SUPER GT 2020 Rd.6 SUZUKA GT 300km RACE
Day.2(2020.10.25)

鈴鹿サーキット SUPER GT

 国内モータースポーツの中でも、最大クラスのSUPER GT。今年はこのコロナ禍の中で、スケジュールは変更になるし、しばらくは無観客レースになるしでなかなか撮影チャンスに恵まれていませんでしたが、10月に入り、ようやくお客さんを入れてのレースが再開です。

Day.1編 Day.2編

決勝日 Day.2 入場者数:19,000人

いつになくゆっくりの朝

 2日目の朝は4時半起床。お酒の関係もあって、1時半頃までは爆睡でしたが、その後30分ほどなかなか寝れませんでしたが、その後はまたパタッと寝れましたね。

 普通、鈴鹿のレース、しかもSUPER GT戦でホテルの朝食を食べるという時点であり得ない感じはするのですが、ステージ前の場所取りも不要だし、そもそも席も指定なので、朝イチにゲートオープンを待つ必要すらない。ってことで、6時半の朝食を食べてのサーキット入り。

 朝食が少しフライングで始まったので、6:35ぐらいにはホテルを出発し、知人を迎えに行った後、サーキットに到着をしたのが7時頃。もう少し、周辺道路も渋滞しているのかと思いきや、全然ガラガラでしたね。

 前売のP4なので、余裕なのは当たり前なのですが、それでもこんな感じ。

 決勝日は、レース後の退出に時間がかかるのは分かっているので、出来るだけゲートに近い方に駐めます。これ、ホント重要です。

 ゲートオープンまで、まだ1時間近く時間があるので、ホームページの記事を簡単に打ちます。今回からナビにFire TV Stickを接続して、Wi-Fiルーターの回線を利用することで、J-SPORTSオンデマンドが車中で見ることが出来ます。なので、前日の予選を確認しておくというのも出来ます。

 普通だったら、ホテルの部屋で見ておくべきことなんですが、昨夜は焼肉食べたりで、そんな時間が無かったのよね…

8時をすぎ、ボチボチと入場

 8時を過ぎ、ゲートオープンになったのを見計らって、サーキットに入場!。

 1日目はヘアピン方向に向かったので、2日目はGPスクエアの方へ。ゲートには『NO RACE, NO LIFE!』の文字が。ホント、そうだね。

 ベント広場がどうなるのかなぁ?とは思ったけど、そこそこブースは出店されてましたね。

 違和感があるとすれば、ステージ系が一切無いということぐらい。まあ、その点は、このコロナ禍では致し方が無い点ではありますよね…。

いざ、逆バンク方向へ

 GPスクエアをグルッと見渡したところで、ボチボチ逆バンク方向へ向かいます。

 8月の無観客のSUPER GT鈴鹿戦の映像を見ながら、何か新しいアトラクションが出来た感じがしていたのはコレだったんですね。ちょうどグランドスタンドの一番最終コーナー側、トンネルの下の入口の所をこんな感じでコースが作られています。

 今回、東コースは全席指定ということで基本的に係員のいる入口部分でしか入れないようになっています。

 F1に来たことがないので、F1のときにどのような対応をしているのか分かりませんが、D席上のところも長いテープを貼って塞いでありました。

唯一、東コースでフリーだったのはここ

 そんな窮屈だった東コースの中で、唯一フリーだったのがここ。

 ちょうどC席とD席の間のエリア。事前にサーキットの公式Twitterの方でも明かされていましたね。F1だとちょうどカメラマンエリアになるのかな?

 残念ながら、ここからD席方向にいくルートは塞がれていましたが、ここなら決勝中でも立ちで撮影出来ないくはないので、ここの可能性はありそう。

そしてようやくC席へ

 そして、やっと到着したC席。

 まだ、8:45頃ということもありますが、ガラガラです。ここも、後方部分はテープが張られていて、数カ所ある出入口から入る事が出来ます。

 ただ、正直な話、ゲートで確認されるのは、チケットの有無であって、座席の場所を確認される訳ではありません(まあ、そうじゃないと無理ですよね…)。なので、実際のところ、例えばC席のチケットさえ持っていれば、C席のエリアに入って、移動することは可能でした

 まあ、私の場合、幸か不幸か、こういうHPで紹介するという関係上、そんなマネが出来ない(笑)し、一様はコンプライアンス重視(笑)なところもあるので、わざわざ指定席券を2枚購入という作戦で、正々堂々と挑みましたけどね。

 で、今回、選んだC席の場所はここ。はい、いつもの定番スポットですね。

 ちなみに、今回チケット購入に当たって思ったのは、こうやって自分で記事を書いている関係上、座席の位置からの写真を撮影しているんですよね。そうしたときに、あの場所はどの席だっけ?というのが写真を見返すと分かるんですよね。なので、今回、指定席を決めるに当たって、ここを狙おうという席は簡単に決まりました。

2019.05 SUPER GT

2019.03 S耐

2018.08 SUZUKA10H

2018.05 SUPER GT

 この指定席の場所、いつもは深く考えずにこのあたりで…という感じで場所を決めて撮影をしているのですが、2018年・2019年と振り返ってみると、いずれもこの場所で撮影しているんですよね。これには我ながら驚きました。

 さらにどーでもいいかもしれませんが、2017年夏に座席のナンバリングが変わっているようなので、座席番号を当てにする場合あ、2017年以降がいいみたいです。

FIA-F4 Rd.6

 ということで、まずはFIA-F4で肩慣らしといきますか。

 で、この日もFIA-F4は、テストシューティングを兼ねて、あえてα7RIVで挑みます。

まずは定番角度で

 まずは、いつもの角度で狙います。

 スタートのイメージはこうよね。ちょっとワイド気味で、シャッター速度も稼いで、とにかく失敗しないように…。

 ピンで狙うとこんな感じ。さすが、600mm×1.4倍テレコンで840mmあれば心強いですね。去年は、ここで400mm×2倍テレコンで画質低下で大泣きしましたから…。

立ち上がりを流しで

 こちらも、このポイントでは定番の流し撮り。この場所のいいところは、先のコーナリングとこちらの流しを同じ場所で狙えるというところにあるんですよね。

 抜群の安定感ですな。あえてちょっと引き気味で狙ったのはわざとです。

あえて、3コーナー立ち上がりを流してみる

 今回は、何かと席移動がしにくいので、限られた場所からいかにバリエーションを増やせるのかもキモになります。

 そういったところでふと気になったのが、この角度。ここで、3コーナーから立ち上がっていくところを、イタリアンカラーのサイドウォールをバックに流せないかなぁと。

 今回は、あくまでイメージだったので、そこまでシャッター速度を攻め込みませんでしたが、なかなか悪くなさそう。ついに、私もお尻の世界に入っちゃうのかなぁ…。

 とりあえずこんな感じで、FIA-F4の撮影を切り上げました。

普段ならあり得ないマッタリ感満載のSGT

 とはいえ、続くSUPER GTのウォームアップ開始まで、まだ1時間半近くあります。いつもなら、PWの時間なのに…

 とりあえずC席裏の売店でからあげをGET。あれ?、以前は普通のからあげだったのに、今回はタレ付きタイプになってたな。

 そのからあげを食べながら、戻ってきてD席へ。

 ここが私のもう1つの指定席。ここも、最近よく多用しているポイントですね。もちろん、本当なら最前面のフェンスかぶりつきで…とか思いますが、レースのことを考えると、こっちの方が断然いいんですよね。

 そして、もう1つ、この場所は去年、画的にはスゴい良かったのに、まあ解像感悪くて心が折れた一番のポイント。だからこそ、今年こそはとリベンジをしたかったんです!

 それにしても、すごいいい天気。白子の街はもちろんのこと、伊勢湾の方まで綺麗に見えます。そういった面では、夏場よりもこういう季節の方がいいかもしれませんね。

 とはいえ、ずっと日差しに当たっているとそれはそれで暑いし、日焼けしてしまうので、しばし看板の日陰に退避。

 そうこうしていたら、オールドライバーズアピアランスが始まります。こういうご時世だからこそ、例えば、F1のパレードみたいに、オープンカーとかバスにのって、ドライバーが手を振ってコースを一周するとかすればいいのになぁ…(まあ、雨降ったら大変でしょうけど…)。

SUPER GTウォームアップ走行

逆バンク

 11:40になり、ようやくウォームアップ走行が始まります。

 いつもなら、グリッドウォークに並んでいて撮影チャンスが無いというのがここ近年でしたが、マシン撮影に絞ると、この20分って案外貴重です。その後、レース開始前に移動も出来るので、これはいいです。

 とはいえ、まだレースでもないのに、ここでバトル感を狙っても良くないので、とりあえずシャッター速度を速めにして、置きに行きます

 コレですよ、コレ!、私が狙っていたのは!

 高低差もあるし、曲がっている関係もあって、思いのほか、前後の関係で面白い画が撮れるんです。そういう意味では、オートポリスの最終コーナー手前のS字のところに近いかもね。

 あとは、普通に逆バンクのコーナリングもサクッと撮れます。まさに、一石二鳥!。あとの決勝レースのこともありますが、改めてこの場所は惚れ直しましたね

 それにしても、SUPER GTは台数が多い上に車速も速いしで、ホント、撮影していて息をつく間もないほど大変です。その点、逆にSFとかの方が、車速速くても案外撮影するのはそちらの方が余裕があります。

SUPER GT 決勝

2コーナースタンド

 逆バンクでの撮影を終わり、再びC席の2コーナースタンドに戻ります。

 ちょうど、グリッドにつくラップには間に合いましたね。何故か、このタイミングで昼食のおにぎりに食らいつきます。いやいや、逆バンクであれだけ暇だったんだから、食べておけば良かったのに…。

まずはスタート直後の混戦を

 それではまず、スタート直後の混戦から狙っていきます。

 やはり、ここのスタート直後の画はいいですね。何ならもう少しワイド気味に狙っても良かったかもしれませんが、まあまあこんなもんでしょう。

 実は、データを取り込みながら、「傾けすぎたかな?」とちょっと焦ってましたが、これぐらいなら問題無いですかね。

とりあえず置きにいく

 続いて、とりあえず置きに行く写真を撮っていきます。

 やはり、ここにきてのα9×SEL200600G×1.4倍テレコンの組み合わせはバッチリですね。去年の解像度の悪さは何処へやら…。

あえてスローシャッターに

 ここで、遊び心に火が付いた私は、あえてスローシャッターに挑みます。

 この2コーナーで、700-840mmとかで1/80sなんて今まででは考えられなかったのですが、なかなかいい感じ。やはり、今更ながらα9のブラックアウトフリーの追従性の良さと手ぶれ補正の良さを痛感します。

立ち上がりでの流し撮り

 続いて、2コーナーからの立ち上がりで、定番のイタリアンカラーのウォールを背景に流していきます。

 毎度のことながら、ここの流し撮りは我慢できずにシャッターを押し始めてしまって、イタリアンカラーが始まる前に取り始めちゃうことが多いんですよね。それにしても、1/50sなんて以前から考えたらあり得ないな。

3コーナー立ち上がり

 そして、最後にこれも朝テストした3コーナーから4コーナーに向かうところを流して見ます。

 最高、1/30sまで頑張りましたが、現実的な歩留まりは1/50s辺りでしたね。それでも、これまでの私にはない感じで、個人的には結構好きです。

 で、ふと思い立って、1枚だけ志向を変えて現像してみました。斜め左下と右上から段階フィルターで明るさ落として、車体だけ明るく起こしているけど、夕日感も出してなかなかいい感じ。個人的にはお気に入りの1枚です。

 ちなみに、今回ふと思ったのは、こういう極端に流すときって、バシッと車体にピンが来るようにするよりも、微妙にズレているぐらいの方が、むしろ躍動感があっていいのかな?。特にこのMOTULのやつは、これはこれでアリな気もしちゃうような…。

 だいたい、1時間ちょっとで2コーナースタンドを離れました。というか、SCが無かったら、もうちょっと早めに切り上げても良かったんだけど…。そして、このSC導入により、順位が訳が分からないことに…。まだ、GT500は23号車ってのは押さえていたのですが、GT300の方はあまり分かっていませんでした。

 って、今から考えれば、今年から順位表示が出ているんだから、それを見たら分かっただろうに…

3コーナー

 朝、物色していた3コーナーへ。

 なぜか、皆さん思いのほか、C席寄りで狙っていたので、私としてはD席寄りで狙うことに。テントあるけど、望遠では苦にならないから、全然問題無いですし。

 ここではあえてあまりシャッター速度を追い込まなかったですが、こうしてみると案外撮れちゃっているので、もう少し攻め込んでみてもよかったかも。まあ、序盤はリュックを背負ったまま撮影していたぐらいなので、まあ良しとしましょう。

 そういえば、移動途中にパシャッと撮った4コーナーのD席の最上段。今回、結局よく分からなかったのが、この最上段での立ちでの撮影。私は良いのか悪いのか分からなかったのでしませんでしたが、もしOKだったのなら、5コーナーで流したかったかなぁとは思いますが…。

そして、再び逆バンクへ

 再び逆バンクへ戻ります。ちょうど、到着したタイミングで、残り9周なんてところだったかな。

 先程、ウォームアップ走行で置きに行った撮影はしているので、あくまでバトル感を狙ったものと、ちょっと流した感じをあえて狙ってみることに。

 こうして見てみると、このポイントでレース終盤にバトル感を狙って撮影するというのは正解でしたね。鈴鹿でこういう追ってる感を出せるところってそう多くないもんな。

 先にも述べたとおり、この逆バンクに来た頃には順位なんてあまりよく分かっていなくて、何となくMOTULがトップらしいみたいな感じで、あとは連なりを見ながら撮影していた割には、案外押えどころは撮れてる気がします。

あえてシャッター速度遅くしてみる

 もうこの日の勢いで、撮れそうな予感がしたので、さらにシャッター速度を追い込んでみました。

 1/80s程度なので、本当はもう少し狙えたかもしれませんが、その点は今後次第ですね。今回はあまりタイミングが合わなかったけど、うまく5コーナーを立ち上がるマシンと逆バンクを曲がるマシンが絡むと、その方向性の違いからよりブレ感が出ますし。

 そして、ここでレース終了。

 去年も撮影したような気がするけど、優勝したMOTULを讃える歓声。なんかいいですよね。それにしても、予選クラッシュからのこの優勝を誰が予想しましたか?。

コレで終わりかと思いきや、事件勃発!

 撮影を終え、機材をバッグに収納して、ボチボチとグランドスタンドへ。

 いやあ、結構なお客さんの人数です。公式発表では、19,000人とのこと。確かに、例年のSGTと比べると半分ぐらいだけど、下手な鈴鹿のレースと比べれば全然多いですもんね。

 そういえば、今回、Go Toキャンペーンがあったりして、ホテル代も安くなったりしたのですが、それと合わせて発券されたのが、地域共通クーポン。知らなかったのですが、コレって宿泊した当日と翌日だけに使用が限られているんですね。

 昨晩の焼き肉屋さんでは使えなかったので、サーキットでお土産を買うのに使って帰りました。このあと、これをキッカケに事件が起きるわけですが…

 今回、久しぶりの鈴鹿ということもあったし、機材も一新してから初ということもあり、そしてマシン撮影に完全に特化していたということもあり、結構充実した2日間でしたね。

 次、JAF GPどうしようかな…。

帰路の渋滞は、やはり駐車場脱出がキモ

 レースが終わったのが14:50、メインゲートを出たのが15:18、そして駐車場に戻ったのが15:33。

 この時点で、3P駐車場の車ですら、ゲートに向かう車列が全然動かない状況になっていました。その点、やはりこの4Pのゲートに近い場所というのは、大変意味深いですよね。何だかんだで、乗車から3分後の15:36には駐車場前の県道643号線に出られてますからね

 確かに、サーキット前の交差点を通過出来たのが15:42と少し渋滞はしましたが、御薗交差点の通過が15:46で、亀山ICには16:07には乗れました。

 たぶん、これまでで一番サクッと帰れたかもしれませんね。

ここで大事件に気付く

 順調に土山SAに到着し、さあお土産とちょっと飲み物でも買おうかなあと車を降りようとしたところ…

 あれ?、財布が無い…😰

 はじめは、何処か車内に落としたのかなぁと思って、車の中を探していきます。

 助手席…トランク…後部座席…足下……う~ん、やっぱり無い…😱

 15分ぐらいかけて探すも、マジで見つからない…

 確か、グランドスタンド裏でお土産を買うのに、地域共通クーポンを出したから、そこまでは持っていた…

 その後、上着のポケットに入れて…これは落としてるな…

 上着を着た上でリュックを背負っているので、歩いているとポケットの中身が落ちる可能性は確かにある…そう気付くのに、それほど時間はかかりませんでした。

 とりあえず、一か八か、鈴鹿サーキットに電話して、財布の落し物が届いていないかを確認してみることに。初めは届いていない感じでしたが、もう1箇所のところに確認をしてもらったら、インフォメーションのところに落し物で届けられているとのこと。いや、マジで助かった…😭

ここで次の問題が発生…

 ただ、この時点で時間は16:45。この日のサーキットは、17:30でゲートが閉まってしまうとのこと。土山SAから次のIC降りて引き返したところで、45分はかかるルート。しかも、SGT後の渋滞で間に合う可能性はかなり低い。

 そういえば、一緒に参戦していた知人が、駐車場が全然動かないというLINEを送ってきていたのを思い出し、一か八か連絡をしてみたら、ちょうどギリギリ駐車場を出るタイミングとのこと

 なので、知人とサーキット側の両方に状況を説明して、知人が代理で取りに行くことを了承。

 で、無事に知人から財布回収の連絡を受け、その知人を土山SAで待ち、無事手元に帰ってきたのは18:40でした。

 約2時間棒に振ったわけですが兎にも角にも、無事回収できてホント良かったです🤭

 財布はどうしてもこういうリスクもあるので、サーキット内では小銭用の財布しか使わないようにして、メイン財布は取り出すことが無いようにしているのですが、今回は先の地域共通クーポンの関係で取り出すことになったんですよね。

 無事回収出来たから、こうやって半分笑い話のように記事に出来ていますが、皆さんも気をつけましょうね。

 そして、どなたか分かりませんが拾って下さった方、本当にありがとうございました!🙏

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