紅葉2020 at 奥津渓谷(2020.11.08)
今や、サーキットカメラマンと化している私ですが、元々、カメラを始めて数年は風景写真がメインでした。そんな私も、当時は紅葉の撮影に毎年のように足を運んでいたのですが、ここ数年は全く行けてませんでした。
そして、2020年、コロナ禍もあったりしましたが、何か久しぶりに紅葉を撮りたいなぁと思って、脚を運んだのが今回の奥津渓谷でした。
奥津渓谷
実に6年ぶりの紅葉撮影
単純な紅葉撮影としても、2014年の京都旅以来なので6年ぶりです。
さらに、今回の奥津渓谷は、実は2012年秋に1度行ったことがあります。実に8年ぶり!😲。
8年前と言えば、まだ私がデジイチを購入してから1年ちょっとというタイミング。α55にSIGMAの17-50mm F2.8で挑んでいたようですが、当時はまだまだ何も分からない状態で挑んでいましたからね…。
紅葉2012 at 奥津峡&恩原高原
なかなか仕事が忙しくて十分な時間が取れなかったので、近場でいいところが無いかなぁ?と考えた結果、奥津峡をチョイスしました。
実は、何年か前に通りかかったような感じで奥津峡に来たことはありました。なので、全然存在を知らなかった訳でもありませんでした。ただ、以前は奥津峡のあたりの道は混んでいた記憶がありますが…
もうあれから8年も経過し、自分としても違う撮り方が出来るかなぁとも思い、向かってみました。
嫌な予感はしていたが…
ただ、当時と少し様子が違う点が1つありました。それはアクセスです。
私が前回訪れた2012年は、鏡野町奥津振興センターが臨時駐車場となり、そこから臨時バスに乗り、奥津渓谷に向かいました。どうやら、それはここ数年も毎年同じようなのですが、今年はこのコロナ禍の影響により、臨時駐車場や臨時バスが走らず、津山方面からの一方通行ということになっていました。
なので、正直、駐車場がどういう形になるのかも不明で、心配をした状態で奥津へ向かいました。
国道179号線を南下し、奥津振興センターのところの交差点から奥津渓谷方面に入ったのが13:25。そうしたら、もういきなりのこの渋滞です。まだ奥津渓谷まで2km近くある状況でこれなので、もう既にヤバい感じしかしません。
少し進んでは、またすぐに止まりの繰り返し…
1時間の渋滞の末にようやく到着
結局、車を駐められたのが14:28。実に1時間をかけてようやく車が駐められたという感じでした😢。
心配していた駐車は、事実上の路上駐車。私自身は、吉井川にかかる奥津・上斎原バイパスの橋の下が少し広くてそこに駐めることが出来ました。とはいえ、メインスポットの大釣橋よりも600m北側の場所。別に、600mにどうこう文句を言うつもりはないけど、このやり方はどうだったのかなぁ…と。
実は私の知人が前日の土曜日午後に訪れたそうですが、その時はほとんどロスなく到着出来たとのこと。土曜は小雨が降ったりやんだりだったので、人が少なく、逆に日曜は天候に恵まれたというのもあるのでしょうが…。いやあ、本当にここまでが大変でした。
おそらく、2020年がコロナ禍で特別な運用だったと考えた方がいいのでしょうが、普通に臨時バス対応の方がいいですね。
私がいた16:00すぎぐらいまでも車列は途切れる感じは無かったです。
なので、思考を変えてこんなんも撮ってみちゃったりして…っていうか、こういうところで車を見ると、モータースポーツカメラマンの血が騒ぐよね。紅葉バックで流してやろうか!とか…。
だいたい、ここの紅葉がメインスポットですよね。
SNSなんかでも話題になっていたハートマークとLOVEの文字。独りでただ撮影しているのが寂しいよねぇ…。
やはり一番の目玉はこの大釣橋のあたりですよね。逆に言えば、この辺りを車でスローで走ったり、一時停車をして車内から撮影する人がいたりするから、なおさら渋滞を助長するんですよね…
あと、8年前に来た時は、あまりこちらに気付きませんでしたが、大吊橋のたもとから川の北側の方にも行けます。意外とこのあたりが広角で狙うにはいいポイントでしたね。
SEL1635Z
やはり、こういう渓谷での紅葉を撮影しようと思ったら、標準から広角気味に狙うってのがセオリーですよね。
当初は、SEL24105Gで挑んでいたのですが、数枚撮った段階で、「これはもう足りないわ…」というのがすぐに分かったので、SEL1635Zにチェンジして挑むことに。
案外、こういう下から上に…っていう感じは私には少ないかも。でも、実はコレ、普通に道路の上なんだけどね。
こういう写真がやはり渓谷の感じが出ていいかもね。もうちょっと紅葉多かったら最高なのに。
このポイントは結構人が多かったですね。
以前、山崎の紅葉山でもこういう感じのショットを撮ったことがあるけど、片方が枝が伸びる感じは広角にはめるといいよね。
Tamron 70-180mm F2.8
紅葉撮影で個人的に好きなのは、望遠を使った撮影。
今回の中では結構お気に入りの一枚。F2.8ってところも相まって、背景のボケが柔らかいのが印象的ですよね。
あと、コケ+落葉ってのも定番パターンですよね。
個人的には、やはり紅葉を撮るなら望遠の方が好きですね。
ただ、冷静に考えたときに、こういう望遠の撮影なら別にわざわざ奥津渓谷まで来る必要もないんだけどね。
あと、フルサイズで撮影すると一番思うのは、200mmとかでは全然足りない。よほど、下の方に付いている紅葉ならいいけど、ちょっと遠いとダメです。なので、途中、APS-Cクロップ使いましたが、それでも全然足りませんでした。
SEL70350G
ってことで、途中からα7RIVにSEL70350Gを付けて撮影することに。当初はカバンに入れておくつもりはなかったけど、持参しておいて良かったです。
換算515mmまで来ると、絞りに関係なく前後のボケ感が増すので、絵作りがむしろ簡単になるんですよね。
個人的には、こういう太い幹から短めにチョコッと伸びている枝に付く紅葉って好きですね。
ここまでF9で撮っちゃっていたのは、単純な私のミスです(1635Zからの交換だったので、F値を絞ったままで撮っちゃっていました)。
案外、緑の残る紅葉も雰囲気があっていいんですよね。
この苔と落葉のパターンは結構好きですね。
こうしてみると、やはり70350Gを持参していったのは正解でしたね。全然、撮れる画が増えます。
ただ、一方では、せっかくフルサイズを持っていっているのに、APS-Cクロップでしか狙えないってのが寂しさでもあるんだよな…。そう思うと、100-400mm欲しいよね…う~ん、GMを買い戻すか…SIGMAで済ますか…。
ライトアップは断念😫
今回の撮影はトータル2時間弱で、16:30前には切り上げました。
本音を言えば、ライトアップされる時間まで残って狙うつもりでいたのですが、実は到着してしばらく撮影をしていたら寒さもあったりして体調があまり良くなくて、このご時世なので無理せずに止めました。ただ、お陰で次なるチャンスが…
恩原高原でカーフォトを狙う
奥津渓谷から帰宅する途中、恩原高原のとあるスポットに立ち寄って、カーフォトを狙います。
実は、この場所、8年前の時も先代のCX-5でも撮影したスポット。
非常に印象的にもいい場所だったので、どうせならこの場所で撮影したいなぁというのは前々から思っていました。
なので、実は往路で立ち寄ろうかとも思ったのですが、先客が2台ぐらいあったので、往きはスルーをしたのですが、帰り道、17時過ぎということで時間帯的にも結構ギリギリな時間でしたが、とりあえず狙ってみました。
いやいや、やぱりこの場所はいいですわ。
さすがに一般道の途中に駐めるわけにもいかないし、かといってこういうちょっとした駐車スペースってそんなに多くないので、ここはいいポイントだと思います(もしかしたら、この恩原湖の周りを探したら、他にもいいスポットがあるかもしれませんが…)。
とある記事で、車を撮るのであれば、低い視点から狙うのがいいというのがあったので、2パターン撮ってみました。確かに、低い方が何かカッコイイですな。
最後は、何か自動車雑誌に載ってそうな感じでパシャリ。これ、135mm F1.8 GMとかで狙っていたら、また前ボケの雰囲気が違ったんだろうなぁと思うけど。
ちなみに、奥津渓谷での撮影よりも、こちらの車撮影の方が地味に満足感が高かったのはここだけの話です。