SUPER GT 2017 鈴鹿1000km FINAL Day.2(2017.08.27)
気付けば、今年で4回目となる鈴鹿1000km。さすがにもう大分慣れた感じはありますが、この1000kmも今年がとりあえずFINALということで、しっかり今年も満喫してきました。
ということで、今回は1日目の撮影記編ということで、旅レポート風に紹介していきます。
決勝日 Day.2 入場者数:45,000人
2日目は5時前に起床。だいたい、ホテルでの宿泊は熟睡出来ないというのが定番なのですが、今回は2度起きただけで結構いい感じに眠ることが出来ました。
2日目の朝は、PWまで急ぐ予定も無いので、ホテルの朝食を食べてからでもいいかなぁとも思いましたが、やはり駐車場の具合や渋滞具合等も心配だったので、結局5時すぎにホテルを出発し、給油やコンビニで朝食を購入したあと、朝6時前に到着しました。
この時点で、ほとんど前日と同じ40台ぐらいの状況でした。
ちなみに、写真は無いのですが、モータースポーツゲートの方はなんともないのですが、通常の正面駐車場のあたりは結構混雑をしていました。この時点で、「何だか今日はお客さん多いんじゃないの?」という気配はありました。
しかも、6時の時点でもう並んでます。いやいや、早いだろう…。
気付けば、7時前でこんな感じ。いやいや、皆さんお元気ですね。ちなみに、駐車場はこの時点で100台ちょっとという感じでしょうか。この時間帯はあくまで入口に近い奥側を優先して入れていきます。
ゲートオープンの7:20でやっと手前側に駐車が始まります。それでも全然悪くないですよね。なので、ホテルが6時半からの朝食で、そこから30分ぐらいで来れるのであれば、まあまあ食べてからでもいいんじゃないですかね。ただ、その場合、混雑を避けて、正面駐車場側は通らず、中勢バイパス側から来た方が渋滞を避ける意味でもいいでしょうね。
ゲートオープンから2分であれだけ長かった隊列が無くなります。だからそこまで並ぶ必要無い気がするんだけどなぁ…。
1日目は写真取り忘れていましたが、ホントでGPスクエアから1コーナー方向に向かう通路の所にサクッと出ることが出来ます。鈴鹿でこの近さはヤバイですよ!。
とりあえずラウンジでまったり
先にも述べたとおり、2日目の朝はそれほど急ぐこともないのですが、せっかく高いチケットを買っているので、朝からラウンジに到着。
2日目は出来るだけモニターに近いところを確保。
S耐@鈴鹿の時もそうでしたが、朝からラウンジでアイスコーヒーを飲みながら、「さぁ~て、今日はどう動こうかなぁ…」と考えるのが何とも贅沢ですよね。
このバリケードみたいな所に荷物を置いて、そこにワイヤーをかけて荷物を置いている人がいましたね。いや、それ、案外いいと思うな。確かに、良いか悪いかという議論もありますが…。そういえば、ラウンジ内に棚があったんだけど、あそこは荷物置いてもいいってことだったのかな?。
ちょっとトイレに行ったときの1枚なのですが、まだ8時半前でPWまで1時間以上あるのに、もう既に隊列が並び始めてる…。確かに他にやること無いけど、そりゃ早すぎませんか?。
そうこう言いながらも、PWまで1時間を切るようになるとさすがに皆が並び始めるので…
私も隊列に加わります。私が入ったのはちょうどブリッジのあたり。
開始10分前に圧縮がかかり、2番と3番のラウンジの間のあたり。何気に1日目よりも前に入れるんじゃないの?。
あと、何気に1日目も気付いてはいましたが、PW入場の隊列がセンターハウスの前あたりまで来てました。厳密にどっちの隊列か確認してないけど、たぶん最終コーナー側の隊列なのかな?。
[9:45]ピットウォーク
定刻通りピットウォークがスタート。
やはり、優先入場の威力は凄まじく、チームによってはお姉様方の準備が出来ていないところもあるぐらい。
今回、何気に一番の誤算だったのがこのカラーコーンの位置。
こんなにカラーコーンって近かったっけ?
実は昨年の写真と見比べると、去年の半分ぐらいの位置になってました。
APS-C 72mm
APS-C 101mm
APS-C 70mm
実は、この日のPWはα6500にナナニッパを付けて撮影をしていたのですが、さすがにAPS-Cに70mm(35mm換算で105mm)でも近すぎるぐらいの距離。まだα7Ⅱしていれば撮れたものも多かったかもしれませんが…いやあ何気にちょっと残念でした。
それでもやっぱり決勝日のPWは平和ですね。
逆に言えば、予選日のPWの混雑は、明らかにドライバー目的の人が集中したことで起きたんでしょうね。
ただ、毎度のことながら、ここは激混みです。本当はもうちょっと広がってくれたらありがたかったのになぁ…。
[11:10]ラウンジで昼食
ピットウォークを終え、本来ならグリッドウォークへ…と行きたいところですが、今年はそちらの入場が出来ないので、一端ラウンジへ戻ります。
PW終了が10:35で、ラウンジのお弁当配布が11:30からの予定でしたが、11:10頃には食べ始めている人がいたので、私もちょっと早めに貰いました。
VIPスイートはちゃんとした入れ物に入っていましたが、ラウンジは紙製の箱でした。やはり、私みたいな人にはちょっと御飯が少ないかな。
決勝はスプーンへ
昼食を食べ終わり、決勝レースのスタートはスプーンへ。
実は、当初はスタートを1コーナースタンドで狙おうと思っていましたが、レースの数日前にスプーンへのシャトルバスが運行されるとの情報があり、さすがに決勝レースが6時間近くになる鈴鹿1000kmだけに、こういう時じゃないと行きにくいなぁと思い、スプーンへ向かうことにしました。
が、ここでちょっとした問題が…。
センターハウス前に11:30すぎには到着していた私。「よし、スプーンに行くぞ!」と思っていたのですが、よ~く看板の内容を読んでいると…
運休 11:00~12:15
マジかよ…orz。
スタートは12:30だから、これはスタートに間に合わない可能性も十分あります。といっても、どうしようもないので、首を長~く待っていて、実際バスが来たのが12:25頃。
案の定、バスが出発をしたのも12:30過ぎでした。
お陰様でスタートの瞬間は、バスの中にいてSUZUKA VoiceFMを聞いていました。
激感エリアの周回バスはマイクロバスですが、スプーン行きのバスは民間委託をした大型バス。スプーンまでどうやって行くのかなぁと思いましたが、これもある意味予想通り、サーキット内を走ってはいけないので、一度モータースポーツゲートから外に出て、鈴鹿サーキット前交差点をサーキット道路を北上し、住吉三丁目3交差点と石丸南交差点をそれぞれ左折し、スプーンゲートまで向かいます。
[12:45]スプーンで撮影開始
スプーンに到着したのが12:40過ぎ。
ちゃちゃっと坂を登っていくと、私も初めてのスプーンの光景が広がります。テレビで見ているとあまり気付きませんが、こうしてみると結構高低差があることに気付きます。
まずはスプーン1つ目から。ここ、写真では分かりづらいですが、U字の排水溝が逆さに置かれていて、座って撮影出来ます。
ちょっと角度的には結構上からになるので、降りれるだけ下に降りた方がいいかもしれないですね。イメージとしては岡山国際の1コーナーの最上段よりも結構上から目線になります。
というか、このスプーンでの撮影、終始撮りづらかったのですが、冷静に考えたら、普段左から右に流すというシチュエーションが無いので、それで違和感があったのかもしれません。岡山国際で左から右ってパイパーのアウト側ぐらいですがあそこはちょっと特殊だし、鈴鹿で他に左から右ってヘアピンぐらいでそれもまた特殊だもんな(しかも最近行ってないし…)。あっ、オートポリスの100Rがあるな。
頑張れば、スプーン1個目の侵入をちょっと引き気味に撮るのも可能です。
少し移動
続いてもうちょっとスプーン1個目寄りに。
ここも、もうちょっと下に降りた方がいいかもな。
もう少し移動
さらにもう少し進んでみます。このあたりだと、スプーンの内側縁石を絡めて撮れそうです。
ここまで来るとなかなかいい感じ。個人的にはこのあたりが好みかな。画的には岡山の1コーナーの左右逆って感じだけど、個人的にはこっちの方が撮りにくいかな。
本当はもう少し粘って撮影してみたかったのですが、帰りのバスが気になったのと、メチャクチャトイレに行きたくて、一度、スプーン入口まで戻りました(ここにトイレがあってマジ助かりました…)。用を足し、バスの時間を聞くと「さっき出たところで、次の便までもう30分弱はかかります」と言われたので、もう少しスプーンで粘ります。
実はスプーンゲートを入るとY字状に分かれていて、左側に進むとスプーン1個目、右側に進むとスプーン2個目に行けます。
スプーン2個目
そのスプーン2個目。テレビの中継とかを見ているとあまり分かりませんが、スプーンは1個目よりも2個目の方が車速が遅いので、こちらの方が撮りやすいです。今回私はあまり場所選びをしませんでしたが、フェンスギリギリまで前に出るか、もう少しバックストレート側に進んで、フェンスの上から狙う方法の2パターンな気がします。
まあこんなもんでしょう。スプーンはなかなか撮影ポイントは豊富な感じがしますが、全体的に結構望遠が必須だし、画的にはどこも同じ調子になりやすいかもしれないですね。
ちなみに、こう見ると、さすがの私でも「何か見たことある光景」って思っちゃいますね。
ぼちぼちスプーンとはサヨナラ…
今度は置いて行かれてはいけないので、言われていた時間よりも少し早めにゲートに戻ります。
すると、予定よりも少し早めにバスが到着。イメージとしては概ね30分ぐらいの間隔でしょうか。この時間帯は、スプーンから戻る人よりも明らかにスプーンに来る人の方が多かったです。
帰りは、御薗工業団地前交差点を左折、鈴鹿サーキット前交差点を右折をしてモータースポーツゲートから再びサーキットへ入ります。それほど混雑してもいないし、パパッと走れば結構早く着きそうなものなのに、バスの運転手さんがエライゆっくり走ります。これを見ている限り、たぶん最短でも15分間隔で行き来するようにって指示されているように感じましたね。
センターハウスの玄関に到着したら、この混雑具合。いやあ、驚きました。
一部には激感エリア行きの人もいたのでしょうが、多くがスプーン行きのシャトルバスを待っている感じ。マジで、昼一で向かったのは正解でしたね。さすがに観光バスとはいえども、50人ぐらいが限界でしょうから、この人数だと一度には行けないでしょうから…。
[14:15]一度、ラウンジで一服
ちょうどスプーンを出発した時に、55号車が最終コーナーでクラッシュをして1回目のSCが入るタイミングでした。
冷静に考えてもまだ4時間弱はある計算なので、ここで少し無理をせず、一度ラウンジに戻って一服します。
センターハウスからも2階を渡ってササッと来れるし、本当で今回のレースではラウンジを大変活用出来ました。パドックで自販機を探して買うぐらいなら、ラウンジに戻って飲み物貰うって感じでしたし。
ちょうどラウンジに戻った時間帯はスイーツの時間帯でした。特別にその時間を覚えていたわけでも無いのですが、まあせっかくなのでいただきます。
実際には30分ほど休憩をし、2コーナーに向けて出発します。
にしもて、ピットビルから2コーナー方向を見た段階で、明らかにお客さんの数が多いのが分かります。実際、この日の入場者数は4.5万人で昨年の3.4万人よりも1.1万人多く、昨年の1.3倍近いお客さんが来たそうです。確かに天気も良かったのもあるでしょうし、FINALというのもあったでしょうし、特に2コーナーに関して言えば、S字トンネルが出来たというのも大きいでしょうね。
[15:00]2コーナーで再スタート
そんな私も、このS字トンネルの存在は大きいです。何せ、去年までは大回りをしないと行けなかった2コーナーがパドックからすぐ行けるんですからね。
まずは、2コーナーの定番のコーナーポストのフェンスの切れ間から狙います。先客が多いので、ちょっと上目から狙います。
続いてスローシャッターで。
今回はスローシャッターで1/60sぐらいまでしか落としませんでしたが、それでこれだけ撮れればOKじゃないでしょうか。
何だろうなぁ…これまでα6300に70-300mmや70-200mmなんかをつけて撮っていたときはあんまり印象が良くなくて、今回も正直”イチかバチか”でEマウントのみの機材で撮影に挑んだのですが、もうこれで十分じゃ無いかな。しかも、×1.4倍のテレコン使ってコレですからね。
しばらくして、先客が減ったので、すかさず下に降りて狙います。
まずこちらが×1.4倍テレコン装着時。もうこちらは先程からその通り、違和感はほとんど無いです。
そして、こちらが×2倍のテレコン装着時。ちょっとシャッター速度は落としていますが、いやいや十分撮れてますよ。
ただ、厳密なことを話しておくと、×2倍のテレコンを装着すると、明らかに×1.4倍のときよりも迷いが一気に増えます。特に、シャッターを半押しをした瞬間に一度ボケた絵が出た後にピントが合う…という感じで少しラグがあります。とはいっても、一度食いつくとそのあとは割と問題ないので、AF使えないよ!ってことは無いです。
この現象がα6500に由来するものなのかは分かりません。もしかしたら、α9だと比較的問題にならないのかもしれません。
あと、たまに盛大にピントを見失ってしまうことが「撮れないよ~!」ってのがあります。これは、たまに×1.4倍でも出るし、2コーナーに来てからの方が発生してきたので、もしかしたら、マシンのヘッドライトの影響もあるかもしれません。
続いて、最近お気に入りの2コーナーのフェンスが切れるこの場所から狙います。
このポジションって、過去に記事にも書いているとおり、以前の150-600mmをAPS-Cで撮影して35mm換算900mmでも、「もう少し望遠が欲しいなぁ…」と思っていた場所なんですよね。それが今回、×2倍のテレコンを装着して、APS-C 710mm(35mm換算1,065mm)ですからねぇ…。いやいや、それでこれだけ撮れれば十分でしょう。
ちなみに、手ブレ補正はOFFにしています。一様、MODE-2が流し撮り用の手ブレ補正とのことですが、明らかに手ブレ補正をOFFにしたときの方が撮れ率が格段に上がるので、今回は基本的に手ブレ補正は切っています。
あとは戻りながらボチボチと…
だいぶん2コーナーで粘ったので結構満足していましたが、レース終了で戻ると混雑しそうだったので、レースが終わる前にボチボチと戻りながら撮影です。
まずは、3コーナーのイン側から。
案外、テキトーにパパッと撮った割には結構いい感じに撮れてます。
ちなみに、α6500のEVFは高速ライブビュー連写をさせるために、秒間8コマの連写で撮影しています。それでもやや遅れ気味になるのはEVFの宿命なので仕方がないとは思いますが、やはりα77Ⅱよりは格段に追えるようになっています。
そして、4コーナーのスタンドから3コーナーの脱出を狙います。
何でもかんでも望遠側で狙うことしか考えないようになっていましたが、あえてこういう感じでバトルを狙うのもいいかもしれませんね。
ラクチンなS字トンネルとラウンジ駐車場
だいたいこれまでは、チェッカーフラッグが降られてから客席を後にすることが多いのですが、今回は終了数分前にVivaCが横転という情報もあり、「ああ、もういいや」って感じになって、4コーナーのスタンドを離れました。
去年までなら逆バンクをグルッと回ってこないと行けませんが、今年から出来たS字トンネルのおかげてササッとパドックに抜けて、パドックトンネルを抜けて、サクッとGPスクエアに出てこれます。
いつもなら駐車場に戻る途中にお土産を買って帰るのですが、今回はラウンジの駐車場ということで、GPスクエアでサクッと買って駐車場に戻りました。改めて感じましたが、この疲れているときの駐車場の近さは神ですね。何せ、パドックトンネルの入口から200mですから。
帰りも多少駐車場から出るのに手こずりましたが、それでも5分もあれば18:45にはサーキット道路まで出れて、わざと中勢バイパスの方を少し遠回りで走りましたが、19:12には亀山ICから高速に乗っていました。昨年もサーキットの駐車場を出てから高速までが30分弱だったので、まあ似たような感じですね。
α6500と100-400mmの組み合わせはサーキット撮影OK!
また、近いうちにα6500や100-400mmのレビュー記事として書きたいとは思いますが、今回の感触としてはα6500とSEL100400GMの組み合わせは、バッチリサーキット撮影できます。もちろん、慣れというのも必要だとは思いますが、私自身、この2日間でさすがにそこそこ慣れましたね。
唯一気をつけたいのは、手ブレ補正は当てにしない方がいいということと、F値を気をつけたいという点。特にF値については、Eマウント機は像面位相差が可能な最大F値が決まっているので、そのあたりは十分理解した上でNDフィルターを組み合わせて撮影する必要があるでしょうね。そういう場合は案外、シャッター速度優先で撮影するのではなく、マニュアルでF値とシャッター速度を指定して、ISO-AUTOで調整してもらう…という撮影スタイルの方がいいかもしれません。