花火 at 香住ふるさとまつり海上花火大会 2016(2016.07.23)
撮影日:2016.07.23(Sat.)
今年も期待大きい香住へ
2016年の花火大会、第2弾は香住の花火大会。
去年、初めて参加をした香住の花火大会ですが、ここの花火大会は打ち上げ数は多くは無いのですが、とにかく迫力満点だというのが評価の高いところなんですよね。正直、ここの花火を味わうと、他の花火大会は物足りないと思ってしまうようなレベルです。
ただ、実はこの花火大会の2日ほど前から体調を崩していて、花火大会当日も38度前後の熱が出ている状態で、正直どうしようかなぁと思っていましたが、昼過ぎのあたりで37度台に落ち着いてきたこともあり、ちょっと無理をして花火大会に出かけました。
駐車場は今年も矢田橋下河川敷の臨時駐車場
今回駐車場に到着したのが17:15頃。確かに去年より5分ほど遅いのですが、去年よりも全然台数が多いです。
去年と駐車する並び方が違うというのもありますが、何よりも、去年は奥から詰めて止めていたのが、今年は橋の下から順番に奥に向けて止めていくというスタイルに変わっていました。
撮影ポジションは真正面を確保
今回の撮影のポジション取りについては、「正面で撮りたい」とは考えていたので、とにかく正面をめがけていきました。はじめは、「どうやって正面を割り出せばいいんだろう?」と思っていましたが、冷静に考えたら、「打ち上げ船が真正面で見える、つまり船の横面がほとんど見えない場所が真正面だろう」ということに気づき、ポジション取りをしたところ、やっぱり本部の正面でした。
ただ、本当の真正面は吹奏楽が演奏しているステージの裏手で、石を積んだだけの簡単な堤防が海に向かって伸びている場所で、これはちょっと撮影に邪魔かなぁと思い、少し東側にズレた場所を取りました。ちょうど、昨年よりも120mほど西のポジションです。
去年は少し高くなっているところで撮影をしたのですが、今年は前にも気にせず撮影したいと思い、立ち入り禁止エリアギリギリのブロックが積んであるところを陣取りました。ここは自然と段々になっているので、撮影にしてもただ見るにしてもいい場所です。
会場に到着したのが17:30頃。去年とそんなに変わらないのに、なんか思ったよりも人が少ない気がするのは気のせいかなぁ?。
アイツに気を付けろ!!
が、今回、気になったのは、これ。
見えますかね?、フナムシです。このフナムシ、「ちょっといる」とかいうレベルではなく、メッチャいました。本当はもっとウジャジャいたんですけど、あんまり気持ち悪い写真を、このHPで紹介してもね…。
なので、敷物で場所取りをしていた人は結構多いですが、知らぬ間に敷物の下に隠れていて、人が近づいた瞬間に一気に飛び出てきて、子供や女性が「キャー!」って叫ぶ…ってのが、あちこちで起きていました。その点、気になる方は、比較的上段や通路よりも後方の芝生エリアを選んだりした方がいいでしょう。特に虫嫌いな女性は気を付けてください。
今回の機材とセッティング
今回は暗くなる寸前にのんびりと準備をした(いや、たぶんこの時点ですでに体調不良の影響が出ていたはず…)ので、機材の写真が撮れていませんが、今回の機材は次の通り。
【横構図】α6000 + 10-18mm F4 (メインカメラ)
【縦構図】α77Ⅱ + DT 16-50mm F2.8(サブカメラ)
【動画用】α6300 + 16mm F2.8 + VCL-ECU1(動画カメラ)
実は今回の撮影では、いつも通り写真を撮ることも目的だったのですが、「そろそろ動画にも手を出してみたい」という思いがあったのです。特に、この香住はきれいだし、次の松江水郷祭はなおさら。しかも、どうせ動画を撮るなら4Kにチェレンジしてみたいし…ということで、動画用にα6300を投入。ただ、レンズは広角がいいけど、10-18mmは静止画用に必須。魚眼は味はあるけど、いきなり魚眼は…と思ったところに、先日、たまたま中古で安いウルトラワイドコンバーターが出ていたので、ポチっていたものを初めて投入してみました。
一方、静止画は、香住の場合は横構図がメインになるので、こちらに望遠レンズを使いたい。となると、必然的に今の私ではEマウントになるので、α6000に10-18mmの組み合わせ。で、縦構図は、仕方なく、α77Ⅱに標準ズームレンズで撮るというスタイルにしました。
ただ、今回、ここでトラブルが発生します。花火が打ちあがりはじめ、α77Ⅱのレリーズを押した瞬間に、次の警告の文字が…
さすがにこれは自宅で再現した画像ですので悪しからず…
いつもなら、カメラのセッティングをしてから適当でも何枚か撮影してチェックするのが普通なんですが、今回、体調が悪かったから頭が働かなかったんでしょうね。しかも、警告内容を見て、「一度バッテリーを外して、入れ直したら動くかなぁ?」と思い、バッテリーを外そうと思っても、先日買ったSIRUIのアルカスイス式の自由雲台だったので、クイックには外れない。さらには、私自身が馬鹿な閉め方をしたのか、シューの部分を固定するネジが硬くて緩まない…。もう、踏んだり蹴ったりでした。なので、結局縦構図の写真は撮れずじまいでした。
ちなみに、原因はカードとの相性だったようで、カードを再フォーマットしたら問題ありませんでした。
では、今回の成果をどうぞ!
香住の良さは、こういうスターマインを序盤から惜しげも無く出してくれるところですよね。
これら、いずれもα6000に10-18mmを装着してのワイド端10mm(35mm換算15mm)のものです。毎年思うのですが、この画角がどれだけ広角なのかをぜひ分かった上で見て欲しいんですよね。これだけの広角レンズいっぱいいっぱいを使うぐらいの花火の迫力というのが香住の良さですよね。これを見たら、絶対、その辺の花火大会では満足できなくなりますよ。
続いて比較明合成をどうぞ
正直、改めて比較明合成をするほどでもないのでしょうが、ちょっと紹介。
動画はこんな感じ
以前、2014年の浜坂の花火大会で動画を撮ったこともありましたが、あの時は、RX100だったので、きちんと動画撮影をしたのは今回が初めてかな。
デジイチでの動画撮影で悩むのは、露出の設定。写真の場合は、セオリーの設定があって、いろんなところで掲載してあったりするので問題ないのですが、動画となるとほとんど情報が無いんですよね。
で、今回は、いろいろと設定をいじりながら撮影したのですが、結果的に、今回YouTubeに上げたのは、XAVC S 4Kの24p 100M Super35mm撮影で、露出は1/30s・F6.3・ISO-800で設定(EV 7.3)しました。最後のスターマインはオーバー気味ですが、あとの撮影ではもうちょっと明るくても良かったかなぁ…ってところですね。
帰りはサクサクと…
花火大会が終了したのが、21:00ちょうど。片付けをして、忘れ物チェックをして、撮影場所を離れたのが21:05頃。行きに15分かかった道のりを必死に歩いて、駐車場に到着をしたのが21:15。なんと1.5倍の速度でオレは歩いたのか!?。そして、駐車場を、21:16に出発して、橋を渡り終えたのが21:21。去年ほどは早くなかったけど、それでも断然に早いです。
もちろん、矢田橋を渡った後は、余部道路・香住道路の方は混むので、そのまま178号線の旧道を一路鳥取方面へ。あとは渋滞なしで順調に帰れました。やっぱり、鳥取方面から来る人は、矢田橋下河川敷の駐車場はオススメです。
山陰の方、ぜひ1度は見てみて下さい!!
いやあ、やっぱり香住の花火はいいです。
昨年も同じ事を述べましたが、ホント、ここの花火大会はオススメです。ここの海上花火大会を見てしまうと、他の花火大会ではまずまず満足できなくなるでしょうね。やはり、その迫力が全然違います。それこそ、最後のスターマインなんかは、目の前全部が花火!ってぐらいの迫力です。確かに、都会の有名な花火大会に行けば、もっと迫力のあるものもあるでしょうが、こういう田舎に住んでいるとそうそう行けるわけでは無いし、人は多いし、近くで見れないし…。そういった意味でも、非常に気軽。余裕を持って行けば、車も止めれるし、駅から近いから列車で行くことも出来る。いや、ホント、ぜひ1度は見てみて下さい!!
今回残念だったのは、とにかく体調が絶不調だったということ。実際、レリーズのタイミングも精細を欠いていて、なんかタイミングがよく分からない写真がいくつかあったり、全体的に絞りすぎていて暗かったりと、もうちょっと体調が良くて、いつものことが出来ていれば…という悔いは残りそうです。