S耐 スーパー耐久シリーズ 2025 第3戦 NAPAC富士24時間レース
in 富士スピードウェイ Day.1(2025.05.30)

 2018年の復活から「一度は行ってみたい」と思っていた富士24時間レース。ただ、これまで何だかんだで条件が合わなくて不参加でしたが、今年は条件も揃い、また「行けるうちに行っておかなければ…」という思いの中、念願の富士24時間レースに参戦してきました。

Day.1編 Day.2編 Day.3編 レースアンバサダー編

Day.1

 2018年に国内では10年ぶりに復活をした富士スピードウェイでの24時間レース。始まった頃から、何となく「一度は行きたいなぁ」とは考えていましたが、ちょうど同じ年の2018年から鈴鹿でのSUPER GTが8月末から5月末に移動してしまったことで、SGT鈴鹿と富士24Hが連戦になることが多く、結果的にSGTを優先してきたことで、なかなか参戦が叶いませんでした

 それが、今年はSGT鈴鹿がセパン戦との兼ね合いで従来の8月末に戻ったことで、私的にも岡山戦が20周、鈴鹿戦が18周も大規模レースが無く、ゴソッとスケジュールが空いてしまうので、6月頭の富士24Hはちょうどタイミングがいい。

 さらには、年齢や体力・仕事の都合上、どんどん遠征は行きにくくなるし、なんなら高速道路の深夜割引も変更される可能性が出てくると経済的な負担も大きくなるので、何となく「行くなら今年がチャンスかも」とは考えていました。

実に4年半ぶりの富士スピードウェイ

 私的には、岡山国際がホームコースで年に数戦、鈴鹿に遠征しているという私ですが、実は2020年11月に一度だけ富士スピードウェイに行ったことはありました

 あの時は、ちょうど流行病ドンピシャの年で、SGTが鈴鹿・富士・もてぎだけにリスケジュールされた年。で、最終戦が富士になったことで、参戦するチャンスが出来たという感じでした。

 なので、その時以来、実に4年半ぶりの富士スピードウェイ。ということで、一様は雰囲気は何となくは掴んでいるし、それとなく分かってはいるものの、はじめての24時間レースなので、勝手が分からないことも多いし、何より、過去のレースを見ても雨絡みになることが多いんだよな…。

[2:00-]鳥取を出発し、いざ富士へ

 ということで、いろいろ考えた挙げ句、「どうせ行くなら3日間行きたい」ってことで、金土日の3日間の参戦に。そうなると、休日割日も使えないので、高速道路に早朝4時までに乗ることで、深夜割引を適用させようという魂胆。というか、ETC割引が変更になると、それも使えなくなるんだよな…。

 なので、鳥取市内を早朝2時に出発。確かに早い時間ではあるものの、近年は鈴鹿に行くときはいつもこの時間なので、ある意味慣れている感じ。加西SA-大津SA-湾岸長島PA-浜松SA-駿河湾沼津SAと1時間ちょっとの休憩を挟んでボチボチと進みます。

 4年半前の時は、11月だし、鳥取を昼過ぎ出発で名古屋以東は暗くなっていたことを考えると、この季節だと京都ICを過ぎた辺りから次第に明るくなるのは鈴鹿戦で確認済みだったので、それだけでも相当走りやすいです。

 で、ちょうど新東名の新清水IC付近を走っていると目の前に富士山がドーンと登場。この画像だと、アクションカメラからの切り出しなので広角で小さく見えてしまいますが、実際は思ったよりもデカい。ただ、何気にこの時が一番富士山が見えていたぐらいで、あとは2日目にチラッと顔を出したぐらいで、あんまり富士山を拝めませんでしたね。

あえて足柄SAから目指す

 あと、4年半前と違うのが、新東名が新御殿場ICまで延伸されたこと。御殿場以東だとまだ未開通なのですが、御殿場以西からやってくる人間からすると、新御殿場ICが最寄りICということになります。

 なので、本当なら新御殿場ICから目指せば良かったのですが、な~んとなく動画を撮りたいというのもあったりして、あえて足柄SAに寄って遅めの朝食を食べてから、足柄SAのスマートICで降りて富士スピードウェイを目指すことに

[9:18-]東ゲート到着も、入場時にちょっとしたトラブルが…

 何気に足柄SAから富士スピードウェイというのは、4年半前にも通ったルートなので、無事に到着することが出来たのですが、ここでちょっとしたトラブルが…

 といっても、トラブルというほどでも無いのですが、私の前の車が止まって警備員と話をして、右側にそれていったので、おや?とは思ったんですよね。

 左側には看板があって、左側が関係者、右が一般車…って、警備員さんがもう少し手前で分けてくれないとダメじゃない?

 案の定、私はそのまま関係者のゲートに入ってしまいました。一様、先程の警備員さんに「パスはあるの?」と聞かれ、「チケットは…」とチケットを見せたのですが、いやいや、そこで警備員さんも一般の方ですか?って聞いてくれれば良かったのに…

 とはいっても、一様、関係者用のゲートでもチケット確認して入れるのですが、さらにトラブったのは、「駐車料金3,000円です」と言われてしまいます。

 「確か、P6の予約駐車券持っていたら、金曜日は1,000円ってHPには書いてあったんですけど…」と話すも、すぐに確認が取れなかったみたいで、ゲートの先でしばし待つことに。

 まあ、間違えて関係者ゲートに入った私が悪いんですけどね。とりあえず、数分待って、「1,000円でOKでした」ってことで、満を持して入場しました。

[9:27-]無事P7へ

 ようやく無事にP7の駐車場へ。もしかしたら、金曜なら他の駐車場に駐めることも出来たのかもしれませんが、ウロウロしても仕方がないので、とりあえず無難なP7をチョイスしました。

 大丈夫だろうとは思っていたものの、少し不安はありましたが、まだ全然余裕でした。

 私が購入していたP6の予約駐車券は土日のみ。ってことは、金曜日は一般に開放されるのかな?と思っていましたが、普通に立入禁止になってました。それなら、金土日の3日間通しにしてくれたらよかったのに…。まあ、この辺りは、途中で金曜日のサーキット内の宿泊OKが途中で発表されたので、その辺りがちょっと変わってしまったのかも。

[9:55-]時間があるのでコースウォークをする。が…

 サーキットに到着するも、マシンが走り始めるのは12時から。一様、4年半前に訪れたサーキットとはいえ、逆に言えば4年半ぶりだし、まだ足を踏み入れたことがない場所もあったので、コースウォークをすることに

 あまり深く考えずに、P7から周回路を通って、DUNLOP方面へ向かいます。まあ、これはこれでいい経験にはなったのですが、初日から無駄な体力を消費してしまって、いろんな意味で後に尾を引く感じになってしまいました。

[10:05-]DUNLOPコーナー外側

 ということで、まずやってきたのは、DUNLOPコーナーの外側

 ここは、DUNLOPコーナーの横にある駐車エリア。ここは、指定駐車エリアだったのかな?自由だったのかな?ちょっと分かりませんでしたが、普通に入ることは出来ました。

 なんでこんなところに来たかというと、フェンス越しで300Rからの侵入が狙えるかなぁ~と

 ただ、これを見る限りだとさすがに厳しそう

 そうなると、どの辺りからフェンスの上から狙えるのかな?ってところなのですが、ちょうど周回路がカクっと折れ曲がっているところあたりからちょうどフェンスの上から狙えそうな感じ。ただ、相当遠いんだけどね…💦。

[10:10-]DUNLOPコーナー正面

 そして、ちょうどDUNLOPコーナー正面にある丘みたいな場所に。ここは、4年半前にも訪れた場所なんだけど、立入禁止のロープが貼られている右側の端でこんな感じ。DUNLOPって、普通に狙うと真正面になって味気なくなるので、この10コーナーの飛び込みを狙うなら、ちょっと斜めに狙う必要があるんだよね。

 逆に一番13コーナー寄りのところはこんな感じ。12コーナーの辺りが狙えるのかなぁと思ったけど、ちょうどフェンスと重なってしまっていて厳しい。狙えたとしても、DUNLOPのシケイン2つ目(11コーナー)の立ち上がりを狙うのが限界かな。

 本当はこの先も丘が続いているのですが、どうやらここから先は「ダンロップコーナー指定駐車エリア券(抽選・3日間38,000円)」の専用エリアらしく、専用のリストバンドをしていないと立入が出来ないらしい。いやいや、これは厄介だな…。

 そういえば、4年半前はまだP15駐車場だったのですが、今では、SHADE RACING、そしてその奥には、ROOKIE RACINGも鎮座しております。

 個人的に、豊田章男会長に対して非常に尊敬しているのですが、唯一許せないのが、このP15を潰してしまったということ(豊田会長が決めたことなのかは知りませんが💦)。普通のお客さんはアレですが、写真撮影をするカメラマンにとって、この後の13コーナーって有名なスポット。他にもDUNLOPやGR supraコーナーにも近いので、以前あったP15って重宝する場所だったのですが、それを潰してしまったんですからね…。

13コーナー横駐車場のところ

 さて、気を取り直して、もう1つ気になっていたのが、この13コーナーアウト側指定駐車場エリア。事前情報で、ここから12コーナー立ち上がりが狙えるという話なんですよね。

 ただ、そもそもここが入場出来るエリアなのかどうかが少し心配でしたが、ここは駐車だけが指定であり、人の立入は自由でした。ふむふむ、これならフェンス越しで狙えそうな予感がします。

[10:20-]最終コーナー

 あとは、そのままの流れで最終コーナー方向へ。案外、この辺りって4年半前の時には訪れてなかったんだよな。

 何とか、15コーナー立ち上がりがフェンス越しで見えなくは無いけど、う~ん、これはちょっと厳しいな…

 むしろ、ちょうどメインストレートのところに撮影窓があり、ここなら画角にもよるけど、窓を上手に使って狙うことが出来そう。

ワンチャン、ここから狙える?

 あと、少し可能性があるかも…と思ったのが、少しメインストレートを立ち上がってきたところ。遠くにはBRIDGESTONEゲートが見えるのですが…

 ここから、ギリギリ最終コーナーの立ち上がりが狙えます。ただ、この最終コーナーでライン取りがいくつかあるので、どうやって仕留めるかは少し難しいかも知れませんが。

 そして、そのBRIDGESTONEゲートをくぐり抜け…

 一度、下ってから再び登ってくると、ようやくグランドスタンドとイベント広場が見えてきました。

[10:38-]グランドスタンド

 ようやく、P7からだと40分ほどかけてグランドスタンドに到着

 実に、Google Map計算だと、P7からの距離がザッと2.1km。ただ、この距離って単純な距離でしかないので、実際にはDUNLOPコーナーや13コーナー辺りでウロチョロしているから、もっと歩いていることに

 それにしても、4年半前の時は、全然グランドスタンドに立ち入ってなかったんだよな…。今思えば、それもちょっと不思議ですが…。

 ちなみに、少し気になっていたのが、コインロッカーの位置。今回はどうしようかと悩みながら結局使わなかったのですが、ある程度荷物が多い場合は上手に使うのもアリだと思うんですよね。

 何処にあるのかな?って思ってましたが、スタンド席の裏にところどころに設置されてました。鈴鹿なんかだと結構使っている人いるイメージでしたが、富士の場合は、土日に関してもほとんどがカギが刺さったままだったのであまり利用率は高くなさそう

 ちなみに、値段はどうだろう?と思ってましたが、小さい方が400円で、大きい方が500円。小さい方でも相当大きいですが、大きい方だとキャリーケースも入りそうなほど大きいです。

グリッドパスを交換

 グランドスタンドまでやってきたついでに、このタイミングでグリッドパスを交換します。

 といいながら、金曜日に交換出来るのかな?と心配していましたが、さすがにそこは金土日3日間入場券なので大丈夫でした。

 なんか久しぶりのハードタイプのパス。岡山国際だとまずこの手は無いし、鈴鹿でもあまり近年は課金をしていないから、2019年SGT鈴鹿のVIPスイート以来とかかも。

[10:55-]1コーナースタンド

 せっかくなので、このままの流れで1コーナースタンドを目指すのですが…

 いやいや、見えないんですけど…💦。道自体は平坦で直線上ではあるのですが、それなりに遠い…。

 そして、ようやくやってきた1コーナースタンド

 ここは屋根もないので本当にシンプルなスタンド席。といっても、全然岡山よりも高級なスタンド席ですけどね(笑)。

 で、なんでわざわざこんな1コーナースタンドまでやってきたのかというと、ここから1コーナーの立ち上がりが狙えるかな?と思ったから。

 こうしてみると、確かに狙えるんだけど、わざわざここまでやってきて狙う構図なのかと言われるとちょっと微妙かな…。次に行く、イン側と連動で狙うことも当初は考えていたけど、ここに来るまでがものすごい勾配なので、個人的にはあそこを登ってくるという選択肢はまず無いだろうな。

で、ここからどうするの?

 そして、この時点でちょうど11時で予選開始まで残り1時間

 あとは、1~2コーナーのイン側を見てからバスで戻ろうかなぁと思ったのですが、改めてルート地図を確認したら、モビリタの北側にバス停が無いんですよね(というか、そもそも北側を通らない)。一様、ちょうど1コーナースタンドにバス停があるから、もう戻るかなぁ…とも思ったのですが、まだ1時間あるし、やっぱり何気に1~2コーナーのイン側を見ておきたいという思いもあったので、歩いて戻ることに…。ただ、これがまた判断ミスの1つでした。

 この1コーナースタンドとグランドスタンドの間にある、1~2コーナーのイン側に行く内側通路。今回は下る方向だったので良かったのですが、これをトボトボと登ってくる元気は私にはないな…

 そして、ホームストレートの下をトンネルで潜ると、左側に1~2コーナーのイン側に行く道があるのですが、これまだかなりの急な上り坂。ホント、今回の参戦で改めて感じましたが、富士スピードウェイって本当に起伏が激しい。なので、体力的なことを考えると、この坂を上手く攻略して撮影ポイントを回っているというのも大事な気がします。

[11:10-]2コーナーイン側

 さて、その2コーナーのイン側

 よくここでは脚立に登って、フェンスの上から狙うカメラマンをよく中継映像で目にしていましたが、こうしてみると、むしろ離れて少し高い位置から狙った方がむしろ楽なのでは?と思ってしまいます。

 さらに1コーナー寄りというか、ホームストレート寄りのところはさらに小高い丘になっているので、1~2コーナーの間の縁石のところをいい感じで狙えます。

コカ・コーラコーナー~100R手前

 1~2コーナー方向からコカ・コーラコーナー方向に戻ってくると、唐突にペインティングがしてあるエリアが登場。落書きされてるというよりも、意図的に書いているっていう感じではありましたが、何かNürburgringな感じがあって良きです。岡山国際もこんなんやればいいんじゃない?

 そして、今回の1つの目的でもあったコカ・コーラから100Rにかけてのフェンス越しスポットを物色しようとしたのですが、100Rに向かう通路にカラーコーンと掲示が。

 「いやぁ~、ダメなのか…」と思っていましたが、よく読むと「通行は可能です」の文字。ただ、実際はこの通路ではなく、斜面のところで撮影する形になるので、ほとんど関係無い感じでした。

 ようやく、グルッと回ってADVANコーナーが見えてきましたが、この時点で11:26。予選開始まで30分ちょっとさすがに、時間無いぞって焦ってきました💦。

 一旦、P7の駐車場に戻って、機材チェック。実は、このコース1周で少なくとも5.5km歩いたことに(たぶん、実質的には6km近くになっている模様)。いくら最小限の荷物で歩いたとはいえ、普段歩かない人間が6kmも歩いたらそりゃ体力奪われます

 ただ、ツベコベ言っている時間は無いので、急いで用意をして、車を離れたのが11:44ヤバイ、あと16分しか無い!

 ただね、そこに立ちはだかるのが、この上り坂ですよ。いやいや、ある意味、想定はしていたんだけど…

 特にラストの坂が見た目以上にかなりの上り勾配。この時、PGYTECHのキャリーケースで登っているので、荷物背負ってないので、それでもはぁ~はぁ~ぜぇ~ぜぇ~です💦。

 そして、ようやくコカ・コーラ・コーナーに到着したのが、予選開始3分前!。富士って大きすぎて感覚がバグるのですが、P7からこの場所まで実に1kmちょっともあります。1kmちょいって、岡山国際だと愛多神社からマイクナイトコーナーまでいけるもんな…。

[12:00-]S耐Aドライバー予選

 ということで、何とかギリギリに戻ってきたコカ・コーラコーナー

 4年半前もここで撮影したこと自体はあったけど、細かく何処で撮影したかまではあえて確認せずに来ました。当初は下から狙おうかと思いましたが、フェンスがギリギリかかりそうだったので、とりあえずフェンスのギリ上で撮影できる上段の通路の縁から狙いました。(ただ、改めて4年半前の時を確認してみたら、全く同じ場所でした)

 840mmで狙ってこれが限界。特に下位カテゴリーになると車体サイズも小さくなるので、ちょっと物足りなさを感じます。

 ということで、APS-Cクロップを使って、換算900mm弱でこれぐらい。SEL400800Gとかだと1.4倍テレコンで十分イケるのでしょうが…。

 当初はクリップを狙うつもりでいたのですが、何となくだんだん立ち上がりを狙うイメージに。おそらく、車体サイズ的なこともあるんだと思います。

 実際、ST-Xクラスになると、840mmでちょうどって感じです。背景を芝生にしてしまうのはそれはそれでシンプルでいいのですが、あんまり流そうとしても雰囲気が出ないんだよな…。

あえて3コーナーの飛び込みを狙う

 撮影をしていて、何となく「3コーナーの飛び込みも狙えるんじゃね?」と思って狙ってみたのですが…

 まあ、シャッター速度を落としきってないので、何だか中途半端な感じに。構図的には悪くないんだけど、如何せん、換算1,260mmだからな…。鈴鹿のスプーン手前の200R立ち上がりをねらう感じと同じなので、いい予感がしなかったので自重しました💦

立ち上がりを流す

 クリップはある程度狙えたので、もうちょっとバラエティが欲しいということで、3コーナーの立ち上がりを流すことに

 本来のマシンサイズからするとこれぐらいで狙いたいけど、背景がよろしくない…

 ということで、ここは「コカ・コーラコーナー」ということで、コカ・コーラ看板を流してみました。こうしてみると、もう少しシャッター速度を落としても良かったような気もしますが、ちょっと置きに行っちゃいましたね。

[12:55-]S耐Bドライバー予選

[12:55-]コカ・コーラフェンス越しA(8枚目)

 続いてのBドライバー予選。ここで満を持して、下に降りてフェンス越しを狙います。

 いや、実は4年半前に訪れた時に、ここで狙いそびれていて、「いつか、あそこでフェンス越し狙ってみたい…」と思い続けていたんですよね。なので、何気に念願叶ったって感じです。

 「上手くフェンス消えてくれるのかな?」とか、「影を利用しないと厳しいのかな?」とか思っていましたが、フェンス自体が錆びた感じになっている上に、840mmという焦点距離も相まってほとんどフェンスの存在は気になりません。これなら全然狙えます。

 ここでも、当初はクリップからすぐの辺りで狙っていたのですが、だんだんと立ち上がり気味で狙うように。しかも、ちょうどタイミング良く背後に後続車が入るとさらにいい感じ。こういうのって、岡山だと案外ありそうで無いんだよね。

[13:11-]あえて手前のフェンスも抜く

 あまりにも上手くいくので、少しでも低い視線で狙いたいなということで、手前のフェンスも被ってしまう位置まで降りて、あえての二重フェンス越し。抜いているフェンス自体は同じです。

 ついでにシャッター速度も少し落としてみましたが、かなりいい感じ。こうなってくると、背後の事も気になり始めて、もう少し100R側で狙いたいところ。(このタイミングでは先客さんがおられてここが限界でした)

 ちなみに、背後のマシンと絡むといいのは言わずもがなですが、村上モータースの2段が連なったのはラッキーでした。しかも、88号車のライトの光芒が少し出ているのもいいっすね。

[13:24-]フェンス2枚分100R側へ

 先客さんが移動したのでそのタイミングで、私も少し100R側へ移動。ちょうどフェンス2枚分右側にずれた感じです。

 今度はraffineeの編隊が狙えましたが、やはりクリップからの立ち上がりすぐを狙うなら、後続車が絡んで欲しいよね。

 いやいやいや、富士まで来た甲斐があるってもんですよ!。コカ・コーラとはいえ、車速は結構速いし、1/160sって大丈夫かなぁ…と思っていたけどバッチリでしたね。

 強いて言えば、背後の車が気になる…たぶん、トイレの横のテントエリアに駐めてる車両かな?。その点、本当はもう2~3枚ぐらい100R側に移動することが出来るっぽかったです(こちらはこちらでまた別の先客さんがおられました)。

[14:05-]S耐Cドライバー予選

コカ・コーラコーナー正面

 続いてやってきたのは、同じコカ・コーラコーナーの正面やや左。割とカメラマンが群がるところです。

 ここの特徴は、やはり2コーナーから下ってきての3コーナーへの飛び込み。カメラマンによっては、縦構図で奥行きを生かす人も多い場所。ただ、私の場合、マシン撮影で縦構図って全くしないんだよな…。

飛び込みを狙う

 ということで、シンプルにそのまま狙うと、やはり840mmではなかなか厳しい。ただ、背後にマシンがいると、それはそれで画にはなる。

 かといって、やみくもにAPS-Cクロップをして寄ると、それはそれで味気なくなる

 そういう意味では、良くも悪くも背後が重要になるので、予選というよりも決勝向きな場所。岡山の最終コーナー飛び込みみたいな感じだよな。

 あとは、あまりコーナーに入りすぎてしまうと、路面がフラットになってきてしまうので、望遠を生かしながら、若干手前で狙った方が奥行きが生かせそう

コカ・コーラ看板を背景に流す

 ということで、早々に作戦を変更して、思い切ってコカ・コーラ看板を背景に流すことに。

 先程よりも思い切り流してみました。こうしてみると、案外1/25sでもイケるのね。

[14:45-]S耐Dドライバー予選

[14:48-]1コーナー立ち上がりフェンス越しA

 次に、Dドライバー予選でやってきたのは2コーナーのイン側

 先にも述べたとおり、よくテレビ中継などでは、ここで脚立に乗って、フェンスの上から狙うカメラマンを見たことがありましたが、何となくそのままフェンス越しで狙えるような気がするんだけどな…。

 確かに手前のガードレールが邪魔ではあるけど、ガードレールを意識して狙えばフェンス越しでもサクッと狙える。もちろん、脚立やちょっとした踏み台があると楽かもしれないけど、それはそれで大変だと思うんだけどなぁ…。

 個人的にはこれぐらい見切れちゃっても気にならないし、気になればAI削除かなんかで消してもいいんじゃないかと。それよりも、1コーナー飛び込みが見えないので、急に出てきたマシンを追いかけるということの方がはるかに大変な気がした。

[14:53-]1コーナー立ち上がりフェンス越しB

 元々感じてはいたのですが、フェンスに近づくほど位置的に下がってしまう

 ならばと、あえて数m程うしろに下がって、あえて望遠気味に狙ってみることに。

 う~ん、狙えなくはないけど、やっぱりちょっと白く霞んだようになっちゃうな…。そりゃ、焦点距離も変わっていないから、そうなっちゃうよな…。テレコン外して600mm F6.3で狙ってもあんまり変わらないかもな…。

[14:58-]1コーナー立ち上がりフェンス越しC

 ならばと、再び前進をして、今度は狙うタイミングを後ろにずらして、より立ち上がり気味を狙うことに

 う~ん、こっちの方がタイミングは狙いやすいけど、フェンスは見切れやすいなぁ…

 ただ、これもいいか悪いかは別として、奥の手としては、AI削除で消せるもんね。なんなら背後のフェンスも消してみました(笑)

[15:07-]2コーナー

 もう少し時間があったので、もう少し高い位置から2コーナーを流してみることに

 う~ん、悪くはないんだけどね。無理してここまで来て狙う構図か?と聞かれると微妙に思ってしまうよな…。

 焦点距離をアレコレ変えてみたけど、う~ん、やっぱり同じような感じかな。せめて、これがアウト側のフェンスに何かしらロゴや旗が貼り出されたら違うんだけどな…。

[15:30-]S耐E・Fドライバー予選

[15:30-]3コーナー立ち上がりリア

 続いてやってきたのは、コカ・コーラコーナーの手前側の方

 何となく、リアが狙えそうかなぁと思ったところに、他のカメラマンさんもいたので、どう狙っているのかな?と思いながら、私も試行錯誤しながら狙ってみました。

 はじめはコーナーからの脱出なのかな?と思って狙っていたのですが、思いのほかいい感じに狙えないので、発想を変えて100Rへの侵入の感じで狙ってみました。

 これ、鈴鹿の逆バンクの逆でマシンが次第に消えていく感じなのですが、その奥に御殿場の街が遠目に見えるのが、何ともサーキットらしくないというかある種の違和感があるので、あえて狙ってみました。

 そういう意味では、公団ちゃんが割とシックリ来るのよね。

 あえて、イン側の芝生を意識して狙う構図も考えましたが、う~ん、どうにも私にはこれ以上の引き出しが無かったなぁ…💦

[15:53-]3コーナー流し撮り

 これ以上悪あがきをしてもいい感じに狙えそうになかったので、残りちょっとをどうしようかなぁと思ってやってきたのが、コカ・コーラの途中

 ここからだとギリフェンスの上から狙えるので、あえて流してみました。

 本当はもう少し広角寄りのレンズがあれば看板も流せたかもしれませんが、このままだとちょっと厳しそう。

 ということで、あえて寄ってみたら案外悪くない感じに。とはいえ、コカ・コーラ感も全然無いんだけどね💦。せめて、ガードレールに色とかロゴが付いてたら良かったんだけどな

[16:16-]サーキットを切り上げる

 ということで、16時で予選走行がすべて終了。これにて、1日目の撮影は終了です。

 せっかくなので、パドック内に入って駐車場に戻ろうとするも、ここでもまた上り坂…。ホント、富士は何処に行っても、この上り下りが激しい。

 ということで、15分ほどでP7の駐車場に戻ります。今年は、金曜日から3日間、そのままキャンプや車中泊をしてサーキット内に残ることも出来るのですが、体力的にもそれは厳しいので、今回私はホテルに切り上げます。

 途中御殿場市内のスーパーで土日の食事を調達し…

 さすがに御殿場まで来ると無給油では帰れないので、余裕のあるこのタイミングで給油を終えておきます。

[17:20-]長泉のホテル到着

 で、今回私が宿泊したのは、サーキットから南へ35km程離れている長泉町にあるホテルルートイン長泉沼津インター第1

 実は、これにはいろいろと事情があって、そもそもホテルを押さえようとしていたときに、私はこの富士24Hの開催日を1週間勘違いしていたんです。で、1週間間違えたままで、御殿場市内のホテルを物色していて、ある時に開催日を間違えている事に気づいたものの、その時には既に御殿場市内のホテルは満室で、結局、この長泉のホテルになったという訳。

 まあ、元々、富士戦は御殿場のホテルは厳しいという予感はしていたし、車で30分ちょいであれば全然余裕ですからね(鈴鹿戦でも30分以上かかることも多いし、何なら岡山は毎日1時間半以上かけて行ってるし)。距離的にも一般道で向かっても良かったのですが、時間帯的にも夕方のラッシュにハマっても嫌だなぁと思い、無理せず御殿場ICから東名高速に乗って、新東名の長泉沼津インターで降りました。

 私の場合、何だかんだでルートインホテルの利用が多いのですが、それは大浴場があるというのもありますが、ホテル内で夕食が取れるという点もあります。もちろん、出かければ他にもご当地の美味しいものがもっと安く食べられるのでしょうが、毎度のこと、そんなに歩き回る元気もないですからね💦。ちなみに、今回は通常のメニューとは別に、しらす丼があったので思わず頼んでしまいました。

 この日は、翌日の雨予報に向けて、カメラバッグの機材入れ替えをザザッと行ったり、1日目のデータ整理をしたりして、21時頃には就寝しました。

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