S耐 スーパー耐久シリーズ2024 Round6
in 岡山国際サーキット Day.1(2024.10.26)
秋のモータースポーツの中で、私の中で10月といえばS耐の季節です。私のホームサーキットである岡山の場合、春のSUPER GTから始まり、秋のS耐で終わるというのが長年パターン化してきています。
Day.2
2日目は4時半前に起床。全体的に初日よりも30分ほど早い感じで、鳥取市内を5時半前に出発し、サーキットに到着をしたのが6:45頃。
なんとなく、7時までには到着したいなとは思っていましたが、まあこんなところでしょうね。前日に駐めてた場所よりは1ブロック奥側になったかな。到着時間は圧倒的に早いけど、2日目は遠征車中泊組が早朝から来るでしょうからね。
まだ雨は降っていないものの、何か全体的に白く霞んだような天気。サーキットに来るまでも、結構靄が濃かったからな…。
で、心配されるのが天候。元々、雨予報だったことを考えると、なんとか夕方までギリ雨がもつのかも…というのは嬉しいところ。
取り急ぎ荷物チェック・機材チェックをして、7:30を前に車を離れます。
N-ONEがいなくなって、駐車場と化したCパドック。何なら、日曜だけでもこっちにCSGの駐車場を用意してくれても良かったんだけどな。
7:35過ぎにはピット入口に到着をしましたが、早朝だというのにだいぶんお客さんが集まってきています。まあ、何ならこの朝の早さが岡山のS耐って感じもするんだけどね。
圧縮をかけたら前から数列の状況。といっても、グリッドの場合、そんなに焦る必要無いんだけどな…。
[8:00-]Gr.2グリッドウォーク
8時になり、スタート進行が始まります。ただ、N-ONEの時と同じように、ピットレーンからマシンが出てしまった段階で、お客さんをピット中央の位置まで入れていきます。
私のピットウォークの鉄則は、とりあえず後方からグリッド前方の方へ攻めていくこと。特にS耐の場合、S耐TVの中継とかち合うと追いかけっこみたいなことになってしまうからな。
後方では、一際カメラマンを集めていた根岸さん。ただでさえ人気者な上に、このコスですからね。
それにしても、ベテランの方はある程度分かるのですが、新しい方が全くといっていいほど顔が分からない。そもそも、私自身が初見だと人の区別が付きにくい人間というのもあるんだけど💦。
もちろん、それがS耐のRQ撮影の楽しいところでもあるのですが、土曜日のPWが無いのでそれが顕著なんですよね。午後のGr.1はまだPW後なので顔もチームもボチボチ覚え始めるのですが、PW前となるGr.2はホント手探り状態といった感じで、ぶっちゃけ「あの娘、撮ったっけ?」「いや、まだかも…」とか悩みながら回っている感じです。
あと、こういうグリッドでのシチュエーションは、レースクイーンさんのセンスというか感覚も結構大事で、ちょっと離れていても気づいてくれて視線くれる人もいれば、近くにいても視線すらくれなくて、「オイ、無視してるのか?」と思ってしまうような人もいたりします。
なので、不思議とこういう時の印象があとあと尾を引いて、ずっと悪い印象が残る人もいれば、逆に好印象を抱いてしまう方もいたりします。そういう意味では、やはり人気のレースクイーンは有名になっても対応が丁寧で、「やっぱりこういう所だよな」って思うこともしばしばです。
最前列まで行ったところで昨年と同様Swishの3人に巡り会うのですが、まともに撮れた試しがない(笑)。
ということで、5分前になったところで退出します。
[8:30-]Gr.2決勝レース
[8:36-]パイパー立ち上がり
そして、グリッドウォークが終わり、まず向かったのはCパドック。
ちょうどパドック裏のストレート、通称便所裏のところですね。まあ、ここなら最短の移動時間で来られますからね。足元にこんな鉄板状のヤツがあったっけ?とも思いましたが、まあ気にせず撮影していきます。
イメージ通りの感じではあるのですが、やはりアウト側がスポンジバリアというのが何ともカッコ悪い。
で、ちょっと試しに少しワイド気味で流してみようかなぁと思って試してみたら、なかなかいい感じ。まあ、スポンジバリア自体はどうしようもないんだけど、こういう感覚自体は悪くなさそう。とはいえ、1/40sは攻めすぎたかな。
[8:49-]パイパーイン側
続いて向かったのは、パイパーのイン側。
まあ、定番の撮影スポットですね。全日本ロードの混雑具合を思うと、ゆっくりと撮影が出来ます。っていうか、S耐ってマシン撮影のカメラマンとしては、他のカテゴリーよりは少ない気がします。
まあ、こんなもんでしょうね。それにしても、全薬工業の60号車がガラッとイメージが変わったなぁ。
[8:57-]リボルバー立ち上がり
次に向かったのは、Cパドックスタンド。
最近、2輪でも4輪でもお世話になることが多い場所です。何となく、出来るだけ前側がいいかなぁと思って、一番パイパー寄りをチョイス。本当はもう少し下から撮影したい感じもしましたが、他のお客さんもいたので、最上部の通路の所から立ったまま狙います。
1/60sってどうよって思いましたが、こうしてみるとなかなかいい感じ。2輪だとどうしても、リボルバー立ち上がりすぐを狙うところがありますが、4輪はその点もう少し引きつけてから狙う事も出来るので、そういう意味でも狙うのはちょっと楽ですよね。
パイパー立ち上がりの時と同じで、少しワイド気味からの流し撮りにしてみました。ここはウォールが遠いし、グラベル部分が広いからちょっと殺風景になりやすいんだよな…。
[9:06-]リボルバー
続いては、お隣のリボルバー。
ここもド定番の撮影スポットですね。私が到着するまではカメラマン少なかったのに、私が移動しようと思った頃にゾロゾロとカメラマンがやってきました。
ちょっと傾けすぎたかなぁと思ったけど、まあリボルバーならこれぐらいはOKでしょう。Gr.2のマシンは小柄なマシンが多いので、まだ200mmで狙うのも楽です。Gr.1だと全長も少し長くなるから大変になります。
[9:13-]ヘアピン
次も、さらにお隣のヘアピン。この辺りはもう一連の流れですよね。
ちょうど先客のカメラマンがいなくなるタイミングと重なって、一番下段から狙うことができました。
何気なく撮影しましたが、こうしてみるとやはり最近は立ち上がり重視で軽く流す勢いで狙うことが多くなった気がします。
[9:26-]ヘアピン横A19
続いても同じヘアピンですが、ちょっと位置が変わります。
私的には「ヘアピン横」と呼んでいる、Cパドックのトイレ横のフェンス越しエリアです。ここも、簡単にフェンス越しできるスポットということで、初心者の方からも人気のある場所です。
いつもなら、もう少し手前側(ホッブス寄り)で狙うことが多いのですが、今回は何となく奥側(リボルバー寄り)で狙うことに。ちょうどカーブミラーがあるところですね。
あまり深く考えずに撮影しましたが、先程の場所と同じで、やや立ち上がり重視で狙ったことで、思いのほかいい画が狙えました。今さらだけど、この場所いいなぁ…。
本当はもう少し粘りたかったけど、いつもの椅子を車に積んでいて、しゃがんで長時間撮影するのは厳しかったし、何より、ここってトイレの浄化槽の換気扇が付いてて、ちょっと臭うんだよな…。
[9:36-]ホッブス撮影窓E1
スタートから1時間が経過したところで、Cパドック内での撮影を一区切りにして、一度車に戻って携帯椅子を持参して、マイクナイト~最終コーナー方向を攻めます。
その途中で、ちょっと立ち寄ったのがホッブス立ち上がりの撮影窓E1。最近は、白幕が移動したことで狙えるようになった、もう1つ手前の撮影窓Dの方に注目が集まっていますが、あえてこちらを狙ってみることに。
まあ、分かってはいましたが、やっぱりここって4輪で狙うとアウト側まで膨らむマシンはほぼ狙えないんだよな。よっぽど小さくコーナリングするマシンじゃないと無理。
ただ、小さく曲がるマシンでも、そもそも上段の撮影窓しか使えないようになってしまった(下段は常時グリーンネットが設置されている)ので、やっぱりここでの撮影は4輪ではちょっと非現実的ですよね。もしかしたら、影を使ってフェンス越しをすると少しは自体が変わるのかもしれませんが、こんな天気の日は無理だよな…。
[9:41-]マイクナイトフェンス越しA
マイクナイト方面でまずは向かったのは、マイクナイトの角にあるフェンス越しスポット。
まあ、こんな曇天な日なら、影の時間帯とか関係ないので、先客カメラマンさんがいないところを見つけて狙っていくしかないからね。
本当なら1.4倍テレコンを装着すれば良かったのでしょうが、着脱が煩わしかったのと、このあとテレコン未装着で狙いたい構図があったので、あえてAPS-Cクロップで対応しました。以前はちょっと印象が悪いシチュエーションもあったのですが、最近は手ブレ方正のMode.1にしたら断然良くなりましたね。
[9:49-]マイクナイトフェンス越しC6
続いて向かったのは、同じマイクナイトのフェンス越しポイント。
撮影窓Bのあるフェンスから数えて6枚目のフェンスのところ。すぐ左にエリア看板があるのが目印。最近は、もっぱらこの辺りで立ち上がり気味で狙うのがパターン化してきています。
まあ、普通に狙うと普通なんだけど…
キャー、やっぱり立ち上がり重視で、少し流し撮り気味で狙うとこの感じはヤバイです。もしかしたら、もう少しシャッター速度を落とすと格好良かったのかもしれないけど、まあ歩留まりを考えるとこんなところがいいところだよな。
今流行の左上げ構図
そして、この流れで、今流行のマイクナイトの左上げ構図を狙ってみます。ただ、この左上げ構図は画角的に少し厳しいので、左下げ構図よりもややワイド気味です。
どうしても、焦点距離が100mm短い分、フェンスがボケにくいので、ちょっとシャッター速度落としてみましたが、これはヤバイだろう…。曇天の悪条件でコレだからな。ピーカンの天気の日に、フェンス影を使ったら、さらにヤバくなりそうな予感。
後続車が絡むとそれはそれでまたいい!
今回はタイミングがそれほど無かったですが、やっぱり左上げ構図は後続車が絡むとさらにバトル感というか、戦っている感が増してきます。ここで、SGTとか狙いたいわ~。
[10:07-]最終コーナー立ち上がり
マイクナイトから一旦移動をして、向かったのはグラスタ手前。
ここから、定番の最終コーナーの立ち上がりを狙います。
こうしてみると、もう少しシャッター速度を落としても良かったかなぁ…。まあ、いつもなら逆光になりやすい時間帯だから、ここだけで言えばこの曇天は撮影しやすいよな。
左上げ構図はこんな感じ。思っていたほど、手前の縁石がフラットに近いから、本当ならもう少し左側を上げても良かったかなぁ。
[10:14-]最終コーナーフェンス越しD19
次に向かったのは、さらにグラスタの最下段の隅っこ。
写真を見ても、はっ!?という感じかもしれませんが、先日の全日本ロードの時にダメ元で狙った割には、案外撮れたんですよね。もちろん、本当なら夕方にフェンスに影が落ちてきた頃が狙い目なのですが、この曇天でどうなるか…。
おや!?
これは…
この条件でここまで撮れていたら、いい方じゃないでしょうか。ただ、さすがにこれよりも明るくすると、フェンスが気になってしまうので、これぐらいアンダーにしてギリという感じです。
あとは、LightroomでもPhotoshopでもいいから、AIの力でどうにかしてくれる時代が来ないかなぁ…。「AIフェンス除去」とか「AIかすみ除去」とか…
[10:20-]最終コーナー流し撮り
続いては、少し戻ってロッジの横から最終コーナーへの飛び込みを狙います。
一見すると、順番に撮っていけばいいんじゃないの?って思うかも知れませんが、移動時間よりもテレコンの脱着を考えてこの順番にしました。
まずは飛び込み。こうしてみると、いつもよりも本当の飛び込みを狙っているな。
続いてコーナリング。飛び込み以上に、このコーナリングの流し撮りが難しいのですが、今回は案外相性が良かった気がします。
[10:29-]最終コーナー撮影窓C2
次は、もう少し戻って、同じ最終コーナーの撮影窓C。
いつもなら、迷わず右側のC1を使うのですが、今回は2輪で相性の良かった左側のC2で挑みます。
出来るだけ立ち上がり重視で流したかったのですが、4輪だと撮影窓の上下の幅が足りなくて、あんまり立ち上がりまで流せませんでした。そうなると、マシン旋回による被写体ブレもあるので、あまりスローシャッターにしすぎるとフロントにピントが来ないので、この1/125sあたりが無難なところ。
まあ、たまに1/80sでも撮れなくはないけど、明らかに歩留まりが落ちます。
[10:42-]最終コーナー撮影窓A1
続いては、同じ最終コーナー撮影窓A1。
う~ん、実にコンサバなチョイスだなぁ…と自分でもつくづく思うな。ただ、こういう場所をコロコロ変えて撮影する時って、案外冒険に出るのって難しいし、光の条件も悪すぎて、悪あがきすらできないもんな…。
こうしてみると、なんでもう一寄りしなかったんだろうな…。そして、公団ちゃんがヴィッツを先導しているように見えるな…。
最近逆の傾きもよく撮影してるけど、この構図も割と好きだな。
ただ、もうちょい寄りが欲しいなってことで、APS-Cクロップでガッツリ寄ってみた。これぐらい密集してマイクナイトに入ってくれると、狙い甲斐があるんだけどな。
[10:54-]マイクナイト撮影窓A2
Gr.2の走行最後にやってきたのはマイクナイト撮影窓A2。
いつもの左側の窓ではありますが、左寄りは先客がおられたので、左側の窓の中央辺りから飛び込みを狙います。
立ち上がりも狙えば良かったけど、あんまり時間も無かったので、マイクナイトへの飛び込み重視で狙いました。まあ、立ち上がりは先程、フェンス越しAで狙ってるしな。
ということで、11:00ピッタリにGr.2の撮影を終了。
数えてみると、正味2時間半で15箇所。去年が14箇所。まあ、今年が1箇所多いといっても、ホッブス撮影窓Eは立ち寄った程度だから、実質的には同じぐらい。これぐらいが限界だと思うな。本当は、レッドマンイン側の流し撮りもしたかったけど、ナナニッパレンズが荷物になるので今回は断念しました(車の中には載ってたんだけどね)。
[11:14-]CSGで昼食
Gr.2の走行は11:30まであと30分程ありますが、11時で切り上げたのは、このタイミングで昼食を食べるしか時間がないので、一度車に戻って、椅子を車に置き、急いでコースサイドガーデンに戻ります。この車に寄るロスタイムは約2分。
10分かけて、11:11にはコースサイドガーデンに到着。
この時、すでにPW隊列がコースサイドガーデンの入口を過ぎていましたが、どうせ圧縮をかけたら短くなるだろうけど、それでもちょっと心配だなぁと思いながら急いで弁当を頬張ります。ホント、1日目の余裕を分けてほしいわ。
急いで食べ終わり、機材をレースクイーン用に差し替えて、隊列に並んだのが11:25。まあ、去年はラウンジとコースサイドガーデンの間ぐらいだったことを考え得れば、全然この辺りでも十分なんだけどね。
何となく、岡山のPW隊列は、コースサイドガーデンの入口辺りまでには並びたいなという漠然とした目安はあります。
ピットウォーク
11:45になり、定刻通りピットウォークが始まります。
去年もそうでしたが、普通のように土曜日・日曜日とそれぞれピットウォークが行われれば、そんなに焦る気持ちも無いんですけどね。1日しかないというのが、否応でも焦ってしまいます。
ピットレーンを進んでいく途中で、いい意味で驚いたのが早乙女さんがいたこと。あまり事前に予習をしていなかったので、ぶっちゃけ、誰がいるかとかまで押さえてなかったんだよな。しかも、この大阪オートメッセでもお会いしたこのコス、いやいや、彼女の登場で、疲れていた私のテンションが上がったのは言うまでもないです。
しかも、いるか心配していたEXEDYは41号車のピットの所におられました。いやいや、いつ見ても前田さんのEXEDYコス最高です!。
そういえば、今年でRQ卒業を発表している安田さん。個人的には、何だかんだでサーキットで一番撮影をさせていただいているRQさんで、2015年4月のSGT岡山開幕戦以来、今回で35回目!。次のSGT鈴鹿最終戦を含めれば、36回になるのでしょうが、2位の林紗久羅さん(33回)、3位の生田ちむさん(27回)を離しての堂々1位なんだよな。以前にも述べたことがありますが、SGTにだけポッと出るRQよりも、S耐などの他カテゴリーにも登場する人こそザ・レースクーンって思うんだよな。
そして、ピットウォーク中の一コマ。案の定、人気レースクイーン勢揃いで激混み必死のraffinee。
カメラマンだけでなく、選手のサインを貰う人もいるので、視線を貰うのも大変なのですが、佐々木さんは私の前を他のお客さんが通りすぎたことに気づき、体勢を動かして視線をくれ続けてくれました。そして、最後に私からありがとうの合図をすると、親指👍を立ててくれました。
こういう撮影を重ねると分かりますが、こういうことが出来る方って実はそう多くないし、やっぱりというか、こういう事が出来る人のところには自然とカメラマンが集まるんだよね。
てな感じで、時間いっぱいまでピットウォークの撮影を終えました。たぶん何人か撮影出来ていない人もいたけど、奥からザッと撮影してきて、ちょうど出口まで戻ってきて時間終了という感じでした。
[12:55-]Gr.1グリッドウォーク
ピットウォークが終了し、そのままの流れでグリッドウォークの隊列に並びます。
ホント、この待っている時間が束の間の休息といった感じです。
Gr.2の時と同じように奥側から攻めて行きます。
グリッド入って一発目は早乙女さんだったというのはここだけの話ですが、何気に小代田さんが撮れたのが嬉しい。元々、2015年からENDLESS LADYを務めていた彼女。一度、離れていましたが、2020年に復帰されてます。当時から思い入れのあるRQさんのお一人です。
この3人は、ホントピットウォークでも激混み状態でした。花乃井さんは、ホントどのレースでも常にカメラマンに囲まれている印象。さかいさんは正直raffineeじゃなかったっけ?って思ったけど、それは去年だったのか…。ホント、このチームは朝倉さんとさかいさんが二大巨塔って感じでカメラマン集めてました。広瀬さんは、この夏のGTWC以来、ちょっと気になり始めてます。
それにしても、自分でもちょっと気づいていましたが、こうしてみると、ちょっとワザと傾けて撮っている気がするなぁ…。
最後も有名どころで。織田さんがS耐ってイメージがあんまりないけど、一様、2021年のフレエンと2020年のMP Racingがあるんだな。ただ、いずれもマスク対応のグリッド参加無し。そもそも、あんまり彼女をグリッドで撮影したことないよなぁと思ったら、ドリエン時代に何度かあったみたいだけど、2019年5月以来、5年半ぶりだったみたい。
まあ、有栖さんのイチオシは変わらずですが、先程のPWでの一件で、佐々木さんを否応にも意識してしまう…。
ということで、Gr.1もしっかりと時間いっぱいまでグリッドウォークを満喫させていただきました。
[13:30-]Gr.1決勝レース
[13:35-]ヘアピン横A14
グリッドウォークが終了し、真っ先に直行したのはヘアピンの横。
午前中のGr.2の撮影で好感触を得た場所。ただ、厳密に言えばフェンス5枚分ほど右寄り(ホッブス寄り)の場所です。実は、午前中の場所はススキが邪魔だったんですよね…。
さすが、スタート直後の混戦を狙うにはバッチリの場所。ちょっと傾けすぎたかなって思ったけど、こうして見てみるとこれぐらいでも問題無い。まあ、そもそもここのヘアピン自体、アンジュレーション大きいしな。
なんかこの日のテーマである「立ち上がり重視で狙う」というのヘアピンで試すのって実は結構難しい。というのも、車速は遅いんだけど、マシン自体も旋回しているから、否応でも被写体ブレが起きやすいんだよな。
ならばと、ある程度車体の姿勢が落ち着いてきたところで、やや流し撮り風に狙ってみました。本当は、もう少しこのあとガッツリ流してみても良かったのかもしれなかったですが、不思議とその時はそういう発想にはなりませんでした。
[13:46-]リボルバー
次に向かったのは、定番リボルバーコーナー。
まあ、ここは語るほどでも無いですよね。ただ、今回は午前中と違い、まだ他のカメラマンが少なかったので、一番パイパー寄りの位置を確保できました。
リボルバーは、最近どちらかというと飛び込み重視で流すことが多いな。
そういえば、こういう曇天のシチュエーションで下からフェンス越しでナナニッパレンズで流したらどうなんだろうな。今思えば、車速的にもS耐との相性は良さそうな予感は何となくするんだよな…。
[13:56-]ヘアピン
続いては、さらにお隣のヘアピン。
ここは様子を見ながら、少しカメラマンが減ったタイミングに向かいました。ただ、先客カメラマンが数人おられたので、あえて下から2枚目野フェンスから狙いました。っていういか、この辺りじゃないとススキが邪魔だったんだよな…。
もちろんここでも立ち上がり重視で流しましたが、1/80sとか大丈夫かと思いましたが、フロントはピント来てるけど、サイドはボケているところを見ると、これがギリギリって感じでしょうね。
[14:13-]リボルバー立ち上がり
次に向かったのは、Cパドックスタンド。
リボルバー側から数えて4ブロック目の一番パイパー寄りの位置です。何だか、先日も全日本ロードで狙った場所の気がするな…。
よくよく考えたら、コースサイドガーデンで昼食を食べて以来、およそ3時間弱ずっと立ちっぱなしだったので、もう脚がガクガクだったんですよね(実はヘアピン横で撮影を始めたときに脚が痙りそうだった💦)。なので、休憩というか、脚休めに座って撮影したかったんです。そういう意味でも、この場所は好都合だもんな。
まあ、午前中の感触からしても、こういうのは普通に狙えるだろうなという感触はありました。
で、ちょっとリスクを持って1/40sまで攻めましたが、さすがにここまで来るとピンが相当狭くなってしまったので、さすがにここまではやり過ぎな感じでした。
[14:23-]パイパーイン側
続いては、さらにお隣のパイパーのイン側。
実は、先程のCパドックスタンドでの撮影後、3分程休憩を入れてからここに移動してきたのですが、「ここもワンチャン、座って撮影出来ないかなぁ…」と思ってやってきたら、案の定、排水マスのところに誰もいなかったので、ここでも座ったままでの撮影です。いや、些細なことなんだけど、こういう風にエネルギー温存型でいかないと、S耐決勝日のドタバタ感を乗り越えられないもんな。
何気なく、普通に左下げ構図で撮影したけど、Gr.2の時と同じだし、ちょっと面白みに欠けるので、ちょっと構図を変更。
左上げ構図に切り替えてみましたが、思いのほかパイパーとの相性は抜群でした。っていうか、たしか過去にもこの構図を試したことはあるはずなんだけど、なんで最近はいつもここって左下げで狙ってしまってたんだろう。
[14:31-]パイパー立ち上がり
続いては、パイパーの立ち上がり。何だか、こうしてくると、午前中の反対回りみたいな感じだな…。
ただ、場所はちょっと移動して、午前中の時よりも少しENEKEIブリッジ寄りの位置。ちょうどトイレの真裏って感じ(私が午前中いたところは、写真の右上にカメラマンがいるところ)。
実は、この場所を選んだのは、スポンジバリアが切れたところで狙えないかなぁと思ったから。しかも、この場所のいいのは、パイパーからマシンが出てきてから構えても十分間に合うという点。
午前中も試したワイド気味の流し撮りもだいぶんいい感じになったけど、こうして見るともう少しENEKEIブリッジ寄りの場所が良さそうだな。
[14:42-]バックストレート流し撮り
Gr.1のスタートから1時間ちょっとが経過し、はてさて次をどうしようかと悩みながらやってきたのがリボルバーの上。
実は、ここからバックストレートの流し撮りを狙えます。過去にも幾度となく狙ってきた構図なんだけど、なんか妙に久しぶりな気がするな…。
何気に、1/40sなんて大丈夫かなって思ったけど、案外撮れてたな。厳密にいえば、シチュエーションによって手ブレ補正のオンオフを切り替えたりもしていて、もはやどれがどっちだったか覚えてないけど、案外、大きく流すときは手ブレ補正外した方がいい感触があるな。
車ごとマイクナイト方向へ移動
バックストレート流し撮りを終え、もうCパドック内での撮影はし尽くした感じがあるので、残るはマイクナイト~最終コーナー方向ということで、ここは一度車に戻って、車ごとマイクナイト方向に移動してしまいます。
と、このタイミングでヘアピンにあるトイレ前の自販機でお茶を買っていたのですが、ふとアトウッド方向を見ると、山が真っ白に霞んでました。実は、Gr.1の走行が始まってすぐ辺りから、たまにポツポツと雨は降っていたのですが、ポンチョやカメラのレインカバーを装着するほどでもない、ほんの霧雨程度で持っていたのですが、何だかこれは雨が降りそうな予感がしてきます。
[15:00-]マイクナイトフェンス越しC6
ということで、車ごとマイクナイトと最終コーナーの間にあるPA駐車場に移動して、向かったのは午前中と同じマイクナイトのフェンス越しポイント。
全く午前中と同じ、撮影窓Bからフェンス6枚目の場所です。あまりにも、午前中の時の感触が良かったので、Gr.1でもリベンジです。
これまでクリップのタイミングでシャッターを切っていましたが、立ち上がりで切るともう泣く子も黙る迫力です。しかも、この構図なら600mmテレコン無しでドンピシャです。
調子にのって、1/100sまでスローシャッターにしてみましたが割とイケる感じ。やはり、クリップと違って、立ち上がりなので、マシン移動が直線的になるので、案外スローでも追える感じなんだろうな。
いやあ、これで晴天時に狙いたいわぁ~。
ついでに左上げ構図を狙うとこんな感じ。どうしても、左上げ構図だとややワイド方向に振らないと入りきらないのですが、逆にしたのRC-Fぐらいのタイミングまで遅れてしまうと、ちょっと遅すぎってところなんでしょうね。これ、500mm F4とかで狙ったらスゴイのかなぁ…。
[15:16-]マイクナイトフェンス越しB10
ここにきて、さすがに耐えがたい雨の降り方になってきたので、カメラにレインカバーを装着し、自分もポンチョを着て雨装備にチェンジ。ただ、何だかんだで、そこそこ降ったのはこのタイミングぐらいだった気がします。
といことで、あんまり車から離れるのも何だなぁということで、同じマイクナイトの黒塗りスポット(撮影窓Bのフェンス1枚右側)で狙うことに。
この場所は、そもそもフェンスは誤魔化しやすいんだけど、コーナークリップに近づくので、立ち上がりを狙うにはちょっと厳しい場所。ただ、シンプルに左上げ構図で狙うには案外良さそうな場所。
ギリ流せたとしても、こんな感じかな。ただ、流すといっても、立ち上がりというよりもコーナリング中に軽く流すという程度な感じがします。
[15:34-]最終コーナー流し撮り
残り約1時間となり、ここからピッチを上げていきます。
ということで、向かったのはロッジの横。はい、もちろん、最終コーナーへの飛び込みの流し撮りです。
やっぱり、何度狙っても、この飛び込み側の流し撮りは割と狙いやすい。
哀しいかな、割と歩留まりがいいのがこのウォールが写り込む部分なんだよな。おそらく、マシンの旋回と流し方がシンクロしやすいんだろうな。
一方で、絶対的に歩留まりが悪いのが、このクリップのところ。しかも、この写真、パッと見ると気づかないかもしれませんが、右側にガッツリと斜めにフェンスが見切れてしまっています。このフェンスも厄介なんだよな…。
[15:43-]最終コーナー立ち上がり
続いては、グラスタの手前の坂のところ。
はい、もちろん、最終コーナーからホームストレートへの立ち上がりを狙います。
まあ、この辺りはもう問題無いですよね。それにしても、36号車は昨日の予選のクラッシュから復活してたんだな。
そして、左上げ構図。何だか1/60sまでスローにしているけど、たぶんこれが限界だな。これ以上落とすとピントの範囲が狭くなってしまう。
[15:54-]最終コーナー撮影窓C2
続いて、向かったのは最終コーナーの撮影窓C。
実は、元々、マイクナイトで撮影したときに、ここに誰もいなくて、「よし、狙うなら今だ!」と思って移動してきているうちに先客カメラマンが3人ほど来てしまい、仕方なく先の流し撮りや立ち上がりを狙う方にチェンジしたんですよね。
本当は、このタイミングでは、右側のC1の方の窓を使おうと思っていたのですが、先客のカメラマンさんがずっと居座っていたので、仕方なく左側のC2で狙うことに。
午前中も思ったけど、やっぱり4輪で狙うと「こんなに撮影窓の高さが狭かったっけ?」という変な錯覚に陥ってしまう。そういう点では左上げ構図は、誤魔化しやすいともいえるな。
ここでも、あえて立ち上がり重視で流してみるとこんな感じ。どうも見返すに、背景の縁石のアールがちょうど入っているぐらいがベスポジみたい。これより立ち上がり側に言ってしまうと、フェンスが見切れてしまう。
その点、左下げ構図にすると如実にフェンスの被りが気になる。もちろん、多少は高さで誤魔化せるところもあるんだろうけど、進みすぎるとちょっとキツイな。
この点が、右のC1の窓で狙っても印象が同じなのかどうかを確かめたかったんだけどな…
[16:06-]最終コーナー撮影窓A4
残り30分を切り、向かったのは同じく最終コーナーの撮影窓A4。
やっぱり、最近、ここでのショットを狙っているカメラマンが明らかに増えた気がするんだよな…
まあ、ここはバリエーションもあったもんじゃないけど、APS-Cクロップでガッツリ寄ってみた。いつも思うんだけど、このヘッドライトで光芒が出るマシンとそうじゃないマシンって何が違うんだろう。光源の種類?。
[16:14-]最終コーナー撮影窓A1
次もすぐお隣の撮影窓A1。
ここはもう移動時間も短く、小刻みに刻みつつ、ちょっと構図のバリエーションを増やすにはありがたいところ。
本来ならテレコン装着案件なんだけど、もうそんな時間すら惜しかったんだよね…。シンプルなんだけど、この構図は結構お気に入り。
逆斜め構図もいい感じ。こうして写真を見ると、33号車のCraft-Bamboo RacingのAMGがトップだって分かるけど、実際に撮影しているとこの表示を眺めてる余裕なんて無いからね。実は、この記事を書きながら33号車がトップチェッカーだったと知ったもんな。
[16:24-]マイクナイト撮影窓B
さて、残り10分になって向かったのは、マイクナイトの撮影窓B。
もう、あれだけマイクナイトで狙ったからいいんじゃないって気もしたけど、いいタイミングでオフィシャルカメラマンが移動してくれたので、狙うことに。
やっぱり、こうしてみると窓が開いていると解像度違うな…。ちなみに、何を血迷ったかな1/250sとか完全に置きにいってるな…。
左上げ構図はこんな感じ。っていうか、72号車はどうしちゃったんだ!?。そういえば、終盤にFCYが出てたけど、もしかしてこれの関係だったのかな?。
ということで、これにてGr.1の3時間走行時間も終了。
今年は3時間で15箇所。そう思うと、昨年の19箇所とかアホじゃない!?って思うけど、このうち3箇所はちょっと移動しただけの撮影だったり、1分程度の試し撮りなので、実質的なガッツリ撮影は16箇所。そう考えたら、まあこんなもんなんでしょうね。