結婚式&披露宴 α55で撮影チャレンジ(2012.03.11)

 この度、姉が結婚するということで、初めてのα55投入となりました。実は、α55購入直後に従姉妹の結婚式もあったのですが、さすがにそこでは使う自身がありませんでした。

◆段取り

 で、今回は、α55に明るい標準ズームレンズのSIGMA 17-50mm F2.8と高倍率ズームレンズのSIGMA 18-250mm(F3.5-6.3)の2本のレンズに、外付けフラッシュのHVL-F43AMという装備でいきました。

 基本は、外付けフラッシュはバウンス使用ではありますが、それでもどうしても生々しい感じになってしまうところがあるので、ストロボディフューザー装着して望みました。

 速度的なことも考慮し、今回はSONY純正のメモリースティックPRO-HG Duo 16GBを用意。バッテリーも2本体制、ストロボはフル充電のエネループで、予備に2セットも用意していました。

 設定としては、ISO感度はAUTO(自動で100~1600で変化)、WBもAUTOで。撮影モードについては、プログラムモードにしようかとも思いましたが、結局はいつも通りの絞り優先モードで撮影しました。また、あとで修正等ができるように、RAW+JPEGモードでの保存としました。

◆結果レポート

レンズは明るさよりも望遠

 結論から言うと、17-50mmでは全然ズームが足りませんでした。始めの結婚式の方は、17-50mmで対応していましたが、あまりにも寄れないし、意外と高感度撮影もF値絞っても大丈夫そうだったので、披露宴からは18-250mmで行きました。最後に紹介する、NHKの趣味悠々のDVDの中でも、『広角から中望遠(80~100mm程度)をカバーするレンズがいい』と話していますが、まさにその通りです。もちろん、ある程度は足で稼ぐことは重要ですが、ある程度望遠は欲しい気がします。そう考えると、意外と動きにくい結婚式の方こそ望遠ズームレンズで、披露宴は動けるので17-50mmであとは動いて稼ぐ、という方がいいのかもしれません。

 逆に、広角は思いのほか使いませんでした。もちろん、200~250mmあたりよりも、17~20mmのあたりの方が使いましたが、でも実際は30mm~100mmあたりが多かったように思います。そう思うと、やはり17-50mm F2.8と50-150mm F2.8の2台体制が何かと良さそうです。タムロン持ちの方なんかだと、28-75mm F2.8という選択肢もいいと思います。


【グラフ1】焦点距離(APS-C換算)別撮影枚数

思ったよりも明るかったEV値

 今後の参考までに、フラッシュを使わなかった写真のExif情報を見ながら、会場の明るさ(EV値)を計算してみました。

◆チャペル:EV=7.7

 室内だけど、周りが白いのでそこそこ明るい。ただし、逆に言えば周りが白い上にドレスも白いので、プラス方向の露出補正が必要なのでそのあたりは要注意か。あと、新郎新婦入場の際は、ほぼ逆光なので、普通に撮影すると顔が暗くて見えない。なので、フラッシュ撮影は必須。

◆ガーデン:EV=10.0~11.0

 この日は、曇天だったので屋外の割にはあまり明るくない。ただ、室内から屋外に出ると一気に明るくなるので、露出補正の具合を気をつけないと失敗することも。こういうときのために、やはりISO感度はオートが鉄則かもしれない。

◆スポットライトあり(新郎新婦ズーム):EV=7.4

 思っていた以上に明るかった。ISO1600であれば、F5.6でSS1/80程度。すごい早い動きで無ければ、ノンフラッシュで十分狙える明るさです。

◆スポットライトあり(会場全景):EV=8.7~4.7

 明るさは照明の状況によって変化(当たり前だが…)。開始前など、照明が完全に点灯している状態だと、8前後とそこそこ明るく十分ノンフラッシュで撮影できる。これだと、スイングパノラマも上手くいきそうな気がする。ただ、さすがに照明を落として、スライドショーなんかをやってしまうと、4.7というかなり暗い状況になる。

◆ホール:EV=6.2

 逆に思っていた以上に暗かったのは、披露宴会場外のホール部分。ISO1600・F5.6でSSが1/20なので、ちょっと苦しいです。F2.8だとSSが1/80まで稼げる計算。

HVL-F43AMはいいですわぁ

 正直に言えば、今回の為に買ったとも言えるこの外付けフラッシュですが、やはりいいです。フラッシュの使用・不使用の考え方もありますが、何より、クイックシフトバウンスで縦構図・横構図の切り換えが早いので、手間取りませんでした。冷静に考えると分かるんですが、普通の外付けフラッシュだと、回転するときにバウンス角度も調節しないといけませんが、このクイックシフトだと、とにかくクルッと回すだけでいい。これは、ホントにすばらしいです。

 少し手間取ったとすれば、ノンフラッシュ撮影をしようとフラッシュの『MODE』ボタンで発光禁止にして、その後電源を切り、再び電源を入れて撮影しようとすると通常発光に戻って慌てるということ。当たり前と言えば当たり前なのですが、本体側で設定するのは面倒だし、フラッシュの電源ON・OFF切り換えもどうなん?って感じなので、まぁこのあたりは慣れなのでしょう。

 あとは、縦構図の時にシャッターボタンを上側にするのか、下側にするのかが自分の中で確立されていないので、気づくとフラッシュが下を向いていて、なんとも間抜けな格好…というのもありました。

フラッシュの使い分けは、なかなか難しい…

 実際問題、このフラッシュを使うか使わないかはとても難しいです。ただ、今回の感じとしては、ISO1600がバンバン使えるカメラなら、意外とフラッシュ無しでもいけるんじゃない?というのが正直な感想です。感覚としては、比較的室内全体が明るい場面では、フラッシュを焚いてしまった方が安心ですし、クリアに写るのでいいと思います。ただ、スポットライトを浴びていたり、背景が暗い場合などでは、被写体までの距離が近いと背景まで明るくなってしまってあまり雰囲気が出ませんでした。なので、そういった場面ではノンフラッシュでいった方がいいのかもしれません。あとは、広角側で広く室内を撮るときなどは、逆に奥までフラッシュの光量が届かないので、手前は明るいし奥は暗いし…という『フラッシュを焚きました』的な写真になってしまうので、そういった場面でもノンフラッシュがいいかもしれません。

 ただ、失敗が許されない写真などの場合は、バンバンフラッシュを焚いてしまった方が安心だと思います。私も350枚近く撮影した中で、約60%はフラッシュを焚いていました。

フラッシュとISO感度とF値

 下のグラフは、Exifデータを元に、発行禁止時と強制発行時のISO感度とF値を示したもの。やはり、発行禁止時は、ISO-1600の出番が多くなります。つまり、ISO-1600が普通に使えるカメラじゃないと、なかなか撮るのが大変だよねってこと。ただ、さすがにF値がF4.0よりも明るい部類になると、ISO-400程度でも十分撮れる。一方の、強制発行時(バウンス撮影)では、意外とISO-1600の登場はほとんどなく、ISO-800あればF8.0あたりでも結構撮影が出来ます。



【グラフ2】発行禁止時(左)と強制発行時(右)のISO感度とF値

露出優先オートで、ISO感度AUTOだとシャッター速度は大きく変わらない

 で、あとシャッタースピードですが、やはりこのあたりは露出優先オートでISO感度もオートだったので、だいたい1/100前後がピークになっています。だいたいこの速度だと、焦点距離にもよりますが、動きが速いものでなければ、被写体ブレはそんなに起きることはありませんでした。

【グラフ3】シャッタースピード別撮影枚数

気づけばテーブルフォトのカメラマンになる…

 で、今回は、専属のカメラマンを用意していないということと、親族のみだったということもあり、結構みんなが気兼ねなく写真を撮っていました。そんな中、私がストロボ付きの一眼レフを持っていたので、会場のスタッフさんが来て、「テーブルフォトのカメラマンをお願いします!」と。姉からも何も聞いていなかったし、これまで参加した結婚式でテーブルフォトというのを経験したことがなかったので、始めは意味が分からなかったのですが、要は通常だとキャンドルサービス的なことをする時に、テーブルを回って、テーブルごとで集合写真を撮るというもの。これ、個人的にはとてもいいことだと思います。とある結婚式の写真テクニックを紹介するページでは、「テーブルごとに参加者の写真を撮影しておくといいですよ」と紹介されていましたが、どうせなら新郎新婦との写真があるというのはうれしいことですしね。

◆何より予習が大切です

 まだ1回目の結婚式&披露宴の撮影でしたが、今後のためにコメントを。

遠慮無く動きましょう

 今回のカメラマン的な動きには、実は昨年の従姉妹の結婚式が影響しています。というのも、その従姉妹の結婚式は、叔父さんからカメラマン(コンデジ)を頼まれて、少しやりました。で、その時に、結構ウロチョロ動いても問題ないことに気づき、今回はホントであっちやこっちや動いていました。あまり、こういう場数が少ないと、誰かが何かしているときに席を立って動くのってどうなんだ?と思ってしまいますが、案外、カメラを持って動いている分には、違和感も無いし、怒る人も居ません。それよりも、次ぎに続く、構図が一番なので積極的なポジション撮りが大切だと思います。

ある程度、事前に構図をイメージしておく

 プロのカメラマンとアマチュアのカメラマンの違いは、なんといっても構図ではないか、と私は思っています。特にせっかく一眼レフでいくなら、周りのコンデジさん達はひと味違った写真を撮りたいもの。そうなると、ある程度、事前に『こういう写真を撮りたい』というのをイメージしておくことはとても大切だと思います。もちろん、場数を踏むことも大切ですが、一番早いのは他の事例を参考にすることです。私も事前にいろいろと調べて、あえてひな壇に上がって、新郎新婦に後ろを向いてもらって奥にお客さんが写るという写真を撮りました。これ、結構いいと思います。今はインターネットで簡単に調べられる時代なので、ぜひとも。

とにかく枚数を撮ること

 電池やカード容量などは気にせずに、バンバン撮ることが大事だと思います。というのも、結構写真を見返すと、新郎が目をつぶっていたり、今度は新婦が目をつぶっていたり、意外とベストショットって少なかったりします。なので、バシバシ撮りましょう。場合によっては連写機能を使うのもありでしょうし、できれば、ノンフラッシュとフラッシュも含めるといいかもしれませんね。

実はすべてがここに凝縮されていたオススメな本

 な~んて、まだ1回目の私がああだこうだ言っていますが、すべてはこの本に付属しているDVDに凝縮されています。元々は、NHKの趣味悠々で放送された内容がDVD付きの書籍で出版されているのですが、まさしくこの内容が全てです。リハーサル狙いましょう、撮影のオススメポジション、外付けフラッシュ&バウンス、進行チェック、新郎新婦の歩くルートの確認などなど、すべてが登場します。下手な専門書などよりも結構重宝すると思います。

次回はどう挑むか…

 もちろん、まだ次回の予定は無いのですが、気持ちの整理としては、やはり17-50mmと50-150mm(70-200mm)のF2.8での撮影がベストかもしれません。ただ、そうなるとフラッシュはどっちに付けるんだ?ってことになりそうですが、その時はフラッシュはレンタルしてもいいですしね。

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