S耐 スーパー耐久シリーズ2019
Rd.6 岡山国際サーキット Day.1(2019.11.09)
さあ、私にとっての今シーズンもついに最終戦。最終戦といえば、毎年恒例(!?)のスーパー耐久@岡山です。何気に、S耐@岡山って2014年から毎年来ているので、今年で6年連続の参戦なんですね。過去のS耐といえば、2年おきに雨が降るイメージすらありますが、今年は去年に続いての快晴。寒いけど、11月ってのが逆に天気が安定するのかな。
Day.1
この日の朝は5時前に起床。Day.1ではあるけど、実質的には2日目。とはいえ、金曜日はマシン撮影しかしていなかったので、土曜日からは機材が一式変わるのであれこれ確認しつつ、鳥取市内を5:45頃出発。サーキット到着が7:15頃でした。
いやいや、このラウンジ駐車場は酷すぎる!
薄々嫌な予感はしていたんだけど…
今回のラウンジの駐車場はバックストレートの一番奥。
いやあ、酷いにも程がありますよ。SUPER GTとかはお客さんの数が半端ないので、仕方が無いとは思うけど、SFやS耐でこんな奥までラウンジの客を追いやるとはもはや理解不能です。
最後に帰りの写真も登場しますが、終日このガラガラですよ。これなのに一番奥まで置かせるとか、ラウンジパスを買う優良顧客をなめているとしか思えない。関係者の駐車場を確保したいのかもしれないけど、それならPA・ラウンジ含め、先着でヘアピン側から止めさせればいい話。
警備員のお兄ちゃんに文句を言っても仕方が無いんだけど、逆にお兄ちゃんが可哀想だわ。
まずはマイクナイトへ
正直、金曜日にマシン撮影は相当したので、そこまで狙わなくてもいいかなぁと思ったけど、とりあえず向かったのはマイクナイト。
ただ、土曜の朝の時点では、まだ緑ネットは捲られていない状態。
それでも、この時期のマイクナイトは午前中は日陰なので、フェンス越しで狙います。ちょうどこの時間になって、マイクナイトのコーナーだけが日が当たる好条件に。
U17/SENIOR
マシン撮影はND8装着状態で撮影してます。
一人だけF3マシンのJujuさん。コーナリングの速さからして別格に違います。
このRed BullとFerrariのカラーリングのマシンはOKもらってるのかな?。撮っていて楽しいのは楽しいのですが、あとでパドックで除いたときにチームユニフォームなんかにも記載されてたけど、いいのかな?。
Gr.2
さすがにGr.2のマシンは何てことはないですね。今回は、いつもよりもやや脱出寄りで狙っている感じですね。
最近、ほかの方の写真を見ていて、自分と逆向きに「右下げ」で傾けているなぁと思って、私も少しマネしてみました。背後のマシンはこっち向きの方が絡めやすいから、バトル感は出るかもね。
緑ネットご開帳
そうこうしていたら、オフィシャルカメラマンが来て、緑ネットを開けてくれたので、すかさず前進して撮影窓から狙います。
それにしても、最近、アンダーで撮影することが多いなぁ…。
定番のマイクナイトへ
続いて、マイクナイトからマイクナイトへ。ここは、金曜日にGr.2は狙えてなかったからな。
ただ、今回はS耐 TVのカメラマンがいたんですよね。ギリギリ私のお気に入りポイントは残してくれてたけど、ちょっと椅子が…。
実は、ちょっと椅子をズラしてもらおうかと、カメラマンさんに声をかけたんだけど、気付いて貰えなくて…というか、後で気付いたらヘッドフォンしてたから聞こえてなかったんだろうな。
幸いにして、撮影にはそれほど影響が無さそうだったのでそのまま狙いました。
ちょっとこの時間帯は、光があまり良くなかったなぁ…。ホッブス立ち上がりは明るいし、ちょうどマイクナイトに飛び込むところは日陰だし…まぁ、仕方が無いですわ。
Gr.1は再び緑ネットポイントへ
30分でGr.2のフリー走行は終わり、10分のインターバルを挟んで、Gr.1の走行へ。
再び元の緑ネットの所に戻ります。SGTやSFでは激戦のポイントですが、S耐ってホントにマシンを狙う人が少ないので、気軽に狙えていいです。しかも、車速も速いマシンから遅いマシンまであるので、これから本格的に始めたいっていう人にとってはいいと思うんだけどな。
そうそう、どうでもいい話なんだけど、岡山のマイクナイト付近って、白いバリケードがあるからよくそこにカメラを付けたまま立てかけたりするんだけど、結構危ない上にズームリングとかが白く汚れたりするんだよな。
なので、こうやってカメラバッグの上に置いた方が無難だなと。いやいや、当たり前の話なんだけど、実に私自身そういう認識が無かったです。
ちょっと、シャッター速度も焦点距離も置きに行っちゃった感じだな。でも、逆に言えば、1/160sでバンバン振っても、解像感バッチリに撮れるから、SEL200600Gはホント撮っていて楽しい。
ちょっと変わった構図を狙ってみる
せっかくなので、ちょっと変わった構図を狙ってみようかなと。
で、向かったのはちょうどマイクナイトの撮影窓と緑ネットの中間のあたり。ここで、コーナリング最中を狙えないかなぁと思ったわけです。実は、Gr.2では金曜日に狙っていた構図。
ホントは、背後に後続車が入ってくるかなぁと思って、これぐらいの焦点距離に抑えたんだけど、どれも単独ばかり…。
ちなみに、これこそ「左下げ」だけじゃなくて、「右下げ」というか横流しぐらいのイメージでもいいかも。
SUPER KARTのグリッドへ
Gr.1の走行をそこそこで終え、一度車に戻って機材をチェンジ。お姉さん撮影装備でパドックに向かいます。っていうか、やっぱりあの駐車場は遠すぎる…。
なので、ピット入口に到着したのは、ギリギリスタート進行が始まる時間帯。まあ、KARTのグリッドだから、そんなに焦る必要ないんですけどね。
岡山国際サーキットクイーンしかいないんだけど、案外お客さんいたイメージだな。
今回、初めてSEL135F18GMでグリッドを狙ってみました。通常グリッドって、135mmで長すぎるんだけど、KARTなら人も少ないだろうしと見込んでの仕様でした。
ちなみに、ボディは実はα9でした。どれだけα9×メカシャッター×フラッシュで使えるかなぁと思っての使用でしたが、やはりα9のメカシャッターのフィーリングが悪い…orz。何だろうな、もしかしてレリーズタイムラグが大きいのかな?。ファインダーの見え方も、なんかα7RIIIやα7IIIと比べても何か印象が悪い。
やはり、α9は電子シャッターで使ってナンボなんだな。つくづく、そう思いました。
グリッドを終え、イベント広場へ
KARTのグリッドを終え、足早にグランドスタンド裏のイベント広場へ。
今回驚いたのが、その狭さ。ホント、総合インフォメーションの前だけって感じです。
まあ、だだっ広くても盛り上がらないだけなので、狭くするのはいいかもしれないけど、もうちょっと広くても良かったかも。
っていうか、これだけスペースがあるなら、ラウンジの駐車場をここにしてくれればいいのに…。そしたら、オートポリスの時みたいに、都度都度機材チェンジをして…ってのが楽に出来るんだけどな。
フレッシュエンジェルズライブ
この時間にステージに来るのは、フレエンのライブのため。S耐だし、岡山だし、予選日だし…と思っていたら、結構多いなぁ…。
場所的には厳しいけど、ここならギリギリ狙えるかなあと踏みました。
何気に、今年のフレエンの撮影は、S耐@鈴鹿開幕戦以来。
今回の撮影、テストも兼ねていたので、あえてα6400×SEL70350Gで狙いました。
印象としては、写りに関しては申し分無さそう。もちろん、明るいレンズではないし、APS-Cでの使用なので、ボケ感とか被写界深度とかを求めるのは酷だけど、解像度は全然いいと思います。過去に70300Gで同じフレエン(当時はまだまっちがいた2016年)を撮ったことがあったけど、こっちの方がいいです。
むしろ、残念なのは、ボディがα6400ってところ。もちろん、それが軽量という面ではいいのですが、縦構図で狙うとなると、縦位置グリップを使いたいけど、サードパーティ製だとさすがに…。あと、ブラックアウトフリーの機種になれると、連写していくに従って、瞳AFが追い切れないというのが如実に分ってしまう…。ホント、APS-Cサイズのα9が出ないものかね?。
だって、下手したらRX100M7の方が追従性いいからな。
ピットウォーク
フレエンライブが終わって、一目散にPW隊列へ。
もうちょっと並んでいるのかと思いきや、全然並んで無くて、隊列整理をしたら前から数列目に。これならもうちょっとマッタリしても良かったかも。
S耐だから、PWもマッタリと…といきたいところなのですが、お姉様方の人数も多いので、案外のんびりもしてられません。特に、D'Stationはピットは行ってすぐだし、人気チームとあって開始早々に大混雑に。
なので、私は一番奥から戻ってくる作戦へ。
さすがに全チームってのは無理でしたね。ピット出口側が5チームぐらい撮れていなかったように思います。
もうちょっとマッタリと出来たらいいんだけどな…。
OIRC(仮)ライブ
PWが終わり、どうしようかなぁと思っていたのですが、フレエンのライブを狙いたかったし、その後の撮影対応もあるので、午後からの予選はスルーして、イベント広場へ向かいます。
やはり、こういう時に金曜日にマシン撮影をしているというのが生きてくるんですよね。
前から3列目を確保。ここならまあどうにかなるかな。
ちなみに、スーパーバイクの時にそうだったので、「そうなんだろうな」とは思っていましたが、OIRC(仮)はライブ中撮影禁止でした。周りの話し声を聞く限り、事務所がそうしているらしい。
スーパーバイクの時と違って、今回はライブ前に「フォトセッションします」という時間が設けられて、一度はけた後に、再度「撮影はダメです」とクギを指した後に登場って感じでした。
曲のことともあるから、動画・録音禁止は分るけど、写真もダメってのがな…。SNS時代の今、そこを縛ってしまった方が逆に人気が出ない要因になるような気もするんだけど…。
フレッシュエンジェルズライブ
続いてフレエンライブ。
てっきり、2列目の人は座ったまま対応してくれるのかと思っていたけど、立たれてしまって少々想定外な展開に。
ちなみに、1列目の人は大概座って撮影してくれますが、2列目も十分座って狙えます。ちょっと大柄な人が来ると2列目でも苦しいときはありますが、そのためにも背の高い椅子がオススメです。出来るだけ後ろの人に配慮したいものです。
ちなみに、昼からはα9×SEL70200GMで挑みました(ゆーみんのヤツはα7RIII×135GMだけど…)。テレコン要るかな?と思ったけど、今回は全然必要無かったですね。やはり、ダンスという面では、ギャルオンほどは望遠入れないですからね。ただ、135mmではちょっと足りなかったかな。
何気に、今回、初めてα9でステージ撮影をしましたが、やはりブラックアウトフリーで連写中も追いかけてくれるというのは地味にいいです。ただ、今更ながら思ったのは、今回はリアルタイム瞳AFでシャッター半押しで普通に撮影したのですが、このようなライブだと、シャッター半押しによるリアルタイム瞳AFよりも、AF-ONボタンでの瞳AFと使って、いいタイミングでシャッターを切るという方がいいと思いました。なので、日曜日はそのセッティングにカスタムキーを設定し直しました。
ギャルオンには目もくれず…
フレエンのライブが終了し、とりあえず群衆から撤退。
いつものことですが、ステージ前の群衆から出てきて、端から眺めると異様な光景なんですよね。
しかも、これもS耐あるあるなのですが、フレエンライブよりもギャルオンの方がどんどん人が増えていきます。ただ、知っている方は知っていますが、S耐は三脚OKです。なので、後方から脚立に乗って、超望遠で狙うってのも無理ではないです。
とはいえ、S耐はギャルオン参加率もそんなに高くないし、PWをちゃんと回れば、2日間のPWでコンプリートは可能ですからね(とかいいながら、今回、数名撮り損ねていますが…恥ずかしや…)。
ちなみに、この混雑ぶりを見ると、もうちょっとこの広場広くても良かったかも。
なかなか撮影対応が始まりませんでしたが、ステージ中盤あたりの頃からようやくあちこちで撮影対応が始まります。
今回、いろいろと不思議だったのは、順光で撮るシチュエーションが多いこと。そして、それを好むカメラマンも多いこと。RQさんも眩しいし、表情は悪いし、いいこと無いのにな…。
それでも、この日はだんだん光が傾いてきたので、まだマシでしたが、日曜日は結構キツかったです。
SEL135GM
ちなみに、今回はせっかくだったので、あれこれレンズを試してみました。
まずは、135mm F1.8から。フラッシュ同調を稼ぐために、ND16で使ってます。
写りはいいけど、厳しいだろうなと思ってたけど、やはり想像通り。特にこういう撮影対応の場合、ある程度距離感って、近づくことは可能だけど遠くからって難しくて、2枚目の愛梨さんなんか、わざと離れていたのに寄って来ちゃったし…。
ってことで、さすがに使いにくくて、すぐに止めました。
SEL85F18
続いて、85mm F1.8。このレンズも、フラッシュ同調を稼ぐために、ND16で使ってます。
去年も使ったこのレンズだけど、やはりこういうシチュエーションには強いな。ただ、こういう大人数での撮影対応の場合、単焦点な分、前後移動で狙うしかないけど、私のようにしたから狙うショットだと、前後移動っていうのもなかなか厳しいから、ポージング次第ってところがあるから、それもなかなか厳しいな。
SEL70200GM
そして、真打ちのナナニッパレンズが登場。コイツは1日目は、ND8で対応しました。
何だかんだで、やっぱりナナニッパが万能なんだなって思います。少し離れるとニーアップから、ズームすればウエストアップも行けるし、近くの場合でも十分狙える。確かにF2.8でボケ量は少ないけど、焦点距離とフルサイズのアドバンテージで、これだけ使えたら十分でしょ。
ってことで、決勝日はナナニッパのみで挑むことにしました。
それにしても、今回の単焦点の2本は、α9のボディでメカシャッターで撮影したのですが、やっぱり歯切れが悪い。何か軽快感が無いんだよな…。
そう思うと、やはりα7IIIを処分してα9一本化ってのは厳しい。けど、今回のように、フレエンライブ撮りたいし、撮影対応も撮りたいってなるとα9もα7IIIもって厳しいなぁ…。まあ、2台使いせずに、α9とα7RIIIを使い分けすれば、それで解決するのかもしれないけど。
そうこうしていたら、ピレリガールのステージしてました。っていうか、S耐ってよくピレリガールの2人を撮るのを忘れるんだよな…。そういう今回も見事にそうでした。
もうちょっとGr.1の予選をしてましたが、もうこの時間になって撮影をする元気が無かったので…
ラウンジで、荷物を整理しつつコーヒー休憩。っていうか、今回のレースって、ラウンジを使ったのって、1日目はこのタイミングだけで、2日目も昼食のタイミングだけでしたね。なんだかもったいない感じがします。
これなら、コースサイドラウンジの方が良かったような…
帰りにちょっとポイントを物色…
ちなみに、駐車場に戻るタイミングでヘアピンの緑ネットが捲られていたので、ちょっと物色。
以前の印象でもあんまり良くなかったけど、RX100M7でちょっと狙ってみました。っていうほどキチンと撮ってないけど…。
これなら、飛び込みを狙うには縁石から離れてしまうので、クリッピングを狙うと、DUNLOP看板をバッグに流すってぐらいしか構図がないかな。
この距離…遠い…
にしてもさぁ…この駐車場の位置…
思わず、記念写真撮っちゃったよ。ホント、このだだっ広い空間を、トボトボと歩いて駐車場に戻る虚しさ…マジで意味不明ですわ。