SUPER FORMULA 2020 Rd.6 鈴鹿 JAFグランプリ Day.2
(2020.12.06)
コロナ禍でスケジュールがメチャクチャになった2020年も気付けば12月。その最終戦となったのは、SUPER FORMULA 鈴鹿戦です。
Day.2
2日目の起床は5時。途中、ちょくちょく目が覚めるのはいつものことですが、目が覚めても、すぐ次の眠りには入れる感じで、寝不足感はそれほどありませんでした。
朝イチから張りきって行こうかどうしようか悩んでいましたが、1日目の具合もあるし、前売駐車券だし、まあ大丈夫だろうと腹をくくりました。
なので、6時には支度を終え、一度荷物を車に詰め込み、コンビニに昼食を買い出しに行き、そうこうしていたらホテルの朝食が始まったので、それを食べてからホテルを6:30すぎに出発。
ちょうど亀山からサーキット方向に向かうと、東向きに進むので、綺麗に目の前が朝焼けが広がります。思わず、サーキット前の交差点に止まったときにパシャリ。
で、サーキットに到着したのが6:50すぎ。
まだP3もP2もガラガラの状況でした。何なら、P4もまだ駐められる感じでしたね。もちろん、SF鈴鹿戦がこれだけ余裕というよりも、コロナ禍でお客さんが少ないというのが一番影響が大きいのでしょうが…。
準備は万端だったので、サーキットに到着したら、荷物を背負いトイレに寄ってから隊列に並びます。
実は来る途中の車でも見えたのですが…
想像以上に楽勝でした…💦。っていうか、単純な時間としては、1日目よりも15分ぐらい早いけど、ゲートオープンも15分早いので、実質的にゲートオープン前の時間としては同じ時間なんですけどね…。
なので、圧縮をかけたらこんな感じ。もう数列前が検温チェックのポイントです。
この日こそ、フライングでオープンするのかな?と思いましたが、この検温チェックポイント自体が7:45のオープンでした。
最終コーナー手前のところで、チケット半券を切られて正式に入場。ここから、ヘアピン方向を目指します。毎度のことながら、この緩やかな登り坂がなかなか朝からシンドイのよね…。
横目に130Rを見ながら、肌寒い快晴の空の元、ひたすら歩きます。
はい、ようやくヘアピンが見えてきました。この段階でちょうど8:00過ぎ。やはり、メインゲートからだと15分だと私の歩く速度ではキツイですね。
[8:25]SUPER FORMULA Lights Rd.13
なので、実は私がこのかぶりつきポイントに付く頃には、もうSFLのマシンは走り始めてました💦。
で、実は、今回そんなにヘアピンで撮影をすること自体、あまり考えていませんでした。何なら、ホテルを出発した段階では「今日は東コースでecoモードで…」と思っていたぐらい。そもそも私の中で、「ヘアピン=元気な1日目に行くところ」というのがあるぐらいだし。
ただ、午前中って、どうしても東コースって逆光になるので、狙うなら5コーナーぐらい…だけど、あそこで朝イチからってのもなぁ…と考えていたら、気付いたらヘアピンに向かってました。
当初は、普通に上から狙おうからなぁと思ってましたが、せっかっくなので、撮影窓から座って狙うことに。しかも、ヘアピンのポジションとしては、結構スプーン寄りの方にしました。というのも、先日のSGTのときの印象がよかったからです。
まずは普通にα9で撮影。まあ、普通ですよね。
あえてα7RIVで撮影
せっかくのSFLの走行なので、ちょっと試してみたいと思い、レンズはそのままに、ボディをα7RIVにチェンジしてみることに。
もちろん、過去の経験から手ブレ補正はオフで。まあ一様撮れているのは撮れているのですが、α9のブラックアウトフリーの連写に慣れてしまい、メカシャッターの連写でマシンを追うのは気持ち悪くて仕方が無い…。
続いてα6400×SEL70350Gで挑む
続いて、α6400にSEL70350Gで同じように狙ってみます。結構望遠が必要な鈴鹿ですが、ヘアピンなら十分SEL70350Gでも足りますし。
まあ、これも一様は撮れてしますが、α7RIVと比べても画質が一段落ちてしまう。もちろん、レンズが違うから一概には言えないけど、単純にAPS-Cが欲しいからといって、マシン撮影にα6400を使う…という選択肢は今の私にはもう無いような気がします。
実際に選抜後の割合を見てみると…
α9+SEL200600G | α7RIV+SEL200600G | α6400+SEL70300G | |
手ブレ補正 | ON | OFF | OFF |
成功率 | 56% | 52% | 39% |
単純に成功率の割合だけ見ると、そんなに「差は無いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、α9の成功率は申し分ない出来。それに対して、α7RIVやα6400は、「これならまあ…」というものも含んでいるだけに、実際の感覚はもっと差があります。
実は密かにα6600に替えようか…とも考えていたのですが、これだと間違いなく無いですわ。せめて、APS-Cでブラックアウトフリー機が出なければ…。
だから、こういうのってメインレースでは試せないのよね。こういうタイミングだからこそ出来る訳だし。かといって、絶対実践じゃないとその判断はつかない。
そうそう、この時のレースは宮田選手が珍しくクラッシュ・ノーポイントになってたんですよね。何がどうなってそうなったのかはよく知りませんが…。
SFLが始まった頃はそんなに人がいませんでしたが、さすがにSFが始まる頃になると結構な人が集まってきます。
[9:15]SUPER FORMULA Rd.6 予選
Q1は定番ポイントから
さてさて、9:15になり、いよいよSFの予選がスタート。
場所はそのまま定番ポイントから。機材ももちろん、α9×SEL200600Gに戻します。
今まで、ヘアピンって言うと、加速してくるところを寄って…っていう感じで撮っていたけど、ちょっと我慢して、イン側の縁石を入れた方が雰囲気がいいなぁ…って、同じことを1ヶ月前のSGTの時にも書いてるな。だからこそ、あまりヘアピンよりも、スプーン寄りの方が狙いやすいかも。これは、撮影スポット編にキチンとメモしてまとめておかなければ…。
あえて流し気味に狙ってみる
以前にヘアピンではアウト側の縁石で流したことがあるのですが、イン側にNISINのロゴが入ったことで、あえてそれをバックに流してみることに。
右下げはちょっと迫力が無い。ので、右上げでチャレンジしてみることに。
こういう狙い方をすると、正直200mmでも遠近感出ちゃって頭でっかちに見えちゃうな…。これを本気でやろうと思ったら、一番スプーン寄りでナナニッパぐらいで挑んだ方がいいかも。
Q2・Q3は例のポイントから100Rを狙う
ある程度、Q1で撮りきってしまったので、Q2以降は移動することに。
で、向かったのはヘアピンの天辺のところ。そう、先のSGT鈴鹿戦の時に成功した100Rからの飛び込みを狙います。
が、しかし、この時間帯、実は、「ド」が付くほどの逆光で、正直撮影するのも厳しい条件。あまりいい予感はしません…。
まずはAPS-Cクロップで狙うが…
とりあえず、APS-Cクロップで狙ってみます。
このあたりはまあまだ撮れている感じですが、本当に歩留まり1割以下ぐらいの散々たる状況。最近、特徴がよく分ってきて、こういうド逆光の条件ではAFが十分に機能しないことが多いんですよね。
クロップを諦めて少し広めに狙う
ということで、寄って狙うのは諦めて、広めに雰囲気で流してみることに。
決して、解像度的にもいい作品ではないけど、まあこのあたりなら何とか…といったところでしょうか。この100Rのイン側の雑草の枯れ具合が、12月という季節感を醸し出します。
TCRJ Sundayシリーズ Race.2
さて、SFの予選がおわり、多くのお客さんはドンドンとグランドスタンド方面へ戻っていきます。とはいえ、昼イチのSFの走行までは2時間近くあるので、急いで戻るよりも、もう少しヘアピンで試したいと思って、ちょっと居残り。
というのも、前回のSGTの時に、このヘアピンのフェンスかぶりつきってどうなんだろうっていうのが少し気になっていたんですよね。どういう画が撮れるのか…というのも含めて。
で、チョイスをしたのはヘアピンのクリップを流せる一番ヘアピンスタンド側のあたり。高い位置から狙うと雰囲気が無くなってしまうので、ほぼ地ベタに座るような感じで狙います。カバンの高さで何となく分かりますかね?。
ちなみに、SEL200600Gって、インナーズームな上に、ズームリングが全面にあります。なので、こういう持ち方をすると、フードを持って構えている状態で、親指でリングを回して焦点距離を調整するという荒技が可能だったりします。
普段はそこまですることはあまりないのですが、今回のこのポジションのように、単独マシンで狙うときは寄って、バトル感を狙いたいときは少し引いて…というのをマシンごとに調整するときには、案外この昨日は重宝します。(個人的には直進ズームってのは嫌いです)
画的にはまあ、こんな感じだろうなぁ…という気はしますが、如何せん、フェンスの映り込みが気になってしまいます。これ、F6.3でこんなんですからね。
やはり、300mm弱という焦点距離が一番影響をしていると思います。となると、ここで本気で狙うとなると、ナナニッパに1.4倍テレコン付けてF4でどうか…ってところかもしれないけど、そこまでして狙うポイントかな?って私は思いますけどね。
そんなこんなで、ヘアピンでの撮影はここで終了、ボチボチと東コースの方へ戻ります。
戻りながら、130Rから白子の街の先に海まで綺麗に見えます。遠くに見える山みたいなのは知多半島っぽいですね。左隅にあるタンカーのあたりには中部国際空港(セントレア)もあるはずなんだけど…
いつも思うんだけど、こういう感じのところからDUNLOPを狙えたりすると面白い…かもしれんけど、絶対駆け上がってくるのが見えないから撮れないだろうな(笑)。
そんでもって、逆バンクに到着。実にヘアピンから20分少々…もうちょっとサクッと来れる方法があればいいんだけど…。特に、富士を味わってから鈴鹿に来ると、シャトルバスの走行キボンヌ。
そういえば、このお昼のタイミングで、ホンダ車のパレードランをしてましたね。それにしても、ここまで色を揃えて走らんでもよかろうに…妙に気持ち悪い…。
とか言いながら、観覧車を絡めてパシャリ。
あと、このお昼のタイミングで佐藤琢磨選手のトークショーやってましたね。せっかくなら、あのインディマシンでコース走ってくれれば面白かったのに…(東コースだけでもいいから…)。
そうそう、今年のSF戦といえば、Grooviewが便利だったのですが、コイツ、東コースだけだったみたいで、2日目の午前中にヘアピンで使おうと思ったら、「サーキットじゃないとダメ」って見えなかった。ヘアピンはサーキット内なんですけど…。
SUPER FORMULA Rd.6 Race
さあ、気を取り直して、いよいよSFの決勝レースの撮影です。
まずは定番のポイントから。
さあ、まずは私の逆バンクの定番席から狙います。
こう見ると、もうちょっと広めに狙ってもよかったかもしれませんね。ただ、こう狙えるとなると、無理して「鈴鹿のスタート=2コーナー」って考えなくても、それなりに逆バンクでもイケそうな予感…。
軽く流してみる
続けて、せっかくなので広めの画で軽く流してみます。
う~ん、もうちょっと攻め込んでもよかったかも。でもまあ方向が逆になるから、シャッター速度以上にブレ感は出せるんですけどね。
クリップで流してみる
ついでに、逆バンクのクリップで流してみましたが、ここはむしろもうちょっと大胆にシャッター速度遅らせてもよかったかも。
フェンスかぶりつきで狙う
ここで、シケインで可夢偉とサッシャの接触によりSC導入。
このタイミングを見て、最前列のフェンスかぶりつきに移動。微妙に柱のところに陰が入っていますが、これはフェンスの柱の陰ではなく、逆バンクの背面にある巨大看板の脚の影です。
本当はこのショットをもっと撮りたかったのですが、よく考えたらレース中だと前の車と被ると狙えないんですよね。そう思うと、ある意味予選寄りの構図なのかも。
ギリギリごまかせているようにも思うけど、よく見るとフェンス越しがバレる感じ。
影とともに少し移動
時間の経過とともに微妙に影が動くので、柱の右側に移動。
次は影を先読みして移動
どんどん影は動くので、次は影の動きを先読みして、より5コーナー方向に移動します。
今思えば、もう少し引き気味の画を狙ってみてもよかったように思うのですが…
やはり、この頃になると如実にフェンス越しがバレますな…
遂に撮影窓で狙えるタイミングが!
実は、少しずつ5コーナー方向に向かっていたのには理由がありました。
そう、逆バンクの撮影窓です。ここには、3つの撮影窓があるのですが、個人的には一番DUNLOP寄りのこの撮影窓が好みです。ちょうどSC(たぶん国本のスピンのタイミング?)が出たタイミングで、先客が移動したので、すかさず場所取りに行きました。まだ一人おられますが、これならノープロブレムです。
いやいや、出てくる画が全然違いますな。個人的には、5コーナーを立ち上がってくる後方のマシンを考えると、本当はもう少しDUNLOP側の方が好みなのですが、まあコレばっかりは仕方が無いですよね。
気付けば、上位はニックのストップ意外は波乱が無く、大湯vs福住のバトルが最後まで続いていきましたね。
最後は5コーナーに行くも…
本当は、最後まで撮影窓で狙いたかった気持ちもありましたが、待っている方もいたし、まあある程度撮れた実感はあったので、急いで最後の移動。
向かったのは5コーナースタンド。そう、最後にここで流したいなぁと思ったわけです。
ですが、もう行く途中から嫌な感じはしていましたが、そう、見事に影が降り始めていました。これはなかなか厳しい環境。でも、仕方が無いのでとりあえず狙ってみます。
もうこればっかりは仕方が無いですね😢。初めのうちは何とか日向の場所で…と思っていましたが、最後にはそうも言ってられなくなりました。っていうか、ここは一度余裕があるときに、本当に何処がいいのかの場所確認をしておかないといけませんね。慌ててきたときに何処がいいのか、自分の中でも分からないので、ただ来ては迷うだけという…。
結局、レースは大湯選手が初優勝。ホンダの若手としては福住・牧野がいるわけですが、先に勝っちゃいましたね。ホンダ系でデビュー年に優勝って、野尻選手以来かな?。
ホントはここで帰っても良かったんですけどね。でもまあSFLのレースがもう1つあるし、たぶんこのタイミングで帰っても、これまた渋滞するんだろうなぁというのがあったので、何処かで撮りたいなぁと思うも、これからまた2コーナーに行く元気は……はい、無いです…😓
SUPER FORMULA Lights Rd.14
ということで、あれこれ悩んだ挙げ句、たどり着いたのは、逆バンクの撮影窓。先程、SFの時に狙った場所ではなく、ポスト横にあるヤツです。
まあ、これはこれで悪くはないのでしょうが、前側の車両のイン側に後続車を入れるということはここでは無理ですね。個人的には、先の撮影窓の方が好きかな。
ってことで、始めの数周だけ撮影して、SCが導入されたタイミングで撮影を終了しました。
せっかくなので、帰りにこんなんも狙ってみました。もしかして、このDUNLOPを駆け上がるところを流したり出来るかな?
ちなみに、イベント広場には、インディ500の優勝マシン2台が展示されてましたね。
せっかくなら東コースだけでも走ってくれたら…
お土産を購入して、鈴鹿サーキットを離れます。おそらく今年最後になるでしょうね。1月のS耐は…どうしよう…まだ何も考えてないのよね…。
ちなみに、ちょうどイベント広場を離れる頃が、SFLが残り数周というタイミングだったようですが、私がP3駐車場に戻ったのが16時前。てっきり、多くの人が帰ったものだと思っていましたが、半分以上は埋まっている状況でした。皆さん、意外とちゃんと最後まで見てるんですね。
お陰で、駐車場ゲートまでのルートも全然渋滞無しでした。っていうか、1日目よりも2日目の方がスムーズに帰れるってどういうこと?
駐車場でそんな感じなので、周辺道路も同様でほとんどストレス無しの走行で、亀山ICから高速に乗ったのが16:26。
ということで、2014年から7年間、通っている鈴鹿サーキットで、何気に最速の撤収!。これぐらいだったら、次の日仕事に出ても何とかなるかも…。