S耐 スーパー耐久シリーズ2021 Rd.6 岡山国際サーキット Day.1
(2021.11.13)
ある意味、秋の風物詩ともなりつつあるS耐岡山戦。シーズン最終戦ですが、私にとっても最終戦。今年はコロナ禍はもちろん、いろいろあったりしてサーキットに足を運ぶ回数が減りましたが、9月のスーパーバイク以来、2ヶ月ぶりです。
Day.1
起床は4時半、鳥取市内を5:15ぐらいには出発したのですが、途中まで進んで電光掲示板を見て6時までは大原ICから先が通行止めなことに気づきます。
鳥取道は、たまにこういうことがあるんだよな(特にこの季節は…)。本当は、佐用平福ICから降りて佐用を抜けて行こうと思っていたのですが、仕方がないので大原ICを降りて、作東経由で行くことに。
サーキットに到着をしたのが、ちょうど6:30すぎ。
作東ICの辺りはかなり真っ白いぐらい霧が出ていたのですが、サーキット周辺に来たら結構霧は抜けてましたね。
ちょうどバックストレートの先から朝日が昇る感じ。晩秋のサーキットって結構好きです。
今年のS耐といえば、水素エンジンカローラが話題ですが、岡山国際サーキットではA-2パドックに設けられてました。あとでも、登場しますがこの関係でパイパーのパドック側の撮影ポイントは行けなくなっていました。
別にそんなにステージを狙う感じでもないのですが、一様、ステージの雰囲気(マスク着用の有無)と掴んでおきたかったし、フレエンもちょっと撮りたいと思い、土曜日の午前中はステージを狙うことに。なので、朝イチから場所どりに向かいます。
今回も例のごとく、アスファルトに目印のテープが打たれていて、それに合わせて等間隔に広がるスタイルに。個人的にはずっとこれでいいけどな。
ちなみに、今回はパドックパスでの入場。ガーデンサイドも販売されていましたが、グリッドに入れたとしても芝生エリアまでだし、マスク着用は間違いなさそうだったので、はじめからそちらはスルーしました。
イベント広場はさながらモーターショー
S耐のイベント広場って、元々はそんなに凝った内容でもないのですが、今回は違います。
イベント広場の半分をTOYOTA GAZOO RACINGがブースを抑えていて、かなり大がかりの出店をしていました。
新型の86。個人的にはBRZよりはこっちの方が好きかな。
S耐の2日程前に発表されていたスバルの「ソルテラ」とトヨタの「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」の世界初の共同展示。ちょうど前日にはモリゾーさんが間に立っての記事が出てましたね。
写真は無いですが、途中からはマツダ「CX-5」のバイオ燃料モデルなんかも来てましたね(私が写真を撮っていた時間帯はまだ来てませんでした)。
最近のトヨタといえばSUVってことで、ヤリスクロス・RAV4・カローラクロスと並んでました。たまに走っているのをすれ違ったりはしていたけど、実際に近くでカローラクロスを見たのは初めて。あと発売が1年早かったら、コッチにしていた可能性はありそう。
ホントに、トヨタさんはさながらモーターショーって感じでした。S耐って、元々市販車に近いということもあるので、こういう路線はむしろアリな気がしますね。
あと、ステージ横にBMWのステージがあったのですが、そこではM4 GT3がアンベイルされました。しかも、聞いたら日本初公開な上に、一般の人が実車が見えるの自体も今回が初めてとのこと。来年は何台かこのマシンをコース上で見ることになるのかな?
[9:20]PaRetステージ
朝イチはPaRetのステージから。
気づけば、もう今年で3年目となるPaRet。ただ、PaRetのライブステージって基本、撮影禁止なんだよな。以前、最後の1曲だけOKになったことがあったのでちょっと期待してたけど、今回は完全アウト。
なので、これらはライブ終了後の撮影タイムのもの。
実は、このステージで「おや?」と思ったことがいくつかありました。
まずは、ライブで歌って踊るのにマスクを着用していなかったこと。これは結構意外でした。
そして、別にどーでもいいけど生足だったこと。いつもタイツみたいなヤツを履いているイメージだったんだけどな…。別にエロい話とかでもなく、見ていてこっちが「寒そうだなぁ~」と思ったんだよな。
あと、この秋に公開予定となっていた記念アニメ「ヘアピンダブル」が、シレッと「来春公開されます!」と話していて、調べたらホントに延期になっていた。しかも、「大阪オートメッセに登場するよ~」って話もしていたので、これはもしかすると来年もPaRetがサーキットクイーン続投ってことなのかな?
[10:00]レースクイーンステージ
続いて、レースクイーンステージ。
自分の中で、勝手に次はフレエンライブと思っていたので肩透かしな感じでしたが…。去年から蜜を避ける為もあって、どのチームがどの時間帯に登場するかが全部出ているので、これも何かとありがたい。
春のSUPER GTの時は、SEL200600Gで挑んでいましたが、今回はTamronの150-500mmで挑みました。いいのはいいんだけど、如何せん、200600Gと合わせるとスゴイに荷物になってしまうってのがなぁ…
377mm
337mm
397mm
ぶっちゃけ、知らない人ばっかりです。まあ、S耐って新人RQの登竜門であり、ここからステップアップしていくのが楽しみでもあるんですが、ホント、去年以降の新人さんはマスク着用で印象に残らないんだよな…😢。
そういう意味ではほんとかわいそうです。
実は、「ピットビューイングは無理でも、ステージぐらいはマスク無しかも…」という淡い期待もしていたのですが、登場した全員がマスク着用…。なので、この日の昼からも、決勝日もギャルオンはスルーすることを決めました。
そんな中で、今年の春のSUPER GTの時に今更編み出したステージでの横構図。意外と気に入ってます!
[10:40]フレエンステージ
続いて、フレエンことフレッシュエンジェルズのライブステージ。そういえば、到着が遅れていて、10分ぐらいスタートが遅れていた印象。
ぶっちゃけ、ギャルオンはスルーでも良かったんだけど、フレエンのライブは1回分ぐらいは撮影しておきたかったって感じです。
で、何気に今年もシレッと動画撮影しました。去年と同じく、α6400にSEL18135とマイクはECM-XYST1Mの組み合わせです。動画書き出しに少しイジりましたが、露出とホワイトバランスはちゃんと合わせておかないとダメですね…。
で、肝心なスチル撮影の方は、今回は本気を出すために、TAMRON 150-500mmはそのままで、ボディはα9で挑みました。実は、α9を使うのは、電子シャッターにして動画撮影にシャッター音が影響しないように…という配慮もあったりします。
281mm
329mm
329mm
こちらも、PaRetの時と同じで、歌うのにマウスシールド無しでのライブ。これはちょっと意外でしたが嬉しかったですね。もうこれだけでα9の瞳AFの食いつきっぷりがえげつないですからね。
ぶっちゃけ、だいぶんRQ熱も冷めてきちゃったし、そこまでしてフレエンライブ撮るかな?ってところもあるのですが、いざ撮影してみて、やはりあのファインダーで瞳があった感じとそれを仕留める感じが、ちょっと他には無い嬉しさというか楽しさがあるんだよな。
フレエンステージは、見たことがある人はご承知の通り、曲と曲の間に自己紹介やPRなどのMCが入るのですが、そのタイミングで横構図を狙うという方法が案外ハマりました。
ちなみに、ライブは印が付いている前方5~6列ぐらいは座っていますが、そこから後ろは立っての撮影。なので、2019年までのステージとかよりも格段に立ちでも撮りやすくなっています。ホント、これからもこれでいいんじゃない?って思うな。
さすがにこの時間になると、だいぶんお客さんも多いですね。
[11:30]ピットビューイング
フレエンライブも終わり、足早にパドックへ。
フレエンライブのスタートが10分ぐらい押したこともあり、この時点でピットビューイング開始3分前。もうすでにピットウォークの隊列がすごい並んでいて、警備員さんが「最後尾はアッチですよ」と案内しています。
しかも、この隊列、結構伸びていて、トイレまでは行かないけどその手前ぐらいまで伸びてました。
ちなみに、今回のS耐の水素エンジンカローラの一番の弊害がここ。いつもなら、もう数十m先のパイパーを狙える撮影窓のところまで行けず、写真の警備員さんのポイントまでしか一般のお客さんは行けなくなっていました。
ちょっと気がかりなのは、来年以降も水素エンジンカーがS耐には登場するっぽいので、そうなるとしばらくS耐ではこのパイパー狙いは撮影出来ないのでは?と思ったりしています。
去年は、ラウンジ系の人だけだったので結構閑散としていましたが、今回はラウンジ系+パドックパスを持っている人だけの参加で、ピットウォークだけのパスは無し。それでこれだけならまあまあ多い方だったかな。
123mm
100mm
102mm
はじめはフラッシュ持っていたけど無しで撮影していたのですが、ちょうどこの時間帯は日差しが強くてかなり明暗差が出るので、途中からフラッシュを焚いての撮影。
85mm
54mm
しかも、今回から初実戦投入のTAMRON 35-150mm。
1日目はあまりその画角を生かしたショットって撮れてないですが、このENDLESSみたいに4人とかが揃ったところを狙おうと思うと、まず70-200mmでは狙えないんですよね。
唯一、このレンズの弱点とすれば、ズームリングが重い上に、だいぶん手前側(ボディ側)にあるということ。こういう、早撃ちで焦点距離をちょこちょこ変えて…というシチュエーションではなかなか大変なところがあります。
印象としては、時間いっぱいでだいたい撮れたって感じですかね。といいながら、HancockガールとPaRet撮れてないけど…。
[12:50]Gr.2予選
2コーナースタンドからリボルバー狙い
ピットビューイングが終わって、一度、PA-7の駐車場に戻って、ピットビューイングセットの機材を置いて、その代わりに200600Gと一脚を片手にいよいよマシン撮影に。
まず向かったのは、2コーナースタンド。定番のリボルバー狙いってやつですね。本当は時間帯とかあまり良いとは言えないのですが、2日目はヘアピン~マイクナイト~最終コーナー方向に行きたいと思っていたので、駐車場側は1日目に撮ると決めていました。
そしたら、ちょうどこの時間帯が雲が多くなって絶好撮影条件に。
が、しか~し!
何かミミズが走ってる!😲
これ、実は撮影している最中はあまり気づいていなくて、2日目の早朝に出発前に1日目の撮れ高を見ながらこのHP用の写真選抜をしていたら気づいたんです。しかも、慌ててデータチェックしてみたら、この日のマシン撮影のデータには全部このミミズみたいなヤツが全部載ってました…😫
もちろん、この写真がF18でかなり絞っているので目立っているというのもありますが、ここまで堂々と目立つのは初めてに近いレベル。Aマウント時代には、スルーセントミラーにホコリが載っていて、それが写り込んで…というのはよくありましたが、あれは点ですから…。ホント、ここまでミミズみたいなのは初めてでした。
ちなみに、チェックをしたら、センサー上に糸くずみたいなのが載っかってました。ある意味、これに2日目の早朝に気づいて、朝家を出発する前に対応出来たので、これでも良かったと思った方がいいかもしれないですね。
ちなみに、絞り込んだときのホコリとかだとLightroomのスポット修正でいけるのですが、どうも無理なので、Photoshopの「コンテンツに応じた塗りつぶし」をかけたらこんな感じ。この写真は、背景が芝生だったので綺麗に消せましたが、背景が複雑なシチュエーションだとどうなるのか…と心配しましたが、ほとんど気にならないぐらいレベルに直りました。Photoshop&Adobe Sensei恐るべし。
いつも思うけど、最近、このリボルバーでの流しが、リボルバーというよりもその立ち上がり気味に変わってきている感じがするんだよな…。
そうこうしていたら、ちょうど目の前のA-2パドックで、給水素作業してましたね。
バックストレート
続いて向かったのは、2コーナースタンドの上の喫煙コーナーの近く。
ここからは、定番のバックストレートを流します。
ここでの流し撮りも結構ド定番だけど、如何せん、この時期になると芝の色がだいぶん悪くなっちゃうんだよな…
そういえば、まだキチンと紹介をしていないのですが、前回のスーパーバイクレースの時から使っているのが、このKANIのQuick ringという商品。
どうしても、こういうマシン撮影をしていると、NDフィルターの脱着が結構面倒だったりするのですが、このリングをフィルターに装着しておくと簡単にワンタッチでフィルターを脱着することが可能です。
以前、100400GM時代にManfrottoのマグネットのやつを多用していたのですが、あれは95mm径が無いんですよね…。
はじめは、「こんなんで大丈夫なの?」って、半信半疑な感じだったのですが、いざ使ってみるといい感じ。しかも、これを付けた状態でサーキットを歩いていても、特に外れたりというようなトラブルは今のところ無いです。地味に今年のイチオシかも。
販売当初はSEL200600Gに使える95mm径が無かったのですが、途中から追加になりました。他にも85mmや77mmなどいろいろな径があるので、NDフィルターの脱着が頻繁にある人は試してみる価値はあると思います。
1コーナー撮影窓
そして、次に向かったのは1コーナーの撮影窓。
2ヶ月前のスーパーバイクレースの時にはメッチャお世話になった場所ですね。
あまりいい予感がしていなかったのですが、案外良かったですね。何だろう、自分でもだいぶんココでの撮影に慣れてきたってことなのかな?
ちなみに、先のバックストレートとこの撮影窓では、あえてTAMRON 150-500mmとα6400の組み合わせでどんな感じになるのかも試してみました。その時の写真は、こちらの方で紹介しています。
Tamron / 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXDを購入&使用レビュー
レンズ記事第6弾は、なかなか評判の良い超望遠ズームレンズ、『TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD』です。
実は、私のレンズラインナップって、よくよく考えたときに、200-400mmあたりというのが弱いんですよね。
[14:15]Gr.1予選
1コーナー撮影窓
続いてGr.1の予選の時間。
引き続き、1コーナーの撮影窓から狙います。いつもは写真の右側に見える看板の右側(9月のMFJの時)か左側(2020年のSFや2019年のS耐)で狙うことが多いのですが、意外と今回の場所もいいかもしれないです。
あと、少し見切れていますが、ここでの撮影というか岡山国際での撮影には、この伸縮式のアウトドアチェアは必須です。特に、ここでの撮影はちょうど中途半端な中腰になるので、これが無いとしっかりと腰を据えて撮影出来ないですから。
Gr.2は左下げで狙っていた感じだったので、Gr.1は左上げで狙ってみました。
2コーナーからリボルバー狙い
続いて、先のGr.2と同じようにリボルバー狙いなのですが、行く途中にちょっと気になったのがここ。
何処?と思うかもしれませんが、ちょうど2コーナースタンド手前の駐車場に上がる階段とスタンドに向かう方の段差があるところ。ぶっちゃけ、ここって、ちょっとしたバリケードというか手すりがあるけど、全然人が入れるのでフェンスにかぶりついてもいいような…。
とりあえず今回はそこまではしませんでしたが、この角度はギリ狙えなくはないってところですかね。まあ、ちょっと右側の柱が邪魔っていうのは感じますが…。
とはいえ、さすがに先程の場所はOKなのかどうか怪しい感じもするので…
もうちょっと進んで、ちょうどスタンドの手前のバリケード部分のところ。ここもOKなのかと言われたら微妙だけど、とりあえず後ろは通れるし、ちょうど私のコース側の目の前は二重フェンスになっているところなので、私が邪魔で撮影できないという人もいないと思われるのでギリセーフと判断。
スタンドで狙うよりも、ちょっと角度的にはいいよね。
ひとまず、セーフティーカーを狙ったらそれなりに撮れたので、しばし狙ってみることに。
ちょうどこの頃からまた日差しが戻ってきました。立ったままでの撮影だったので、あまり本気で流せなかったところもありますが、ちょっと座って狙っていたらもうちょっと良かったかも。
改めてスタンドからリボルバー狙い
先程のポイントで長時間狙う訳にもいかないので、5分程で定番のスタンド席に移動。ちょうど下から3段目に座る感じ。
今思えば、APS-Cクロップでも狙えば良かったかなぁとは思いますが、まあ1/30sでこれだけ撮れたらいいでしょう。
バックストレート
最後は再びのバックストレート流し。
アップにしようか、引いてみようか、いろいろと悩みながらでしたが、まあまずまずといった感じでしょうか。
ってことで、1日目はこのGr.1の予選の走行を持って終了。ひとまずこれにて帰路に向かいました。っていうか、昼からPA-6で初めてPA-6で終わるなら、車ごとPA-6に移動しておけばよかった…💦