S耐 スーパー耐久シリーズ 2015
Rd.5 岡山国際サーキット Day.2(2015.09.06)
前々から分かっていたとはいえ、鈴鹿1000kmの翌週開催のスーパー耐久は忙しさがハンパないです。でも、いろんな車種が走るし、SUPER GTなんかと比べると、ちょっと緩い感じもいいですよね。
今回は、そのS耐のDay.2・決勝日の様子を旅レポート風に紹介していきたいと思います。写真は、追々追加していく予定です。
決勝日 Day.2(2015.09.06)入場者数:4,500人
2日目の朝も5時に起床。そもそも、雨予報にやる気がそがれる自分を、なんとか無理矢理奮い立たせ、鳥取を7時に出発、サーキット到着は8:30でした。
[8:30]降りしきる激しい雨…(T-T)
ある意味、想定の範囲ではあるのですが、それにしてもやる気がそがれる見事な雨…。
確かに、今春のSUPER GT決勝日も降りましたが、あれはまだシトシト雨。先週の鈴鹿1000kmもここまでではなかった。たぶん、私がサーキットで経験した雨としては一番激しい…。
正直、「このまま車で待機しようか」と思ってしまうレベル。何せ、荷物を準備しようと思っても、その準備をするのにすごい雨ですから…。そうこうしていると、フリー走行が始まり出すし…。
[9:00]とりあえずヘアピンで狙う
あまりの雨なので、少し開き直って、すぐに荷物を取りに車に戻れる距離のヘアピンで撮影することに。
ここなら、とりあえずカメラだけ持っていって、あとで車に一度戻っても距離的にはいけるからね。
それならば!とさらに開き直って、私が手にしたのはα6000+SEL70200Gの組み合わせ。
前々から、サーキットで使えるものか試してみたかったのですが、ようやくのテスト。ヘアピンなら200mmで足りるし。
またいずれ、詳細については記事を書きたいと思いますが、正直、「もうミラーレスで撮れる時代になったんだ」ということを痛感させられました。AFに関しては、正直問題なし。むしろ、AFエリアの広さが頼もしいほど。追尾AFも食いつきいいし。ただ、問題なのは、α6000のグリップ感の悪さによる撮りにくさとEVFの性能かな。ってことは、α3000のような一眼スタイルのボディにα77Ⅱ同等以上のEVF搭載してくれたら、もうそれですべて事足りそうな雰囲気でした。間違いなく、α55よりはいいし、下手したらα77よりもいいかも。それにても、言っておきますけど、この写真って傘を挿して、脇に挟んだ状態で撮影していますからね。
どんどん激しさを増す雨
まだフリー走行の間は、「でもなんとか…」というレベルだったのですが、フリー走行が終わる寸前あたりからかなり激しい雨に…。思わず、Cパドックのガレージの軒下に一時避難…。
かなり雨が激しくなり、軒下に避難したら、ちょうどフリー走行が終わったという感じ。
普通の平らなところでさえ、水たまりが出来てしまうほど。
ちょっと雨が落ち着いたすきに、車に戻り、必要最小限な荷物をチョイス。とりあえず、ゲストルームを目指します。
ある意味、今回のレースは、このピットラウンジパス取ってなかったら、間違いなく心が折れていましたね。
10時を過ぎ、外ではVitzレースが始まるも、SC先導の状態。もはや、大雨ですわ。
10時半を過ぎるとイベントステージから続々とゲストルームに帰ってきます。しかも、帰ってくる人、帰ってくる人、びしょ濡れ状態。
「何なんだよ、この雨!(*`Д´*)」
「シャレにならんわ!(゜´Д`゜)」
ええ、その気持ちよく分かります。ただ、そのうち、落ち着いてくると…
「もう、ピットウォークやめようかなぁ~( 。-_-。)」
「ピットウォークで帰ろうかなぁ~。゜(゜´Д`゜)゜。」
いや、マジでそれぐらいの雨でした。私も、いつもなら並ぶはずのピットウォークの列に並ぶ気がしませんでしたからね…。
その時間を使って、ちょっと早いですがお弁当を頂きます。ピットラウンジパスには、決勝日のお弁当とパックのお茶、さらにドリンク1本(お茶or水prなっちゃんのPET)が付いてきます。
[11:00]ピットウォークが開始するも…
11時になり、ピットウォークが始まります。
皆さん、ピットに入ってきます。って、この写真を撮っているってことは、この時間まで普通にゲストルームにいました。これを撮ってから、ようやくピットウォークへ。ちょうどその頃には隊列も治まっていて、すんなり入れました。
鈴鹿に続いての、ポンチョを着て、レインカバーを付けての撮影…。
降りしきる雨…。
自分でも、ここまでテンションの上がらないピットウォークも初めてでした。
ホント、フラフラっとピットレーンを歩いて、ちょっと撮ってはフラフラっと戻ってきた感じ。よくよく気付けば、土曜日はいなかったのに、日曜日はいたお姉様方もいたようです。どこのチームも、ガレージの中に立っているという状態でした。ドライバーさんはほとんどいなかったような…。
終盤になると、雨が上がってきたので、ポンチョとレインカバーを外し、邪魔なのでピットウォークの出入り口のあたりに置いといて、D'STATIONとサーキットクイーンのあたりをレンズも変えて撮影していました。
[12:25]スタート進行
ピットウォークが終わり、ちょっとゲストルームで休憩。そうこうしていると、雨もほとんど上がってきたので、ポンチョとレインカバーをゲストルームに置き、グリッドウォークへ。
通常の隊列とは異なり、ピット入口のところに皆集まります。ただ、コースへは出口のところは禁止されていて、ピットロード中央からの侵入になります。
GT ASIA以来の岡山国際のグリッド。とにかく、ピットロード中央からDUNLOPブリッジ下の方まで行きます。この間も、まだグリッドに付いていないマシンがいて、進んでいきます。コースマーシャルさんが説明をするのに、「車が来るので、気をつけて!。自分の身は自分で守って下さい!」って言っていたのが、ちょっとウケました。
前の週の鈴鹿1000kmの時も時間がありませんでしたが、今回も本当で時間が無かったです。やはり、1つはピットロード出口から入らせてくれなかったというのが大きい気がします。
そんな時間が無い中を、目星を付けながら撮っていきます。今回ばかりは、1対1であろうとも撮り進めていかなければ時間がないので、どんどん撮っては、「ありがとう!」といって進んでいきました。ああいうのをしていくと、慣れていくんでしょうね。
それにしても時間が無い。正直、結構早い段階で「お客様は退出下さい」のアナウンスが流れてました。それでも皆さん、結構いましたけどね。
私がグリッドから退出する頃には、もう「国歌斉唱」が始まりそうな状態でした。いやいや、さすがに短すぎるでしょ。
[13:00]決勝スタート
グリッドウォークが終了し、間もなく決勝がスタート。とりあえず、ゲストルームに戻り、レンズを交換し、移動準備を始めながら、そこでレーススタートを見守ります。
午後からは、一度、車に戻っても良かったのですが、夕方から所用があり、15時にはレース途中で帰らないと行けなかったので、ピットウォークで使用した70-200mmを手にヘアピンへ。
続いてリボルバーへ
続いて、久しぶりのリボルバーへ。たぶん、ここに来たのは、今春のSUPER GT以来かな。
なんか、最近、マイクナイトや最終コーナーで狙うようになってから、ここでの撮影に満足できない自分がいます。ここで撮影すると、あんまりフロントが見えないですからね。200mmでも十分撮影できるというのは嬉しいのですが…。
なんか、中井精也のゆる鉄ならぬ「ゆる車」チック(!?)。ほんとは、もうちょっと綺麗に流せる背景があるとカッコいいんだけどなぁ…岡山はコースが狭い分、ちょっと背景が汚いからなぁ…。
ちなみに、駐車場の様子はこんな感じ。決勝日の入場者数は4,500人。昨年の5,600人と比べると、やはり天候のこともあるんでしょうね。
再びマイクナイトへ
一度、車に戻ってレンズを変えてマイクナイトの昨日狙ったポジションへ向かいました。
本当は、撮影窓が開いているところで撮影すれば、もうちょっとクッキリなるんだけどね。よ~く見ると、それとなくフェンスの存在に気付くと思います。
講評
ピットラウンジは20,000円の価値があるのか?
今回、初めて奮発して、ピットラウンジパスを購入した訳ですが、この金額的な価値を検証したいと思います。
右の表が通常時との価格差を見たところになりますが、とりあえず、観戦券+駐車料金+パドックパスで13,550円になるので、これだけ考えれば残りの価格差は+8,000円ほど。さらに、プログラムや昼食の弁当を1,000円ぐらいで計算すれば、価格差は+6,000円ってことになります。
あとは、この価格差分で、グリッドウォーク+ゲストルーム利用ってところになると思います。
個人的には、これぐらいの価格差があるなら、まぁ買ってもいいんじゃ無いかな?とは思いますね。1つは時間が短いとはいえ、なかなか行けないグリッドウォークに参加できるということ。あとは、やはりゲストルームの安心感と駐車場の近さですね。駐車場は、私のように1~2コーナーよりも、ヘアピン周辺やマイクナイト・最終コーナーをメインとされる人は、終わった後に1~2コーナーまで行かなくていいってのがいいし、ゲストルームも安心感が大きいですよね。
ただ、ゲストルームにいた人の話を聞いて思いましたが、他のコースでは、ピットラウンジって、ピットウォーク入場優先ってのがあるんですよね。それが、岡山国際ではない。なので、結局、ピットウォークの隊列には並ばないといけないんですよね。それが問題だと思います。
ちなみに、料金はレースによって異なるので注意が必要です。例えば、SUPER GTの時は、これが30,780円(H27時の価格)になります。SGTの観戦券+パドックパス+駐車料金を合わせると、17,870円。その差額は約13,000円。さすがにここまで来るとキツいなぁ…。
雨対策は今後検討すべし
これまで幾度となくサーキットに足を運んできた私ですが、今回のS耐は一番の雨となりました。その前の週の鈴鹿1000kmもそうでしたが、この雨対策というのは今後、よく考える必要があると思いました。
①レインカバー
カメラが壊れてしまったらどうしようもないので、これは必須なのですが、今私が持っているのが、右のVelbonのタイプ。これ、いいような悪いようなで、手の熱などで液晶画面の透明な部分が白く曇ってしまう。なので、モニター画面がほとんど見えません。
さらに、SONYのαシリーズと相性が悪いのか、アイカップの位置がズレます。だから、いざ撮影しようと思ったら、ファインダーが覗けない…。一番コレが腹が立ちますね。
なので、意外ともっとシンプルなやつの方が使いやすいかもしれません。ちょっといろいろと物色してみないといけないと思います。
そして、何より、今回の岡山ではゴミ袋派がすごい多かった。ある意味、驚きました。荷物を減らそうとした結果がそうなのかも知れませんけどね。
②ポンチョ
こちらも、私が持っているのが右のポンチョなのですが、これが重い!厚い!そして暑い!。まぁ、個人的にこういうビニール系は私にとってはどれを着ても暑いので仕方が無いのですが、やはり大荷物になるというのが一番の問題ですね。
できれば、使い捨てになってもいいからもうちょっと薄い生地でいいんだけどなぁ…。本当は100円ショップのカッパとかでいいのでしょうが、サイズ的なこともありまして…
と思って探していたら面白いのがありました。いいっすね、コレ!。試しに買ってみようかなぁ…。
③カメラ&レンズ
これはちょっとどうしようもない所もあるのですが、ただ、今回ばかりは防塵防滴のカメラやレンズってのが、うらやましく見えました。だって、E-M5とかE-M1の人なんか、何にもカバーせずに普通に使ってましたからね。
この点は、私の中で整理をしておく必要があると思っています。そもそも、SONYの場合は、あくまで「防塵防滴に配慮した設計」という非常に緩い感じですが、それでも気分が違いますからね。
今更ながら、携帯椅子は便利
実は、前々から用意はしていたんだけど、持って行くのが荷物になると思って持って行っていなかった折りたたみの踏み台。今回、ピットラウンジパスで駐車場が近かったということで、使ってみたのですが、これ、やっぱりいいですね。
特に私のように、マイクナイトや最終コーナーの撮影窓から撮影しようと思うと、かなり苦しい体制で撮影しないといけないので、この踏み台に座って、一脚で流せばかなり撮影自体が楽になります。
しかも、今回のように雨が降ってしまうと、そもそもの座席ですら座るところに苦慮するのに、これならお尻が濡れる心配も無いですからね。