S耐 スーパー耐久シリーズ2018
Rd.4 オートポリス F.P.Day(2018.07.13)
今年初となるオートポリスでのレースは、通算2回目のスーパー耐久オートポリス戦。ちょうど海の日を挟んだ3連休とあって、金曜日から脚を運んだとしても、月曜日の休みを取る必要がないので、ちょうどタイミングとしては結構良かったです。心配だったのは、梅雨時期最後の大雨でしたが…。
ということで、今回は金曜のフリー走行目の撮影記編ということで、旅レポート風に紹介していきます。
1週間前の平成30年7月豪雨を乗り越えて…
今回のオートポリス参戦で気にしていたのは天候。7月の半ばということで、通常なら梅雨明けを目前とした大雨が降りかねない天気の時期。さすがに、九州まで行って大雨で…というのはなかなかツラいものがありますからね。
そう思っていた矢先、ちょうどオートポリス戦の1週間前の7/5~7にかけて西日本を中心にいわゆる平成30年7月豪雨がありました。ちょうど2年前にも、オートポリスのある大分県日田市で大雨被害が出ていて心配していましたが、幸いサーキットの周辺は大きな影響はありませんでした。しかし、福岡や広島・岡山などでは甚大な被害となり、平成になってから最大の大雨被害となりました。
実は、我らが鳥取も大雨特別警報が出るほどでしたからね。万が一、日程が1週間ズレていたらたぶん大変なことになってたんだろうな。
往路は山陽道は通行止め
知り合いから送られてきたけど山陽道これはやばいでしょ、、、
— ぴら (@U_yn_13_dai) 2018年7月7日
復旧だいぶかかるよ、、、 pic.twitter.com/8kakfsUOfX
今回の大雨被害により、特に広島を通る山陽道が通行止めになっていました。幸い、中国道の通行止めは当日までに解除され、なんとか行ける状況に。
スゴい!中国道全通したみたいですね。
— Ke-Kun Photo (@evo_tak_photo) 2018年7月9日
岡山道も開通して、岡山との物流も回復しそうです。
残すは九州道!https://t.co/OrttWstwFP pic.twitter.com/wsXCu1Lmt7
大雨直後は「そもそも九州まで行けるかどうかも怪しい」状況だったので、それを考えれば、まだ良かったとも言えます。九州道も北九州高速が回復したことで、迂回ルートも確保され、何とか行けるメドが立ちました。
北九州高速道路4号線の通行止め解除についてhttps://t.co/tvkvUJEC9P
— Ke-Kun Photo (@evo_tak_photo) 2018年7月10日
最も懸念していた九州道の通行止めですが、
北九州高速道路が開通したことで乗継ぎもある程度は流れそうです。
とはいえ、広島では二次災害の洪水も発生しているようなので、
気をつけながらの走行が大切ですね。 pic.twitter.com/PidoFl6CF9
そのため、いつもなら一度岡山に出てから山陽道を西に進むのですが、今回は中国道を走ることに。何気に中国道を広島方面に走るのなんて、2015年4月のB'z広島公演以来です。
ただ、今回、鳥取を出発したのが19時すぎ。実はこの日は仕事で滋賀に出張をしていて、鳥取に戻ってきたのが18時。そこから少し後片付けや何やらがちょこちょこあったので、そういう時間帯になってしまいました。
山陽道が通行止めになっているし、国道2号もなかなか大変だという話だったので、中国道がある程度混雑をするのは覚悟はしていましたが、いやあ、結構想像以上でした。ただでさえ、設計が古くて、カーブや起伏が多い中国道ですが、そこをバンバントラックが抜きあいをしていきますからね。鈴鹿行きで夜のトラック集団には慣れていますが、加速しないトラックを抜こうとしているトラックに乗用車が詰まるというなかなかスリリングでした。
そして、さらに想定外だったのが、SAやPAがほとんど長距離トラックに占拠されていたこと。ある程度、SAは混雑する予感はしていましたが、山の中にあるPAでも混んでいて、エリア内の駐車場はもとより、エリアに入ったり出たりする誘導路にもトラックが止まっている始末。なので、休憩しようにも休憩できないという結構厳しいものがありました。
当初、勝央SAに寄ったのは予定通りでしたが、その後、七塚原SAに入ろうとするも駐車出来ず、結局気付いたら宮島SAまで走ることになってしまいました。実に2時間半、230kmノンストップでした。幸いだったのは、広島北JCTから山陽道側を通行したのですが、山陽道は交通量がガクンと減ったので、走りやすくて良かったです。
結局、この日は美東SAに24:30過ぎに到着をして一度仮眠。4:00過ぎに目覚めて、4:30に再スタートをして、古賀SA・山田SAと軽油して日田ICを降りたのが7:00過ぎ。コンビニで朝食と昼食を確保して、サーキットに到着をしたのが、8:30でした。
2016.11 【S耐】 |
2017.09 【SF】 |
2018.07 【S耐】 |
|
鳥取IC | 17:34 発 | 17:24 発 | 19:16 発 |
勝央SA | 18:37 着 | 18:30 着 | 20:20 着 |
福山SA | 20:18 着 | 20:07 着 | レ |
宮島SA | 21:50 着 | 21:38 着 | 23:04 着 |
美東SA | 23:21 着 | 23:06 着 | 24:37 着 4:32 発 |
古賀SA | 0:47 着 4:45 発 |
0:29 着 5:00 発 |
5:47 着 |
山田SA | 5:24 着 | 5:47 着 | 6:41 着 |
日田IC | 5:50 着 | 6:18 着 | 7:07 着 |
オートポリス | 7:07 着 | 7:14 着 | 8:14 着 |
車載動画も撮ってみました
以前から撮りたいなぁとは思っていたのですが、ようやく車載動画を撮ることができました。
大分道の日田ICからオートポリスサーキットまでなので、日田市側からサーキットに向かう様子はよく分かって頂けるのではないでしょうか。そんなに難しいルートではないですが、結構狭いところもあったり、アップダウンも結構あるので、初めて走られる方は一度参考に見た方がいいかもしれませんね。
実に昨年9月以来10ヶ月ぶりのオートポリスです。
まずはブリッジ手前のセクションから
5月末のSGT鈴鹿300kmレース以来の撮影とういこともあり、少しは慣らしをする必要があるかなぁと思い、まず手始めに選んだのはブリッジ手前を選択しました。
60R
ブリッジ手前の中でも一番奥側の60R。何気にここまで奥で撮影をしたのって意外と無かったかも。
今回からマシン撮影に使うのは、ボディはα7III。さすがに、マシン撮影にα7RIIIってのは高画素過ぎるし、α7IIIの方がAFも強いし、何より象面位相差AFがF11測距に対応しているので、SEL100400GMに2倍テレコンを装着しているんですよね。そしたら、35mm換算で800mm。APS-Cで400mm×1.4倍テレコンだと35mm換算840mm。これでまあいいでしょ。
本当はもうちょっと前に出てしまえばいいのでしょうが、さすがにこの草むらを前進する勇気は無かったですわ。
50R
少しブリッジ側に移動して50Rに侵入するマシンを狙います。
コーナーに入ってきた辺りが狙い目ですかね。
さらにもう少しブリッジ側に移動してみます。
ちょと背景が短調ではありますが、まあまあいいでしょう。
40R
ほとんどポジション的には変わりませんが、40Rのクリッピングを通るところを流していきます。
横の流し撮りとしては、結構このポイントは好きですね。入門編にもいい場所なので、ここで練習してみるのもいいでしょうね。
ジェットコースターストレート下のへき地を物色へ
実は、2年前にも撮影ポイントを物色して訪れたことがあったけど、もうちょっとちゃんと物色したいと思って、このタイミングで訪れました。
60R
ジェットコースターストレート下の撮影ポイント。以前に来たときはもうちょっと60R寄りだったけど、このあたりがちょうどコーナー侵入を狙うならいいかもね。
90R側だとリヤを狙うってのも悪くないかも。
ここまで車で入ってくることが出来ますが、正直、道の高さだとやや低いです。実は道の横に40cm程小高い場所があるのですが、ここに登るとちょうどフェンスの上から狙えなくは無いです。
悪くないよね。ただ、もうちょっと60R寄りでも良かったかな。
工夫をして撮れば何とかなりそう。だけど、正直、ここまで来て撮影をするショットかといわれると微妙かな。
90R
実は、今回のオートポリス参戦前にこちらのブログでいろいろと探していたときに、この写真を見つけて、どこなのかなぁ?とずっと探していてようやく見つけたのがここ。岡山だと最終コーナーでこういうシチュエーションあるけど、オートポリスで思い当たる節があんまり無かったんですよね。
ちょうどジェットコースターストレート下の道を一番奥まで進んだところがちょうどここです。
ここも少し道よりも一段高くなっていて、撮影することが出来ます。
遠くから見ると、ちょうどこの写真の中央にある電柱のところ。結構高いことが分かります。
ブリッジ側はこんな感じ。いずれにしても、ここで撮影をしなくても、もうちょっと前に出たら寄って撮影が出来ます。ただ、ある程度管理はされているとはいえ、長ズボンじゃなかったので、もうちょっと前に行く勇気はなかったですね。
アウト側の縁石がやや斜めになる角度がちょうどいいでしょう。単独で撮るのもいいですけど、後ろにマシンがある方が画的には好きかな。案外90Rの侵入のところを狙うのも良さそう。
外側の縁石を使いながら、前後の奥行きを生かして…という撮り方は、正直岡山国際の最終コーナー手前が一番画になるかな。
続いて定番の100Rへ
続いて向かったのは定番の100R。
ここはもうオートポリスといえばここ!っていうぐらい有名な撮影ポイントですよね。普通に考えたら絶対あり得ないと思うんだけどなぁ…。岡山国際でいったら、ウイリアムズコーナーのアウト側で撮影出来るようなもんだから。
実際、ここで撮影していると結構怖いんです。ちょくちょく縁石の終わりをアウト側にふくらんで土ぼこりを上げながら走り抜けていくってのもあるし。
そうこうしていたら、ピンクのアウディが100Rでスピンしてそのままクラッシュバリアへ。いやあ、なんか今日は嫌な予感がしたんですよ。しかも、結構このアウディ勢が100Rをタイヤ落としながら走り抜けて行っていたし…。
この赤旗のタイミングで場所移動しました。
そういえば、私としては初お目見えとなるイーストウイング。なんかコレまでのロイヤルルームと違って、いたって普通の建物って感じになっちゃってます。
ブリッジ下の芝生エリアから80Rが狙えるのか?
ここも、先程と同じブログで探した撮影ポイント。この写真がなかなか場所が分からなかったのですが、背景に駐車場があって、こういうコーナーってここぐらいしか無い気がするんですよね。
前から気にはなっていたポイントだったのですが、何気にここまでやってきたのは初めて。
何とかフェンスの上から狙えるのかなぁと思っていたけど、ただ立っているだけだとギリギリ無理な感じ。脚立とかで少し登れば狙えるかもしれないけど、ここはスグ近くには車が停められないのでちょっと面倒くさい。
そうなると、あと可能性があるとすれば近づいてフェンスをぼかすしかないですね。
岡山国際サーキットのイメージだと、「ここに撮影窓を開けてくれ!」って言いたくなるな。確かにフェンスの写り込みが気になるので、ちょっとアンダー気味にもしてるけど、これぐらいが限界かな。ただ、開放F値よりも、あえてもうちょい焦点距離伸ばしてしまった方が、フェンスは消せるかもな。
再びブリッジ手前へ
午前中最後は再びブリッジの手前へ。
先程はGr.2だけの走行だったので、Gr.1を撮るために再び訪れました。
40Rの横流し
なかなかいいっすね。
午後からはブリッジ下から
Vitzの走行を挟み、午後からの走行はブリッジ下へ。
ちょっと早めに行って場所取りです。意外とこういう写真撮っていなかったのですが、結構斜面だということが分かります。しかも、地肌が見えていて、結構下っていくのは怖いです。
ちょうど有刺鉄線が広がっているところから、シケイン状に立ち上がってくるところを狙います。
やっぱり、オートポリスといえば、ここで撮らずにはいられないですよね。
前に撮れなかったジェットコースターストレートでリベンジ
当初は車で移動するつもりだったのですが、「そういえば…」と思って訪れたのがここ。
ジェットコースターストレートです。先のブリッジ下に撮影するのに駐車するスペースから下に降りるとここに出てくるんですよね。
初めは下ってくるところを撮影しようとも思いましたが、ガードレールも短調だし、ここで流し出てもあんまり画にならない予感がしたので、あえてヘアピンの立ち上がりを狙うことにしました。
こういう雰囲気って、案外他にありそうでないんですよね。あと、結構車速早いので、シャッター速度は要注意ですね。
ちょっと写りが甘いですが、こういうショットも狙えなくは無いです。
参考までに60R方向はこんな感じですが、さすがにこっちで狙うことは無いでしょうね。
再び100Rへ
続いて向かったのは再び100R。先に訪れた時はGr.2の時だったので、Gr.1のマシン撮れてなかったんでね。
にしても、やはりここは午後に狙うポジションですね。
金曜に珍しくファイナルコーナースタンドへ
この日最後に向かったのはファイナルコーナースタンド。何気に私の中でファイナルコーナースタンドって、決勝中に訪れる場所というイメージがあって、金曜の練習走行で訪れるのってたぶん初めてな気がします。
というのも、もう1日目にしてこの日差しの強さにやられていて、だいぶん集中力も無くなってきていたし、この感じだと、土日にマシン撮影をする元気も無いかも…と思ったりもしたので、「とりあえず金曜に狙っておこう」と思ったわけです。しかも、ここなら座って撮影出来るし。
まずは定番の23番ポスト横
まず向かったのは、23番ポストの横。ここって、ブリッジを潜ってファイナルコーナーに入るまでがS字状になっているので、画的にカッコいいんですよね。
ここで撮影をすると、やっぱり背景をイメージして撮影したくなりますよね。
もう少しピット側へ
少し撮影ポイントをピット側にズレた場所。実はここも先程のブログを参考にさせてもらいました。この写真が、カッコいいなぁと思いつつも、ここだけ見ると「何処だよここ?」とだいぶん探しました。決定打になったのは背後のフェンスですね。こういう形状になってるのってここしかないんで。
ホント、ここのショットだけ見ると、一瞬「何処で撮ったんだ?」って思っちゃいますよね。
15:45までのS耐の走行時間を終え、16時過ぎにはサーキットをあとに。
今回のホテルは山鹿
今回利用したのは、山鹿にあるスーパーホテル熊本・山鹿。2017年7月にオープンしたホテルということで、新しいホテルです。本当は昨年利用した菊池のHotel AZが良かったのですが、予約が取れなかったので、今後のことも考えてここを試してみました。
ただ、山鹿ということで、サーキットからのアクセスはちょっと気にしていました。一様、山あいを抜けていく裏道を事前に検索していて、そのルートで走りましたが、結局50分ぐらいはかかりました。もちろん、街中は渋滞すると結構かかりますが、まあまあこれぐらいなら良しとしますかね。日田もそれぐらいかかるわけだし。
コツとしては、朝一だったら普通に菊池を抜けるルートとそれほど時間が変わらないのでそちらでもいいですが、夕方は間違いなく菊池と山鹿の街中が混むので山間を抜けていく方がオススメ。このルートだと山鹿に出てきたあとに、ドラッグストアやスーパー、電気店も並んでいるので何かと便利。ただ、注意点なのは、最後の最後に国道3号線に出るところの「山鹿市西上町」の交差点がとても渋滞してしまうので、様子を見ながら手前の交差点を右折して少し大回りをした方がいいかもしれないです。
ちなみに、ホテルとしては部屋は広いし、さすがに新しいだけあります。また、ここのありがたいのは大浴場があるということ。こういう夏場とか、金曜日からの参戦となると、きちんと湯船に浸かりたいですからね。ここが大きいです。夕食もすき家やマクドナルド、ケンタッキーから魚民などなどちょっと歩けば店は豊富ですし、セブンイレブンも近くにあるので困らないかと思います。ただ、私は土曜日はあまりの疲労感から食べに行く元気も無くて、ホテル到着前にすべてスーパーで買いそろえてしまって、部屋で食べました。
何だかんだ疲れもあったりで、就寝したのは20時過ぎだったかな。