Fanatec GT World Challenge Asia 2023
in 岡山国際サーキット Day.2 (2023.08.20)

 昨年に続けて、2年連続の開催&参加となったGTWC Asia。GT ASIAの時代以上に盛り上がりを見せているレースですが、私にとっては、なかなかツラい状況での参加となりました。

Day.1編 Day.2編 レースクイーン編

2日目は省エネ運転!?

 朝は5時前起床。サーキットあるあるですが、段取り具合が確認出来ている2日目の方が、スムーズに出発出来るっていう感じなんですよね。前日の晩の具合では、結構ゆっくりに行ってもいいんじゃない?って思ってましたが、結局鳥取市内を6時すぎに出発しました。

珍しいルートでサーキットを目指す

 ちなみに、今回は珍しく大原~作東経由でサーキットを目指したのですが…

 今回、初めて作東IC降りてすぐの交差点を直進して、工業団地を抜けるルートを走ってみました

 このルートって、以前は「ペニンシュラゴルフクラブ 湯郷コース」というゴルフ場があり、私がサーキットデビューをした頃は、作東ICから作東産業団地を抜けてゴルフ場に行くであろう乗用車が結構走っていたんですよね。ただ、2015年にゴルフ場が閉鎖となり、その後にメガソーラーになったことで、直進してこのルートを走って行く車を見たことが無かったんです。

 もちろん、過去にはこのルートを数回走ったこと自体はあったのですが、いずれもサーキットから作東IC方向に変えるパターン。しかも、最近はこのルートが工事により通行止めみたいな看板もあったので、興味はあったのですがここ数年は全く走らずじまいだったんです。

 ただ、1日目の帰りに気になって走ったこともあり、「どうせならネタ的に走ってみたいな」と思って、今回、あえてこのルートを走ってサーキットに向かいました。

 ちょうど頂上付近には、見にくいですが、「天空のひまわり畑」というヒマワリ畑があります。今回、走るまで全然知りませんでしたが、8月中旬頃に開園している3ha・30万本のひまわり畑だそうです。

 ただ、作東産業団地を過ぎて、このひまわり畑のあたりまでが、道自体は悪くないものの基本一車線でそれほど幅が広いわけでもなく、何なら鹿対策と思われる高いフェンスがあったりするので、結構走りにくいです。

 それこそ、10年近く前は、高原池の周囲が狭く、すれ違いも難しいぐらいの走りたくない狭い道だったのですが、ちょうど拡幅工事をしています。これ以外のところも、あちこちで拡幅工事をしている感じでしたが、まだまだ手つかずの場所の方が多いので、全部が拡幅されるのには結構かかりそうな気がします。また、工事の雰囲気を見ると、県道46号線側から田渕集落までを拡幅しているような感じなので、この田渕集落から作東産業団地の間は、このままな気がします。高原池を過ぎると拡幅工事は過ぎているので、県道46号線まではサクッと出られます。

 今回、実際に走った動画を、過去動画と比較検証してみましたが、このルートの短縮効果は1分もなく、良くて30~40秒程度。しかも、中には通常ルートの方が早かった時もありました。一方で、交通量は多くないし、対向車もあまりないルートなものの、1車線区間が結構多く、しかもフェンスがあったりすることを考えると、時間帯によっては鹿が出てくる危険性もある。そういったことを考えると、あえてこのルートを選ぶメリットはそうないんじゃないかな?

それにしても暑すぎる!

 サーキットに到着をしたのが7時半過ぎ。のんびりしようとか思ったのに、なんなら、1日目よりも早いし…

 1日目は、PA-6に駐めつつ、結局PA-7側に移動しましたが、2日目は最後に2コーナーを狙うと思っていたので、初めからPA-6にしました。

 反対側のPA-7もすでに結構車が駐まっています。いやいや、ホント、想像以上に皆さんの動きが早い

 そして、何より、まだ8時前だというのにもう日差しが暑すぎる。1日目は、風が無く、湿度も高くて気温的に蒸し暑いという印象でしたが、2日目は湿度は低いけど、日差しが痛いという印象。なので、車で待つのもシンドイので、早い段階でグラスタの屋根の下へ

 グラスタ方向へ行く途中、1コーナースタンドにも影が落ちているのを確認。ただ、この時間でなかなか走行無いし、こんなところでエネルギーを使いたくないのが正直なところ…。

 そういえば、イベント広場のMZDAO CAMPのところには、前澤さんの高級車が並んでました。何というかなぁ~、個人的にここまでの高級車になると、一周回って不思議とトキメキもしないんだよな…。

 その高級車とMZDAO CAMPのイベントの間に屋台が並びます。

 まあ、とりあえず暑いのでグラスタの日陰で涼みます。2日目のモットーは「省エネ撮影」

 真夏のレースのお供が、このOXYのスプレー。何年か前に、よくサーキットであうカメラマンさんが教えてくれて、清涼感がスーッとして気持ちいいんですよね。

[8:45]S-FJ Race2

 8時台からS-FJのレースから、日程がスタートします。

 ただ、この日差しの暑さでは、正直撮影をするに気もならない…。本当はボーッと観戦してもいいかなって思ったのですが、ちょっと横着をして、グラスタの屋根の下から、1コーナー方向の脱出を狙ってみることに。そういえば、こういうのって、オートポリスの1コーナーでもあったな…。

 もう少し、1コーナー寄りの場所で狙う事も出来ましたが、他のお客さんもいたので、あまり邪魔にならないところで狙いました。まあ、グラスタの屋根のある日陰から、これが撮れればいいんじゃないかな

[9:45]VITA of Asia Race2

 続いて向かったのは、イベント広場隅のトイレの手前の木陰。実は1日目の時から、ちょっと気になっていました。

 もちろん、単純に日陰から狙えるというのもありましたが、本命はこの葉っぱを前ボケに入れたかったんです。

 こうして見ると、ほとんど前ボケ分からないですね(笑)。まあ、撮影をしていても感じましたが、順光気味のタイミングじゃないと、手前の葉が暗くて、雰囲気が悪いんですよね。出来れば、昼からでも狙うかなぁ~と思いましたが、結局午後はスルーしちゃいました。

[10:00-]グラスタでしばし休憩

 VITAの走行が終了したタイミングで、再びグラスタの屋根の下でしばらく休憩。ホント、この日の日差しはヤバかったですね。

 で、せっかくなので屋台から焼きそばを買ってきて食べました。ただ、お陰で買って持ってきていたおにぎりは最終的に食べずに終わっちゃいましたね。

[10:43]Vitz予選

 ちょうど太陽が雲に隠れてきたので、このタイミングで少し早めに場所確保も含めて移動することに

 向かったのは、ヘアピンの横。普通ならリボルバー側のかぶりつきで狙う方が普通なのでしょうが、何となくこっちの方を選びました。

 といいながら、別にVitzを撮ろうと思ったわけでもないんだけどね。実際、10:45までの予選時間で、私が到着したのが10:43。まあ、たまたまに合ったので練習的に撮影したという感じ

[10:50]前澤さんの高級車が登場!

 このあと、GT3のスタート進行が始まるまでしばらく待とうと思っていたら、バックストレート側からエンジン音が…。ん!?、とは思いましたが、1日目の流れから何となく察しました。

 そう、実は前澤さんの高級車4台がコースインをしてきたんですね。1日目も同じ流れだったし、何なら先程パドック内を抜けてくるときに、この車両たちがパドックに移動してきていたので、容易に想像が出来ました。

 それにしても、撮影間に合って良かった…

[11:20]GTWC Asia GT3 Race2

ヘアピン横

 ということで、まずはヘアピン横から狙います。

 昔は、SUPER GTの決勝レーススタートをここから撮影するなんてことをしてましたが、結構久しぶりでした。しかも、GTWCなので、いつになくヘアピンのワチャワチャ感がスゴかったです。

[11:28]バックストレート流し撮り

 続いて向かったのは、すぐお隣のCパドックのところ。ここからだとヘアピン方向がリボルバーを撮影するのが普通ですが、私はここからあえてバックストレートを駆け抜けるマシンを流します

 いつもは、駐車場側をバッサリ切る構図にするのですが、今回はメチャクチャ中途半端な感じになっちゃったな…。

[11:35]リボルバー

 次に向かったのは、さらにすぐ隣のリボルバーコーナー

 本当は、フェンスかぶりつきをしようかとも思っていましたが、ナナニッパを出す時間も無かったので、200600Gのギリギリ200mmで狙います。

 ホント、ここは200mmでギリギリで、ちょっとテレコンを付けていたりすると、もう200600Gでは厳しかったりします。なんなら、ナナニッパの方が使い勝手が良いレベル。

[11:45]ヘアピン立ち上がり

 先程もヘアピンの横から狙ったのですが、せっかくなので、切り返しの正面からフェンス越しで狙います。

 まあ、これはもう言うまでもないド定番構図ですよね。時間帯的に逆光が気になってましたが、このタイミングはちょうど太陽が雲に隠れていて、セーフでした。

[11:54]リボルバー立ち上がり

 続いて、パイパーに行っても良かったのですが、何となくCパドックスタンドからリボルバーの立ち上がりを狙います。

 ぶっちゃけ、この構図も味気ない、面白くない構図なんだけど、バリエーションの1つって感じです。それ以上でも、それ以下でも無い…。

[12:02]パイパー内側流し撮り

 次は、ようやくのパイパーのイン側からの流し撮り。

 いつも言っている通り、個人的にはリボルバーよりもこのパイパーの方の流し撮りの方が好きです。

 ここで、あえてナナニッパレンズでAPS-Cクロップで狙っているのは、ちょうどこのパイパーに来たタイミングで、1コーナーで止まった車両があり、その関係でFCYが出てしまい、流すには車速が十分ではないので、このタイミングで次の撮影場所のために、ナナニッパを出す段取りをしたからです。

 なので、ちょっといつにも増して、寄り切れていない感じがしちゃってます。

[12:15]レッドマン内側

 そして、最後に訪れたのは、レッドマンのイン側

 昨年、ドハマリをしたここでのフェンス越しのショットです。本当は、太陽が雲に隠れたタイミングに来れれば良かったのですが、ちょうど私が来た頃から、太陽が顔を出してメチャクチャ逆光な上に暑かったです。(たぶん、ここでの撮影が私の日焼けに拍車をかけたと言ってもいいでしょう)

 タイミングによっては、ちょっとフェンスの白い前ボケが気になるけど、オーバー気味に撮れば悪くないと思います。

 ここでは、135mm前後で狙うのが定番なのですが、それよりもワイド側で狙うとちょっと前ボケが気になり始めます

 しかも、この時、ND32という結構濃いNDフィルターを装着しているのですが、それでもF値が3.2とNDが足りない状況でした。やはり、同じ日中でも春や秋と比べると、それだけ日差しが強くて明るいってことですね。

[12:35-]駐車場に戻る元気もなく、グラスタで回復作業

 GTWCのレースまでは、結構省エネモードで挑んでいたはずだったのに、このGTWCのRace2の1時間で、もうヘロヘロになるぐらい撮影しっぱなしでした。しかも、最後がレッドマンで正面から太陽を浴びたことで、完全にやられてしまいます

 当初は、このタイミングに駐車場に戻って、車でエネルギー回復をしようと思っていたのですが、とてもじゃないそんな元気がなく、とりあえずグラスタで休憩することに

 幸いなことに、1日目と違い、2日目は日差しが暑いのであって、日陰だと風も吹いて気持ちいい感じだったので、車に戻らなくてもグラスタで十分回復することが出来ました。

[14:30]GTWC Asia GT4 Race2

パイパー外側

 で、だいぶん体力が回復をし、「どうせならグラスタから行きやすいところから撮影を開始しよう」と思って向かったのが、ホッブスの外側

 ちょうど走行開始15分ぐらい前に到着したのですが、そのタイミングは誰もいない状況で、数分後に別のカメラマンが到着するという、ベストタイミングでした。

 最近、S耐でここで撮影出来ていなかったりするので、ここで4輪を狙うのが結構久しぶりだったりします。

 せっかくなので、飛び込みを流してみたりもしました。ただ、これを狙うならナナニッパぐらい使わないとダメかな…

[14:47]1コーナー脱出の流し撮り

 最終的に、2コーナー方向に移動したいというのがありましたが、せっかくパドック内にいるのだからと、Aパドック内から1コーナーの脱出を流します。これも、最近ではよくやる構図ですね。

 まあまあ、いい感じじゃないでしょうかね。

 ただ、何度も言いますが、GT4はマシンが7台というのが何とも寂しい…

[15:03]1コーナー撮影窓C

 パドック内での撮影を終え、2コーナースタンドに向かっていたところ、撮影窓に陣取るカメラマンが…

 ここって、ちょうど1コーナースタンドの正面にある普段は緑ネットがかけてある撮影窓(私的には撮影窓C)。いつもは閉まっていて、個人的にも過去には2輪で空いていたことはあったけど、4輪でここで狙うのって初めてじゃないかな?。なので、ちょっと撮りづらかったけど、まあこれだけ開いてればどうにかなるので、後方から狙わせて貰いました。

 もうバッチリじゃないですか!。しかも、通常だとこの時間は逆光になるので、あまり撮影条件良くないのですが、この時はちょうど太陽が雲に隠れたタイミングで、いい感じに狙えました。

 そして、ちょうど撮影を打ち切ろうかなぁと思ったら、太陽が雲から出てきて、見事な逆光に。いやぁ~、本当にいいタイミングで狙うことが出来ました。

[15:13]リボルバー狙い

 続いてというか、本来私が狙いたかったのはこちら。そう、2コーナースタンドからのリボルバー狙いです。ちなみに、ここは今回のような真夏に来ると、座席のコンクリートがメチャクチャ高温になって、普通だと座ってられないので、何かしら厚みのあるシート的なものを持ってくることをオススメします。

 本当は、1.4倍テレコンを装着した状態で狙うのがセオリーなのでしょうが、装着する時間ももったいなかったので、APS-Cクロップで狙いました。ここって、逆光気味になりやすいけど、むしろ真夏のこの時間だと順光になるのでタイミングも良かったです。

[15:23]バックストレート流し撮り

 この日、最後に狙ったのはPA-6の縁から狙う、バックストレートの流し撮り。これも、もはや定番となってますね。

 個人的には、ちょっと斜めに流すのが好きなのですが…

 終盤はちょっとアップ気味に真横に流してみました。

 という感じで、新しい場所見つけたいと思いながらも、何だかんだで定番のスポットからのコンサバな撮影に終始してしまった2日間でした。

 しかも、このGT4レースが終わった頃からゴロゴロと音を立てながら北東側の空は雷が光っていて、実際サーキットを離れる頃にポツポツと降り始め、万善地区まで来た頃には土砂降りになっちゃいましたね。

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