SUPER FORMULA 2020 Rd.2 岡山 Day.2(2020.09.27)
コロナ禍により、なかなか開幕しなかった国内モータースポーツ。8月末から徐々に再開されはじめたものの、9月頭の全日本ロードレースは台風10号の接近により、中止になってしまい、私の事実上の開幕戦は、このSUPER FORMULAになりました。
しかも、まだコロナ禍の影響が残り、ピットウォークやグリッドウォークも無しで、レースクイーンもごく一部のみ。何ならパドック自体も、一部のラウンジパスを持っていないと入れないということで、パドック内を通過すら出来ないというかなり久しぶりの状況となりました。
Day.2 入場者数:3,500人
2日目は4時頃から眠れなくなってしまったので、早めに起きたものの、1日目よりも少し早いぐらいの出発で、サーキットに到着をしたのが7時頃。
この日は、朝から晴れ間が広がる状況。さすがに、今日は降りませんよね?
駐車場の入り方も、1日目よりも全然多い。案外お客さんも増えそうな予感が既にします。
夏の暑さが厳しかった今年ですが、一気に秋の模様になった感じですね。Day.1と比べても、Day.2の方が明らかに空気の感じが秋めいてきたことを感じます。この時期のサーキットが一番好きですね。
それにしても、毎度のことながら、朝イチからサーキットを半周して歩いて行くというのが、なかなか厳しいところがあります。とはいえ、来月にはSUPER GT鈴鹿戦があることを考えれば、これぐらいは歩いておかないとダメですからね…。
[8:00]パーティーレースⅢ予選
ホッブス
こんな朝イチで向かったのはホッブスコーナー。普段ならほぼスルー間違いなしのスポットなのですが、何となく久しぶりにガッツリ狙いたかったんですよね。
それにしても、ホッブスでキチンと狙ったのってかなり久しぶりな気がするな。2輪はたまに撮影してたけど、4輪だともしかしたら2015年のSF以来かな?。
1日目の反省を踏まえて、α7RIVの手ぶれ補正を外して挑みます。
やはり、手ぶれ補正を外したらα7RIVでも全然問題無いですな。いやいや、それにしても安心しました。1日目なんて、『オイオイ、マシン撮れないってどうすんだよ!』って思ってたもんな。
あえてフェンス越しで狙う
どうしても、撮影窓から狙うのが定番のホッブス。かといって、実は本当に美味しいところってそれほど多くない。
なので、ちょっとウロウロしてみたら、ここならフェンス越しで狙えるんじゃないかと。
しかも、この季節の朝のうちは、フェンス部分は影になるので、狙えなくはない気がするんですよね。
で、挑んでみたのはいいのですが、撮影してみたタイミングに限って、コース上も影に隠れてしまって明暗差が無い状況に…。
これだと、見ての通り、盛大にフェンスが映り込んでいます。ただ、コースが日なた、フェンスが日陰で、もう少し明るいレンズで挑めば無理ではないかもね。とかいいながら、そんな条件が整うタイミングがそうそうあるとは思えないんだが…。
再びもとのポイントで撮影
コース自体にもしっかり日が当たり始めたので、改めて撮影。
うん、バッチリですな。ちなみに、テレコンをつけちゃっているのは気にしないでください。この後、SFLの走行前にきちんと外しましたから。
[9:00]SUPER FORMULA LIGHTS Rd.5
同じホッブスから挑む
まずは、試しにα7RIVで挑みましたが、やはり問題なし。昨日の問題は、やっぱり手振れ補正の問題のようですね。
それにしても、ホッブスって、こんなにバチコン撮れるところだったっけ?。フェンスが見切れるイメージが強かったんだけど、前と撮っている場所が微妙に違うのかな?。
α9にチェンジ
念のため、ここからα9に切り換えます。
やはり、α9になると、連写もAFも頼もしいから、1段攻め込んで狙えますよね。
昨日に見習って、ちょっと寄って狙ってみました。あえてこれぐらい寄っちゃってもいいですね。
SFLからSFまでの間が結構時間があって暇な状況でしたが、ホッブスから遠目に駐車場の方を眺めても、結構な埋まり具合。公式には3,500人ってことのようですが、去年の1/3ってホントかな?。もうちょっといたような気がするけど…。
[10:40]SF予選
Q1はホッブスから
Q1は続けてホッブスから狙います。
まあ、そうでもないと、朝からここに居ませんよね。
ちなみに、個人的には、この白いパイプと銀色のパイプの境目が狙い目ですね。どうも、右側の銀色のパイプは、ちょうど撮りたい高さの所にパイプがあるので、中途半端に撮りにくいんですよね。ホッブスって本当に簡単そうに見えて、何気に場所取りが全てです。
実はQ1をココで狙うというのにはちょっと理由があって、Q1って必ず全車狙えるんですよね。当初は、1コーナーの撮影窓にしようかとも考えてましたが、昨日ある程度撮れちゃったので、こちらにシフトした訳です。
やはり、脱出寄りになるとフェンスの映り込みが気になるから、これぐらいの狙い方が無難なのかな。
Q2はマイクナイトのフェンス越し
Q2は、ホッブスから1つ移動してマイクナイトで挑みます。
撮影窓から狙ってもよかったのですが、そちらは決勝で狙うつもりだったし、この時間でもフェンスには裏山の木々の影が降りていたので、フェンス越しで狙うことに。
実際の撮影は結構ドアンダーで撮ってしまっていて、RAW現像時にだいぶん持ち上げています。それにしても、ちょっとドタバタ過ぎて、あまりいい構図に出来てないな…💦
Q3も同じだが…
Q3も同じフェンス越しなのですが…
微妙に数mほど向かって右側に移動。というのも、この時間帯になって、だいぶん太陽が昇ってきて、影が見切れだしてフェンスに日が当たるようになってきたんです。なので、日陰を求めてちょっとずつ移動しないといけないわけです。
そうそう、今回のレースなのですが、当初からSFのLiveTimingアプリで場内放送聞きながら…とか考えていたら、Grooviewというアプリで場内放送が聴ける上に映像も見られるんですよね。しかも、遅延が非常に少なくて、1秒ぐらいしかなかったので、結構重宝させていただきました。ただ、もうちょっと早く知っていたら、モバイルバッテリー持っていってたんだけどな…。
やはり、Q3になって微妙にフェンスの映り込みが気になりますね。
特にQ3は、撮影中もだいぶん気にしてちょっとずつ移動しながら撮影していたんですけどね。
あと、あまりこのあたりのポイントは、個人的には構図が難しい上に、個人的にもあんまり好きじゃないかもね。フェンス越しで狙うにしても、グリーンネットの手前あたりじゃないとな。
予選が終わる頃には、こんな感じで結構日が当たってました。って、これを見ると、もしかして左側に行った方が良かったのかな?
[12:15]パーティーレースⅢ決勝
さて、SFの予選が終わって、パーティーレースまで結構お時間があります。皆さんは、SFの予選が終わった途端に、ゾロゾロとグランドスタンドの方に移動をしていきます。いやいや、皆さん、蜜になりますよ!。
マイクナイト撮影窓
ってことで、2人ぐらいしか残っていないマイクナイトでおにぎりを食べながら、パーティーレースの開始を待っておりました。いやあ、寂しかった…😢。
ここで、α7RIVのAPS-Cクロップも試してみましたが、いい感じですね。これなら、α9でクロップしたいときにα7RIVってのはアリですね。
最終コーナー撮影窓
マイクナイトは数周で切り上げて、続いて向かったのは最終コーナーの撮影窓。
最近はよく狙うようになった最終コーナーですが、いつもと場所が全然違います。最もマイクナイト寄りの撮影窓です。
実はここのショットも、1日目のアトウッドと並んで、ネットであれこれ調べたときに見つけたポイント。ただ、見て頂いて分る通り、280mmでこんな感じなので、結構気をつけて狙わないとフェンスの映り込みが起きちゃいます。
いざ撮ってみると、岡山国際サーキットらしからぬ正面からの雰囲気がいいですね。マイクナイトだと真正面がギリだもんな…。ホント、こういうの、岡山国際って狙えそうで狙えないのよね。
で、ちょっと傾けてみたけど、これはマジでいい!。
上部にフェンスが写り込んでいるから、もう少し下げないといけないと思うけど、コーナリングをする手前側をこだわるよりは、あえてマイクナイトの芝生を少し入れた方が画的にはいいかも。
そうそう、終盤に最終コーナーでやっちゃってましたね。撮影をしていたので、どういう形でこうなったか見えませんでしたが、タイヤウォールにガッツリ行っちゃってました。
[13:35]TCRJ Sun.
最終コーナーの撮影窓
日本語で書いちゃうと同じ最終コーナーの撮影窓ですが…
そう、私の定番ポイントの方の撮影窓です。
そういえば、先程、ロードスターが突っ込んだタイヤウォールを直すのに、車でドン!と突っ込んで直す岡山国際のスタッフのワイルドさがスゴかったですね。タイヤウォールとはいえ、車壊れないのか…。
あと、この時間になると、この最終コーナーからグランドスタンド方面のフェンスには影が落ちます。一度、これで狙ってみるというのはアリかも。
まあ、撮れますよねって感じ。やはり、最終コーナーはこれぐらいの時間にならないと、逆光気味になるから昼ぐらいまでは厳しいよね。
マイクナイト窓
先程の最終コーナーのポイントも気になったけど、TCRJは台数が少ないので、そちらは諦めてマイクナイトへ。
実は、今日は午前中の段階からグリーンネットが捲られているのは知っていたのですが、先客が多かったし、最近は「グリーンネットあったって、フェンス越しで狙っちゃうもんね」って自分がどことなくいたのでスルーしていたのですが、まあせっかくなのでここで狙うことに。
ここまであえてα7RIVですが、1日目の不安は全然無くなりましたね。これだけバチコンくれば問題なしです。
[15:15]SUPER FORMULA 決勝
ウォームアップ走行を撮影窓から
当初、SFの決勝レースは、私の中の定番ではありますが、マイクナイトの撮影窓からと考えていました。
ただ、先程のTCRJの撮影の流れから、この絶好のポジションを獲得してしまったので、これを見逃す手は無いですよね。
いつもなら、グリッドウォークに並んでいるタイミングだったりするけど、「そういえばSFも決勝前にいくらかウォームアップ走行があったよな…」と思って、そのタイミングを狙うことに。最悪、グリッドに並ぶ前に取れば、全車撮ることも可能ですし。
これは実に作戦勝ちでしたね。結果的に、この3号車・4号車・64号車って、フォーメーションラップと1週目でリタイヤしちゃいましたからね。
それにしても、毎年思うけど、このマイクナイトでSFを狙う度に、あまりの速さに「コイツらアホか!」と毎度のこと思ってしまいます。いや、それだけ本当に速いってことだよ。撮ってて怖いぐらいだし。
スタートは撮影窓へ
グリッドへの走行を撮影を終えた段階で、定番の撮影窓の方へ移動。
すでに10人近くいましたが、私の定番ポイントの一番左側は開いてました。まあ、このあたりはいつもグリッドウォーク終わりに来ても大丈夫なので、今回もその辺の心配はしてませんでした。
1週目の1コーナーでのアクシデントがあって、1週目からSC導入。逆にこのタイミングを活用して、圧縮気味に狙います。箱車では当たり前の光景なんだけど、フォーミュラーはどうしても車間を開けるからこういうの狙いにくいのよね。
そして、いよいよレース再開!
気付いたら、平川3連発ですな。私にとっては定番だけど、マイクナイトのこの構図が私は好きなのよね。
最後の1枚のように、あえてターンイン直前で奥行き出しながら狙うというのもアリよね。
マイクナイトフェンス越し
続いて、マイクナイトのフェンス越し。この時間にこの影が出来るのはもはや計算済み!
やはり、SFはなかなか後続車と絡めてというのは厳しいですね。
そして何より、SFで1/160sという設定は厳しいな…と今更後悔…😢。せめて、1/250sぐらいで置きにいった方がいいよね。しかもレース中だし。ちょっぴり反省…。
最終コーナー撮影窓
次に向かったのは最終コーナー。
パーティーレースの時に狙ったあのポイントですね
案外単独で狙っても画にはなるな。フォーミュラーだとこうだけど、箱車は間違いなく面白そう。
やはり、後続車がいると、より良い感じになるな。そう思うと、レース終盤よりもレース序盤の方が面白いのかもな。いや、次の場所を見る限り、ちょうどこの頃のタイミングが悪かっただけか?
もう少しグランドスタンド側の撮影窓
続けて、同じ最終コーナーの撮影窓をもう少しグランドスタンド側に向かったポジションから狙います。ここも最近定番ですね。
先程が嘘かのように、面白いぐらいバトルがあって、ちょうどいい感じに絡めて撮りまくりでした。
ちなみに、写真を見てもらったら色温度も微妙に違うし、何となく分かると思いますが、初めは当たっていた直射日光が、途中で陰ってしまったんですよね。お陰で、スゴいISO感度上がっちゃってます。こういう明るさがコロコロと変わるレースは撮る側もなかなか難しいです。
最後は定番の撮影窓へ
そして最後はいつもの撮影窓へ。っていうか、ここまでラスト3箇所、全部最終コーナーの撮影窓なんだけどね。
こう見ると、ちょっと全体的にマシンを下の方に置き気味だなぁ…。そして、去年はすぐ隣のグリーンネットが開いていたので、そこから広い画で狙えたけど、さすがにこの窓からだとこれぐらいの画角が限界だな。
せっかくなので、上位3台のマシンをどうぞ。別に1/80sとか、そんなに攻めなくて良かろうに…。
ちなみに、この季節のこの時間帯のレースになると、最終コーナーって部分的に影が降りるんですよね。なので、あんまり狙うのに適さなくなるのよね…。確か2018年のS耐がそうだったような…。
珍しくグランドスタンドに寄って…
結果的に、セルモインギングのワンツー獲得。そして、坪井選手の初優勝!
ホント、セルモって岡山との相性がいいのか、2015年の石浦選手、2016年の国本選手のそれぞれ初優勝もこの岡山国際なんですよね。
表彰式まで残ろうかと思ったのですが、グランドスタンドが結構蜜になりそうだったので、このショットだけ撮って諦めました。
こういうショットもちょっと珍しいかな。
それにしても、帰る頃には、ほとんど雲の無い天気になってました。
いやあ、レース2日間、みっちりとマシン撮影に没頭したのって初めてかもしれないけど、それはそれは楽しかった。っていうか、こうやってサーキットに足を運んで生で観戦出来るという当たり前のことが幸せだよね。