2022 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦
スーパーバイクレース in 岡山 Day.1

 私の中での年に一度の2輪撮影のタイミングでもある全日本ロードレース選手権、通称スーパーバイクレース。例年、9~10月開催なのですが、他のカテゴリよりも雨の可能性が高い傾向があるんですよね。

Day.1編 Day.2編 RQ編

Day.1:観客動員 1,900人

 事実、今年は台風14号が接近。当初は少しは逸れるかなという期待感もあったのですが、日に日に勢力も強くなっていくし、影響は避けられない感じ。

 それでも、土曜日は何とか天気がもってくれそうな雰囲気があったので、それとなく、「とりあえず土曜のうちに」という動きになっていきます。

 そして何より、私自身が6月以降体調不良でほとんどまともな外出をしていなかったりしたので、事実上、4月のSGT@岡山戦以来のまともな外出かつ動き回ってということで、そもそも自分の体調が大丈夫なのか、体力は保つのかという不安要素も漠然とありました。

[8:00]サーキット到着

 ということで、4時起床で鳥取市内を6時半過ぎに出発し、佐用経由の下道で向かい、サーキットに到着をしたのが8時すぎ。SGTなどと違い、スーパーバイクってそれほどお客さん多くないイメージだし、何しろ土曜日なのですが、車の止まり方を見ると何か多い感じがします。ってことは、土曜だけっていうお客さんもいるのかな?

 う~ん、これなから何とか今日一日はもってくれそうな感じ。

 イベント広場はさすがにガラガラです。まあ、2輪レースだし、土曜なのでそんなもんです。

 ただ、気になったのは奥のテントの先がデモ走行のエリアか何かになっていて、普通のお客さん入れなかった。なので、総合インフォメーションから最終コーナー方向行くのは少し遠回りになってしまうし、グラスタ裏の通路があの狭さに屋台のテントも出てて、予選日はまだよかったけど、日曜日のお昼頃だと人の通りもままならない感じだった。

 このときはまだステージのトラックが来てなかったけど、右側の白いテントの前にステージ用トラックが来る感じでした。で、コッチが北側というかトイレ側。

 最終コーナー方向に向かいながら、ここなら雨が降っても雨宿りをしつつ、撮影出来るかな~と物色。まあ、みんな考えること同じなんだろうけど。

JP250予選

[9:00]最終コーナー撮影窓C

 さあ、ボチボチマシン撮影を開始します。SGT以来、5ヶ月ぶりのマシン撮影になるのは例年通りなのですが、今年は6月以降の体調不良、8月の手術等もあったりして、体調も万全ではないので、ボチボチという感じ。

 で、まず向かったのは最終コーナーの撮影窓。ここで2輪撮るの久しぶりな感じがするな(一様、昨年の公開テストで撮影してるけど、レース本番だと2017年以来)。っていうか、ぶっちゃけ朝イチは逆光になりやすいから、あんまりいいパターンではないんだけど。

 そういった意味では、光的にはギリギリだったかな。これよりも遅いと逆光気味になったかも。それにしても、今回はこの最終コーナーの脱出側の撮影窓との相性が抜群に良かったんだよな。特に、脱出気味に流すというのは、ここまでキッチリ狙ったのははじめてかも

 あとは、840mmだとちょっと足りない感じ。だから、このあと換算約950mm(450mm×1.4TC×APS-Cクロップ)っていう撮り方をしてました。今回、それぐらいの画角ってのが結構多いかも。

[9:16]最終コーナー流し撮りA

 次も最終コーナーですが、グランドスタンドに登る坂の手前の砂利のポイント。

 4輪ではここで最終コーナーへの飛び込みを流すというのはやっているのですが、2輪でも飛び込みの流し撮りを試してみたかったんですよね。

 今回はあまり冒険せずに置きにいった感じはあるけど、まあなかなかいんじゃないかな。本当はもう少し脱出側を狙いたいけど、ちょうどフェンスが見切れちゃうんだよな。

J-GP3予選

[9:40]最終コーナー流し撮りA

 続いてのJ-GP3の走行も同じポイントから狙います。

 

 忘れないようにポイントの確認としては、スピーカーのあるフェンスの柱がメディカルセンターと車検場の間(スピーカーのある柱から右2つ目がちょうど最終コーナークリップ)。ただ、今思えば、ここだとちょうど最終コーナーのクリッピングにフェンスの柱が来てしまうので、もう1~2歩ほど左が良かったかもしれません。

 この場所のいいのは、(おそらくファイヤーステーションの)オレンジ色のフラッグがマシンと重ならないってところ。ただ、クリッピングのあたりからフェンスがかかってしまうのがもったいない。

 先程よりは少しシャッター速度落としたけど、やっぱりなかなか難しい。もう少し寄ってもいいだろうけど、APS-Cクロップの840mmだから換算1,260mmのMAX。これでも追うのが激ムズなんだよな…4輪とは比べものにならない…

[9:50]最終コーナー流し撮りB

 先程の場所から5mほどグラスタ側に移動したところ。スピーカーのある柱がピットレーン入口のクリップのところで、その右隣の柱が最終コーナーにかかるところ

 休憩時間にウロウロ探していた限り、脚立や踏み台無しでフェンスギリギリを狙おうと思うと、この場所がベストかも。ただ、ここに来ると先のオレンジの旗が気になり始めるんだよな…

 やっぱり、侵入寄りで撮ってしまうと、オレンジの旗がちょっと気になりますね。ただ、クリップの辺りは断然ここの方が撮りやすい。

[9:57]最終コーナー撮影窓C

 続いては再びの最終コーナーの撮影窓。JP250の時の完全逆パターンです。

 今思えば、完全に置きにいきすぎて、ちょっと面白くない感じですね。

[10:08]最終コーナー撮影窓B

 そして、次に向かったのは最終コーナーの撮影窓B。ちょうど新旧フェンスの境目のあたり。ちなみに、写真を見ても分かると思いますが、今回、コース際のフェンスや観客際のフェンスの草刈りが微妙に甘くて、手前は気にならなくていいのですが、コース際の草が前ボケに入りそうでなかなか難しいです。

 個人的に、このポイントはターンインを始めたぐらいの早いタイミングの方が結構いいような感じがします。あと、傾け方もこれがギリギリぐらいで、出来ればもうちょっとフラット寄りにした方が良さそう。

[10:14]最終コーナー撮影窓A

 続いても同じ最終コーナーの一番右寄りの撮影窓ポイント。

 ここは、後続車があるなら思いきって寄った方が迫力あるかも。MAXの1,260mm。

 ちょっと気分を変えて、傾ける方向をいつもと逆にしてみました。これはこれで何だか新鮮でいいな。

ST1000予選

[10:35]マイクナイトフェンス越しC

 続く、ST1000の走行。ある程度、最終コーナーで慣らしは出来たので、いよいよマイクナイトの定番フェンス越しです。

 いつも言っていますが、ここはフェンスの一部が黒く塗られているので、他のポイントよりも比較的フェンスをボカしやすいんですよね。本当なら、脱出方向のポイントで狙いたいところだけど、今日は光がなく、明暗差もあまりないので、優先度としてはこちらになります。

 もうちょっと寄ってもよかったかなという気はしますね(せめて840mmのクロップ無しぐらい)。高速コーナーで1/160sってどうよって感じはするけど、これだけ撮れればまずまずでしょう。

[10:50]マイクナイトフェンス越しB

 次は、同じくマイクナイトのフェンス越しポイントですが、撮影窓とグリーンネットの間のあたり。最近ちょいちょい利用するポイントだけど、いつもよりは少し左側な感じがするな。

 まずは、ホッブスからの立ち上がり。何てことはないショットなんだけど、バリエーションの1つとしては最近取り入れている構図。

 あと、ここからもマイクナイトのクリップを流し気味で狙ってみました。個人的には、背景が全部アスファルトになりやすくて、あんまり好きな構図ではないけど、結構このタイプ狙っているひとも多いよね。

[11:02]マイクナイトフェンス越しA

 お次も同じマイクナイトのフェンス越しですが、ここも最近定番化しつつある、一番右側のフェンス越しポイント。最近、ここも知名度が上がっている感じがしてます。

 ここに来ると、毎回「どっち上がりがいいんだっけ?」って迷うけど、大概、「左下げ・右上げ」で撮ることが多いんだよな(マイクナイト~最終コーナーあたりはそのパターンが多いので)。そういう意味でも、あえて逆を狙うのもいいんだろうけどね。

[11:13]ホッブス

 ST1000の走行自体は先のマイクナイトで終了で良かったんだけど、のちのJSB1000でホッブスで狙いたいな~と思っていたので、少し先回り気味にホッブスに向かいます。

 ただ、この日のホッブスは何だか多かった💦。まあ、確かにそもそも2輪レースはホッブスで狙っている人が多いんだけど…。その割に、ホントにオイシイポイントって極わずかしかないから、個人的にはあまりホッブスって好きじゃない

 普通ならクリップからの加速を狙うのが常ですが、確保出来た場所からは、どうにもクリップから先は狙えそうになかったので、去年撮影して気に入っていた飛び込み側をあえて狙いました。結構無理をしているので、フェンスが前ボケで写り込んでる…。こう見ると、無理にホッブスで狙わなくても、最終コーナーで狙った方がいいかも…

SUPER TWIN フリー走行

[11:30]ホッブス

 ST1000の走行が終わり、少しお客さんが減るも、ガチ勢の方がズラッと並んでいて狙えそうなポイントが無い。しかも、ホッブスって、このバリケードのバーの高さが絶妙に邪魔な高さにあるから嫌いなんだよな…。

 で、仕方なく、バーの下ギリギリの高さから狙うことに。

 さすがに先のST1000のところよりはマシかな…。

JSB1000予選

[12:15]ホッブス

 さあ、ようやくのJSB1000の走行。

 待っている間にさらにいろいろと考えて、あえて立ちで上の撮影窓から狙うことに。

 ただ、絶妙に高さが足りないので、いつもの携帯椅子を一番下にして、それを踏み台にして狙います(本当は数段伸ばして使えばいいのでしょうが、私が使うには耐荷重的に不安なんだよな…)。

 まあ、こんなもんかな。ホントはシャッター速度落としてガチで狙いたかったけど、そういうのは公開テストとかじゃないと無理だな。これ以上、あまり悪あがきしてもいい感じになる予感がしなかったので、早々と場所移動します。

[12:32]マイクナイトフェンス越しC

 ってことで、向かったのは、マイクナイト。

 ぶっちゃけ、JSB1000をマイクナイトで…ってのがあまりにも鉄板過ぎてちょっと面白みが無いのも事実。だって、たぶんJSB1000をリボルバーやパイパーで流したことって、レースウィークエンドとかだと無い気がするんだよな。でも、一方で、JSB1000をマイクナイトで狙わないとダメっしょ!っていう自分もいるのよね。

 しかも、Q1のあいだに撮影しないとQ2になると撮影台数減っちゃうからと、先にこのフェンス越しポイントに来たって訳です。

 600mmちょっとにAPS-Cクロップをして、換算900mmちょい。やっぱり、これぐらい寄ると迫力があるよね。

[13:05]マイクナイト撮影窓

 Q1が終了し、Q2は何処で狙うかな?と考えましたが、さすがにリボルバー・パイパーまで移動する時間ないし、最終コーナーは台数少ないと面白くないから、ほぼ仕方なくって感じで、マイクナイトの撮影窓へ。

 個人的に、このホッブスからの立ち上がりの構図は結構好き。4輪でもよく多用してます。

 あと、予選ってどうしてもマシン同士の感覚が決勝レースよりも空くので、バトル感を狙うようなポイントにはあまり適さないんですよね。そういった面では、マイクナイトはホッブスからの立ち上がりも多少距離があるので、背後にマシンを入れやすいというのが予選でも狙えるメリットかも。

[13:14]マイクナイトフェンス越しA

 最後の最後にもうちょっと時間があったので、すぐ隣のフェンス越しポイントへ。ここは、正直、あまり予選向きな場所じゃ無いんだけど…

 まあ、こんなもんですよね。やっぱり、あまり予選向きな場所じゃ無いもんな。いっそのこと、最後のショットみたいにガッツリ寄った方がまだいいかも。

ST600予選

[13:35]リボルバー

 JSB1000の走行が終わり、次はST600。

 次はどうしようかな~と思ったけど、結局来てしまったリボルバーコーナー。近年、JSB1000のマイクナイトからのST600のリボルバーのパターンが多い気がするな(笑)。だから、去年、Twitterに写真をアップするのに、ST600が流したヤツばっかりしかなくて、こういうのも少しは考えないといけないな…と思ったりしてます。でもまあ、とりあえずこのあたりで流しておけば、明日雨が降っても悔いは無いでしょう。

 ここって、4輪でSEL200600Gだとテレコン外さないといけなくて…という記憶が強いけど、2輪だと400mm弱だから関係無いのよね。あと、ぶっちゃけここでのフィーリングがあんまり良くないんだよな。パイパーのイメージでスローにし過ぎると、歩留まりが相当悪いです。

[14:05]パイパーイン側

 そして、リボルバーからのパイパーイン側の流し撮りのはしご。2輪レースのあるあるですな。

 この頃は、少し雨がパラパラしてて、レッドクロスが振られてました。ただ、カッパを着たり、カメラにレインカバーを装着しないといけないってほどではなかったです。

 やっぱり、圧倒的にパイパーの方がフィーリングがいいです。なので、どちらで狙うか?と聞かれたら、私はパイパーの方が好きですね。

[14:19]パイパー立ち上がり

そして、最後に向かったのは、パイパーの立ち上がり。

 去年も撮影しましたが、あれはもっとENKEIブリッジ寄り。今回は、ガレージの横、水道のある手前で狙いました。本当は少し坂を下りてフェンス越しで狙いたいと思いましたが、何かその勇気は無かったです。

 ちょっと寄りすぎな感じはあるけど、悪くはないかな。もう少しENKEIブリッジ寄りがちょうどよいかもしれませんが、今回はそこに先客がおられたので狙えませんでした。

 少し角度を変えてみたのがこんな感じ。去年のリボルバー立ち上がりを狙った感じに近いかも。やっぱり、もう少し離れて望遠で狙うと面白いかも

気になっていたパドック内の撮影窓

 ST600の走行が終わり、パドック内を移動していくのに、以前からちょっと気になっていた場所をチェック。

 それは、13番ポスト横の撮影窓。実はここで撮影されたYouTube動画があって、「ココって狙えたっけ?」って思っていたんですよね。

 う~ん、狙えなくはないけど、相当難しそう。やっぱり、あの動画は中に入って撮影しているのかな?

JP250決勝

[15:00]パイパーアウト側

 この日、唯一の決勝レースとなったJP250。

 もう、疲れも相当だし、何処で撮影しようかなあと考えたときに、誰も先客がいなかったので久しぶりにパイパーで狙うことに。最近、SGTだとパドック入れないし、S耐だと給水素の関係でここに来れなかったりで、めっきり、ここでの撮影が出来ないんですよね。実際、昨年の全日本ロード・予選日のSUPER TWIN以来。

 ただ、今回よく分らなかったのが、警備員さんからオレンジの線のエリアには入らないでくださいと指示していたこと。いつもなら、バリケードまではOKなんだけど。で、「右側の土のエリアはどうなの?」と聞いたら、「そこはギリセーフです」と言われたので、事実上狙えたのは1名だけ。しかも、バリケードのバーがあるので、パイパークリップでの流し撮りはほぼ不可能

 なので、結局のところ、飛び込みを狙うぐらいしか出来ませんでした。それも、かなり制限されていて、カメラが振り回せないので構図も制限されてしまいます。

 あえてガッツリ寄ってしまうのもアリでしょうね。ってことで、これ以上はあまり期待できない感じだったので、これで切り上げました。

[15:17]1コーナー正面フェンス越し

 別にもうこれで帰っても良かったのですが、最後に1コーナー正面のフェンス越しで悪あがきです(場所の写真は1日目に撮り忘れたので2日目のものです)。

 去年はもっといい感じがしたのに、今年は何かしっくりこないな…と思ったら、どうやら昨年は「左上げ・右下げ」だったみたいです。こういうちょっとしたことが結構影響するんですよね。

 ちなみに、最後はちょっと狙えるかな…と思ったらいい感じでチェッカーを狙えました。

 これにて1日目の撮影は終了。本当はSUPER TWINがまだ残っていましたが、1日目からあんまり無理をしてもな…。で、車に戻ったらちょうど雨が降り始めました。ギリギリセーフってやつですな。

 はてさて、明日はどうなることやら…

Day.1編 Day.2編 RQ編
MotorSports Repo. 2024 SGT GT500メーカーテスト 岡山 2023 全日本ロードレース公開テスト 岡山 2022 2021 全日本ロードレース公開テスト 岡山 岡山チャレンジカップレース Rd.1 2020 86/BRZ & MINI CHALLENGE 岡山 岡山チャレンジカップレースRd.6 2019 清瀬まち RQ引退特集 岡山チャレンジカップレース Rd.4 2018
2017 SUPER FORMULA 鈴鹿テスト 清瀬まちRQ大賞グランプリ受賞特集 2016 SUPER FORMULA 岡山テスト 2015 SUPER FORMULA 岡山テスト 岡山ファン感謝デー SUPER FORMULA 鈴鹿テスト 2014 SUPER FORMULA 岡山テスト 岡山ファン感謝デー 2013 岡山ファン感謝デー