浜坂ふるさと夏まつり花火大会2023(2023.07.16)

花火

 2023年も7月に入り、気づけば今年も花火シーズンがやってきました。そのトップバッターを飾るのは、もちろん今年も浜坂の花火大会です。

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今年も花火シーズン開幕は浜坂から

 今では、モータースポーツ系の撮影ブログと化しているこのサイトですが、実は私ってサーキット撮影よりも、花火撮影の方が歴が長かったりしています。なので、やっぱり夏になると、花火を撮りに行きたくなるんですよね~。

 とはいえ、鳥取県東部というド田舎に住んでいる私なので、都会の花火大会まで出かけるのもなかなか大変。過去には、神戸や松江水郷祭なんかにも行った事がありますが、人混みと渋滞が嫌いな私にとっては苦痛しか無いんだよな…。なので、結局近場で終わらせてしまう感じがあります。

 そんな私の花火シーズンの開幕を告げるのが、鳥取県のすぐお隣、兵庫県北部の新温泉町で行われる浜坂ふるさと夏まつり花火大会。だいたい、7月下旬~8月にかけて行われる花火大会が多い中で、この浜坂の花火大会は、例年この7月中旬の海の日の連休の中日に行われるということもあり、私の中でも予行練習的に出かけさせて頂いている花火大会でもあります。

過去最大の混雑!?

 先にも述べたとおり、私の中で浜坂の花火大会を予行練習的に使っている理由は、もちろん日程的なこともあるのですが、コツさえ抑えれば割と混雑回避して参加出来るという点。ただ、近年は段々混雑具合が増しており、特に流行病が明けた昨年は結構な混雑でした(新聞報道だと、2022年は5万人の来場者)。

 なので、今年は多少早すぎたとしても余裕を持って臨もうと思って、昨年よりも1時間ぐらい早いイメージで出かけました。

 昨年(2022年)は、到着する前から渋滞にハマって大変だった往路ですが、今年の春に岩美道路が全線開通して劇的に走りやすくなりました。旧道は、牧谷~羽尾の辺りが走りにくかったので、それを思ったらホントにスイスイです。昨年の渋滞は何だったんだってレベルです。

 残すところは、居組ICから新温泉浜坂IC間のいわゆる浜坂道路II期の7.6km。どうやら、5年後の2028年度末までの開通を目指すそうです。

 と、そんなことはさておき、会場に近づくにつれて嫌な予感がしてきます。

 諸寄の漁港を過ぎたところから、左折をしてトンネルを潜って浜坂港の方に向かうというのが定番なのですが…

 ん!?、「花火駐車場 直進」の看板…

 そして、オジサンの手には…

 「満車」の文字

 過去、何度もこのルートで浜坂の花火に参加していますが、こんな看板見たことが無い…。しかも、この時点で16時ちょっと前。かつて無いほどの最速で到着をしているのに、こんな看板に出くわすなんて…

 いやいや…と思って、とりあえず左折をしていきます。

 そして、トンネルを出て、例年のように手前から漁港の方に降りようと思ったのですが…

 ここでも満車の文字…。

 「いつもはここから入れたのに~」って警備員さんに行ったけど、「もう満車で~す!」の一言。

 いやいや、これはマズイ…

 ただ、少し直進して浜坂高校西の交差点というか、渡辺水産の交差点に進むも、こちらは別に止めたりはしていない…。

 これはもう、イチかバチか漁港に突撃してみるしかない!

 そしたら普通にすんなり入れました。しかも都合良く、狙っていた場所に止めることも出来ました。この時点で16:02。いやいや、過去最速に到着して、これってどういうこと?

 しかも、5分程したら、私の後ろは全部一杯になりました。ホントでもうタッチの差でした。

 実はこの後、一度、場所の偵察と食料の調達を兼ねて、車を離れて祭りの会場に向かったのですが、この段階で先程の浜坂高校西の交差点で車両進入禁止にしていました。写真が撮れていないですが、私のログ記録を見る限り、私がジオパーク館前のT字路にさしかかったのが16:18過ぎ。遅くとも、この時間までには止めていたみたいです。いやいや、ここまで混雑した記憶無いんですけど…

 さらに余談ですが、のちに撮影場所で待機していたときに、家族だけ先に来ていて、あとで車を駐めてきたお父さんと思われる方が、車を駐めてから4kmぐらい歩いてきたという話をしていました。

 近年は、ようやく情報を流すようになったりしていますが、正直、以前からあまり駐車場の整備があまり良くない上に、警備員の誘導もイマイチというのが、申し訳ないけど私の印象。そこにきて、ここ近年、何故かお客さんがスゴイ増えてきたことが、さらに拍車をかけている感じがします(場内放送だと、昨年の観客数は5万人だとか…)。

 田舎の花火大会ということで、大変なのも分かりますが、もう少し何か出来ないのかな?って思います(浜坂高校や浜坂北小学校のグランドは駐車場には使われていないようだし…)。

 私も、もし来年行くなら、JRで行くかなぁ~ってちょっと思ってます。終了後の浜坂駅は結構な混雑だったようですが、少なくとも鳥取方面行きはそこまでは多くないだろうし…。

気を取り直して会場へ

 先にも少し述べたとおり、16:30前に一度会場の偵察と食糧確保に向けて、会場のサンビーチに向かいます。

 実は、この日はものすごい猛暑で、鳥取で36.6度、お隣の香住で34.5度というものすごい暑さでした。浜坂の花火ってタイミング的なこともあって、曇天なことが多いのですが、ここまで暑いのは久しぶりな感じ(2017年以来?)。

 この浜坂の花火大会って、但馬三大祭りの1つと言われる「川下(かわすそ)祭り」の中の1つ。いつも見てたけど、これって「茅の輪くぐり」って言うんだ…っていうか、茅(かや)が読めなかった…💦

 食料を調達し、一度車に戻ります。あまりにも暑いので、外にいるのもツラい状況で、私と同じように車の中で待機している人は結構多かったですね。

 私はこのタイミングで、整理が出来ていなかったSGT鈴鹿戦の選別作業を終えてしまいます。何気に2時間弱も時間あったからちょうどよかったです。

 車を離れたのが、18:15過ぎ。10分ほど歩いて、何となく撮影ポジションを決めます。

 この時間帯になると、ちょうど太陽が山に隠れてくれて直射日光が遮られたりして、体感温度が一気に変わります。これって、意外と花火あるあるだと思います。

 以前は、回廊みたいなところに腰掛けて撮影するスタイルが多かったのですが、場所どりを必要としない場所ってことで、昨年からは思い切り前方に出るようになりました。ただ、昨年のことがあったので、何となく想定はしていましたが、ここまで前に出ると、波の音がスゴイ入ります。それが良し悪しですね…。

 あと、私は大丈夫でしたが、一番最前列の人が、花火打ち上げの時に波が押し寄せてきて、後ろに多少下がるというハプニングもあったようです。今年は昨年ほどは波は高くなかったし、後で潮位を見たら、この時間が干潮だったことを考えると、ちょっと首をかしげますが…。

 ちなみに、今回の機材は、スチルはα7RIVにSEL1635Z、動画がα6400にSEL1018。ここ最近は、この組み合わせが多いですね。逆に言えば、こんな時ぐらいしか、α6400とSEL1018の出番が無いというのが何とも寂しいところ

 あと、最近は三脚2本で挑むことが多いです。以前は、VANGUARDのマルチマウント6という、1台の三脚にカメラを複数台取付けられるやつも使っていましたが、こちらの方が撮影後の撤収が早く済むので、最近はこうしています。

では、まず通常の撮影から

 それではまず、通常の撮影から見ていきます。

 個人的に、浜坂の花火の1つのウリはこの暮れゆく西空と絡めて花火が撮影出来るという点だと思うんですよね。これって、7月中旬に行われる20時スタートの花火だからこそなんですよね。翌週開催の香住ですら、こんな感じには撮れないですから。

 年に1回の花火の撮影となると、どうしてもバルブのシャッターのタイミングとF値の調整をどうしようか…って結構悩みながら撮影をすることになるのですが、案外どうにかなるもんです。

 前方のお客さんが気になるかなぁ…って心配してたけど、案外どうにかなってる。

 この手の花火は結構好きです。

 浜坂といえば、やはり最後の10号玉の連発。ぶっちゃけ、定番と言えば定番だし、パターン化しているともいえるけど、あの体に響いてくる爆音の迫力は、毎年感動します。

ここからは比較明合成

 ついでに比較明合成もしてみました。

 ちょっとテキトーすぎたかな…

 この手の花火は、一発でまとめようとすると露出オーバーになりやすいので、小刻みに取りながら、比較明合成するってのが、私のスタイル。

 これが、一発で仕留めれたらいいんだけど…

 この最後の一枚、だいたい10枚ぐらいを比較明合成しているんだけど、普通に最後のスターマインを一発で仕留めたヤツの方が迫力ある。ってことは、それだけ最後は数が多いってことよね。

動画撮影

 動画撮影に関しては、先に挙げている通りなのですが、設定はほとんど例年と同じで、XAVC 4K 24p 100M、1/30s、3500Kですが、F値はF4、ISO-AUTO(最小800-最大2,000)と少し変更を加えました。

 正直、これでももう少し暗いなって思うぐらいなので、最大ISO感度はもう少し上げても良かったかもしれません。

帰路は過去最速記録を樹立!?

 撮影を終了し、最後の1枚の撮影が終了したのが20:57。ここからがもう一仕事です。いかんせん、無事に家に帰るまでが花火大会ですからね。

 急いで機材を収納し、混雑する人をかき分けながら、車に向かいます。この段階で、すでに漁港方面から出る車両が渋滞をしていますが、人が多いということで、まだジオパーク館のT字路から渡辺水産の側に向かう車両を止めている状況。いやいや、だから、そっちに向かったらダメなんだけどな…

 5分程歩き、21:09には車に戻り、すぐさま車を出します。

 正直、今回は車を駐められた場所自体がラッキーな場所だったので、退場はスムーズに行くと思ってました。逆にいえば、ここでダメならもう何処もダメですから…

 なので、ものの3分で県道127号線に出てしまいます。

 そして、いつもは渋滞する諸寄の交差点もサクッと抜けられました。

2014 2015 2016 2017 2019 2022 2023
撮影場所発 21:05 21:06 20:57 21:06 21:01 21:06? 21:04?
駐車場出発 21:20 21:16 21:06 21:14 21:06 21:14 21:09
県道に出る 21:58
[+38分]
21:40
[+24分]
21:14
[+8分]
21:19
[+5分]
21:11
[+5分]
21:17
[+3分]
21:11
[+2分]
諸寄交差点 22:00
[+40分]
21:48
[+32分]
21:23
[+17分]
21:27
[+13分]
21:14
[+8分]
21:20
[+6分]
21:13
[+7分]
鳥取県に入る 22:08
[+48分]
21:56
[+40分]
21:31
[+25分]
21:34
[+20分]
21:21
[+15分]
21:47
[+33分]
21:21
[+11分]

 ってことで、過去の実績を見ても、今回は駐められた場所がラッキーだったので、過去最速の早さで帰ることが出来ました。いかんせん、漁港を出て、11分後には鳥取県に入ってますからね…。下手したら、普通の人はこの時間では漁港すら出られていない気がします。

来年はJRで行くことも考えるか?

 ただ、冒頭にも述べたとおり、今回は本当に駐車場確保が間に合ったから良かったものの、普通に17時頃に到着していたらたぶんダメでした。そう思うと、JRで向かうというのも、今後は考えないといけない気がします。

 実は、浜坂の花火大会であれば、今年だとちょうどJR浜坂駅発21:31発の列車があるので、これに乗ろうと思えば乗れると思います。しかも、ジオパーク館のT字路からJR浜坂駅までは1.2km。人混みが多いので、どれぐらいの速さで歩けるのかは微妙ですが、到着して列車に乗ったら、数分で出発するって感じになるのかな?。

 しかも、浜坂の場合は、それほど早く到着して場所どりをしないといけないことはないので、行きは18:18着の列車で、会場に18:40頃に着けば十分ではないのかな。

 逆に問題なのは、何処の駅を使ってパーク&ライドをするのか、ということかもしれません。ザッとGoogleマップを見る感じだと、浜坂以西の諸寄・居組・東浜・岩美・大岩・福部はいずれも駅に車は駐められそう。ただ、諸寄と居組は正直、あまり現実的では無いので、鳥取県側の駅を利用するって感じなのかな。

香住はどうか?

 本来は、ここの記事で書くべきことではないのですが、翌週の香住も駐車場事情が厳しい(今年も矢田橋下の河川敷に駐められない)ので、ちょっと心配しているところ。そうなると、香住こそ、駅とJRの距離が近い(約0.5km)ので実はこちらの方がJR利用が現実的だったりもします。

 ただ、逆に出発時間が22:06と、余裕があるといえばあるし、むしろ遅いと言えば遅い。しかも、浜坂で乗継ぎが13分あるので、さらに遅い。実は、過去のログ記録を見ていると、ここ近年は帰路で浜坂駅の辺りを通過していたのが21:35頃。浜坂道路が開通する前でも21:50頃。つまり、JRだと1時間は遅くなる。もし、香住小学校の駐車場に駐められて、退場渋滞にハマって、駐車場から出るのに1時間かかって香住を22:00に出たとしても、JRよりも速い。そう考えたら、イチかバチか、突撃してもいいのかなって思ったりするんだよな…

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