第31回ポピー祭 2024(2024.06.09)
今回、モデル撮影会に参加したのは、島根県飯南町の東三瓶フラワーバレーで開催される「ポピー祭」。このフラワーバレーでのモデル撮影会はだいぶん回数を重ねてきていて、この6月開催のポピー祭としては2年連続4回目、コスモス祭も入れると昨年の秋以来、6回目の参加となります。
SGT鈴鹿戦との重複は避けられたポピー祭
私にとってのモデル撮影会って、以前は春の船上山さくらまつり、初夏のポピー祭、秋のコスモス祭という流れだったのですが、流行病の関係から船上山さくらまつりが無くなってしまった感じになり、今やこの東三瓶でのポピー祭とコスモス祭が私の定番になってきました。
ただ、年々SGT鈴鹿戦も6月初旬に移りだしたこともあり、SGT鈴鹿戦と重なったらどうしようかな…なんて心配もしていましたが、ちょうどうまく1週間ズレてくれて参加が出来ました。とはいえ、2週連続の遠征なので、それはそれで大変なんですが…。
しかも、微妙な天候…
ただでさえ、まだ頭が鈴鹿からキチンと戻ってきていない状況で、天気予報が微妙な雨予報。実は、前日土曜の夕方時点では、いくぶん落ち着く予報も出ていたのですが、朝起きて天気予報をチェックすると、なんとも微妙な予報…。
ただ、実際の雨雲レーダーを見ると、朝6時前でこんな状況。モデル撮影会は11時スタートなので、5時間あれば、この雨雲が逃げてないかな…そんな期待をしていました。
会場到着は9時
そんな期待を持ちつつ、鳥取市内を朝6時半に出発。いつもなら、3箇所ぐらい休憩を挟むのですが、今回はいつもよりも遅めの出発だったこともあり、宍道湖SAのみの休憩で、普通に松江道経由で走り、会場に到着をしたのがちょうど9時頃。
過去の自分の記事を見てみても、9時半頃までに到着出来れば…と記載しておりますが、今年は9時半頃には会場横の駐車場はほぼ満車になっていて、実際、その頃からこの駐車場への誘導は止めていました。
なので、今までの9時半までの到着ではちょっと遅いかも。出来れば、今回の私のように9時過ぎには到着しておきたいところ。
え~っと、ポピーは何処!?
そんな駐車場の様子はさておき、今回到着して絶句したのがこちら…
え~っと、ポピーは何処ですか!?😲
会場のすぐ上手の畑でこんな感じ。もはや、咲いている花の数を数えることが出来そうなレベルです。
川沿いの畑でもこんな感じ。いやぁ、こんなん、何処で撮影するだい!?ってレベルです。
強いて、川の奥の扉の方が唯一ちょっと咲いているかなぁって状態。私的には4度目のポピー祭になりますが、コスモス祭の方もあわせても、ここまで花が無いのは経験が無いです。
まあ、冷静に考えれば、今年は桜も遅かったりしたし、何かしら天候的なこともあって遅れたりしているんだろうな…。
ちなみに、毎度のこと、9時に到着をしても、モデル撮影会は11時スタート。なので、2時間もお暇な状態ってことになります。なので、昨年はルマン24時間を見ていましたが、今年は先週のSGT鈴鹿戦の復習をしてました。
10時を過ぎ、ようやく屋台関係のお店も作るようになってくるので、このタイミングで昼食用のお品を購入して保温バッグに。昨年のポピー祭の時からこの作戦を取っていますが、お昼に30分近く並んで購入するなんてことがないので、結構オススメです。
あと、ここしばらくご無沙汰だったたこ焼きを購入。何だろう、不思議とココに来ると食べたくなるんだよな…。そして、画面に小倉さんが出てるってことは、この辺りから菅生でのJapan Cupを見始めてるな…
いよいよ11時になり、撮影会スタート!
やっと11時になり、いよいよ撮影会が始まります。
ここのモデル撮影会って、何となく本部前のテントに集まって、何となく始まるというスタイル。しかも、すぐ横のステージで爆音で音楽が鳴っているので、拡声器でしゃべっても何を言っているのか全然分からない(笑)。とりあえず例年通り、会場の上手に行くらしいけど…
そして、今回のモデルさんはRIOさん。
この鳥取の梨のCMに主演されたりしていますが、何か私、何処かで見覚えがある感じがするんだけどな…。山陰中央テレビ番組「Soup」でマイスターのコーナーでレポーターで出演してるのを見ててかな?
AM①:会場の上手の畑
ということで、まずは例年のごとく、会場の上手の畑から撮影がスタート。え~っと、花が全然無いんですけど、これでどうしろと…。ってことで、どうやらシャボン玉で誤魔化すらしいです。
それにしても、毎年思うけど、このアヤメのつかみ取りってスゴい人気なんだよな…。モデルに群がるカメラ紳士達…、の横でアヤメに群がる子ども達…、の周りで応援する親御さん達…。何ともシュールな光景です。
今回はSEL70200GM2+1.4TCとSEL135F18GMの組み合わせ
ちなみに、毎度組み合わせに困るレンズ構成ですが、今回はメイン機でα7RIVにSEL70200GM2に1.4倍テレコンを装着したものと、α9にSEL135F18GMを装着したものの2台体制にしました。
その理由は、昨年のコスモス祭の記事のラストにも記載していますが、実際にこの手のモデル撮影会って、100~300mmを使うことがが多いんですよね。なので、70-200mm F2.8に1.4倍テレコンを装着をして、105-280mm F4として使えば、ほとんどの画角で困らないだろうという狙いです。
縦位置グリップを付けているので、何となく縦構図からスタート。ポピーの花はないし、草も多いから、もはや奥行き感とモデルさんの表情でどうにかするしかないという感じ。
135mm F1.8ならどうにかしてくれるかなぁ…と思ったけど、さすがに距離的にも遠いので明るさでもどうしようもない。
縦構図で手前のボケ感を生かして…と思ったけど、さすがに135mmでは厳しいな。こういうところで、300mm F2.8の単焦点レンズとか使ったらどうにかなるのかなぁ…
APS-Cクロップを使って300mmちょっとまで寄るとだいぶんまとまりが出てくる。ただ、このためだけに150-500mmも持参するのはなかなか大変なので、これぐらいならAPS-Cクロップに頼るのはアリ。
とか言ってると、APS-Cクロップを切るのを忘れるという凡ミス。
しかも、実はExif記録をよく見ると、屋外とはいえ、アホみたいなシャッター速度でアホみたいなISO感度になっちゃってるんだよな…。一様絞り優先でF4で撮影をしていたはずだから、こりゃISOが1000とか1200とかに固定になってて、それでシャッター速度が上がったっぽいな…。たぶん、数日前に室内で集合写真を撮ったときに、マニュアルモードで撮影していた時の設定を引きずってるわ…。
これ、昼休憩になんか設定おかしくないか?って気づくまで午前中はそのままでした…orz。
ただ、設定のミスもさることながら、この頃になると、モデルさんの緊張もほぐれてきて表情が良くなってきた。っていうか、マジで今回、モデルのRIOさんの表情と可愛さに助けられたところがあります。
シャボン玉タイム
開始15分程経過して、宣言通りのシャボン玉タイム。
いつも思うけど、このシャボン玉の上手な構図が未だに見出せてないんだよな。
しかも、微妙に風があって、しかも風向きも南側から(向かって右から左へ)吹いている感じで、モデルさんもいつになくシャボン玉を作るのに苦戦していたし、手の向きと風向きが逆で、顔が隠れるようになりやすく、なかなか大変そうだった。
う~ん、縦構図はなっても、やっぱり難しい…。
やはり、ここは135mmではAPS-Cクロップしたとしても、どうにも太刀打ちが出来そうに無いな…。
AM②:川の横の畑
11:20を過ぎた辺りから、そろそろ移動した方がいいんじゃない?という声が出ながらもズルズルと撮影が続き、結局、1箇所目の撮影が終わったのが11:25頃。
「じゃあ、次は川の向こうの扉があるところに…」という話だったのに、何故か橋の手前で止まります。
どうやら、神楽の人とモデルさんとの撮影が11:40頃になりそうなので、川の向こうに行ってしまうと時間が足りないから…ということで、ここで撮影しようということに。
あっ、これは何だかいいぞ。いきなり、いい写真になる予感がしてきます。
やはり、APS-Cクロップして換算202.5mmになるとドンピシャです。実にボディがα9だということが大変悔やまれるレベル。そして、やはりここぞという時の伝家の宝刀!。
SEL70200GM2+1.4TCのMAX 280mmで狙うとこんな感じ。この向きって、どうしても背景に橋やガードレールが写り込みやすいんだけど、奥行きを生かして前ボケにしたら凄まじくいい。
さすがに、この時は150-500mmが欲しいなぁ…って思っちゃったな。って、一様車には積んでたんだけどね。
こりゃ、縦構図もイケるなぁ…と思ったら案の定。やはり、こうしてみると、こういう構図の時って、明るさよりも望遠なんだよな。特に後ボケの綺麗さがいいっすね。
正直、朝会場に到着をして、ポピーの花の無さに気づいたときは愕然としちゃったけど、十分取り戻してきてます。
Lightroomの生成AI削除がスゴイ!
この手の構図だと、どうしても背景に人が写り込んでしまったり、ちょっと賑やかな後ろボケが入ったりして、邪魔だなぁ~と思いながら撮影することがしばしばなのですが、先日Lightroom Classicに搭載された生成AI削除を使ったら、結構簡単に消せます。
この写真はまだ序の口ですが、割とガッツリ写り込んでいても、しっかりと消してくれる。なのに、シャボン玉はキチンと残ったりするから、恐ろしいほどです。実は、この写真以外にもちょこちょこ生成AI削除を使っている写真がありますが、分かりますか?
ある程度近づいて撮影をすると、伝家の宝刀 135mm F1.8 GMのボケ感が生きてきます。モデルのRIOさんの透明感と相まって、この東三瓶の撮影会史上屈指の雰囲気です。
ちょうどこの構図が、HP冒頭に掲載した写真のタイミング。
そして何より、ホント、このRIOさんがマジで可愛いんですわ。作った表情もいいんだけど、何気ない笑顔がホント素敵。久々にレンズ越しに目が合ったときのゾクゾク感を感じました。
逆向きの構図はこれぐらいしか撮れてないけど、コッチも悪くないんだけどな…。
このあたりになってくると、私もゾーンに入ってきて、SEL135F18GMでバシバシ行きます。
これで、ポピーが綺麗に咲いていたら最高だったのになぁ…
ちなみに、メッチャ遠くから換算420mmで狙うとこんな感じ。今回、何人かの人が、SEL200600Gで挑んでらっしゃいましたけど、その世界もちょっとチャレンジしてみたいなって思ったりします。
神楽の方々との撮影
当初は、11:40頃に…って話だったけど、ズルズルと11:50頃まで撮影をし、「そろそろ神楽が終わるのでステージの方に戻りましょう」ということで、ステージ横に戻るも待てど暮らせど、神楽のステージが終わる気配が無い。
とりあえず、集合写真っぽいから、ナナニッパではどうにもならないだろう…という想像の元、一度、車に戻って、35-150mmを装着し直して戻ってくるも、その間も神楽の音は続いており、「オイオイ、いつ終わるんだよ…」って思っていたら、「終わりそうにないので、神楽との撮影は止めて、お昼休憩にしましょう」とのお声。
そこで、半分ぐらいのカメラマンさんが散らばってしまった30秒後ぐらいに神楽が終わり、ステージ横に神楽の方々が登場。オイオイ、肝心なモデルさん戻っちゃったじゃん!
まあ、でも何となく神楽の方々を撮影することに…。しばらく撮影して、「はい、ありがとうございます」って終わって神楽の方々が撤収しようとしたところにモデルさんが戻ってきた。
それぞれのタイミングでちょっとずつカメラマンも減っていたのとで、このタイミングに残っていた人は実はそう多くなかった様子。何なら神楽の方も黒い髪の鬼の方はいないもんね。
最後に、「鬼に襲われている感じで!」って言ってポージングしてたのがコレ。もうこの時、車に戻ろうとしてたから、残念ながら正面から撮れてなかった…。
車に戻りお昼休憩
何気に神楽の騒動が長引いたので、車に戻ってきたら、12:15ぐらいになってました。
昼食は、事前に購入していた焼きそばと焼き鳥。何か、毎回この組み合わせばっかりだな(笑)
そして、今年も撮影会終了後のおやつ的な感じで、大判焼き(白あん)も買いました。これ、昨年のコスモス祭の時に買って美味しかったんですよね。しかも、2つで確か240円とかで結構お買い得です。
午後も川沿いの畑へ
13時前になり、次第に本部前のテントにカメラマンが集結してくるも、一向に始まる気配が無い。何なら、「モデル撮影会」って中止になりました?って私が訪ねられてしまう始末…。もしかして、昼前の神楽の件が12時過ぎていたから、その分がそのまま押しているのかな?と思ったら、まさしくそんな感じでした。
なので、モデルさんが来るのも13時過ぎていて、さあ始めましょうという時には、もう13:10過ぎてました。
昼からは、午前中に行くと行っていて行かなかった川の向こう側の扉かな…あそこならまだ多少は花がありそうだし…と思っていたら…
えっ!?、昼からもココですか?😲
午前中もここの畑で撮影したのはもちろんですが、扉が南側にあるってことで、ここは難しい予感が…
そう、実は午前中の撮影場所よりも、南側(橋寄り)なのでどうしても背景の橋が気になる。ただ、こればっかりはもうどうしようもない。
なので、割と近くからやや斜め方向から狙うカメラマンが多かったけど、ここもちょっと角度をミスると後ろにガードレールが写り込んじゃうんだよな。だから、川の向こう側の方が良かったんだけど…
レンズ的にはSEL135F18GMがいいけど、あえてSEL70200GM2側でアップにしてぶった切ってしまうのもアリ。
昨年も狙った、川の方側から狙うというのも、背景の映り込みが結構気になる感じだったので、どうしても寄らざるを得ない感じに。
そういえば、途中、一般の家族が来られてモデルさんと一緒にプチ撮影会になってましたね。
このビーチボールに助演女優賞をあげたい!
いつも来られるカメラマンさんが、今回、透明にカラフルな水玉のビーチボールを持ってこられていて、それに寝そべるような感じにしたら?という話になったのですが…
これは、なかなかいいっすね。よく、手すりにもたれかかって…みたいな構図である感じですが、モデルさんが低くなる分、奥行き感も出しやすい。
いつもはあっても、モデルさんが座って…ぐらいだったけど、これは今後定番化しそうだなぁ…。
ブルーマン登場!
そして、この東三瓶のモデル撮影会といえば、何故(!?)か登場するブルーマン!
初めは、午前中に呼びます…みたいな感じで話してたけど、なかなか午前中がタイミングがなくて、午後からになっちゃいました。無理矢理斜めから視線を待っていたけど、ちゃんと目配りをしてくれるところがスゴイ。
最後に、ブルーマンも寄って3人がフレームの中に入って…という流れから、「嫌そうな表情をして!」というお願いに、またこの表情がなんともいえず可愛い💕。
最後は近づきタイム
時間も残りわずかとなり、モデルさんに近づいてもいいですよ~と言われ、皆さん、一気に近づきます。
この手の撮影会って、これぐらいの時じゃないと単焦点レンズ生かせないんですよね。ただ、逆をいえば、この時の為だけにでも単焦点は持っていきたいレベル。何なんですか、この感じ。
最後のこの1枚もなかなかのお気に入りの1枚。
ぶっちゃけ、SEL135F18GMって年に数回しか使わない、まさしく伝家の宝刀の1本なんだけど、こういう画が出てくるから、手放せないんだよな…。
開始が遅かった分、終了も伸びるのかなぁ~なんてちょっと期待していましたが、14時キッチリで終了。いろいろと心配していた撮影会でしたが、こうしてみると満足度の高い1日でした。
結局、雨も微妙な小雨はあったものの、ほとんど気にならないレベルで終えることが出来ました。
考察
先述の通り、今回の撮影会はSEL70200GM2に1.4倍テレコンを装着したものをメインとして、それにSEL135F18GMの組み合わせで挑みました。
過去の使用実績も踏まえて、今回の実績を見ると、SEL70200GM2が全体の6割に対して、SEL135F18GMが残り4割。過去の焦点距離実績を考えても、SEL70200GM2に1.4倍テレコンを装着して、105-280mm F4で運用するというのは、理にかなっていたように思います。
実際の撮影した焦点距離で行くと、やはりオイシイ所はだいたい同じ感じ。ただ、テレコンを使ったことも影響していますが、いつになく150-200mm近辺を使っていない感じで、むしろ200-280mm近辺が多い感じです。実は、撮影していても感じましたが、280mmではもう少し足りなく、150-500mmか200-600mmが使いたいなぁというシチュエーションは結構ありました。実際、300mm越えが全体の1割弱もあり、150-200mmよりも多かったりします。
もちろん、撮影場所にもよるのですが、特にステージ裏の場合なんかだと150-500mmか200-600mmを使った方がいいと思うんだよな…。逆に、あそこだと135mm GMがあったって何の役にもたたないし。
ちなみに、APS-Cクロップの使用頻度はこんな感じで、全体の約1/3。これを高いと見るか、低いと見るかですが、個人的には2割程度にまで収まってもいいと思うんだよな…。