第30回ポピー祭 2023(2023.06.12)
今回、モデル撮影会に参加したのは、島根県飯南町の東三瓶フラワーバレーで開催される「ポピー祭」。このフラワーバレーでは、6月のポピーと10月のコスモスでそれぞれモデル撮影会を行っていますが、この6月開催のポピー祭としては2019年以来3回目、コスモス祭も入れると昨年の秋以来、4回目の参加となります。
4年ぶりのポピー祭
私の中で、モデル撮影会といえば、4月の船上山さくらまつりとこの東三瓶でのポピー祭・コスモス祭でのモデル撮影会。この6月開催のモデル撮影会は、過去に2018年と2019年の2回参加して、それ以来の4年ぶりの参加ということになります。というか、流行病の関係で、そもそも開催自体が4年ぶりですからね…。
今年は、SGT鈴鹿戦が1週ズレたことで、もしかして日程が重複するのでは?と心配していましたが、上手にズレてくれました。むしろ、美保基地航空祭・SGT鈴鹿戦・ポピー祭と3週連続での撮影遠征ってのが、なかなか大変です。
さて、前回となる昨年のコスモス祭がスゴイお客さんの数で、駐車場の満車具合も早かったということもあり、遅くとも9時半まで、出来れば9時過ぎぐらいには到着しておきたいな…と考えていました。
過去の実績から、鳥取市内を6時に出発すれば大丈夫と思い、琴浦PA・宍道湖SA・道の駅たたらば壱番地の3箇所で休憩を挟みながら現地に到着したのが9時前。途中、たたらば壱番地で結構休憩(というか時間調整)してこの時間なので、早朝という時間帯なども考慮すれば、3時間も見れば十分な気がします。
さすがに到着が早かったということもあり、会場すぐ隣の駐車場も余裕。というか、まだ警備員さんも誘導を始めようかどうしようかってレベルだったからね。
実は雨が降るのか心配していた当日。午前中の降水確率が微妙なところで、夜は降っていたのかな?って感じの天気。っていうか、ポートレート撮影的にはこれぐらいの曇り空の方が影が出なくていいんだけどな。
肝心なポピーだけど、う~ん、やっぱりパッとしない…。過去の写真を見ても、2018年とか綺麗に咲いてたんだけどな…。カメラマンのどなたかも話していたけど、連作障害とかもあるのかね?。
9:40ぐらいでも駐車場の混雑はこんな感じ。途中車を離れていたから分からなかったけど、たぶん満車になったのは10時ぐらいかな。昨年のコスモス祭ほどじゃなかったけど、まあやはり余裕を考えれば9時半到着が無難かな。
あら、昨年のコスモス祭のデジャブのじょうなたこ焼き。することも無いし、起床からは時間も経っているので、ちょうど小腹が空いてくるのよね…。
この流れで、昼食をこのタイミングで購入しておきます。昨年は、昼食の焼きそばを買うだけで、30分以上並んで待ったという苦い経験があるので、今回は開場すぐに購入して置いて、保温バッグの中に入れておきます。
そうそう、この焼きそばを買うのに待っていたときが、パラパラと雨が降ってました。ただ、通り雨ということで、降りながらも晴れ間が出ているという感じ。結局、雨はこのタイミングだけでしたね。
AM
まずは会場の上手から
11時になり、いよいよ撮影会が始まります。今年のモデルは樹生(きき)さん。
今年もスタート一発目は会場の上手(東側)の畑からスタートです。ちょうど、やまめのつかみ取り会場のすぐ上って感じ。個人的には、ここの畑は年々草が増えてあんまりいい感じしないから別のところの方がいい気がするんだけどな…。
今回の機材は、α7RIVにSEL70200GM2、α9にSEL135F18GMの2台体制。何気に、SEL70200GM2はポートレート撮影としては今回が初陣です。
今回は、いつになく手前側の一列だけ綺麗にポピーが咲いていたので、それを生かして前ボケにするってのが結構やりやすかったです。にしても、やっぱり200mmだとちょっと厳しそう…
なので、APS-Cクロップを使って換算280mmでこんな感じ。なんだろう…いつもなら、300mm弱もあれば足りそうな気がするんだけど、もうちょっと望遠が欲しい気がするな💦。
こう思うと、午前中(というかこの会場上手の時)は150-500mmを持参した方がいいかも。実は車には載せてたんだけど、荷物になるから、カバンごと車に置いてきたんだよね~。
なので、135mmでは言わずもがなです。なので、ちょくちょく135mm GMでも撮影をしたのですが、あんまりこのHPには掲載してないです。
やはり、200mmだと物足りなさを感じてしまいます。
縦構図だとこんな感じ。こちらも、やっぱり200mmだと物足りなくて、APS-Cクロップでまずまずって感じ。
今年も早い段階でシャボン玉登場。ぶっちゃけ、個人的にはシャボン玉ってそんなにいるかな?って思うんだけどね…。そして何より、光の回り方はこの時間帯が一番良かったかも。
昨年秋のコスモスのときは、前ボケ気にしない人が多かった印象ですが、今回は、手前にいい花が並んでいたこともあってか、前ボケ使う人が多かったです。しかも、しゃがむのが何なので、法面の斜めの所からあえて少し下から望遠で狙うというのをやってたカメラマンがちょいちょいいました。私も何気にその一人です。
ブルーマン登場!
そうこうしていたら、ブルーマンが登場。たぶん、2019年以来かな?。撮影会が始まる前に、会場をウロウロしていたので、「おっ、いるのか!?」とは気づいていましたが、結構早いタイミングで登場です。
いつもですが、この枠を使った構図って結構困るんだよね…。
縦構図にしてもやっぱりやっぱり難しい。そして、今回の樹生さん、まだ緊張しているのか、なかなか視線がもらいきれてない感じ…。
顔とコスモスの重なりがなんとも残念な感じに…
少し南側へ移動
ここでモデルさんが少し移動。ステージの裏までは行かないけど本部テントの裏って感じの場所。
シャボン玉もいい前ボケに…って思ったけど、たぶん草っぽい💦。この辺りから、モデルさんもだいぶん慣れてきたのか、ボチボチ視線が貰え始めたかな。
一見すると、いい感じに見えるんだけど、やっぱり草が多いんだよな…。モデルさんの周りにポピーも少なくて、ちょっとここは場所的にあまり良くないかな…。
なので、こういう構図の方がまだ誤魔化せる感じがするな…。にしても、もうちょい視線が頂けてない…💦
さらに南側へ
次もさらに南側へ。個人的には、会場と川の間の畑が結構綺麗に咲いていたので、あっちに移動するのかなって思ったけど、思っていたよりもここの畑にこだわるのね…。
樹生さんの表情もだいぶん良くなってきたけど、手前側のポピーが何処となく寂しいので、前ボケに入れてガッツリと誤魔化します。
今回、自分の中でも寄り切れてない写真が多いなって思ったけど、その中では寄っているショット。
今回の撮影での縦構図の中ではなかなかお気に入りのショット。
結局一番南側へ
3箇所移動してきて、一番最後も結局、この会場上手の畑のまま。駐車場の裏というか、一番南側へ移動します。というか、結果的に一番花が多くて綺麗だったのはここ。はじめからここで良かったんじゃね?
ササッと撮っただけでも、やっぱり全然ここの方がいいじゃん。
APS-Cクロップでガツッと寄るとこんな感じ。やっぱり、もう少し望遠で切り取りたかったなって思っちゃいます。
個人的にはこういうショットが「ザ・ポピー祭」って思うんだけどな。シャボン玉も風船もいいけど、モデルさんとポピーだけが勝負ってのが、個人的にはシンプルで好き。
奥の林部分の濃いグリーンを少し入れるのも何とも言えずいい。このあたりももう少し寄りたかったかな…。
お昼休憩
午前中の撮影が終了し、一旦車に戻って昼食。
撮影会が始まる前に購入していた焼きそばと焼き鳥を頂きましたが、やはり保温バッグに入れていただけあって暖かいし、昼食時の長蛇の列に並ばなくていいし、ホント、この選択は正解でしたね。
ちなみに、この日って、実はルマン24時間の日だったんですよね。山の中ということで、回線速度自体はあまり良いとは言えませんが、それでも昼食中にJ-SPORTSオンデマンドを見ることは十分に出来ました。だぶん、このフラワーバレーに来ていて、ルマン24時間見てるの自分だけの自信があるわ(笑)。
午後からの撮影は川の向こう側へ
さあ、お昼休憩を終え、昼からの集合場所に向かいます。この頃にはちょいちょい晴れ間も見える状況でした。
午後の撮影は、川の向こう側の白い扉があるところ。この展開も昨年のコスモス祭と同じ感じです。
この時間になると、だいぶん直射日光が当たってきて、モデルさんに出来る影がいろいろと気になり始めます。
やはり、こうしてみると、午前中に比べるとここの方がそれほど望遠は必要無い感じ。なので、午後は間違いなく、70-200mmと135mm単焦点の組み合わせはベストでしたね。
普通に考えたら、こういう扉とかが入っている構図でこんなに傾けるなんてアホじゃないって気もするんだけど、割と気にならないという不思議。むしろ、普通に狙ってしまうと味気ないから、これぐらい思い切った方が何とも新鮮な感じがするんだよね。
ここの撮影会あるあるだけど、午前より午後の方がモデルさんも慣れてきて、抜群に表情が良くなってくるんだよね。視線も、だいぶんもらいやすくなってきたし。
扉の窓を使った額縁構図。これも、傾けるなんてタブーなんでしょうが、こんぐらいしないと何とも味気ない。
意外と良かったのがこの構図。ちょっと光がキツかったのが残念だけど、なかなかいいショットじゃないでしょうか。
ここから少しジャケットをプラス
ここで、ちょっとジャケットを羽織ります。撮影会のあるあるパターンだよね。
今回、モデルさんの衣装とポピーの色が同系統だったから、なおさら紺のジャケットが結構生えます。
こうしてみると、午後はそもそもAPS-Cクロップをほとんど使ってないんだな…。
せっかくなので、終盤は135mmでパシャリ。新しいナナニッパが良すぎて、135mmの良さが分かりづらいけど、やはりこのレンズの良さがありますよね。
終盤はだいぶん寄れるチャンスがあったので、135mmのポテンシャルをいかんなく発揮してくれました。
これにて午前・午後1時間ずつの撮影会は終了です。午後は、途中でこの川縁の畑に移動するのかな?って思ったけど、結局扉rのところのままでちょっと残念。
帰りは出雲経由で
14時には撮影が終了し、また3時間かけて鳥取まで戻るわけですが、往きとは違い帰路は別ルートで帰ることに。
というのも、一様でルートを検索していたときに、国道184号線を走るルートも一緒に出てきて、しかも時間的にもあまり変わらない感じだったんですよね。
実際、これまでの松江道ルートが63.8km(自動車道40km+一般道23.8km)なのに対して、出雲ルートは61.4km(自動車道31.4km+一般道30km)という差。松江道ルートの方が距離は2kmちょっと長いけど、一般道は6km程短いという何とも悩ましい感じ。しかも、信号機は松江道ルートがフラワーバレー手前の1箇所だけなのに対して、出雲ルートは3箇所(まあ、それでも全然少ないんだけど)。
今回、私が走った感じだと、宍道湖SAからフラワーバレーまでの時間が、往きの松江道ルートが実時間56分だったのに対して、帰りの出雲ルートは実時間57分。ほぼ、同じです。
ただ、微妙に違うのは高速料金で、松江道ルートが休日ETC割引適用後で620円なのに対して、出雲ルートは休日ETC割引適用後で760円と+140円になること。それに、松江道ルートだと途中に道の駅「たたらば壱番地」があるので、そこで休憩とかを考えると今だと松江道ルートの方がいいかな…。
一方で、出雲ルートの方は、県道39号線を出てきたところに、出雲・湖陵道路が令和6年度に開通して湖陵ICが出来るみたいなので、そうなると将来的には出雲ルートの方が時間的には有利になるかもしれないですね。