岡山国際サーキットガイド Part.4 撮影スポット編①
1コーナー ~ 2コーナー ~ モスS
(最終更新:2026.02.01)
綿密な計算をした上で、どこでどういう写真を撮りたいのかをイメージしておかないと、移動している時間も無駄ですからね。このHPでもちょこちょこ紹介はしておりますが、ちょっと自分の中での整理も含めて、撮影スポットを整理しておきたいと思います。
2026年版として2025年までの内容にアップデートしました
1-A.ホームストレートエンドから狙う
1-B.スタンドから狙う
1-C.撮影窓から狙う
1-D.フェンス越しで狙う
1-E.フェンスの隙間から狙う
2-A.2コーナースタンドA
2-A1.1コーナー立ち上がり
2-A2.リボルバー
2-A3.2コーナー飛び込み
2-B.2コーナースタンドB
2-B1.2輪専用シケイン
2-C.PA-6から狙う
2-C1.バックストレート流し撮り
2-C2.2コーナー立ち上がりを狙う
3-A.
上から狙う
3-B.アトウッドを流す
3-C.PA-8から狙う
4-A.正面の撮影窓から狙う
4-B.少し斜めの撮影窓から狙う
4-C.撮影窓からバックストレートを狙う
4-D.フェンスに寄って撮影する①
4-E.バックストレートを狙う
4-F.フェンスに寄って撮影する②
1.1コーナー
まずは1コーナーから。
1コーナーは、周回路があるもののフェンスに覆われているので、基本的には所々にある撮影窓を利用するか、フェンスの上から狙うかの二択となります。まあ、無理矢理フェンス越しを狙うという荒技もありますが…
また、エリアとしては、ホームストレートエンド(1コーナーの手前)、1コーナー正面と1~2コーナーの間、そして1コーナースタンドになります。
1-A.ホームストレートエンド(1コーナー手前)
ホームストレートエンドは基本的にフェンスが設置してあるので正面から狙うことは出来ませんが、横や後ろ姿であればいくつか狙えるスポットがあります。
1番ポスト横
グランドスタンドの一番1コーナー寄りすぐの所にあるのが1番ポスト。これの横というか、すぐ後ろの位置からだと、1コーナーから立ち上がってくるマシンをフェンスの上から狙うことが出来ます。
どちらかというと、立ち上がりをリアを入れながら狙う感じだけど、なかなかいい感じ。イン側のコンクリートウォールとガードレールが残念なのは仕方がないけど…
ということで、あえてクリップからの立ち上がりすぐで狙うとこんな感じ。
1コーナー横撮影窓2
続いても同じホームストレートエンドなのですが、実はこんなところに撮影窓があります。以前から存在自体は知っていましたが、個人的にここで狙えると知ったのはここ数年です。
狙うまでは、画角的に厳しいのかなって思ったけど、先のクリップからの立ち上がりすぐを狙うのであれば意外とドンピシャな大きさ。思った以上にいい場所でした。
1-B.スタンドで狙う
撮影窓の位置以外では、フェンスが邪魔で撮影が難しい1コーナー。そのため、1コーナー撮影でベタなのがスタンド席でフェンスの上から狙う方法。初心者の人も気軽に狙えるので、是非トライしてみてほしい。
1-Ba.席1コーナー寄り
1コーナースタンドといっても、1コーナーの出口付近なので、1コーナーを撮影するのであれば、できるだけ1コーナー寄りがベストポジション。
あまり下の方に行くとフェンスが見切れるので、中段よりも上のあたりがポイント。私はだいたい下から3~4段目ぐらいで撮影することが多いです。
正直、コーナー進入時を大きく撮そうと思ったら、やっぱり600mmクラスのレンズあってもいいかもしれません。ただ、ちょっとコーナー出口付近になれば、300~400mmあたりでも十分いけると思います。
しかも、個人的な感想としては、1コーナーは結構車速が速いので、初心者の人は、ちょっと余裕のある画角で撮影をしておいてから、あとでトリミングをした方が、撮影自体はしやすいと思います。
慣れてくると、1コーナーの飛び込み側も狙えたりします。
1-Bb.スタンド中央
同じ1コーナースタンドの中でも、ちょっとずつ位置がズレると撮れる画が微妙に変わってきます。私が、最近よく撮影しているのはスタンドの中央付近。ちょうど「くの字」に折れ曲がっているところです。
普通に立ち上がりを狙ってしまうと、素晴らしいぐらい味気ない感じになりますが、飛び込みを狙うにもいい場所ですし、何ならバックストレートの流し撮りも出来たりします。なので、1箇所で3パターン狙えるので、時間が無いときには何かと重宝する場所。
しかも、1コーナーの中では、どうしてもカメラマンが1コーナー寄り(愛多神社寄り)に集まっているので、途中にフラッと来ても席が空いていることが多く、毎年、SGT岡山開幕戦の土曜午前のフリー走行にフラッと立ち寄ることが多いです。
1-Bc.さらにもっと2コーナー寄り
そして、さらに最も2コーナー寄りの場所から狙うとまたさらに印象が変わります。
ただ、この1コーナーのアウト側というのは、マシンやカテゴリーによってアウト側の縁石一杯に来るかどうかが結構違うので、場合によってはこういう感じで広めに流すというのもアリだと思います。
| 撮影難易度 | ★★☆☆☆(単純な撮影自体はそんなに難しくは無い) |
| 混雑度 | ★★★☆☆(ベスポジはあるが、撮れる場所的には結構あちこちある) |
| 焦点距離 | 【4輪】600~700mm前後、【2輪】1,200mm前後 |
| メリット | ・撮影ポイントはスタンド全体なので混雑はしにくい ・場所取りをするにしても駐車場に近いので容易 ・雨が降ったら、スタンド後方で立った状態でも撮影可能 ・ホームストレートを見ていれば、次にどのマシンが来るのか分かりやすい |
| デメリット | ・できればAPS-Cで400mm前後の望遠が欲しい ・午後は逆光になりやすい ・SGT本戦等では一脚の使用を怒られるときがある(←意味不明なのだが…) |
このポジションで気をつけたいのは、光です。このポジションからだと、だいたい昼過ぎから真逆光になります。なので、朝一か夕方の方が撮影には適しているとは思います。
ちなみに、1コーナーの進入から脱出を狙うので無ければ、1コーナースタンドのどこからでも撮影可能だと思います。
この中でよく分からないのが、1コーナーのスタンドで撮影をしていると、警備員に一脚の使用を怒られるときがあること。もちろん、他のお客さんが居て、立って撮影…ってのは問題だと思うけど、座って一脚を使用していてもたまに怒られるときがあります(お客さんの多いSUPER GTの時ぐらい。というか、SGTの時ぐらいしかスタンド席に警備員さん居ませんから…)。別に入場時に配られる紙にも注意事項としてその旨は記載されていないし、警備員が一脚と三脚を混同しているのでは?と思いますが、私も2回ぐらい言われたことがあります(最近は無いかな…)。未だに意味不明です。
【Tips】降雨時はスタンド席上段から狙うことも
そもそもサーキットで雨が降ってしまうと、座っての撮影は濡れてしまうので結構厄介。特に1コーナースタンドは基本座りなので問題なのですが…
オススメなのが、1コーナースタンド上段、つまり駐車場の一番サーキット側の縁のところで立った状態で撮影するというスタイルです。そうすると、意外と雨が降ってもそこそこ撮影が出来ます。
2016年のSFやスーパーバイクはここで狙いました。激しく降るようなら車に避難する事も出来るので、PA-7との組み合わせはオススメです。
基本的に、スタンド席のエリアで立って撮影する行為はマナー違反なので注意をしましょう
1-C.撮影窓から狙う
1コーナーには5つの撮影窓が存在しています。私的にはコースの走行順にABCでアルファベットを振っています。
それぞれ、あとで細かく紹介をしますが、A・B・Cの3つは、普段はグリーンネットがかけられているので、捲られたときだけ撮影が可能です(あえて、緑かぶり覚悟で撮影して、RAW現像時に補正する荒技もありますが…)。
一方で、D・Eの2つは、グリーンネットは無いので常時撮影可能です。
【撮影窓A】1コーナー正面(ホームストレートエンド)
まずは、1コーナーというかホームストレートエンドにあるのが撮影窓A。恐らく、岡山国際の中で最も有名で、素人のお客さんも含めて一番狙いたがる場所です。
通常、ホームストレートエンドは、鈴鹿や富士では立入そのものが難しいポイントですが、岡山国際は案外サクッと狙えたりします。ただ、原則は緑ネットがかけられているので、オフィシャルカメラマンが来たりして、捲ってくれないと狙えない場所だったりします。
しかも、ビッグなメインレースほど、ここにプロカメラマンが来るるので、なかなかベストポジションで撮影することが出来ません。(写真は2021年SGT公式テストのスタート練習の際)
しかも、フェンスの所に白い布みたいなものがあるなど、わざと撮影できないようにしていることもあります。
撮影窓があるといっても、その穴から2~3mくらい離れたところに柵がしてあるので、実際の撮影可動範囲としては狭いので、なかなか1コーナー侵入のところまで撮影するのは難しいかと…。
| 撮影難易度 | ★★☆☆☆(単純な撮影自体はそんなに難しくは無い) |
| 混雑度 | ★★★★★(公式カメラマンが来たらアウト) |
| 焦点距離 | 【4輪】400~600mm前後 |
| メリット | ・レーススタート時の白熱した様子が撮影できる |
| デメリット | ・オフィシャルカメラマンが来ると撮影ポイントが減る ・正面すぎて1コーナーの飛び込みを狙うのは難しい ・狙うのは本当にスタートのタイミングだけ? |
やはり、このポジションのいいところは、スタート直後の白熱したところを撮影できるという点。逆に言えば、それ以上でもそれ以下でもない。マシン単独で狙って画になるところではないでしょうね。
【撮影窓B】
撮影窓Bは、ちょうど1コーナースタンドから愛多神社前の階段を降りてきた目の前のところ。
ただ、ここは基本的に緑ネットが設置されているところなので、通常時は狙えません。(まあ、緑かぶり覚悟でRAW現像ありきで狙ったことはありますが…)
私自身、50回以上、岡山国際のレースウイークに参戦していますが、ここの緑ネットが捲られていたのを見たことがあるのは、私が気づいた範囲だと2022年のSFL&GTWC Asia、2023年SGT公式テストの時だけです。逆に言えば、それぐらいレアな場所です。
雰囲気的には最終コーナーの撮影窓BやCに似ている感じはします。なので、タイミングよく背後のマシンを入れると結構格好良く撮れます。
【撮影窓C】
たぶん、一番知られていないであろう撮影窓C。
ちょうど、1コーナースタンドのフェンスが折れ曲がっているあたりに付いている窓です。ここも、普段は緑ネットが設置されていて、場合によっては白いバリケードみたいなモノが置いてあることもあります。
先程の撮影窓Bよりはネットが捲られる時はたまにありますが、いずれも2輪のレースの時のイメージがあります。
最近だと、2023年8月のGTWC Asiaの時に撮影が出来ましたが、割と最近は国内レースだとこちら側にカメラマンが来ることが少ないので、GTWCの時みたいな海外レースの方があまりよく知らないカメラマンが捲ってくれる感じがあるのかもしれません。
【撮影窓D】定番の有名スポット
1コーナーの撮影窓の中では、正面の撮影窓Aに続いて有名なのはここでしょう。
座って撮影している人もいますが、立った状態でも撮影は可能ですが中腰気味になるのでちょっと大変。なので、個人的には少し高めな椅子があるとちょうどいい気がします。
ある程度撮影を経験してくると、「おっ、狙えそうだな」とカメラを構えるのですが、いざ狙ってみると案外難しい場所です。その難しさの1つは焦点距離で、ここは600mmクラスの超望遠レンズが必要になってくるし、それだけ望遠になってくると一脚がないとなかなか大変です。実際、4輪を撮影すると600-650mm近辺になるのですが、撮影窓の枠に対してギリギリなので、ちょっと気を抜くとフェンスが写り込みやすい。私も昔はあまり撮影しなかった場所でしたが、200-600mmを手にしたことで、格段に撮りやすくなり、今では定番スポットになりました。
一方で、2輪だと1,000mmクラスのさらに望遠が必要にはなりますが、その分、フェンスの映り込みもほとんど気にならなくなるので、2輪をここから狙うのは以外とオススメです。
あとは、この場所で気をつけたいのは、ちょうど西向きで狙う形になるので、午後は逆光になりやすい点。なので、午前中の方が撮影に適している場所ですし、ピーカンの天気の日よりも、曇天の日の方が撮影に向いている気はします。
| 撮影難易度 | ★★★★☆(スイートスポットが狭いので結構大変) |
| 混雑度 | ★★★★☆(メチャクチャ混むわけでは無いが、簡単にポジション取りをできる訳でも無い) |
| 焦点距離 | 【4輪】600-700mm前後、【2輪】1,000mm前後 |
| メリット | ・岡山国際では撮影が難しい左から右向きのマシン撮影が可能 |
| デメリット | ・撮影窓の高さが微妙で撮影が大変 ・ホームストレートが見えないので、どのマシンが来るか分からない ・午後は逆光になりやすい |
【撮影窓E】YOKOHAMA看板近く
ちょうど、2コーナー手前のYOKOHAMA看板の近くにも撮影窓があります。PA-7の駐車場から階段を降りてすぐの所です。
ただ、ここは岡山国際の撮影窓の中でも一番と言ってもいいぐらい、撮影場所と撮影窓の距離が遠い場所。
なので、実はこの写真はAPS-C×600mmで撮影したものなのですが、換算900mmで狙ったとしても、否応でもフェンスが写り込むのは避けられないです。なので、トリミング必須になっちゃいます。
なので、ここでの撮影はあくまでフェンス越しの延長なんだけど、一部フェンス無いから多少映りがいいよねってぐらいの感覚で狙います。天候の影響を受けやすい感じもあるけど、全く狙えないという訳ではなさそう。
撮影窓E2
ちなみに、もう一つ左隣の撮影窓E2。
ここって、岡山国際の中でも何故かこの部分だけフェンスがサビサビなので、映り込みにくいのかなぁ~って以前からちょっと期待していたのですが…
いやいや、こういう曇天の時はむしろ映り込みやすいです。まあ、私が撮影窓を気にせずにガッツリとマシンとフェンスを被らせたのも問題なのですが…。あとは、天気がいいときに何処まで消せるかって感じ。
1-D.フェンス越しで狙う
ここからは上級者編にはなってきますが、フェンス越しで狙おうという荒技になってきます。これも、何処でも出来るという訳では無いし、天候などの影響もあったりしますが、その辺りも含めてご参考までに。
ちなみに、私の場合、撮影窓Aよりも左(コースの走行と同じ向き)のフェンスを順にB1・B2・B3…と数えていくルールにしております。なので、例えば「E5」とあれば撮影窓Dから左に5枚目のフェンスのことを指しています。
1コーナーフェンス越しA(撮影窓Aの右側)
まずは、1コーナー正面の撮影窓Aのすぐ右隣のフェンスA1。そもそも、ここで撮影をするならもう数m右に寄ってフェンスの隙間から狙うべきなのですが、そっちはそっちで画角的な制約が結構出てしまうので、ある程度自由度があるのはこちらのフェンス越しの方。
1コーナーフェンス越しB(撮影窓A~撮影窓Bの間)
フェンス越しB2
フェンス越しB2は、ちょうど1コーナー正面の白布の切れ端のところからすぐの位置。
この位置からだとホームストレート上のマシンを少し斜めから狙う事が出来ます。かなりの望遠が必要になる上に、お昼前後はド逆光になりやすいので、なかなか狙いにくい場所ではありますが、バリエーションの1つとしては悪くないかも。
フェンス越しB4
続いては、撮影窓Aからフェンス4つ分ほど2コーナー寄りの位置から。
この撮影したときは雨絡みだったので、ホームストレートを狙っていますが、だいぶん水しぶきから抜けてくるとそれなりに狙えるけど、いかんせん、背景もボヤッとしていると流しても流れているかどうか分からない状況。
あとは、この辺りから1コーナーの侵入も狙えるようにはなってくるので、その辺りは実際狙うとどうなのかな?というのは今後検証が必要かな。
1コーナーフェンス越しC(撮影窓B~撮影窓Cの間)
フェンス越しC5
写真だけ見ると場所が分かりにくいかもしれませんが、右隅に見える緑ネットが撮影窓Bで、それからフェンス5枚目のところです。普段なら明らかにフェンス越しなんて狙おうという気もしない場所なのですが、この天気だし、Reflection Removal(反射の除去)を使えばどうにかなるかなぁと思ってダメ元で狙ってみることに。
一様、2枚にReflection Removalをかけてみましたが、こうしてみると一様は減ってはいるけど消えては無いですよね…。今回の記事を書きながら、いろいろとReflection Removal処理をかけてみるのに、やっぱり明るい方向の映り込みは消しやすいけど、暗い方向の映り込みは消しきれない印象があります。
個人的には、Reflection RemovalとAI削除のいいとこどりで、手前の映り込みのパターンを認識して補正してくれる「AIフェンス除去」みたいな機能ができないかなぁと思ったりします(ちょっとニッチかもしれませんが…)。
フェンス越しC11
写真にあるちょっと形の違うスピーカーがある場所です。撮影窓Cがフェンスで数えるとC16に当たるので、撮影窓Cから数えると右に5枚の位置です。
本当は、もう少し流し撮りに振ったら、もうちょっとフェンスを誤魔化せたのかもしれませんが、如何せん、NDフィルターを車に忘れてきていたんですよね💦。それに、天気が天気だから、そこまでND要らないだろうと思ったけど、雨は降るけど、案外明るい感じだったのも想定外でした。
1コーナーフェンス越しD(撮影窓C~撮影窓Dの間)
フェンス越しD1
さらに2コーナー寄りに進んで、撮影窓Cの一つ左寄りのフェンス。
狙ってみたら案の定でしたね。撮影窓Dの感覚からしても、600mmならなんとかフェンスを消せるかなぁと思ったらやっぱりそうですね。これが、600mm F4とかになったらさらに違うんでしょうけど、車買えちゃうもんな…。
左上げ構図にすると、どうしてもやや広角気味に振る必要があるけど、そうなるとやっぱりフェンスが気になり始める。割と雨量もあったから、あんまりアウト側一杯まで膨らむマシンも少ないからなぁ…
1コーナーフェンス越しE(撮影窓D~撮影窓Eの間)
個人的には1コーナーのフェンス越しの中で一番オイシイのがこのフェンス越しE(撮影窓D~Eの間)だと思っています。
というのも、この辺りは太陽の向きで、天気のいい日で時間帯が合えば、撮影窓で狙うよりもマイクナイトや最終コーナーと同じで、フェンスに出来た影を利用するとキレイにフェンスを消せるタイミングがあります。過去の記録を見ると、ピークだとフェンスの約半分が影になります。
私の過去の経験をまとめるとこんな感じ。
| 2月上旬 (GT500テスト) |
9:30-10:00頃 | ・10時過ぎには光が当たり始める(2024) ・10時はギリセーフ、10:10には日が当たる(2023) |
| 3月中旬 (SGT公式テスト) |
10:00-10:30 | ・10時からでちょうど(2023) ・10:45は遅かった(2022) |
| 4月上中旬 (SGT開幕戦) |
10:15-10:45? | ・10時だとまだ早い(2025) |
| 9月下旬 | 9:40-10:10 | ・10時過ぎが最大でフェンスの半分が影(2023全日本ロード) |
どれだけ正確かは分かりませんが、ドンピシャになる時間を調べると次の感じ。
| 9:30 | 9:40 | 9:50 | 10:00 | 10:10 | 10:20 | 10:30 | 10:40 | 10:50 |
| 2/2 | 2/13 (GT500テスト) |
2/25 | 3/9 (SGT公式テスト) |
3/23 | 4/7 (SGT開幕戦) |
4/23 | ||
| 10/25 (S耐) |
10/20 | 10/10 | 10/2 | 9/25 (MFJ) |
9/17 (MFJテスト) |
9/10 | 9/1 | 8/25 |
季節によっても変わってくるけど、春は夏に近づくほど遅くなり、秋は冬に近いほど早くなります。私の感触としては、このピークの前の方が影が出来やすい印象があるので、この時間までの30分間が狙い目な気がします。
フェンス越しE4
まずは、撮影窓Dから4枚左側に行ったフェンスから。
やはり、いいっすね。撮影出来る時間帯は明らかに限られるけど、手前に縁石を入れられるし、背後にコーナーのアールやタイミングが良ければ後続車も入る。本当はもうっちょっとアウト側通ってくれたら最高なんだけど、この時間帯だと厳しいかな…。
フェンス越しE5
続いては、中間の5枚目。
あえて誤魔化すためにドアンダーにしてますが、なかなか悪くない。やはり、こういうのを見ると、一度でいいからここで600mm F4とか使って狙ってみたくなるよね…。
フェンス越しE6
さらにもう1枚左に移動して6枚目のフェンス。
う~ん、悪くはないんだけど、ここまで来るとちょっとマシンがだんだん横向きになってくるんだよな…。ってことは、ちょうどこの間辺り(E5)がいいのかな?。
ちなみに、この日の影のピークは10時半ぐらいだった感じがするな。以前は、10時ぐらいだったと思ったんだけど、季節によっても微妙に変わってきそうだな…。
フェンス越しE8
続いて撮影窓Dから8枚2コーナー寄りのE8ポイント(撮影窓Eからだと2枚分1コーナー寄り)。
1コーナーの縁石のRを生かして狙えないかなぁと思ったけど、やっぱり天候も天候なのでアウト側を走るマシンが少なすぎて、結局普通に狙ってる感じ。お陰でその分マシンを引きつけるとフェンス誤魔化しやすいけど、それでもここまで来るとフェンスが目立つ感じ。
フェンス越しE9
そして、最後は9枚目のE9ポイント(撮影窓E1の1つ右側のフェンス)。この辺り、カメラマンもさることながら、普通のお客さんも多いから、案外場所が確保出来るタイミングが難しいんだよな…。
この辺りは、これまでとそんなに変わらない構図なんだけど…
そうそう、私が狙いたかったのはこの構図。この狙いをするなら、もう少し望遠でもう少し奥側のタイミングで狙った方がフェンスは消せるかもしれない。
逆に引きつけて、左上げ構図で狙うとこんな感じ。この日はあまり条件が良くなかったですが、ドライコンディションでもう少し外側を走ってくれたらフェンスも消しやすかったかもな。
1-E.フェンスの隙間から狙う
そもそも1コーナーでフェンスの隙間ってほぼ無いんですが、唯一、1コーナーの正面横にあるマーシャルさんが出入りするポイントが唯一の隙間になります。
1コーナーからの立ち上がりを狙う
まずは、正面ではなく、横から1コーナーの立ち上がりを後ろから狙います。
なかなかスイートスポットは狭いけど、お尻狙いなら狙えなくはないという感じです。
ホームストレートを狙う
そして、もう1つはホームストレート側を狙うという構図。
なかなか悪くないでしょう。ただ、ちょっとズレるだけで手前の柱が見切れてしまうので、引き気味の画は注意が必要です。それならいっそのこと、フェンス越しで狙うのもアリだと思います。どちらかというと奥行きを生かした方がいいかもしれないですね。
2.2コーナー(ウイリアムズコーナー)
続いて2コーナー。岡山の場合、各コーナーに名ドライバーの名前が付けられているのですが、ここはウイリアムズコーナー。でも、私的には2コーナーって言うことが多いな。
私的には、①1コーナー寄りのスタンドAと②モスS寄りのスタンドB、そして③駐車場から狙う3タイプに大きく分けられる感じですかね。
ここはぶっちゃけ、2コーナーとしてはオイシイ所は少ないです。一方で、シンプルに2コーナーを狙うよりも、バックストレートや対岸のリボルバーを狙うというのが玄人って感じですかね。
2-A.2コーナースタンドA
2-A1.1コーナー立ち上がりを狙う
2コーナースタンドの一番1コーナーのところから1コーナーの立ち上がりを狙います。
この場所は、普通に撮影をしてしまうと、背景が前面アスファルトになってしまうので、ちょっと味気ない感じになってしまいます。なので、最近ここから狙う時は、あえて縁石を入れる感じにして、コーナーのRを意識した構図にするようにしています。
| 撮影難易度 | ★★★☆☆ |
| 混雑度 | ★★★☆☆ |
| 焦点距離 | 【4輪】35mm換算600~675mm前後(APS-C:400~450mm前後) |
| メリット | ・ホームストレートから見えるので、どのマシンが来るのか分かりやすい |
| デメリット | ・背景が短調になり、何だか味気ない |
やはり、どうしても画的に面白みがないから、あえてこだわって狙うというポジションではないかな。どうしても、人が多くて撮影場所がないときの緊急的なところが強いです。
あえて、PA-6の角っこから狙う
ちなみに、似たような構図としては、PA-6の1コーナーの一番角っこっていうのも狙えない場所ではないです。
この時はホームストレートの流し撮りをしましたが、1コーナーも狙えなくはないです。ただ、マシンのラインによっては、本当に背景がアスファルトだけという大変味気ない画になってしまうので要注意です。
あと、1コーナー脱出も、無理かと思いながら狙いましたが、案外いい感じに狙えます。ただ、カテゴリによってラインが変わると思うので、その辺りは気をつけた方がいいでしょうね。
2-A2.2コーナーからリボルバーを狙う
続いては、2コーナー側から対岸(!?)のリボルバーコーナーを狙う構図です。
本当は、リボルバーと2コーナーの間で撮れればいいのですが、あそこは関係者しか入れないので、リボルバーをアウト側から狙うなら必然的に2コーナースタンドから狙うしかありません。
私の定番は、スタンドAの一番1コーナー寄りの下から3~4段目のあたり。
厳密に言うと、2コーナーの中でも微妙に場所どりによって狙える雰囲気が変わってきます。ただ、気をつけたいのは、ちょうど2コーナーとリボルバーの間にレッカー車や救急車がスタンバイしていることが多く、あまりスタンドの下段から狙おうとすると邪魔になったりします。
先の車両の条件が良ければ、スタンド席の一番下段からでも普通に狙えます。もし、車両が邪魔だった場合は、スタンドの一番上からだと案外邪魔になりません。あと、結構望遠が要りますが、1コーナースタンドの2コーナー側のところからも狙えますし、1コーナーの撮影窓Dの背後あたりの通路からも狙えなくはないです。
ここで狙うなら、フルサイズで840mm・APS-Cで600mmは必須だと思います。岡山国際サーキットって、左から右に流せるポイントってありそうであまりないので、そういう意味でも貴重かもしれません。
| 撮影難易度 | ★★★☆☆(レンズさえあれば意外と撮れる) |
| 混雑度 | ★★☆☆☆(2コーナーならだいたい撮れる) |
| 焦点距離 | 【4輪】35mm換算900mm前後(APS-C:600mm前後) |
| メリット | ・この構図は唯一無二 ・意外と2コーナーからなら、狙えるポイントは広い |
| デメリット | ・APS-Cでも600mmの望遠は必須 ・周囲の人と、向いている方向が異なるので、強い精神が必要 ・オフィシャルの作業車が邪魔だったりするので、そのあたりは運もある |
ただ、周りにいる人と、明らかにレンズが向いている方向が違うので、ちょっと恥ずかしさはありますけどね…。なので、強い心を持って撮影に挑みましょう!
そういえば、以前、この構図を手持ちの150-600mmで狙っている女性がいて、ちょっと胸キュンしたのはここだけの話。
2-A3.2コーナー飛び込みを狙う
ここは割と初心者の人にはオススメポイント。
同じ2コーナーのスタンドでも、クリッピングよりも1コーナー側の方が、1コーナーから見渡すことができるので、撮影しやすいと思います。
ただ、強いて言えば、こちらは流し撮りをするのに、あんまり背景がパッとしません。アウト側の縁石が赤白ならまだいいんですけどね…。単なる観戦でも、ちょうど大型ビジョンがあるので、観戦にも適しています。
あまり2コーナーに侵入してからよりも、YOKOHAMA看板過ぎたあたりから狙った方が絵的にはいいような気がします。あと、あえて少し寄り気味で狙うのもアリですし、やや広めで流すのもアリです。
| 撮影難易度 | ★★★☆☆ |
| 混雑度 | ★★★☆☆ |
| 焦点距離 | 【4輪】35mm換算150~450mm前後(APS-C:100~300mm前後) |
| メリット | ・ホームストレートから見えるので、どのマシンが来るのか分かりやすい ・背景を青白のタイヤバリアで流せるのは岡山ではここぐらい? ・あまり望遠を必要としない |
| デメリット | ・意外と車速が速いので簡単そうに見えて、実はなかなか難しい |
こちらも、1コーナーと同様に午後は逆光になりやすいので、午前中の方が撮影には適していると言えると思います。朝一は、正面から光を受けるような感じになります。
2-B.2コーナースタンドB
勝手にスタンドBと呼んでいますが、要はモスS側のスタンド席のことです。個人的には、一番、岡山国際サーキットの中で撮影が難しいんじゃないかな?って思ってます。
というのも、2コーナーのスタンドBは、モスエス側に行けば行くほど、侵入してくるマシンが見えなくなってしまうのです。まだ、このあたりは良い方ですが…。
モスエス側まで来ると、急にマシンが飛び出してくる感じになるので、耳を研ぎ澄ませておかないと結構大変です。
しかも、微妙にフェンスとスピーカーが邪魔になるので、パッと見た感じよりも実際に撮ってみると結構難しいです。
さらに、ここは全体的に北側から南向きに撮るような形になるので、極めて逆光になりやすいです(イメージはリボルバー側から日が昇ってくる感じ)。特に午前中は結構厳しいです。
狙い目は2輪専用シケイン
そんなこともあって、このスタンドBで撮影することってあまりなかったのですが…
2020年に2輪専用シケインが出来たことで、2輪にとっては新しい撮影スポットになりました。
まあ、これ以上でもこれ以下でも無いんですけどね。背景があんまり良くないですからね…。ただ、応用編としては、3枚目のシケインの立ち上がりは、2コーナースタンドBの一番1コーナー寄りの最下段から狙う事が出来ます。
| 撮影難易度 | ★★★★★(とにかくマシンが見えない) |
| 混雑度 | ★☆☆☆☆(撮りにくい分、人気が無くいつでもお好きにどうぞ) |
| 焦点距離 | 【4輪】35mm換算150~450mm前後(APS-C:100~300mm前後) |
| メリット | ・4輪だとあんまり無いかも ・2輪だと2輪専用シケインを狙える |
| デメリット | ・完全に1コーナー方向がブラインドで、突然マシンが出てくる感じで撮影が大変 ・下に降りるとフェンスが邪魔、上に上がると迫力がない。意外と難しい。 |
2-C.PA-6駐車場の縁から狙う
2-C1.バックストレート流し
3パターン目は、スタンド席の上に位置するPA-6の縁からマシンを狙うというもの。
その中でも有名なのがここ。ちょうどモスS寄りのスタンドBの上、喫煙コーナーの横のあたりから、バックストレートを狙う事が出来ます。以前は林なんかがあって、撮影しづらかったのですが、近年は綺麗になって撮影しやすくなりました。
そもそも、岡山国際って鈴鹿なんかよりも手持ち撮影している人が多いように思うのですが、さすがにここを狙う人は、大概、一脚を使って狙っていますね。
| 撮影難易度 | ★★★★☆(慣れが必要だけど、慣れると案外撮れるかも) |
| 混雑度 | ★★☆☆☆(2コーナーならだいたい撮れる) |
| 焦点距離 | 【4輪】35mm換算450~600mm前後(APS-C:300~400mm前後) |
| メリット | ・岡山国際の中では唯一といってもいい構図 |
| デメリット | ・背景のフェンスや駐車場があまりよくない ・そこそこの望遠を使っての超スローシャッターが必要なので、結構難しい ・緑が濃い季節の方が画になる(SGTのある春は厳しい) ・手前にコンクリート壁があるので、車高の低いフォーミュラーカーは不向き(隠れてしまう) |
微妙な場所どりの好みはあると思いますが、私は喫煙所あたりで撮ることが多いかな。
2-C2.2コーナー立ち上がりを狙う
駐車場から2コーナーの立ち上がりを狙うというのも可能です。以前は、このあたり雑林が生えていて、とても撮影出来るような感じでは無かったのですが、最近はキレイに伐採されたので十分狙えます。
イメージとしては、ホッブス立ち上がりみたいなイメージですが、こっちの方が結構上からになってしまいます。まあ、あえて狙うポイントではないけど、バリエーションの1つとしてという感じかな…
03.モスS
続いてはモスSからアトウッドにかけて。
ぶっちゃけ、あまり撮影に向いている場所じゃないし、他の撮影場所からも遠いので、カメラマンはほとんどいない感じです。
3-A.モスSを上から狙う
ちょうど、PA-8に降りている坂の中腹からも一様狙えます。最近、雑林がキレイに伐採されたので、だいぶん見晴らしはよくなりました。ホントはフェンスの所まで降りたい気分です。
う~ん、撮れなくはないんですけどね。なんか、ここで撮影しているということが、ちょっと寂しいです。そう考えると、何とか背景の青白ウォールを入れたい気はしますね。
3-B.モスSからアトウッドを狙う
正直、なかなかな荒技なのですが、PA-8に降りる中腹のところから、アトウッドの上り勾配を流してやろうという荒技です。PA-8より奥はアトウッド方向には行けないので、そもそもアマチュアカメラマンで「アトウッド」という単語はあまりでないんですけどね…
なかなか打率は落ちてしまう感じはありますが、もうここは印象だけを勝負に狙うという感じになりそうです。ちなみに、PA-8に降りる坂の中腹で撮影できるほか、PA-6やPA-7の端っこにあたりでも狙えます。
3-C.PA-8から狙う
2019年から2020年にかけてのオフシーズンに2輪専用シケインと合わせて、改修が行われたのがモスS。以前から2輪で死亡事故が発生していた上に、2019年はSGTでも多重クラッシュがあり、対応せざるを得なかったのでしょう。
こう見るとよく分ると思います。以前のフェンスから数m後方に下がり、新しくなっている部分がこの度後方に下がったフェンスです。相当、イン側に追いやられているのが分かると思います。
で、これがアトウッド側に最も行ける角っこの場所から2コーナー方向を見た感じ。今まで行けた場所よりも相当手前側になってしまっているので、角度的にもなかなか厳しい。さらに、よりによって、この部分だけ、フェンスの脚のピッチがやたらと狭い…
一様は、元々あった場所に撮影窓は残されていますが、変な縦スリットはあるし、そもそも一般の人が入れる場所が下がっているので、この窓を使うというのは、もはや現実的では無いです。
簡単に図面に落とすとこんな感じです。撮影窓の位置はほとんど変わらないけど狭くなっている上に、一般の人が入れる距離が圧倒的に狭くなった(アトウッド側に行けなくなった)ので、撮影窓からモスSに侵入してくるマシンを狙うというのは厳しいと言わざるを得ないです。
モスSフェンス越しB7-8
ということで、前々から一度、しっかりとフェンス越しを狙ってみたいと思っていて、ようやくそれが叶ったのが2024年の春でした。
まだアレコレ試行錯誤をしている感じですが、初期は5~6枚目の辺りのフェンスで狙っていましたが、直近では7~8枚目辺りで背景に青白のタイヤウォールを入れて狙うのがいい感じ。
ぶっちゃけ、あまり期待していなかったのですが、思っていたよりもフェンス越し出来る印象です。ここに関しても、昨今のPhotoshopでのReflection Removal Toolを使えば、もっとクリアになるはず。あとは、お昼前がちょうど逆光になるのですが、案外逆光で狙った方がフェンスを誤魔化せそうなのと、一様、ここも影が出来るとしたらお昼過ぎの時間帯なので、その時間帯に走行があったりしたら、もう少し画が劇的に変わる可能性はあるかも。
ただ、ここの場合は、それよりも2コーナー方向が全く見えないので、エンジン音に耳を澄ませながら、マシンにピントを合わせて追いかけるということの方が難易度が高い気がします。
もちろん、今回紹介した撮影ポイントがすべてではありませんが、大まかに撮影ポイントを紹介しました。少しでも、撮影の足しにしていただけると幸いです。
