SUPER GT 2023 公式テスト at 岡山国際サーキット Day.1
(2023.03.11)
本格的なモータースポーツシーズン開幕を告げるSUPER GT公式テスト at 岡山国際。2020年は流行病で1年無観客開催という事態になりましたが、それ以外は2013年から毎年来ています。なので、何気に今年で丸10年目ってことになります。
Day.1
鳥取市内を6:45頃に出発をして、サーキットに到着したのが8:15頃。まあ、だいたい1時間半見ておけばちょうどいい感じです。
で、本来で行けば西ゲートから入場なのですが、昨年のリベンジで、イチかバチかでメインゲートからの入場を試みましたがダメでした。特に、土曜日は9:30ぐらいを過ぎないとコチラからの一般入場はダメな感じでした。どうせ、西ゲートからの入場が満車になったらコチラからも入れるのだから、コッチから入らせてくれればいいのに…(2019年までは普通に入れたんですよ)。
駐車場は安定のPA-7。まあ、この時間なら選び放題な感じはありますが、何気にSUPER GT本戦の次に多いのが、この公式テストですからね。あまりギリギリになるとPA-8とかかなり奥に送られてしまうので注意。
まあ、もう定番のカット。それにしても、今日はいい天気になりそう。
グランドスタンド裏のイベント広場は、昨年よりもお店も出店も多い感じがしましたね。
そういえば、先月のメーカーテストの時にもチラッと気づいたのですが、今年の変更点って分かりますか?
実は、グランドスタンド側のフェンスが上に少し伸びたのと合わせて、先端がコース側に折れたような感じになっています。これ、おそらく、昨年の富士のクラッシュがあっての対策なのでしょう。ただ、これによって、グランドスタンドからホームストレート場は全部フェンスに隠れてしまった感じになってしまいました。
そして、1日目の朝から向かったのはマイクナイト。
普通なら、「元気な1日目に遠くへ…」みたいなことを考えるのですが、今年は天気予報を見る限り2日目よりも1日目の方が日差しが強いと読んで、今回は昨年の反省から天候の良い1日目に、フェンス越しで影が欲しい場所を狙おうという狙いです。
AM走行
[10:00-]マイクナイトフェンス越しD
ということで、まずはマイクナイトのフェンス越しから。定番の緑ネットの撮影窓Bの10m程最終コーナー側のポイント。個人的に、この場所って一番好きなんだよね。ぶっちゃけ、場所取りをするほどでもないかな…って思ったけど、走行開始時点ではそこそこ人いたからね。
そして、この時間帯は、コース上は日が当たっているけど、フェンスは陰っているという最高の条件。ただ、10時を過ぎると徐々にフェンスに日が当たり始めるので、実は時間的余裕はありそうで無いんです。なので、1日目の一発目に選んだって訳(2日目みたいな9:00走行開始だともうちょっと余裕ありそうですが)。
ちなみに、今回は時間が無くて狙いませんでしたが、同じ位置から最終コーナー方向も狙えます。
いや~、言うこと無しですね。この場所のウリは、手前の縁石がチラッと入るところなんですよね。これが、もう少しマイクナイト寄りになってしまうと、スポンジバリアが邪魔になるんだよな。
ちなみに、Arnage改めのANESTA IWATA。私的にはYogiboカラーってイメージが強いんだけど、同じ青でもこういう青って珍しいので、今年の車両の中では視認性がメチャクチャ高くてありがたかったです。まあ、Yogiboがどういうカラーで来るのかにもよりますが…
[10:19-]マイクナイトフェンス越しC
ボチボチフェンスに光が当たり始めてきたので、次のポジションへ移動。
といっても、同じマイクナイトコーナーの緑ネット撮影窓Bの5mほどマイクナイト側です(私はフェンス越しCと呼んでいる)。本当は、椅子に座って低い姿勢で狙いたかったのですが、先客がどちらも立った状態で撮影しているので、仕方なく立ちで撮影します。
500mm弱という焦点距離もあって、ちょっとフェンスが誤魔化しきれていない感じがあります。
それにしても、aprの31号車・LC500がメチャクチャ違和感があります。何か、GT3のRC-Fをプレスして出来たようなこのスタイリング…
[10:35-]17番ポスト横
続いて向かったのは、最終コーナー。
ここも最近はだいぶん定番化しつつあるフェンス越しのポイント。午前中はポストの影がフェンスに落ちるので、その影を使ってマイクナイトの立ち上がりを狙います。
ここはやっぱり2台が絡んでくれると画になるんだよな。特に2枚目のHOPPYとMAXが兄弟のように映ってるのってなかなかいいよね。
あと、今回ちょいちょい試したのが、いつもとは傾きを逆に狙うというやり方。このアングルは後続車を絡めやすいので、今回はAPS-Cクロップしているので結構寄ってますが、あえて引き気味にしても面白そう。
[10:47-]最終コーナー撮影窓A1
次はお隣の最終コーナーの撮影窓A。まずは、この撮影窓の一番右側から狙います。
まあまあ、これもいつも撮影する定番カット。逆に、これ以上でもこれ以下でもないって感じですが…。
ここでも、あえていつもと違う傾きにしてみました。何だかタイミング的に後続車を絡めるタイミングがあまりなかったので、あえてAPS-Cクロップで寄ってみました。ポイントはちゃんと縁石を入れるところかな。いやあ、なかなか迫力あります。
[10:55-]最終コーナー撮影窓A4
次も同じ最終コーナーの撮影窓ですが、右から4枚目の窓です。手前の新旧のワイヤーメッシュの切れ目が目安。
ここはもうコレしか画的にないもんな。ちなみに、個人的にこのSHADE RACINGのカラーリングが遠目に見ると、「あれ?KeePer?」って何回か見間違えました。
[11:04-]最終コーナーフェンス越し
次はどうしようかな~と考えていたのですが…
ちょうど時間帯的にフェンスに影が落ちていたので、そこを使って狙ってみることに。写真を見ると分かりますが、緑ネットのある撮影窓Bの2つグラスタ側の柱。とはいっても、この辺りは時間帯によって影の出来方が違うので、どこにどうできているのか実際に見て判断する感じです。
う~ん、何だか思った以上にフェンスぼかしきれてないな…。焦点距離から考えると、テレコン外した方がよかったかな…
[11:16-]マイクナイトフェンス越しB
本来であれば、これよりもさらにグランドスタンド側に行って、撮影窓や飛び込みを狙いたいところなのですが、ちょうど逆光になってしまう時間帯なので、ひとまずUターンして再びマイクナイトへ。
撮影窓Aは毎度のことながらスゴイ人なので、その撮影窓Aの手前でホッブスの立ち上がりを狙います。案外、午前中は日陰になってくれるので、この時間帯でも狙えます。
何気なく撮ったけど、これ、ちょっと全体的に上過ぎたな…。しかも、なんだか狙うにはタイミングが悪かったんだよな…
なので、あえてマイクナイトへの飛び込みを狙ってみました。1/160sなのでそれほどスローでもないけど、後続車は逆方向になるのでなかなかいい感じ。
[11:30-]マイクナイトフェンス越しA
ちょうど赤旗が出てしまったので、このタイミングで移動。
次も同じマイクナイトの一番右側の隅っこのところ。ここも午前中なら時間帯を気にせずに日陰なのでこのタイミングでも狙いやすいポイントです。
何だろう、今回ってこういう後続車を絡める時って妙にタイミングが悪かったんだよな。
案外、こういうマイクナイトに飛び込む瞬間もアリ。にしても、NiterraとNISMOがパッと見、判断難しい。
あまり時間もなくてそんなに狙わなかったけど、最近は左上げもありかな~なんて思ったりします。
[11:42-]マイクナイト撮影窓A2
続いて向かったのはこちら。
そう、マイクナイトの定番撮影窓Aです。ただ、今回もものすごい人が多かったんですよね。私は、撮影窓の一番左の隅っこというのが定番なのですが、ここですらギリギリって感じでした。なので、先客の方の左肩の上から狙わせて頂きました。
こういう単車を正面から狙うのも最近よく狙う構図。
ただ、やっぱりこの場所といったらこの構図かな。
[11:54-]マイクナイトフェンス越しC-2
時間的にあと10分ぐらいありそうだったので、最後にもう一度、フェンス越しCのポイントへ。
ぶっちゃけ、この時間はもうフェンスに光が当たってしまっているのですが、この場所はフェンスが黒く塗られているのでまだ割と狙える場所。
時間も無いので完全に置きに行っちゃってますが、やっぱり岡山国際といえばマイクナイトよね。
[12:10-]ヘアピン立ち上がり
とりあえず午前中の走行が終わり昼休憩の時間…なのですが、ここで大移動!
そう、ヘアピン立ち上がりのかぶりつきポイントです。本当は、昼の一番にここで狙おうと思ったのですが、そうなると場所取りもしないといけなかったりするので、ちょうどFCYテストの時間が少しあったので、このタイミングで撮れちゃわないかな?と思ってやってきました。
しかも、流し撮りだとFCYテストは車速が無いので撮影的に問題がありますが、ヘアピンならどうせ低速なので関係無いですし。しかも、意外とこのFCYのタイミングってお客さん減るし。
ここって、気を抜くと結構ブレが出やすかったりするので、完全に置きにいきました。お昼なので逆光気味だけど、むしろ太陽が真上なのでギリ気にならない感じ。
で、ある程度撮れたタイミングで、ちょっとシャッター速度を遅くしてみました。1/80sなのでそんなに遅いってほどの速度でもないけど、案外、ヘアピンだとこれぐらいがちょうどいいかも。
PM走行
ということで、完全に午前の走行が終わり、1時間半ほどのインターバル。
本当は、今年から復活したピットビューイングに参加しようかな~とも思ったのですが、体力温存の為にスルーしました。
この日は日差しが強い上に、気温も20度を超え、5月を思わせるような気候。なので、Cパドックにあるガレージの影で涼んで休んでました。
[14:00-]ヘアピン横
そして、14時から午後の走行がスタート。
午後の一発目は、ヘアピン横のフェンスかぶりつきポイント。初心者の方でも撮影しやすい定番スポットです。ただ、私的にはSUPER GTをここで撮影したなんて、もう何年ぶりか思い出せない程久しぶりです(調べて見たら2017年4月の決勝以来、6年ぶりらしい)。
実は本当はもう少し5mほどリボルバー側で狙おうと思っていましたが、この時間帯になるとフェンスに直接光が当たってしまうので、あえてフェンスが黒く塗りつぶされている場所を選びました(確か椅子を使って座って狙っていたはず)。
さすがにテレコン付けたままだと開放F値が大きくなってしまうので、テレコン外しました。ただ、実際これぐらいがギリな感じ。
立ち上がりを少し流したいな~と思ってシャッター速度落としたら、絞られちゃってやっぱりフェンスがほんのり気になり始める。こういう時に、やっぱりナナニッパで狙いたいけど、レンズの付け外しが面倒なんだよな~。
あと、シャッター速度は早めなのですが、元々後続車と逆方向になるので、案外ブレた感じを演出してくれます。結構この構図はアリな気がしてます。
[14:21-]バックストレート流し撮り
続いて、すぐお隣のヘアピンかぶりつきポイントの外側。
皆さん、ヘアピンを狙うのですが、私だけ完全に違う方向を向いています。ここから、ちょうどLexus看板の上あたりのバックストレートを狙います。
よく考えたら、ここでSUPER GTを狙うのもだいぶん久しぶり(っていうか、初めてかも)。だけど、唯一無二の場所だし、この斜めで流すってのが結構カッコいいんだよね。ちょっと右下にLEXUS看板が見切れるのがな…
[14:31-]Cパドックスタンド席
1コーナー立ち上がり
続いて向かったのはCパドックスタンド。
2月のメーカーテストの時に試した1コーナー立ち上がりの流し撮りを狙います。ただ、今回はパドック内にトラックがあって、この位置まで来ないと1コーナー方向が狙えない感じでした。
う~ん、悪くないけど、やっぱりガードレールがな…。
ってことで、APS-Cクロップで思いっきり寄ってみました。歩留まりは落ちるけど、唯一無二感はあるかな。
リボルバー立ち上がり
先程の1コーナー狙いと同じ場所なのですが、反対方向を向いてリボルバーの立ち上がりを狙います。ただ、ここって、飛び出てくるのをいきなり撮らないといけないので、結構大変です。
よくWebとかにも乗っている、全車いっき撮りとかってこんな構図が多いよね。積極的に撮りたい構図って感じでは無いけど、画数を増やすには悪くないかな。
[14:51-]パイパー立ち上がり
次も2月のテストの時に見つけたCパドックのENKEIブリッジ手前の場所。ここから、パイパーの立ち上がりを狙います。
ここも抜群にいい構図ってことではないけど、バリエーションの1つとしては悪くない場所。ホントは、青白のウォールが背後にあるあたりを狙いたいけど、これが難しいんだよな…。
[15:12-]最終コーナー撮影窓C2
Cパドックでの撮影を15:00に終わり、最終コーナー方向へ大移動!。
10分をかけて最終コーナーの撮影窓Cへ。こんな終盤になって大移動なんかしたくないのですが、どうしてもこの辺りは、この時間帯じゃないと逆光が厳しいんですよね。なので、午前中はスルーをして、わざわざこの時間に来たって訳。
ちなみに、普通にホッブス~マイクナイトを経由して歩いてきましたが、もしかしてパドック抜けた方が早いのかな?とか考えましたが、マイクナイト側を回った方が100mちょっと短いようです。
いつもなら、右側の撮影窓を使うのですが、先客がおられたため、仕方なく左側の窓を使いました。確か、昨年の全日本ロードもここだったような…。
あまり深く考えずに割とスローシャッターで狙いましたが、案外いい感じに。割とスローにすると相性が悪いコーナーもいくつかある中で、ここの撮影窓の場合、結構スローでもいける印象です。
こうやって見ちゃうと、1/100sとかが普通に見えちゃうもんな…。
[15:29-]最終コーナー飛び込み
そしてお次も最終コーナーですが、今度は飛び込みです。
ここ近年、よく狙っている構図です。フェンスギリギリになるのでなかなか撮影ポジションがシビアですが、私の1つの解としては、スピーカーとピットロードのクリップが重なる位置っていうのを目印にしています。
ただ、不思議とこの構図を狙ってるカメラマンにあまり出会ったことが無いし、SNSとかでもほとんど目にしないです。
まずは、飛び込みというよりも、マイクナイト~最終コーナーへの中間のあたり。個人的には、ここのコンクリートウォールを青白とかに塗ってもらえるとありがたいんだけどな…
お次は最終コーナーのクリップのところ。最近ではこの構図が1コーナーでも狙えたりしますが、スローシャッターで流すことを感じるとこちらの方が相性がいいです。というか、最終コーナーと1コーナーでは車速が違うので、その辺りの差もあるかも。
[15:44-]最終コーナー立ち上がり
そして、最後に撮影するのはこちら。
グラスタ手前の坂の部分です。ここはカメラマンが十数人並んで撮影する割と有名なポイントです。ただ、実は構図的には地味に難しい場所でもあったりします。
まずは、イン側の縁石を入れつつ、立ち上がりを流します。こういう構図って、岡山ではここぐらいかもね。
あとは、立ち上がりで加速するマシンをちょっと軽く流して狙います。残念なのは、手前の縁石が水平になっちゃったところ。どっちかに傾けちゃった方がいい気がするな…。
と、これにして1日目の撮影終了。
本当は、このAUTOBACS看板手前のフェンスに影が落ちていたので、ここをフェンス越しで狙いたかったんだけど、時間も無かったし、何か恥ずかしくて降りていけませんでした。
実は、ここのフェンスに影が落ちるのって、時間帯や季節が結構限られるんですよね…。今回の公式テストの唯一の後悔ポイントです。
ちなみに、朝は気づきませんでしたが、駐車場に戻るときに、1コーナーの撮影窓Bの緑ネットが捲られているのに気づきました。今まで、あまり使われているのを見てなかったけど、昨年からちょいちょい捲られていることが多いな…。2日目に開いてたら、ちょっと考えようかな。