S耐 スーパー耐久シリーズ 2025 第3戦 NAPAC富士24時間レース
in 富士スピードウェイ Day.2(2025.05.31)
2018年の復活から「一度は行ってみたい」と思っていた富士24時間レース。ただ、これまで何だかんだで条件が合わなくて不参加でしたが、今年は条件も揃い、また「行けるうちに行っておかなければ…」という思いの中、念願の富士24時間レースに参戦してきました。
私の整理の観点から、単純な場所を呼ぶ時はネーミングライツのコーナー名(コカ・コーラ、ADVAN等)を使いますが、撮影に関しては何コーナー(3コーナー等)と呼ぶようにしていますので、その点ご容赦ください。
Day.2 [観客数]25,200人
土曜・2日目の朝は、4:30起床。だいたい、ホテルでは熟睡できない体質の私ですが、今回も最初の2~3時間は寝られたものの、その後は1時間ずつ小刻みに目が覚める感じでした。

朝5時の外の様子はこんな感じ。一見すると、これで今日雨予報なのか?という感じなのですが…。

いつもなら、サーキット遠征のホテルの朝食なんて食べる余裕はないのですが、そこまで朝が忙しくないことと、前売駐車券を持っているので、そんなに焦ってサーキットを目指す必要無いですからね。なので、のんびりと6:30からのホテルの朝食を食べます。
[6:45-]長泉のホテルを出発

のんびりと言いながらも、実は誰よりも最速で食べて、そのままチェックアウトをしてホテルを出発します。

途中、コンビニに寄って、この日の昼食用のおにぎりとコーヒーを購入して、いざ新東名を使って富士スピードウェイを目指します。2日目は、そのまま新東名から新御殿場ICを降りて、西側からサーキットを目指します。
[7:23-]西ゲートに到着

ホテル出発から約40分ほどで西ゲートに到着。

4年半前の時も含めて、何気に西ゲートからの入場はこの時が初めて。まあ、何も変わらないんですけどね。あと、金曜のサーキット内宿泊が出来るようになったことで、土曜の朝って再入場扱いなの?とか心配をしていたのですが、普通に前売駐車券だけ見せたら入れました。むしろ、入場券側のチェックはあんまりしてなくて、「いいの?」ってパスを見せたぐらいでした。

そして、意味もなく、コースを一周グルッと回るように、イベント広場~1コーナー方向を時計回りに回って、P6の前売駐車場へ。

まあ、ある意味想像はしていましたが、前売駐車場というのは遅く来ても駐められるようにって思う人が買う駐車券。なので、朝7:30の時点で駐まっている車両はそんなに多くないです。むしろ空車の方が多いレベル。

何なら奥の方ままだガラガラです。
実は、写真は撮っていないですが、私が到着した時点では、まだP7は満車になっていませんでした。なので、今回の私のパターンで行けば、特に前売駐車券が無くても、P7であれば駐められたことになりそうです。

で、ここで1日目の反省から、イベント広場に移動するのですらバスを利用しようとしばらくバス停でバスを待っていたのですが、途中でふと気づいたんです。

あら、土曜の運行開始って8:00からじゃん!。まあ、厳密に言えば、あと20分程までば始発のバスは動き出したんですけどね。
[7:45-]いざ、イベント広場へ
ただ、さすがに、20分もバスを待つと、ステージ前の確保が心配になったので、仕方なく、歩いてイベント広場を目指すことに。

いやあ、1日目も味わったこの上り坂ですよ…。朝からこのダメージは大きい💦。

地下通路を抜けてイベント広場に出てくると、ドーンとモニュメントが登場。

ということで、そのまま足早にステージ前へ。おっと、この雰囲気はSUPER GTのステージ前と同じ感じなのか…

と、よく地面を見ると、注意書きが何やら記載されています。当初は、SGTみたいに色分けされているのかな?と思ったのですが、どうやらシンプルに白いテープはエリアを仕切っているものらしく、赤・黄・青のテープはただ単にイベント用のエリア訳だったみたい。
ほ~、テープ内は座っての観覧で、椅子・三脚・一脚の使用もダメってことね。

ということで、SGTの時のように椅子に座って撮影したいということもあり、2列目ではありましたが、白テープのエリア外の場所を確保しました。
[8:00-]オープニングステージ
そして8時になり、いよいよステージがスタート。

ただ、その頃から雨がパラパラしはじめ、屋根がある富士のイベントステージとはいえ、テープエリア外だと雨がかかるタイミングがあったりすることから、急遽、テープエリア内で地ベタに座って挑むことに。他のカテゴリーも含めて、この地ベタエリアに座って…というのは私はあんまりないんだよな。
[8:20-]CRANESステージ
ステージ説明からそのままの流れで、CRANESステージへ。

そもそも、CRANES(クレインズ)もそうだけど、富士スピードウェイってなんで鶴がモチーフになってるんだ?と思っていましたが、調べて見たら、改修されたときのメインスタンドの屋根が「折り鶴」をモチーフにデザインされたことが由来になっているかららしい。なので、あくまでリニューアルをした後からみたい。

葵木ひな

星乃由宇

香月まひろ
これまでCRANES経験者から、いわゆるレースクイーンになった人って、日野礼香さんや渡辺順子さん、高家望愛さん、安藤麻貴さん、最近だと城戸ひなのさんとかもそうだけど、皆さん、話が上手な上に対応も丁寧な印象があるのですが、今回のステージを見ていて、それってCRANESで培われているんだなぁって何となく感じました。
[8:45-]カーボンニュートラル科学館紹介ステージ
続いての、カーボンニュートラル科学館紹介ステージ。

このステージが始まる前に、前方にグー・チョキ・パーのパネルが出されていたので、「これはじゃんけん大会するのかな?」と思っていたら案の定で、その流れで、一時的にカメラマンを排除してました。以前、SGTでも子ども向けイベントをしたときに、大人をステージ前から排除するってのをやってたけど、何か久しぶりな感じ。ただ、皆さん紳士の方達ばかりなので、特にトラブルとかは無かったですね。
[9:20-]Swish Live Stage
そして、お待ちかねのSwishのライブ。

お待ちかねと言っても、昨年のS耐岡山戦の時にチラッと撮影したぐらいで、これまでSwishのライブってほとんどスルーしてきたんですけどね。ただ、土曜午前中のフリー走行は30分しかないし、雨降るし、体力温存したいし、よく考えたら富士のステージは屋根があるから濡れないし…と思ったら、必然的にSwishのライブを撮ることになったって感じです。



今回、あえてα7IVにSEL70350Gを付けるという、あえてのAPS-Cクロップで撮影したのですが、いやあ、小型軽量って最高だなぁ…ってつくづく感じました。もちろん、そこはブラックアウトフリーで連写したいという思いもありましたが、画素数的な事などもあり、あえてのα7IVに縦位置グリップを付けて挑みました。そして、何だかんだでSEL70350Gの描写力がこれまたエグいんですよね。なので、使用頻度がそう高いレンズではないんだけど、何か手放せずにいるレンズです。
といっても、この画角ならナナニッパで良かったんじゃない?って話なんだけどね。
[9:57-]ピットビルの3階へ
Swishのライブが終わり、一旦ステージを離れます。

次はピットウォークなので、パドック側に移動してきましたが、集合時間10:25の掲示。この時、まだ10時前なので、もう少し時間があるので、せっかくなのでピットビルの3階に上がってみることに。

そもそも何処から上がるんだ?と思っていたのですが、ピットビルの所々に階段がありました。そういう意味では、鈴鹿のピットビルの3階に上がる時と同じ感じです。

3階から最終コーナー方向を見るとこんな感じ。コントロールタワーがある関係で、最終コーナーは見えない感じです。

逆に1コーナー方向もこの場所から眺めるにはなかなか厳しい感じ。

ちなみに、反対側からだとADVANコーナーが大きく見えます。何気に、花火を眺めるのはこの辺りからでも良さそうな感じ。

そういえば、この3階のところでギャルパラと思われる撮影をしていて、ちょうどこの時、フレッシュエンジェルズの撮影タイミングでした。
[10:55-]ピットウォーク

そろそろかなぁと再び下に降りてきたら、ボチボチと人が集まり始めたので、シレッと並び始めます。あ~、何かこのSUPER GTのデカい日程看板見たことあるわ~。
ちなみに、チラッと周りの話し声が聞こえた範疇では、どうやらパドックビルAとBの間のところからもピットウォークの入場が出来たらしい。今回は確信もなかったし、雰囲気も分からなかったので、コンサバに最終コーナー側から行きましたが、帰宅後にSNSで確認したら、やっぱり1コーナー寄りの入場もあったみたい。

開始前になると少し前進して、ピットビルとコントロールタワーの間の通路部分まで前進します。

そして、予定通り10:55にピットウォークスタート。心配していた雨は、見事にこのPWのタイミングは止んでくれていました。何ならこの3日間で一番の晴れ間が出ていたのはこの時だったかも…。

方式としては、SUPER GTの決勝日と同じように、レースアンバサダーさんがホームストレート上に並んで、撮影していくというスタイル。

それにしても、撮影してすぐに感じましたが、何だかメッチャ遠くないですか?。この記事を書きながら、もしかしてと思って見返したら…

(2020.11 SUPER GT最終戦 Day.2ピットウォーク)
やっぱり、そうでした。4年半前のピットウォークの時の写真と比べると、距離も見事にそのまんまです。ということは、富士スピードウェイのピットウォークのデフォルトは、これぐらいの距離ってことなんでしょうね。



なので、実際に撮影していると、35-150mmでギリというか、ちょうどといった印象。当日は、70-200mm F2.8の方が良かったのかなぁとも思いましたが、こうして見てみても、そこまで150mm以上を必要としたシチュエーションは無かったですからね。



いつもピット側での開催だと激混みで大変なraffineeですが、ホームストレート上ということで幾分は撮影しやすかったものの、それでも他チームと比べると格段に多くて、だいぶん時間を費やしてしまいましたね。今年からSGTではLEON入りも果たしている森谷さんですが、やはり今年デビュー組の中では一段抜きに出ている印象です。



今年、埼玉入りをしてS耐でも逢えるようになった村上さんですが、S耐で彼女に会えるのは2019年鈴鹿戦のGT NET以来かな。あと、近年のエヴァといえば赤城さんですが、個人的には彼女のエヴァ姿は初めてな気がします。

ピットウォーク残り10分の段階で、場内アナウンスで「ホームストレート上のレースアンバサダーとお客さんはピット側に移動して下さい」のコール。見ても分かる通り、まだピットビルAの隅までも行けてないのに…

ただ、レースアンバサダーさんも移動を始めてしまったので、仕方なく私もピット側へ移動することに。

ピットレーン内の様子はこんな感じ。さすがに、横幅が広いので、岡山みたいな窮屈さは無いです。
そして、実はホームストレート上で撮影していた時から薄々気づいてはいたのですが、中にはレースアンバサダーさんがピット側のそのままいて、ホームストレート上に出てきていないチームがチラホラあったんですよね。



ということで、撮った・撮ってないを判断しながら、ピットを回っていきます。最近、S耐にEXEDYが出てきてくれて嬉しい限りですが、菅田さんのEXEDY姿はたぶん初めて。あと、NOPROの生田さんもピット側のままだったので、むしろ残り10分でピット側に来て良かった。


あと、撮影しながら、そうだった~と思ったのは亀澤さん。今やSUPER GTでAstemoのイメージが強い彼女ですが、S耐で彼女に逢えるなんて2020年のC.S.I Racing以来とかかな。前田さんもホームストレート上では上手く視線いただけてなかったので、ピット上で撮り直しという感じでした。

それにしても、富士はピット自体も長いので、45分間の時間では全然時間が足りませんでした。なので、この段階で、こりゃ久しぶりにチームスポンサーステージを撮らないと押さえられないだろうな…という予感はしてました。
[11:40-]ついに雨がやってきた!?

ピットウォークが終わり、パドック側に出てくると、ADVANコーナー先の山が一気に霞んできており、明らかに雨がやって来ている印象。この後、グリッドウォークまで時間があるし、雨も降りそうなので、ひとまずグランドスタンド側に移動することに。

地下通路を通って、イベント広場に出てくるとちょうど雨脚が強くなってきました。

慌てて屋根のあるグランドスタンド2階席に駆け上がります。ここなら、雨はしのげるし、座席に座ってしばらく休憩することも出来ます。

その後、ロードスターレースが始まりますが、その頃には一旦雨は上がっていきました。というか、ロードスターのグリッドを見ながら、そういえばグリッドに参加するっていう選択肢があったんだなぁ…とちょっぴり後悔しました。
[13:10-]パドック探検第2弾
ロードスターのレースが終わり、雨も一時的に止んでいたので、もう少しパドック内を探検することに。

先程はピットビルAの3階に行きましたが、続いては1コーナー寄りにあるピットビルBの2階へ。ここも一般公開していて、ピットビルの最終コーナー寄りのところの階段から上がることが出来ました。ただ、ここは屋根がないんですよね。

ピットビルAの方を向くと、割とピットレーンがいい感じに見える事が出来ます。ここなら、ピットレーンを走るマシンを撮影することも出来そう。

しばらくして、ピットビルAに戻ってきましたが、こちらの1コーナー寄りのところにはテーブルや椅子が設置したあるエリアがありました。これ以外にもPorscheなどスポンサーの特別エリアが設定されているところもありました。
これスタート開始ディレイした方が良くないか?
— Ke-Kun Photo (@evo_tak_photo) May 31, 2025
西から明らかに雨が迫ってきた。
雷も光ってる。 pic.twitter.com/NZZIAAxUsf
グリッドウォーク開始40分前ぐらいになると、レーダーを見ても激しい雷雨が次第にサーキットに近づいてきている状況に。雨もそうなのですが、それ以上に雷がゴロゴロと鳴り始めている中で、さすがに今のご時世、そのままグリッドウォーク開催はヤバくないか?
[13:45-]グリッドウォーク隊列に並ぶも…
グリッドウォーク開始15分前になり、絶対にグリッドウォークが降ると予想。SGT岡山開幕戦以来の上下カッパにポンチョを重ねるという完全防備で隊列へ。

といいながら、何処にもグリッドウォーク隊列の場所が記載されてなくて、「あれ?何処なの?」と思っていましたが、結局、ピットウォーク隊列と同じピットレーン入口のところでした。
そして、この頃から雷がドンドンと鳴り始めます。

開始1分前に通路下まで前進しますが、スタート開始がディレイになるとの情報が。いやいや、マシンがコースインしてからグリッドウォーク前にディレイとかってあるか?。まあ、確かにコースイン開始の13:30頃はまだギリセーフだったかもしれないけど、レーダー見てたらヤバいことになるのは分かるでしょう。

当初は、30分のディレイという話でしたが、結局1時間遅れの15時グリッドウォーク開始、16時スタート開始に変更に。スタッフさんも1時間ディレイになるので、再度アナウンスをするのでそれまで安全なところに避難してくださいという話があり、8割方の人は避難していきますが、この場所って意外にもピットビルの屋根下になるので案外雨がかからないので、私も含め残り2割ぐらいの人はそのまま残ってました。
ただ、その後、グリッドウォーク再開までスタッフさんからのアナウンスは無しだし、この場所って場内アナウンスのスピーカーの場所なのか音が反響して微妙に聞き取りにくい。そして、こういう時に限って、S耐公式も富士スピードウェイ公式もSNSを使って状況を流さないんですよね。なんなら公式よりも先にオートスポーツの方が流して、S耐公式が流したのは30分後。まあ、S耐TV見ろよって話かもしれませんが、こういう時にお客さん優先の対応をしてほしいものです。
[15:00-]グリッドウォーク
さて、1時間遅れで始まったグリッドウォーク。

15時段階では、それなりにまだ雨が降り続いていましたが、ちょっとずつ雨量は減っていくような感じ。ただ、雨が止みはしませんでしたけどね。何なら、最終コーナー方向は霧が出てきたし。

それよりも、グリッド上に入って焦ったのは、お姉様方が誰もいないということ。先に後方グリッドに行こうと思ったのですが、これだとしばらく待つことになってしまいます。

今思えば、少なくともピットビルに近い前方グリッドの方を先に攻略すれば良かったかなぁと思いましたが、aprの二人の姿が見えたので、結局それにつられるような形でグリッド後方から攻めることに。



ていうか、その時には何も思っていませんでしたが、本来前方グリッドのaprの二人がグリッド最後尾にいること自体が本来普通じゃないんだけどね💦。柚月さんはこれまで全日本ロードでお逢いしたことがありましたが、今年からENDLESSレディに。NOPROの早乙女さんもこのタイミングで撮影します。

基本、アンバサダーさん1ショットで撮影をすることが多いのですが、この時はドライバーの方も動いてくれたので2ショットで撮影。ピットウォークの時から少し気になっていた白藤さんって、あと調べて見たけど、私的には今回が初めてだったんだな…。やっぱり、私ってハーフ顔に弱いな…。

それにしても、アンバサダーさんの登場が遅いのは仕方がないけど、中には終始アンバサダーさんが出てきていないチームも。埼玉は終始不在でした。まあ、S耐の場合、ドライバーと一緒にあちこち動いて、自分のチームにいないというのはよくある話ですが、他にもそういうチームがチラホラあったので、たぶん天候もあってスルーしたチームもあったのかな?



本来のチームではなく、スポットでチーム替えでの参加となった松田さん。廣川さんは他チームに訪れていた時にタイミング良く撮影できました。朝倉さんは宮瀬さんとそろってGTNET。っていうか、あんまり意識してなかったけど、赤の3人が揃いましたね。


フレエンは2人ずつで撮影対応。花乃衣さんもさることながら、林さんと水瀬さんの2ショットって、何気にRA大賞2人揃ってだから割と貴重よね。それにしても、フレエンの赤い衣装がどうみてもZ○ntsw○○ti○sにしか見えない…


残り10分を切り、前方から後方に戻りながらさかいさんもパシャリ。相方の前田さんはグリッドでは見つけることが出来ず。最後にEXEDYの菅田さんを狙っている時にS耐TVのカメラが来てしまい、十分に視線いただけずにグリッドウォークは終了となりました。
[15:45-]スタートはピットビル3階へ
グリッドウォークが終わり、本来ならコカ・コーラコーナーあたりで狙うといいのかなぁとか思っていましたが…

結局ピットビルAの3階へ。まあSCスタートになるとコカ・コーラで狙ってもあまり意味が無いので、シンプルにここでスタートの動画を撮ることにしました。

それにしても、ここ最近は雨が降ってもノーガード戦法で挑むので、カメラもレンズもビショ濡れなのですが…

レンズの前玉は全く濡れていません。これ、SGT岡山開幕戦の時に前玉に水滴が付いてしまって、何らかの対策が必要だなぁと感じていたところに、MARUMIから「超撥水UWRクリアレンズカバー」というのが発売されていて、それを導入してみたのですが、正直半信半疑なところもありましたが、想像以上の性能でした。
ただ、残念なことに、楽天でもAmazonでも取扱が無いんですよね。なので、私はSystem5で購入しました。
あと、もう1つ気をつけないといけないのは、若干白みがかっているということ。購入して装着した時はあんまり思っていませんでしたが、撮影した写真を見て、「ちょっと色が薄いなぁ…」「天気悪かったからかな?」とか思っていましたが、どうやらこのフィルターが原因だったようです。それでも、水滴がついたり、それを拭いて逆にムラが出来てしまったりするよりは明らかにマシだし、色補正はRAWで撮影していればどうにかなるので、雨が想定される時はこのフィルターを使うというのはアリだと思います。

そして、スタートを見終わったところで、屋根のあるところで機材をマシン撮影用にガラッと変えます。
ここ最近、雨天時のカメラバッグは濡れること前提で、中にゴミ袋で防水にするという対応にしています。正直、バックの防水・撥水性能って限界があるので、この方がシンプルに扱いやすいです。
いよいよ決勝レースの撮影開始!
[16:22-]ADVANコーナーA
ここから気分一転で暗くなるまで、マシン撮影をスタートさせます。

まず向かったのはADVANコーナー。実は、当初はGRsupraコーナーから反時計回りで回ろうかと思っていたのですが、ふと横を向いたら「なんか、狙えそうだなぁ…」と感じたので脚を止めた感じです。


普通にパドックエリアから出てきた歩道の場所なのですが、案外いい感じに狙えます。富士の中では、840mm以内で狙えるのでまだ現実的なところな気がします。

ADVANコーナーのクリップを狙うのは簡単なのですが、やはりここに来ると気になるのは5コーナーらの脱出。換算1,260mmで狙えなくはないけど、相当シビアになるので座って狙いたいのがホンネ。


その点、6コーナーの侵入を狙う方がある意味現実的。ただ、ここは背景が地味なので、そこが難点なんだよな…。

この頃には、小雨もほぼ止み、富士山がチラッと顔を出していました。というか、富士山が見えたのは、これが最後だったような…
[16:38-]ADVANコーナーB

続いても似たような場所ですが、キャンプエリアに降りて行く階段のところ。



ここからは5コーナーの立ち上がりを狙いましたが、だいぶん私自身も慣れてきたのか、換算1,260mmの割には1/60sでなかなかいい感じに狙えました。タイミング良く後続車が入るとさらにいい感じになります。ただ、ちょっとタイミングが遅れ得ると、左側にイン側のフェンスが映り込んでしまうというのが何とも難しい。
[16:46-]ADVANコーナーC

もう少し下に降りて、やや下から狙ってみます。


う~ん、いいんですけどね。もう少し寄りたいことを考えると、あとはSEL400800Gとかで、800mm×1.4TC×APS-Cクロップで1,680mmとかで狙わないとイケないのかなぁ…。
[16:52-]ADVANコーナーD

やはり、超望遠ということもあり、座って安定的に撮影したい…ということで、ちょうどテントも無く、座って狙えそうな場所があったので、そこで座って狙います。


こうしてみると、だんだんとコンサバになってシャッター速度が上がってしまっているな…。やはり、先程の場所と同じようにもう少し寄りたい感情にかられるな。



せっかくなので、6コーナーへの飛び込みも狙ってみました。背景がイマイチな感じはありますが、あまり6コーナーに近づきすぎて、ウォールが真っ白になってしまうよりは、まだガードレールが背景の方がいい感じな気がします。
[17:03-]ADVANコーナーEフェンス越し
そして、ADVANコーナー最後の悪あがきはフェンス越し狙い。

昔なら、いやいや無理でしょう…と撮る前から諦めてしまうケースが多かったのですが、最近なんかは「コレってイケるんじゃない?」とレンズを向けようと思うというのが、私の意識の変化もありますね。


ちょっとフェンス越し感は残っている感は否めないですが、これだけ撮れればいい方かな。それよりも、ここまで降りてくると見えないところから、下から這い上がってくるような形になるので、マシンが出てくるのを狙うのがなかなか難しい。



6コーナーへの飛び込みも狙えますが、ちょっとシャッター速度があまりにもコンサバ過ぎたなぁ…。これが1/100sとかで狙っていたら、もう少し印象違っていたかも。
[17:15-]P19駐車場A
さて、ここでADVANコーナー正面のエリアから離れていきます。

ウロウロと何処か狙えそうな場所がないかなぁ…と物色しながらやってきたのがここ。この写真だけだと、オイオイ何処なんだよ?って感じがするかもしれないですが…

こうしてみると分かるかも知れませんが、P19駐車場の角のところ(数十m左側にトイレがあるところ)です。なんでここに来たかというと、6コーナーの侵入が流せるのかなぁ?と思ったから。


はじめはクロップ無しで840mmで狙いましたが、う~ん、まあ悪くはないんだけどやはりここも背景が少し味気ないかな。


ということで、あえて寄ってみましたが、まあ雰囲気は同じかな。それよりも、ここって、ADVANコーナーイン側にあるADVAN看板がちょうどレーシングラインと重なってしまい、5コーナーから追いかけていたマシンがADVAN看板で見えなくなるので、追従性があまり良くない。しかも、見えてきた頃にはブレーキングが始まるのでタイミングも分かりづらい。なので、結構見た目以上に狙いにくい感じがしました。
もしかしたら、同じP19でもトイレの横あたりの方が狙いやすいのかも。
[17:24-]P19駐車場B

続いても同じP19駐車場の縁ですが、今度は300R方向。ちょうど8コーナー方向になるのでしょうか。一段下に降りたい感じはするのですが、こちらもキャンプ専用エリアで立入OKなのかが微妙(もしかしたら通過はOKだった?)だったので、この位置から狙います。まあ、私的にはあまり下に降りるとフェンスが邪魔になったので、むしろこの辺りでちょうど良かったのですが。


はじめの感覚としては、何となくLEON看板を入れるのかなってイメージだったけど、なかなかいい感じ。こういうのって、逆に岡山とかではあまりない構図だから、個人的には新鮮な感覚です。


しばらく撮影していて、これってP7に止まっている車を流した方が格好良くないか?と思って狙ったのがこちら。シャッター速度も普段はあまり使わない1/20sまで落としましたが、いやいやいいっすね!。こうしてみると400mm弱までもう少し寄っても良かったかもしれませんが、まあその点はトリミングでもどうにかなる話ですからね。
[17:44-]300Rイン側A
続いて向かったのは、300Rイン側の丘の上。

この辺りは、4年半前の時に撮影をしたことがあったので、何となく撮れるイメージがあったのでやってきました。それよりも、先程のP19からこの場所に向かうルートが分からなくて(過去の記憶だとP19から行けたような気もしたのですが…)、結局P18を抜けて大回りをしてやってきました。
それに、この辺りはすぐ横が林ということで、メチャクチャ蚊が多かったです。実は昨年のSGT鈴鹿のスプーンでも同様のことがあったので、気にはしていたのですが、雨予報だったので気を抜いていたら案の定でした💦。


何となく感覚としては8コーナーの外縁石があるあたりかな?と思っていましたが、ここでフェンスギリギリです。この雑木林を綺麗にして、あと1~2mでも高くしてもらえるとメチャクチャいい撮影スポットになるのですが…。というか、100Rよりもコッチをキャンプエリアに整備をすれば良かったのに…。


それでもまあこれぐらい狙えたらいい方かな。ガンガン、芝生の上ならAI削除出来そうな気もしなくは無い。
[17:54-]300Rイン側B

続いては、もう少しADVANコーナー寄りに戻った辺り。過去写真を見返すと、この場所よりも数m程先の所で撮影していたっぽい。ここまで来ると、フェンスの上から7コーナーを狙うことが出来そうです。



この場所に来たときに真っ先に考えたのは、コーナーの縁石のRを生かして狙うというもの。これ、岡山の1コーナーで狙おうとすると微妙にいい角度で狙えないのですが、ここは理想的な構図です。


7コーナーの立ち上がりを狙うとこんな感じ。構図が最高なだけに、SEL400800Gが欲しくなるシチュエーションではあります。


ならば、もう少し引きつけて狙おうとすると背景のイン側のウォールが何とも良くないんだよな…。なので、1枚目のsupraの辺りぐらいまでがいいところなのかな…。
[18:13-]DUNLOPコーナーA
300Rを離れ、続いて向かったのはDUNLOPコーナー。

本来ならここから富士山を眺めることが出来るハズなのですが、次第に霧がかかり始めて全く見えない状況に。何なら富士スピードウェイホテルの最上階辺りは霧の中ですからね…。


まずは、何となく12コーナーの立ち上がりを後ろから狙いますが、こうしてみるともっと寄ってしまえば良かったかな…。ただ、こういうシチュエーションって、狙っているマシンがあっても、後続車がいると狙っているマシンが撮れないので、案外難しいんですよね。


で、そもそも私が狙っていたのは、12~13コーナーのアウト側の縁石を流すというもの。ただ、何というかスゴイ中途半端だったかな…。もう少しシャッター速度を落としていたら印象が変わっていたかもしれないけど、案外構図がシンプル過ぎて流し撮り感が出ないというのも難しさを助長してます。
[18:20-]DUNLOPコーナーB

ということで、もう少し最終コーナー寄りに移動してきたら、多少マシンが横から狙う感じになるので、どうかな~と思いましたが…


おっ、いいじゃないですかね。焦点距離自体は同じなんだけど、角度とシャッター速度で雰囲気が変わってきます。
[18:27-]DUNLOPコーナーC撮影窓
続いていやってきたのは、同じDUNLOPコーナーの立ち上がりの方にある撮影窓。

実は、ここも4年半前の時に存在は気づいていたものの先客のカメラマンさんが多くて狙うことが出来なかったのですが、今回が私が到着したときには3名程おられて、ギリギリその一番左側から狙うことが出来ました。



厳密に言えば、撮影窓の上下が若干見切れているようにも思いましたが、そもそもの時間帯とアンダー目に撮影したこともあってか、あんまり気にならない感じに。
もう少し望遠にして、10コーナーの立ち上がりを狙っても良かったのですが、そうなると12コーナーの状況によっては重なってしまうので、歩留まりがこちらの方が圧倒的に良かったんですよね。
[18:36-]DUNLOPコーナーDフェンス越し
続いても、ほとんど同じ場所からなのですが…

そう、ここまで来たら、撮影窓を使わずに、フェンス越しで狙ってしまおうという魂胆です。


ここでは、10コーナーの立ち上がりも狙いましたが、先にも述べたとおり、車間が空いていないと狙えないので、ある意味運ゲーなところがあります。

おっ、アンダーことも影響してか、あんまり気になりません。



それでも少しでも誤魔化したいと少しシャッター速度を落としたらなおさらいい感じに。今思えば600mm以下なので、テレコン外してF6.3にしていたら、もう少しフェンス気にならなくなったかなという気もしますが、まあこれだけ撮れればいい方でしょう。
[19:01-]GR supraコーナーA
だいぶん薄暗くなってきた中、やってきたのはGR supraコーナー。

さすがにこの時間になると、ちょっとの時間差で一気に暗くなっていきます。
それにしても、DUNLOPコーナーからGR supraコーナーまでの上り坂がキツすぎる。もう、ここで体力が見事に削られてしまいました💦


こうしてみると、何とか撮影出来ているような感じもありますが、ISO感度も上がってきて、ヘッドライトの光もあったりで、AFがだんだん迷うようになってきました。今思えば、暗さの観点からも、テレコンを外すという選択肢はあったなとは思いますが、この時はそんなところに気が回ってませんでした💦。
[19:09-]GR supraコーナーB

そして、続いてはもう少しGR supraコーナーを最終コーナー方向に進んだ場所。ここは4年半前の時も流し撮りでいい感じに撮れた記憶のある場所です。


先に、GR supraコーナーからの立ち上がりを狙います。何となくフェンスが被っているようにも思いますが、これだけ暗くなるとその存在もほとんど気になりません。
最終コーナー飛び込み
そして、同じ場所から最終コーナーへの飛び込むところを流していきます。



この頃になると、もうAFもたまに合うぐらいでほとんど合わなくなってきたので、縁石を目印に置きピンとして狙いました。確かに暗くなると狙いづらいという話は聞いていましたが、ホントだと痛感しました。

ということで、おそらくこれ以上いい感じに撮れる自信は無かったし、何より体力的にも限界だったので、ここでこの日のマシン撮影は終えました。
[20:00-]花火
19時半前に撮影を終え、トボトボとADVANコーナー方向へ歩きます。

斜め左を向くと、時折炎の明かりで輝く熱気球が。日中よりも、こういう暗くなってからの方が映える感じです。

で、やってきたADVANコーナー。本当は車に戻って三脚や標準レンズ、レリーズを撮ってきて花火を撮影しようという魂胆でしたが、もう私にはP6へ行って、再びここまで戻ってくる元気はありませんでした。

なので、フェンスのところにOsmoAction5Proを据え置き、手持ちでRX100m7で花火の動画を撮るので精一杯でした。
ただ、こうして動画からの切り出し画像を貼り付けていますが、見て分かる通り、ものすごい煙だったのであえて取りに戻っていたとしても、たいした写真が撮れなかっただろうなと。なので、全然後悔してないです。ちなみに、この後、あまりの煙の酷さにSCが出ることになってしまいました。
[20:27-]駐車場に戻る
ということで、花火が15分ちょっとで終わり、トボトボとP6駐車場に戻ります。

本来であれば、ここでイベント広場とかにいって、何かしら屋台でグルメ的なものを買って食べて…ってすれば良かったのですが、この時の私にはそんな元気はもうありませんでした💦。


で、今回の富士24H参戦で用意をしていたのがポータブル電源。スマホやコンデジ、カメラ等々の充電に使うというのはもちろんだったのですが、お湯を沸かしたりするのにもいいし、これがあればノートPCも使えるしなってことで、最近利用しているRentioさんからレンタルしました。
買ったら10万円以上しますが、私みたいに年に一度だけみたいな感じなら、レンタルしちゃった方が安いですしね。


ということで、夕食はぶっこみ飯とスーパーカップという何とも身体に悪そうな組み合わせを缶チューハイ飲みながら食べます。今回は天気が悪かったこともあり、前日の夕方に買っていてクーラーボックスに入れていた氷も溶けておらず、チューハイも冷えたままで飲めました。
本当は、ここで2日目のデータ整理を…とかしたかったのですが、もうそんな余裕はありませんでしたね。とりあえず、朝起きたら撮影に出かけられるように機材チェックだけして、結局寝られたのは22時前でした。