岡山国際サーキット ファン感謝デー
& SUPER GT 2016 公式テスト Day.1(2016.03.19)
いよいよ今年もモータースポーツシーズンの開幕です。2014年・2015年と、鈴鹿サーキットのモータースポーツファン感謝デーに参加していましたが、今年はそちらをスルーしたので、この岡山のファン感謝デーが私としてもシーズン開幕といった感じです。
岡山国際サーキットのファン感謝デーは、2013年に始めて来て以来、4年連続4回目の参加となります。ただ、これまでの3年間は、天候や鈴鹿ファン感の疲れ等もあって、それぞれ1日しか参加をしていませんでしたが、今年は先程も述べたとおり、鈴鹿ファン感をスルーしたことで、岡山のファン感を2日とも参加するつもりで計画をしました。
とりあえず、今回のファン感は私にとっても、”公式テスト”という感じで、昨年10月のスーパーバイク以来、5ヶ月ぶりのサーキット撮影ということで、その感覚を取り戻すということがまずは大事ですし、普通のレースの時だと、あまり新しいポイントを物色する余裕ってあんまりないので、そのあたりを探していこう、というのが今回の目的ですね。
ん?、意外と多くない?
これまで、割と8:30~9:00ぐらいという結構ギリギリな時間ぐらいで到着することが多かったファン感。今年は、余裕を持って動きたいというのがあったので、なんと到着をしたのが7:30。「余裕をみて…」といっても、1日目の走行開始は9:30からなので、さすがに早いんですけどね。でもまぁ、遅いとドタバタするし、私もそういうのあんまり好きじゃないからな。
サーキットに到着した頃は、雨は降ってはいないものの、一面、霧というか靄というかがかかった状態。それこそ、2015年のSUPER GTの2日目もこんな感じだったような。ただ、それでも雨は降っていないので、ちょっと安心しました。
駐車場(PA-6)はこんな感じでした。昨年あたりから、PA-6に置くようになりましたね。
そこそこ車は止まっていますが、まだまだ少ない方です。
隠し兵器を投入!?
今回、いろいろとテストもしてみたいということで、秘密兵器を投入してみました。
じゃじゃ~ん!。TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di USDという超望遠ズームレンズです。以前は超望遠ズームというと、SIGMAの150-500mmとか50-500mmというのをよくサーキットで見かけていましたが、このレンズが2年前ぐらいに発表され、またSIGMAからも同様の150-600mmが発表され、昨年あたりから、サーキットでもかなり見るようになりました。
私としては、昨年、SONYの70-400mmを購入した訳ですが、600mmの世界がどんなものなのかを一度体感してみたい、という思いがあり、今回レンタルサービスで借りることが出来たので試してみることにしました。
とにかくデカイ!重い!
昨年から使用している70-400mmと比較をしても、とにかくデカイです。太さはそうでもないですが、とにかく長い。逆に、この150-600mmを持つと、70-400mmが小さく思えるというのが不思議なぐらいです。そして重い。1日目はそれほど運ぶことはしませんでしたが、重いのは大変です。
左手のやり場に困る!?
これは正直意外というか使ってみるまで気付かなかったのですが、私が今回150-600mmを使ってみての感想は、とにかく「左手どうしよう…」ってところです。
どういうことかというと、私はそもそも70-300mmという手頃な望遠レンズで、手持ちで流し撮りを始めたという経過があり、流し撮りの時に、フードの下を左手で持つスタイルで撮影をしています。これは、70-400mmを使う時も同じですし、一脚を使うようになった今でも同じです。
ただ、この150-600mmは、テレ側に伸ばしていくと、マウント部からフードまでの距離がだいぶん長くなるので、左手でフードを持てなくは無いけど、かなり左腕がダルい状態になるんです。それに自分でも気付いて、途中からフードではなく、レンズの鏡筒のちょっと細くなったところを持っていたりもしましたが、なんだか落ち着かず、いろいろ試行錯誤をしていました。
他の人の様子を見ると、そもそも一脚を使う人って、フードを持つのでは無く、鏡筒の上に手を置く人が結構多いんです。ただ、実際にこれをやると、なんだかレンズがたわんで、マウント部に負担がかかりそうで何か気が引けるんですよね…。
1コーナー
9:30からの走行が始まる頃には、少し晴れ間も見えるようになってきました。
雨の影響で、始めのうちはウェットコンディションでしたが、次第に乾いていきました。
意図してチョイスしたわけでは無いですが、どれも同じ画角でしたね。レンタルしたTAMRON 150-600mmがフィルター径φ95mmという巨大なものだったため、手持ちのNDフィルターが使えず、かなり絞ってしまっていますが、まあ1コーナーはフェンス無しなので、そこは悪しからずです。
ただ、どれも460mmなので、400mmをちょこっとトリミングすればいいレベルなので、600mmだからこそ…ってほどでは無いですね。ただ、AFも解像も問題無さそうです。
それにしても、我ながら、こういうのがシレっと撮れるようになったんですね。
新しいポジションを発掘する
今回の目的でもある新ポジション。ちょっと気になったので、試し撮りしてみました。
1コーナー
通常、私が1コーナーで撮影するときは、スタンド席の下から3段目~4段目のギリギリフェンスの上というあたりから狙うのがほとんどなのですが、このコース脇の所からも撮影している人って結構多いんですよね。
フェンスがありますが、はてさて消えるかどうか…。
う~ん、さすがにここはフェンスの映り込みがあるなぁ…。左記の通り、NDフィルターが無いということで、シャッター速度を上げて、F7.1・420mm(APS-C)で撮影していますが、なんとなくフェンスが分かりますよね…。もうちょっとフェンスに近づけたら消せるんだろうけどなぁ…。
で、もうちょっと2コーナー寄りに行くと、撮影窓があります。
これで600mm(APS-C)。ここまで迫力を出そうと思ったらやっぱりいるんだなぁ…。
これで500mm(APS-C)。たぶん、これだけ見たら、岡山国際だって分かる人は少ないかもね。
意外と今まで撮影したことが無かったのですが、結構イケる予感がします。背景を流すには味気ないですが、シャッター速度早めにバシッと撮るにはいいかも。それに、1コーナー立ち上がってすぐを狙えば、車体が左から右に進みつつも、車体がさらに左側にややハンドルを切っているので、フロントのピントも合わせやすいし、なにより岡山国際でこういうショットって撮れそうで撮れないですからね。
ただ、ここで撮る場合は、600mmはあるといいですね。
さらに2コーナー寄りのYOKOHAMA看板の手前のあたり。ここにも撮影窓があります。
2コーナーからリボルバーを狙う
サラッと「2コーナーからリボルバー」って書いてますけど、普通に考えたらおかしいんですけどね…( ̄。 ̄;)。
これって、実は以前にもチャレンジをしたことがあったのですが、APS-C・400mm(35mm換算600mm)でもさすがに遠かったんです。ただ、今回は600mm(35mm換算900mm)のレンズがあるということで、結構無茶を承知で撮影してみました。
今回はスタンド席の上段から立って狙いました。
リボルバーの下りだとこんな感じ。
こんなショット、狙ってるのって自分ぐらいじゃないの?
あえてリボルバーを切ってしまうと、もはや何処で撮ったか分からないぐらい。
リボルバーからパイパーのスタンドの前のあたり。シンプルに完全横の流し撮りもカッコイイなぁ…。
なかなかいいでしょ!<( ̄- ̄)>
いずれも600mm(APS-C)で1/100秒です。それ以下のシャッター速度もちょっと試しましたが、さすがに600mmなので歩留まりが悪そうだったし、何よりあまり時間が無かったのでこれぐらいにしておきました。
実は、あまり期待していなかったのですが、予想以上に良かったです。実は、構図的にも大分迷いながら撮影していたのですが、たまたま画面の左下にマシンを置いたら、右上が芝生になってすごい収まりがよくなって、そこからシャッターが進みました。今回は春先ということで芝生の色が悪いですが、夏なんかで芝生の色が出てきたら、もうちょっといい感じになるんじゃないかな?。
オープンピットはしばし休憩
午前のフリー走行が終わり、一度車に戻って機材を整理してグランドスタンドへ。昼からも150-600mmを使っても良かったのですが、昼からのポジションだとそんなに望遠要らないし、何より重い。そして、レンタルということで扱いに気を使うので、昼からは70-400mmにチェンジ。
お客さんは、皆オープンピットに並びますが、私はここぞとばかりにグランドスタンドで、オムソバと牛串をペロり。ただ、そうは言ってもすぐに食べ終わりますし、遠目に見ても岡山国際サーキットクイーンのコスチュームが変更になっている!。と、これは行かねば!と混雑が引いたような時間帯にのんびりオープンピットへ。
う~ん、どうかな…。正直、私としては去年のコスチュームの方が好みかな。また、今年のミスは、岡山と沖縄と奈良だったと思います。
う~ん…
なんか、今までのファン感で一番少なかったような感じがします。去年とかはもっと人がいたような…。元々、天気が怪しかったことと、3連休が逆に裏目に出たのかな?。
昼からはマイクナイトへ
オープンピットを早々に抜け、目指すはマイクナイトコーナーへ。
といっても撮影窓の方です。昨年からここのポジションが気に入っています。ただ、今日は緑のネットはかかったまま。午後からの走行が始まる前にあった体験走行でテストをしながら、「まぁ仕方ないかなぁ…」と思っていたら、SUPER GTのオフィシャルカメラマンが来て、「あとでここ撮りに来るけどいい?」と、ネットをよけてくれました。「どうぞ、どうぞ。むしろ、ありがとうございます。」と思わず答えてしまいました。いやぁ、ラッキーでした。
まずは1/200秒。いい感じですよね。
これで1/160秒。シャッター速度が短いと、火花も迫力が無いなぁ。
これもまだ1/160秒。まだ、この辺はいいんですよ。
これで1/80秒。他のコーナーと比べて、歩留まりが悪い…。
う~ん、特別問題がある訳では無いんですが、他のコーナーが結構スローシャッターでも、そこそこ歩留まりだったのに、ここに来るといきなり歩留まりが悪いんですよね。無論、マイクナイトのGT500のコーナリング速度って、もうアホの境地なので、普通に考えても、1/80秒でどうにかなるレベルじゃ無いし、このコーナーで流そうというオレもアホなんだけどね。ちなみに、ここでの撮影の途中から、ND4のフィルターを装着しています。
撮影後、案外、遠目の写真を撮ったことがなかったのでパシャリ。この撮影窓、狙えるのって頑張っても2~3人ぐらいなんですよね。ちなみに、このマイクナイトコーナーの背後に山がありますが、ここに登って撮影している人が結構いましたけど、あそこは警備員に怒られますからね。
続けて、本家マイクナイトの撮影窓へ
あまり長時間、撮影窓を独り占めするのも気が引けるので、本家のマイクナイトの撮影窓へ移動。
やっぱり、ここの方が人多いんですよね。
先程のネットのある撮影窓は、狙える人が限られることと、立っての撮影が無理ということで、普通の人は撮りたがらないんですよね。
どれも230mm・1/60秒。撮れたものを見る限りはそんなに悪くないんだけど、撮影をしているときのフィーリングはあまり良くなかった。というか、この日はフロントを絡めて撮ることに慣れてきてしまって、マイクナイトの流し撮りは横撮りなので、そのあたりの感覚がちょっと違うのかな。というか、写真を見返しながら、なんで自分はもうちょっと寄らなかったのだろう…と不思議でした。
最後は最終コーナーへ
1日目のシメは最終コーナーへ。
徐々にこのポジションも知名度が高まってきたのかな?。私が撮影している時に、もう1人、お隣で撮影されていました。ここでは単独で撮影していることが多いので、ちょっと珍しかったです。
今回のはいずれも400mm・1/60秒。1/60秒にすると、さすがに歩留まりが決して言い訳では無いけど、縁石もブレてくるし、フロントだけにピントが来てたらなかなかいいんですけどね。
ちなみに、さすがに1/60秒になるとブレるし、F値も開放に近くなるので、あまり気にならないようですが、このポジションはちょっと気を抜くと下にフェンスが写り込むんですよね。かといって、少し上にすると座って撮影をするにはちょっと腰を浮かさないといけないので、それまた撮りにくい…。なかなか腰が痛いんだよな…。