由志園 クリスマスイルミネーション2021(2021.12.23)
今年のイルミは由志園へ
私の中では、冬の撮影の1つといえばイルミネーション。とはいえ、こちらもまだまだコロナ禍の影響が残っており、鳥取砂丘のイルミも2年連続で中止が早々に決定。なので、鳥取県東部の私からすると、いずれにしても少し遠出をしないとイルミ撮影が出来ないという状況でした。
年 | 鳥取砂丘 | 花回廊 | 島根・由志園 | 広島・備北 |
2021-22 | 中止 | ○ | ||
2020-21 | 中止 | ○ | ||
2019-20 | ○ | ○ | ||
2018-19 | ○ | |||
2017-18 | ○ | ○ | ||
2016-17 | ○ | |||
2015-16 | ○ | ○ |
去年は5年ぶりに花回廊に行ったので、今年はとりあえず4年ぶりの由志園に行ってみることに…。
とはいえ、事前にチラッと見た感じだと、そこまで4年前から大きく変わっている印象はなかったんだけどな…。まあ、こういうご時世ですから、お金をかけたところで、どれだけの人が来るのかも怪しいので、まあ仕方がないでしょうけどね。
案外平日でもお客さんが多い
今回、どうしてこんなクリスマス・イブイブなんてタイミングに行くことにしたかというと、1つは有給休暇が取れたタイミング。あとは、前回がラスト3日間の3連休中日の1/7(日)という混雑必至のタイミングで行ってしまって失敗したので、出来れば平日にしたかったということ。そして、ちょうどクリスマス後に大雪になる予想となっていて、そうなると、その後いつ行けるのかタイミングが狙いにくくなるので、「もうここで行くっきゃない!」って思って決行しました。
今回、休みを貰っていたこともあって、14:30すぎに鳥取市内を出発して、由志園に到着をしたのが16:45頃。ホント、山陰道が出来て便利にそして楽になりましたが、やっぱり、米子東IC降りてから国道431号線を抜けていくってのが、どうしてもツラいですね…。
私が到着をした頃は、駐車場には20台ちょっとぐらいの感じだったでしょうか。係員さんも誰も居なくて、「今日、定休日じゃないよね?」ってちょっと心配になりました(笑)。
まだまだ明るい感じなのですが、駐車場で待っておくのも何なので、とりあえず入っていきます。入場料は1,000円です。年に2回以上来るなら、年間パスポートの方がお得な気もしますがね。
さすがに、17時過ぎではまだまだ明るいので、ちょっと…
なので、ひとまずウロウロとしながら撮影ポイントを物色しておきます。
実質、ある程度の暗さが出てきたのが、17時半前ぐらいでしたかね。
進路順に紹介
ということで、実際は2時間半弱で2往復をして撮影をしましたが、時系列がバラバラなので、あえて進路順に並び替えて紹介していきます。
水中庭園・光の庭園・蓮泉庭園
水中花園への苑路は、イルミというよりもレーザー光線を多用した感じになっていて、思いのほかカメラマン泣かせな感じでしたね。
そして、1つのメインとなる庭園ですが、こちらも色の変化が思いのほか早くて、なかなかタイミングを狙うのが難しいです。一方で、こういうショットって広角レンズっていうイメージもありますが、案外35mmでOKです。
あと、今回演出上なのかスゴイ多かったのが、こういう霧の演出。夏場は暑さ対策でいいのかもしれなけど、写真勢としてはどうなのか…。
そういう点でいえば、イルミネーションも動きを出すことで、スチルというよりムービーに寄ってきているのかもな。
個人的にはこういう提灯とか好きです。そして、こんなところに135mm GMを使う贅沢さ!
万華鏡イルミ八角ミスト
これ、写真だと表現しにくいですが、ちょっと昔のテレビの演出で、スモークの奥からMr.マリックとか登場するシーンとかで使いそうなヤツ。やっぱり、動画寄りなんだな…。
そして何より、こういうところのカメラやレンズへの影響が何より怖い…。
デジタル竹林
これ、何だろう…って思っていたけど、改めてHP記事にまとめながら、「デジタル竹林」と言われたら、確かにそんな感じではあるな…。ただ、コイツもスチルには結構厳しい。
足下にあったこういうのも、ちょっと考えるんだけど生かしきれない…
今回、あちこちにちょこちょこあったのがこういうステンドグラス的なやつ。これ、調べて見たら「MIRROR BOWLER」という数百個のミラーボールを使って「宇宙と和式美」をテーマに光と反射の空間作品を創りだすアート集団らしい。
冬のホタルの沢
ホタルの沢っていうか、とにかくこの和傘を生かそうと思ったけどなかなか難しいんですよね…。こういった面は、由志園って歩ける場所が結構限られるので、行きたいところにいけないってのはあるよね。そういう意味では、備北イルミの方が動きやすさはあるよな。
プロジェクションマッピングの手前の所にもMIRROR BOWLERがあったのですが、ここも霧が出るんだよな…。そして、どうにか仕留めようと狙うんだけど、何かいい被写体が無い。攻めて、和傘が近くにあればなぁ…。
稲穂イルミの棚田
ここは、会場の中でも一番明るいから、皆さん2ショット写真とか撮っているポイント。
なのですが、個人的にはこの稲穂と玉ボケを狙うには面白いポイントでしたね。ただ、稲穂が自立してなくて、どうしてもコードとかワイヤーが写り込んでいますのでそれがちょっと寂しいところ。
あ~、それにしても、ここで彼女とか置いて背景玉ボケでポートレート撮影とかしたいわ…。
出雲富士
ある意味、由志園のイルミのメインはここでしょうね。
初めて見る分にはいいんだけど、正直、5年前とほぼ同じじゃん…ってのはあるよね。
高台の上から
そして、実は今まで存在を知らなかった高台。実は一番奥の方に、木製の台があるので、ここからだと上から眺める事が出来ます。っていいうか、こっちの方が良さそう…。
反対側はこんな感じ。これは雲をイメージしてるのかな?
MIRROR BOWLER
そして、ここには一際大きなMIRRORBOWLERが…
これ、ココにあるのがどうなのかな…もうちょっと別の場所にあれば、アレコレ生かしきれたかもしれないけど…
花札48
富士の奥の方にたくさん花札が並んでいましたが、「花札48」というタイトル通り、48枚あったのかな?。これ、こっち向きはいいけど、反対向きはただ真っ暗な板だから、狙う向き考えないとちょっと面倒くさいことも…。
枝垂れ桜イルミネーション
前回もあって、気に入っていた桜型の照明。これ、もうちょっと他のところも導入すればいいのにな…
地味に今回よかったのが、そこにぶら下げてあったクリスタルのボール。ただ、なかなかいい構図が無くて難しかったのと、さすがにクリスタルってこともあってAFが怪しかったんだよな…。なので、結構ボツショットが多いのはここですね。
和傘の灯り
ココも、割とお好きな傘の展示ポイント。
ただ、手前に木があって邪魔なので、ここの5並びを狙うのが限界なんだよな…
ってことで、あえて奥行きを使って狙ってみましたが、案外良かったかも。そして、やっぱり135GMのF1.8の強さはハンパないな。
ちなみに、この傘とプロジェクションマッピングの間にいたゾウさんも可哀想なので、入れてみました。
七色の鏡の池
そして、由志園ならではといえば、やはりこのライトアップ。
特に今回は風も無かったということで、条件はとても良かったですね。ただ、あまりにも定番の画角ばかりじゃ面白くないので、いろいろと構図を変えてみました。
あえて橋を入れてみたり…
そういう点では、やはり35mmという切り取り方は、それはそれでいいような気がします。
竹籠灯り
鏡の池を過ぎると、竹籠の灯りが散らばっています。
私的には、こういうの大好きです。ホントは、こういう所に和傘があるとめちゃカッコイイと思うんだけどな…
霧の枯山水×2レーザー
今回、結構残念だったのがここ。前回の時は結構好きな場所だったんだけどな…
というのも、スゴイ霧が出ずっぱりで暗いわ見えないわで、これ以上撮る気がしないレベルだったんですよ。枯山水とか全然見えないし…
蒼の洞窟
最後のこの場所は、MIRROR BOWLERが1つあったりしましたが、ただただ”暗い"って感じでしたね。
浮世絵ブラックライトアート
今回のシメは、クジラのブラックライトアート。前回のキツネの面のやつが格好良くて、ちょっと期待していただけに何か残念でした。
最後、出口を出てカメラを向けている女性がいて、ん?と思ったらこんなところにサンタさんが…(本当は、もう少し大きいやつもありました)。
まあ、会場の中に設置すると、それはそれでムードが崩れる…ってのもあるかもしれないけど、このクリスマス前後の頃ぐらいいいんじゃないかな?って思うんだけどな…。以前の鳥取砂丘の時も、雪だるまがあるだけでだいぶん助かったけど、こういうの置いて欲しいですね。