2025 MFJ 全日本ロードレース選手権 第6戦
スーパーバイクレース in 岡山 Day.2(2025.10.05)
夏から秋にかけての4連戦の3つ目は、年に一度の2輪バイクレース。年々、MotoGPにどっぷりになってきているので、バイクレース自体には興味はあるのですが、SUPER GT鈴鹿戦・鈴鹿1000kmとちょうど3週間間隔での連戦ということで、少々お疲れモードもある中で行って参りました。
Day.2
2日目も朝5時前に起床。いつもなら2日目の準備は最小限で済むのですが、今回は1日目が雨だったこともあり、一晩中カバンを広げて機材等々を乾かしていたので、それらをザザッとしまうところから始まります。

前の日の予報では、朝のうちで雨が止むのでは?という予報でしたが、鳥取市内を出発する時点ではまだそれなり雨が降り続いていました。で、1日目よりも30分程早く、6時前に鳥取市内を出発。途中、県境を超えて岡山に入って粟倉から大原あたりはかなり激しい雨が降り出し、天気予報の嘘つき!と叫びたくなるような状態。

ただ、佐用から再び県境を越えて岡山に入り、美作土居を過ぎる頃には小雨に。

そして、いつもの狭路区間を走る頃には雨も止み、時折晴れ間も見えるぐらいでした。そして、サーキットに到着したのが7時半前。

ホント、雰囲気的にさっきまで降っていたんだろうなという感じ。いや、これが30分でもズレてたら、朝イチの為だけに余分に雨具が必要でしたが、止んでくれて良かった。

さすがにまだ7時半前ということでガラガラ状態でしたが、さすがに全日本ロードとはいえ、日中は結構駐車場がいっぱいになってましたね。

来る道中に見えていた晴れ間はすぐに雲に隠れてしまった。というか、雲なのか霧なのか…。この時点ではヘビーウェットだけど、どれぐらいの時間にドライアップしてくるのかな?

ほとんど荷物の段取りは付けていたので、7時前には駐車場を離れ、イベント広場に行ってパドックパスを受け取ります。まあ、全日本ロードのイベント広場はまあこんなもんですよね。
ホッブスが以前と同じ状態に
で、朝イチで向かったのはホッブス。流行病以降、ずっと日曜の朝は1コーナーの撮影窓Dで挑んでいたのですが、昨日ある程度撮影してしまったし、どうせなら今年はちょっと違うことをしたいなと思っていました。
7:45頃には到着をしたのですが、何名か先客がおられるのかな?と思っていましたが何気に私がトップバッターでした。

実は、昨日通りかかった時点で気づいてはいたのですが、昨年の夏に右側にズレていた白い布の位置が元に戻ってました。正直、この1年は何だったんですかね?

2024.03 SGT公式テスト

2024.08 GTWC Asia
まあ、でも以前の状態に戻ったということで、また撮影スポットとしてホッブスが戻ってきたという感じ。それを昨日見ていたから、場所取り必須のこの場所で狙おうかなと思ったわけです。

一方で、このことによってマイクナイト側に白い布がズレたので、いわゆる撮影窓Dは使えなくなりました。もし、白い布の位置が変わってなかったら、撮影窓Dで狙おうかなぁとか思ってたんだけど…
ちなみに、写真左側に見える撮影窓Eはこれまで通り使えるのですが、ここは数年前から下段に緑ネットが張られてしまったことで、上段の撮影窓を使わないといけなくなり、これがまた微妙な高さで撮影しづらいんですよね。
[8:30-]J-GP3フリー走行
ホッブス撮影窓A3
ということで、8:30になり、J-GP3の練習走行がスタート。

もちろんホッブスの撮影窓で挑むのですが、一番左側のA3の窓で狙います。ここって、パッと見はどこでも狙えそうに見えるのですが、右に行くほど狙いづらいのがホッブスの窓。特に、古い白いバリケードの辺りはいいのですが、シルバーの新しいバリケードのあたりになると、バーの位置がドンピシャにダブってしまって狙いにくいです。


路面状態が良くないし、あくまで練習走行なのでそんなにアグレッシブに走るライダーは少ないだろうと、クリップよりもやや立ち上がり気味で狙います。


試しに左上げ構図でも狙ってみたいけど、う~ん、どうですかね。カメラの振り方的には左上げ構図の方が狙いにくいのがホンネ。
飛び込みを狙う
さすがに、ホッブスの立ち上がりを15分間ずっと狙うのもネタ切れなの、お得意のホッブスへの飛び込みを狙うことに。


J-GP3の時は安パイでちょっとワイド気味にしすぎたかな。もうちょっと寄っても良かったし、何なら右下げ構図というのもアリだったと後で気づきました。
[9:00-]ST1000フリー走行
ホッブス撮影窓A3
続いてST1000の走行。実はこの時点でコース清掃か何かの都合で、5分ディレイに。


久しぶりのホッブスにだいぶん慣れてきたのか、結構引きつけて狙えるように。ただ、こうしてみると1/160sはちょっともったいなかったかな…。
ホッブス飛び込み


こちらもだいぶん狙い方になれてきました。ホント、こういうのって頭では分かっていても、しばらく撮影をして身体を慣らさないと、数年ぶりとかだと特に狙い方が戻ってこないんだよね。
[9:25-]JSB1000フリー走行
ホッブス撮影窓A3
続けて、5分ディレイの流れのままJSB100のフリー走行がスタート。

ただ、開始してすぐに、マイクナイト側から変なエンジン音のマシンがあったなと思ったらオイルフラッグが振られ、そのまま赤旗中断に。コース全域でマーシャルさんが入ってのコース清掃が行われ、15分近く中断をして、9:45からようやく走行が再開。


そういえば、本当ならテレコン外しても良かったんだろうけど、次の飛び込みなんかのことも考えると、まあつけっぱなしでいいかなってことで。
ホッブス飛び込み


そのホッブスへの飛び込みだけど、どんどん望遠でアップになっていくな。やっぱり、この辺り感覚が戻ってくるかどうかってのが大きいんだよな。そして、右下げ構図で狙えば良かったと、いまさらちょっと後悔してます。
[10:05-]ST600フリー走行
ホッブス撮影窓A3

そして、最後の4カテゴリー目のST600の練習走行が20分ディレイでスタート。この頃から、時折、日差しが当たるようになってきてました。


まあ、4カテゴリー目ですからね。こんなもんでしょう。
ホッブス飛び込み


こうしてみると、だいぶん路面がドライアップしてきたのか、結構それなりに皆さんが攻めた走りをするようになりはじめました。
[10:30-]ホッブスフェンス越しB2
ここでちょっと最後に試してみたいことが…

ふと、この撮影窓Aよりも左側(マイクナイト側)にあるこのフェンス越しでワンチャン狙えないものか?と思ったんですよね。今までなら、はじめから諦めるようなところもあったけど、今の我々にはReflection Removal(反射の除去)があるからな!。
もうチェッカー後で手を振っているところしか狙えなかったけど、さすがReflection Removalだな。実は、ちょうどこの頃にはフェンスに直射日光が当たっていて、決していい条件ではなかった。あと、画角から考えれば、テレコン外して絞り開放にすれば結構消せるかも。
コレが狙えるとなると、撮影窓がカメラマンが多くても、ここで一人フェンス越しで狙えるからな。2輪もだけど、撮影窓だと制約が多い4輪を狙うのも面白そう(ただ4輪は焦点距離が短くて済むから、どれだけフェンスがボカせるのかが微妙かも)。
[10:55-]J-GP3 決勝レース
マイクナイト撮影窓A1
ようやくホッブスの束縛から解き放たれ、ここから決勝レースが4つ続きます。25分のディレイの状態でまずはJ-GP3からですが、はてさて何処に行くかなぁと思ってフラッとやってきたのは…

はい、マイクナイトです。まあ、スタートはここから狙えばとりあえず間違いはないでしょう。ちなみに、今回、山側の方に何か壁が出来てました。正直、コイツの目的がよく分からないのですが、はじめは山側からの土砂が道路に出てくるのを防ぐためなのかな?とか思ってましたが、もしかして路駐防止もあるのかな?。個人的いには、どうせならここをもうちょっと小高くして、フェンスの上から狙えるようにするとかすればいいのになって気はします。

で、肝心な撮影スポットは撮影窓A1なので右側の窓です。ここでの私の十八番は左側の窓の一番左なのですが、珍しくそちらの方が先客さんがおられたので、仕方なくこちらから狙います。



スタートは集団だから…とAPS-Cクロップを外していたのですが、やはり840mmだと迫力に欠ける。まあ、トリミングすればいいんですけど…


次の周からAPS-Cクロップを使って換算1,260mmで狙うと格段に迫力が増します。こういうシチュエーションが出てくると、SEL400800Gいいなとか思うんですけどね。本当は、今回の全日本ロードの期間中にレンタルをしようかなぁとも思っていたのですが、あまりにも天気予報が怪しかったので辞退しました。さすがにレンタル品を雨の中で使うという勇気は私には無いもんな…
[11:04-]マイクナイトフェンス越しC5
数周してすぐに場所を移動して、やってきたのは同じくマイクナイトのフェンス越しC5。

実は、この時間で徐々にフェンスに太陽が当たり始めてたので、焦ってすぐに来たんですよね。こういう所に、25分ディレイの進行が徐々に影響してきます。

想像したよりもドンドン陽向が増え始めてる。さすがにちょっと無理と判断してすぐさま移動。
[11:06-]マイクナイトフェンス越しC4

ということで、すぐさま右隣の角から4枚目のフェンスのところに移動。ここならギリギリなんとかなるかな。

ただ、ここでも段々影が動いていて、気づいたらこのフェンスの一番右端で撮影してました。


やっぱり、光の状態がジャストでフェンスには影、コース場は太陽が当たると、完璧にフェンスを消してくれます。J-GP3だとどうしてもマシンが小さいから、APS-Cクロップを使ってこれぐらい寄らないとちょっと迫力に欠けちゃうな。
左上げ構図


その点、左上げ構図になると、どうしても少し広めの画角にせざるを得ない。それにしても、今思えば、もう少し手堅いシャッター速度に上げてしまえば良かったのに、マイクナイトでこの焦点距離で1/160sってなかなか攻めてるよなって自分でも思うわ。
[11:24-]マイクナイトフェンス越しC2

残り周回がわずかになるも、どれだけの周回が残っているのかも分からず、どっちにしても大移動するほど時間がないのは分かっていたので、ちょっとフェンス2つ分、右側へ移動します。


まずは先の流れから左上げ構図で。撮ってるときの一脚の振りは違和感しかないんだけどな。まあ、結果的にいい構図で撮れてたらそれでいいです。
続いて左下げ構図
せっかくなので、最後にチラッと左下げ構図へ。


やっぱり撮影していても、シックリとくるのは左下げ構図の方なんですよね。引きつけて狙うのも、こっちの構図の方が仕留めやすい。
[11:40-]ピットウォーク

J-GP3の決勝レースが終わり、機材を入れ替えて、マイクナイトを離れたのが11:33。

で、ピットレーンの入口にやってきたのは11:43。私が到着したときには既にピットウォークは開始していて、もう入場隊列は無くなってました(なので、たぶん15分ディレイの11:40開始だったのかな)。

ちょうどピットレーンに入ってくるときに、頭上ではJ-GP3の表彰式が…。警備員さんが「上からシャンパンが落ちてくるかも…」と注意をしていましたが、いやいや、シャンパンファイトが始まったら、さすがに入場を一時止めてくれよ…。

何とか無事にピットレーンに入ってくると、昨日の閑散とした感じとはうって変わって明らかにお客さんが多い。まあ、そうは言っても岡山国際だし、全日本ロードなので、これぐらいなら全然平和なんですけどね。



2輪レースは明らかに他のカテゴリーとレースクイーンさんが全然違うし、新しい人やスポットで来る人も多いので、それはそれでまた面白い。



もちろん、中には2輪のときに毎年お会いをする方もいたりしますけどね。それにしても、やっぱり年々、レースクイーンさんの人数が減ってる実感はあるな…。
2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | |
土曜日 | 12人 | 8人 | 18人 | 9人 | 7人 | 8人 | - | - | 7人 | 8人 | 8人 |
決勝日 | 51人 | 41人 | 40人 | 25人 | 中止 | 28人 | - | 30人 | 27人 | 16人 | 16人 |
※PaRet・岡山国際サーキットクイーンを除く
改めて数えてみたけど、昨年と横ばいの16人。ただ、昨年までアンバサダーさんがいた三陽工業も今年はいなかったし(さよりんはいたけど…)、DOGFIGHT RACINGも不在ですから…。さすがにこうなってくると、完全にアンバサダーさんはオマケぐらいで考えて、撮れればラッキーぐらいで考えないとダメでしょうね。

そんな中、Team TATARAは毎年キチンと用意してくれるし、何より森さんの安定感が抜群だからな…。

最後にRoucielを全員揃って撮影ってのがピットウォーク最後の流れだけど、毎度のこと、この順光って可哀想で仕方がないんだけどな…。せめて、一番出口寄りの主催者使用のピットの所でもいいし、何ならウォール側でもいいんだけどさ。

ってことで、12:16で全員を捕獲完了ということで、ピットウォークを後にします。
[12:40-]ST1000 決勝レース
マイクナイトフェンス越しB10
ピットウォーク終わりはどこで始めようかといろいろ考えたのですが、いかんせん、日差しが暑いし、涼しいところで落ち着いて撮影したいというのがあって、結局やってきたのはマイクナイト。

そうはいっても、だいぶん直射日光が落ち始めているので、多少太陽が当たっても大丈夫だろうということで、撮影窓Bの一つ右側のB10のフェンスの黒塗りポイントのところで狙うことに。
それにしても、ピットウォークまでは15分の進行遅れで進んでいましたが、どうやらピットウォークを5分短縮で12:20に終了させて、12:25のスタート進行開始で、ここでオンタイムに戻りました。何せ、ピットウォーク終わって、私がマイクナイトに戻ってくるまでにコースイン始まってたからな。


スタート直後は少し広めにとワザとしたんだけど、トップが1周目からぶっちぎってしまって、画的にもちょっと面白みに欠けちゃったな。


なので、そのあとは寄って撮影しましたが、やっぱりここはある程度光が当たっても何とか撮れちゃうんだよね。そういう意味では大変重宝する場所。
左上げ構図
ここでもせっかくなので左上げ構図も狙うことに。

後続車も考え得ると、これぐら少し広めに狙いたいところではあるけど、マシンをどの辺りに置くのかの調整が、左上げ構図の方がやりにくい感じがするんだよな。


これぐらい、ガッツリと寄ってしまうと迫力もあるし、いい感じ撮れるんだけど、こうなると後続車は切れちゃうし、左上げ構図の良さがちょっと減ってしまう感じもするんだよな。
[13:00-]マイクナイト撮影窓A2

続いてやってきたのは、同じマイクナイトの撮影窓A2。午前中は右側のA1だったけど、ちょうど左側のA2の隅が空いていたので、そこを確保しました。


まずは、ホッブスからマイクナイトに向けての直線。なんてことはないけど、割と好きな構図。ここも、以前は上手く撮れない感じがあったけど、手ブレ補正をオフにしてから安定して撮れるようになった感じ。


そして、マイクナイトへの飛び込み。やっぱり、この構図を狙うならこの撮影窓の左隅っこの方がいいな。
それにしても、最後までこの2台バチバチやってたけど、このゼッケン3と23って結構終盤まで接戦をしていたと思ったんだけど、気づいたらゼッケン3が単独走行になってて、アレ?と思ったのですが、どうやら後で中継を見返したら、ラスト3周のところでアトウッドで転倒してたのか…。いやぁ、もったいない。
[13:50-]JSB1000 決勝レース
さあ、続いてはメインレースでもあるJSB1000の決勝レース。ただ、スタート進行が始まる頃になって、遠くホームストレート方向からかすかに聞こえるシャーリーさんの場内実況で、「スタートディレイ」「13:50にサイティングラップ開始時間を発表」みたいな話が聞こえてきます。

こんな時こそYouTubeの配信だということで、スマホで配信を見ますが、同じような話しか言わない。ただ、コメント欄を見ていると、ドクターヘリがどうこう…というようなコメントが。確かにレースによっては、ドクターヘリが待機状態じゃないとレース出来ないみたいなカテゴリーもあるけど、2輪ってそもそもそうだったっけ?。っていうか、ドクターヘリ待機してないし。

そうこうしていたら、13:50前になってドクターヘリが到着。どうやら、SNS等で情報を集め始めると、けが人がいて、その搬送にドクターヘリが対応するとのこと。えっ、でもさっきのST1000の決勝レース、転倒者はいたっぽいけど、赤旗が出て救急車が出るみたいなことは無かったけど…。
そしたら、マーシャルさんが…という話が出始め、
・マーシャルさんの方が搬送されたためディレイ
・マーシャルさんがタイヤバリアを乗り越える際に頭から落下したよう
・ダブルヘアピン2個目のところのマーシャルの方が倒れたけど大丈夫かな…
という投稿で、私はピンと来ました。
もしかして、タブルヘアピン2つ目のところのマーシャルさんかな?。
— Ke-Kun Photo (@evo_tak_photo) October 5, 2025
確かにレース後に救急車着てて、あれ?あそこで転倒者いたっけ?とは思いましたが…
何とかご無事でありますように… https://t.co/1RllInD3CK
というのも、ST1000が終わったあとに、救急車が出てきて、何処に行くのかなぁと思ったら、その救急車はダブルヘアピン2個目(ホッブス)に向かったんです。ただ、私が知る限りでは、ST1000の決勝中にホッブスで転倒者がいたような感覚は全く無かったので、ちょっと違和感があったんですよね。
しかも、私は午前中ホッブスで撮影していたので、11番ポストのマーシャルさんが小さなハシゴを使って、タイヤバリアからコースに降りて作業をしているのもずっと見ていました。なので、もしかして…と思ったのです。

そして、14:07にはドクターヘリが離陸。一部にはヘリが戻ってこないと…というような情報もありましたが、どうやらこの救急対応を優先するためにレース開始を遅らせた模様。まあ、もしマーシャルさんへの対応している最終にJSB1000で大きな事故でもあったら対応出来なくなっちゃうからな。それにしても、マーシャルさんは無事なのかな…心配です。
[14:45-]マイクナイト撮影窓A2
ということで、55分のスタートディレイののち、14時半にスタート進行が始まって、ようやくJSB1000の決勝レーススタートです。

まずは、ST1000の終盤と変わらず、マイクナイトの撮影窓A2からスタート隊列を狙います。


何と1周目は長島選手がトップで帰ってきた!。いや、これは胸熱な展開でしたが…

翌周にはナカスガサーンがトップで戻ってきた。この後はドンドンと2位以下を話していく展開。いやいや、ナカスガサーン、そんなに急がなくていいっすけど…💦


その後は、寄りのショットを数周狙いました。ココのショットって、後続車がいた方が画になるからスタート直後の方が良かったりするのよね。
[14:58-]最終コーナー撮影窓A4

続いて向かったのは、最終コーナーの撮影窓A4。ここがスタート直後の混戦が画になるのは過去に実証済みですからね。

ただ、JSB1000は性能差も含めて驚くほどバラけやすい。なので、ちょっと引いた形だとなかなか厳しい。


なので、APS-Cクロップでガッツリ寄って切り取り。ここは、もうこの構図1つしかないけど、なかなか好きなショットの1つ。
[15:02-]最終コーナー撮影窓C1
先程の撮影窓は2周ほどで撮影を終えて、次に移動。

続いてやってきたのは、定番最終コーナーの撮影窓C1。先客が1名おられて、ヤバいかもって思ったけど、その方は隣の窓を使っていたので、私はいつものように右側の窓から狙います。


この「つの字」の縁石がいいよね。縁石やバトル感を生かすなら、これぐらいの画角の方がいいかと思うし、あえて縁石を「つの字」にしないなら、もっとガッツリ寄りたい感じ。


で、もっと寄る代わりに立ち上がり重視で流し撮り風に狙ったのがこちら。シンプルだけどなかなかいい感じ。これ以上、ホームストレート側に行くと、ヘルメットが見えなくなるので、むしろこれぐらいがベスポジなのかも。
[15:09]最終コーナー撮影窓C2

しばらくして、先客さんが移動されたので、何となく1つ隣にズレて撮影窓C2から狙います。



まあ、基本的には同じ感じなのですが、立ち上がり的にはこちらの方が余裕があるので、2輪でどちらでも狙えるのなら、左側の方から狙った方がいいかもね。
[15:16-]マイクナイトフェンス越しC4
最後に最終コーナーから再び戻ってきてのマイクナイトコーナー。

というのも、実はこの季節のこの時間帯になると、マイクナイトって柱の陰がフェンスに落ち始めるんですよね。それには、最終コーナーに行くときから気づいていたのですが、「もうちょっと早いな…」ってことでレース終盤に回した感じ。とはいえ、写真にもあるとおり、出来てる影はまだわずかこれだけ。果たして、これだけの狭さで狙えるのか?という感じもしますが…



いやいや、我ながらスゲエなぁ~。このピンポイントのところで狙う我ながらよく撮れたと思います。しかも、クリップじゃなくて、ちゃんとやや立ち上がり気味で狙ってるという、ある意味、この週末の集大成といってもいいかもしれないな。
[16:10-]ST600 決勝レース
JSB1000は最終周で赤旗となり、結果その赤旗をもって終了。その関係もあり、いつになくST600までの時間が空きます。

毎度のこと、JSB1000が終わるとほとんどのお客さんが帰り始めてしまいます。気づいたら、マイクナイトに誰もいないや…。

ただ、日差しがまだ熱いので、ちょうどPA駐車場に止まっていたFORMULA DRIFTのトラックの影で涼みます。
マイクナイトフェンス越しC7
ということで、ST600のスタートもマイクナイトから。

影の条件はちょうどMAXと言うべき状況で、16時前にはフェンスのほぼ全体が影が出来たような感じに。

ただ、ここから想定外だったのが、ちょうど決勝が始まる16:10頃になると薄い雲が出てきて、そもそもの直射日光を弱めてしまい、影も薄くなっていきます。いやいや、これは予想してなかった。



それでも弱まってきた太陽を味方に付けて狙っていきます。以前のS耐でも同じシチュエーションがありましたが、この頃になると、ちょうどマシンにとっては真正面に太陽の陽を受ける形になるので、なかなかカッコイイ。WBの持って行き方によっては、夕陽に向かって走っている感じも出せる感良菜。


最後は思い切って手前に引き寄せましたが、この雰囲気はもはや唯一無二だよな。

ただ、16:17を過ぎる頃になると、次第にフェンスに直射日光が当たり始めます。そう考えると、スイートスポットは、15:30-16:10頃だったかな。もし、これがオンタイムに進んでいたとすると、ST600の最後にギリギリ狙えたかどうかという感じだろうな。
[16:22-]最終コーナーフェンス越しD1
マイクナイトでの撮影に見切りを付けて、再び戻ってきた最終コーナー。

ほぼ場所的には先程の撮影窓Cと似たようなところなのですが、その撮影窓Cの1つ隣のフェンス。というのも、この時間帯になると結構ガッツリと手前のフェンスに木々の影が落ちてくるので、これならフェンス越し出来るかなと思った訳です。



たしか、去年は撮影窓からウォールをバックに流し撮りをしたような気がしますが、今年はフェンス越し。正直、テレコンを付けていたし、若干、フェンスにも日が当たり始めていて、若干フェンスが消し切れていない感じはあるけど、それよりもここで流すとヘルメットが見えなくなるのが痛いんだよな。一見すると、首無しライダーみたいになっちゃうもんな。本当はここがイン側から狙えたらいいんだけど…

そういう意味なら、これぐらい手前で仕留めてもいいのかもしれませんが、それなら無理してフェンス越しせずに、先程の撮影窓から狙えばいいんじゃない?って感じがしちゃいますね。
[16:30-]最終コーナーフェンス越しD20
ということで、最後の最後にやってきたのは、1日目のデジャブみたいな感じですが…

そう、グランドスタンド一番最終コーナー寄りの隅。ここからフェンス越しで狙う訳ですが、1日目と違うのは、AUTOBACS看板の柱の右側のフェンス(D19)は絶賛直射日光が当たっており、フェンス越しの条件としては大変好ましくない。それに対して、AUTOBACS看板の柱の左側のフェンス(D20)には影が出来ており、こちらの方がフェンス越しの条件は良さそう。ただ、そうなるとちょっと位置を考えないといけないということで、こんな位置から狙うことに。
撮影しながら、さすがにダメかもなと思いながら撮影していましたが、さすが伝家の宝刀「Reflection Removal(反射の除去)」です。これだけ消えたら文句なしです。

やっぱり、ここは背後に後続車が入ってくるのがいいんだよな~。
左上げ構図を試す
昨日に続いて、左上げ構図も試してみますが…



いやいや、十分でしょう。正直、スタンド席の前で撮影するというちょっと気が引けるところはあるのですが、今回に関しては周囲にお客さんはほとんどいなかったし、視界的にも迷惑がかかりそうな感じはなかったのであえて狙いました。なので、SGTとかみたいにお客さんが多いと、さすがにこの位置からは狙えないと思いますが、お客さんが少ないカテゴリーのレースであれば面白そうな場所です。

ということで、2日間の撮影は終了。本当は、もう少しCパドック内(特にヘアピン~リボルバー辺り)で狙いたかった感じはあったけど、日陰を求めてマイクナイトにこだわり過ぎちゃった感じはあるかな。本当は、公開テストに来てたらもう少し狙い方が変わってたんだろうけど、まああんまり無理して撮影してても楽しくないからね。

結局、全体的に1時間弱もタイスケが遅れたことで、サーキットを離れたのは17時過ぎ、鳥取市内に戻ったら18:30を過ぎてしまってました。