金閣寺の第2駐車場。参拝が9時からで、まだ早い時間ということでメイン駐車場に入れさせてくれるのかなぁと思いましたが、誘導員のおじさんに第2駐車場に誘導されました。
9:30前の第2駐車場。すでにこの時間で来ている人がチラホラいます。
最初の60分が300円、以後30分につき150円です。
気をつけたいのは、5時で閉門されてしまうという点ですのでご注意を。
庭園としての管理がしっかりしている金閣寺
実は、金閣寺も小学6年生の時の修学旅行以来だから、実に20年ぶりに訪れました。当時の金閣寺の記憶も、「受付を行ったら、割とすぐに金閣寺が見えた」という印象しかありませんでしたが、今回改めて訪れて、思いのほか庭園が綺麗に整備されていて、紅葉が綺麗でした。
いずれも、Lightroom RAW現像時に補正を加えておりますので、
リンク先のExif値はあくまで撮影時の参考として捉えてください。
入口を入った途端に、見応えのある紅葉が見られます。ホント、いい雰囲気です。
参考までにマップをアップしておきます。経路としては、時計回りで回る形です。
こういう言い方をすると変かもしれませんが、金閣が目的ではなく、紅葉のアップを狙いたいのであれば、拝観料を支払わなくても比較的満足できる紅葉を狙うことができるのではないでしょうか。
でもやっぱりメインは、金閣でしょう!!
定番のスポットなので、場所は譲り合いましょう。
この撮影スポットを前から見るとこういう感じ。
受付を入ってすぐのところで、池を挟んで正面から金閣を狙える定番スポットがあります。しかもちょうどこのスポットの前に紅葉があるので、紅葉と金閣を絡めて撮影するというのは結構簡単です。
ただし、実際に撮影すると結構難しいのです。というのも、この撮影スポットの位置は、金閣に対して、南南東の位置にあり、しかも背中側に背の高い木々があるので、紅葉が日陰になるんです。そのため、金閣に露出を合わせると紅葉が暗くなり、紅葉に露出を合わせると金閣が白飛びするんです。コレ結構、難しいですよ。なので、マジ撮影で来ている人で、外部フラッシュを付けている人がいましたね。横目で見ながら、「あなた、それ正解だわ!」とうなづいた次第です。
どうにか印象的な1枚を狙えないのか?
トップの写真。標準レンズで50mm F2.8でこれぐらいのボケ具合。これぐらいが一番いいかもね。
これも、同様に標準レンズで50mm・F2.8。
これでも、RAW現像で紅葉を起こしたけど、やっぱり外付けフラッシュ欲しいね。
逆に、望遠レンズで70mm・F11まで絞るとこれぐらいな感じ。
望遠レンズで70mm・F4.5でこんな感じ。ナナニッパレンズで絞り開放がベストかもな。
望遠レンズで300mm・F5.6。もうちょっと絞ってもいいかもね。
ベタな写真ばかりでは面白くないので、望遠レンズも使いながらいろいろと狙いましたが、なかなか難しいですね。ボケすぎて存在感がなくなりすぎるのも面白くないからな。逆に、手前の紅葉と金閣を両方バッチリ撮りたいのであれば、もうちょっとセンサーサイズが小さい方がいいかもね。
このコケの感じがメチャクチャいいです!!
ここは何というのかな?。先の金閣の定番スポットの奥のところに、池を周回する道に入らないようにする小さな門というか、扉があったのですが、これの小屋根部分のコケがたまらなくいい感じでした。私以外にも、結構ここを狙っている人が多かったですね。
残念だったのは、この屋根の上に落ちている紅葉が、あんまり綺麗なものではなかったというところでしょうか。それでも、なかなかこんないい感じのコケって無いし、紅葉の赤とコケの緑というのが私は好きですね。
ほかの角度から
ここも割と定番の画角。雪が降ったら綺麗だろうな…。
金閣の真横の位置。確かに近いのだが、向きとしては良いとは言いがたい。
いっそのこと、紅葉でごまかした方が良い感じかも。
望遠レンズがあれば、こういう切り取り方もありかも。
やっぱり、何だかんだで定番のポイントから狙うのが良いんでしょうね。
金閣を過ぎたら、庭園の紅葉が狙いまくり!!
金閣狙いだと、この金閣を過ぎてしまったら、「退屈だなぁ…」と思ってしまうかもしれませんが、いえいえ、実はここから先がしっかりとした管理がされていて、ここの紅葉を望遠レンズで狙うと結構楽しいです。
金閣を過ぎると、綺麗な紅葉と松などの緑とのコントラストも良い感じです。
ここまで木漏れ日の丸ボケが入ると少し騒がしいな。
SAL70300Gの背景のにじみ感はたまらなくいいですね。
ここの良いところは、単に紅い紅葉だけではなくて、黄色いものもあるので、黄色と赤を絡めて撮影できるのが嬉しいところです。また、先にも述べたとおり、松などの緑色の部分もあるので、背景色を考えながら望遠レンズで切り取ると面白いです。
個人的には、一番最後の写真のような背景がにじんだような感じのものが好きなのですが、どうしても紅葉が低い位置にあまりないので、見上げて撮影する事が多く、そうなると背景に木漏れ日が入ると、どうしても丸ボケになりやすいです。
最後の最後に落葉スポットを発見!!
茶所のあたりまで戻ってくると、もう終わっちゃったかなという感じがしますが、実はこの茶所の出入り口付近に落葉スポットがあるんです。
下のコケの青さがいいですね。それにしても、異様なぐらいこのエリアには、綺麗な落葉が落ちているんですよね。だって、普通は落葉って、痛んだ葉だから、そもそも綺麗じゃないことが多いんです。なのに、ここはとても綺麗な葉がそろっていました。なので、たぶんここは、管理側で落葉スポットとして作っているんじゃないかな?。
最後の階段は、意外と面白いかも
最後、門を出て階段を降りていくと駐車場や外の門の方に出て行くのですが、ここが意外と人と絡めて撮影できます。こうも人が多いと、そこまで印象的なものにはなりませんが、上手く使うと面白いかもしれないですね。