2025 Intercontinental GT Challenge 第4戦
第49回 SUZUKA 1000km at 鈴鹿サーキット Day.3
(2025.09.14)
2017年の第46回大会を最後に一旦終了とし、2018-19年と鈴鹿10Hとして開催した鈴鹿の夏の耐久レースが6年ぶりに鈴鹿1000kmとして復活。今年はその復活初年度としてまだまだ未知数なところもありましたが、SGT戦ではなかなか時間が無くて試行錯誤出来ないので、今回は「新たな鈴鹿サーキットでの撮影」をテーマに挑んできました。
Day.3
[6:25-]ホテル朝食-[6:38-]ホテル出発
もはや、3日目の起床時間を覚えてないけど、4時台には目が覚めていたような気がします。それでも、前日よりは割と寝られた気がしました。夜にやってきた写真整理の続きをやりつつ、6時前には荷物を片付けて、車にすべて積み込み、すぐ隣のコンビニで昼食も購入をしておきます。

で、今回、久しぶりにホテルの朝食を食べてから、サーキットに向かうことに。いつもは、何だかんだで食べずに出てしまうことが多いんだけど、今回はどうにかなりそうな予感がしたんですよね。なので、食べ終わったら最短でサーキットに行けるように、すべての段取りをしてから朝食を食べた感じです。

当初の6:30から5分繰り上げで6:25頃から始まったので、10分程度で食べ終えてホテルを6:38には出発することが出来ました。
[7:02-]サーキット到着
先にコンビニでの昼食購入も済ませているので、直にサーキット入り。

P4駐車場がチラッと見えた瞬間に、「ヤバい!埋まっちゃう!」と焦りましたが、いざキチンと見るとわりとまだ余裕がありました。といっても、残り2割もあるかなといった感じ。

この雰囲気だと5分も持つかなぁ~と思いましたが、満車になったのは20分後の7:25頃でした。ただ、実は満車になる前に既に他の駐車場に誘導を始めていて、残り入る台数を見ながら何台かP4に入れていたという感じだったので、やっぱりギリギリに来るとP4が空いていても誘導されない可能性がありそうです。

7:30すぎに駐車場を離れ、10分弱で入場隊列につきます。2日目と比べると結構並んでますが、まあレース日のゲートオープン10分前でこれなら全然多くないと思います。
[7:50-]ゲートオープン

3日目も、繰り上げ無しで定時の7:50にメインゲートがオープン。1日目と同様に、入ってすぐ右に進み、歩道橋を渡って最終コーナー側から入ります。

逆バンクに向かうために逆バンクトンネルを抜けてきたのですが、グラスタ側に戻る方のトンネルが通行禁止になっていて、アレ?と思っていたら、逆バンク側に出てきたところが砂利が流入してきてました。おそらく、金曜の夜の大雨の影響だと思われますが、この周囲に砂利っぽいものはないので、おそらく逆バンクオアシスの辺りの砂利がここまで流れてきたのかな?

ということで、やってきたのは逆バンク。この段階でまだ8:04ではあるけど、想像以上に誰もいない(笑)。
[9:00-]JapanCup Race.2
逆バンクフェンス越しA [D2席AH-3-1前]
ということで、まずは午前中のメインレースであるJapan CupのRace.2がスタート。

アレコレ悩んで選んだのは、スタンド席最前列からのフェンス越し。ちょうど、撮影窓の隣のフェンスかな。到着時の人の少なさだと例の撮影窓から狙えるかなぁと思ったのですが、実は先客が1名おられて場所取りならずでした。まあまあ、私的にはここでもいいですけど。

当初はこれぐらいの角度かなと思っていたのですが…


せっかく、5コーナーの外側にPIRELLIマークがあるので、それを入れる感じでやや立ち上がり気味で狙いました。フェンス越しかつ逆光でこれだけ撮れたらいいでしょう。


あえて5コーナーから逆バンクに入ってくるところも狙ってみました。ここはさすがに流しようがないので、完全に置きにいって1/250sにしました。
[9:15-]逆バンクフェンス越しB [D1席AG-2-1前]
15分ほどして少し場所を移動。

フェンス5枚分ぐらい左側(NIPPOコーナー側)にズレた場所ですが、ちょうどスピーカーの右下の位置です。



この辺りが、おそらく逆バンクへのターンインを狙ったときにギリギリ背景にコンクリートのウォールが入らないところということで、この場所を選びました。
ただ、いざ撮影してみると、逆バンクへのターンインの角度が割と正面気味になるので流す感じで仕留めるにはちょっとハードルが高そうです。その辺り、もうちょっと流したかったら、背景よりも進入角度を優先して、スピーカーよりも左寄りの位置からのフェンス越しが良さそう。
[9:27-]逆バンクB [D1席AF-10-12]

続いては、逆バンクスタンドの上段の方。もはや、私にとってはド定番のポジションです。やはり、あちこちで撮影しても、ここの安定感は抜群です。


ただ、いつも通りの構図だと面白くないので、あえて5コーナーから逆バンクに入ってくるところを狙ってみました。う~ん、悪くないけど、ちょっと中途半端かな…



ってことで、逆に思い切り寄ってみました。ここまがで潔く寄っちゃうのもアリな気がするな。にしても、ホント、Japan CupってなんでこんなにFerrari多いのかね?。
[9:45-]2コーナー立ち上がり流し撮り [C席C-10-6]
9:38ぐらいまで逆バンクで撮影し、ここから一気に2コーナー方向へ。

ということで、急いで歩いて5分ちょっとで2コーナーのC席スタンドへ。本来ならもう少し2コーナー寄りの場所から狙うのですが、移動時間ももったいないので、ここまで来れば狙えるかなぁと思い、割と手前で2コーナーからの立ち上がりを流します。


自分でも1/30sって大丈夫か?と思いながら狙ったけど、それなりに撮れてるかな。


気分的にもうちょっと寄りたいかなぁって、ガッと寄ったらこれまたいい感じ。やっぱり、真横の流し撮りもいいけど、これぐらいフロントが入ってるといいっすよね。
[9:55-]2コーナー立ち上がりフェンス越し [C席J-1-1前]

最後、ラスト10分のところでやってきたのは、2コーナー立ち上がりのフェンスかぶりつきポイント。本当なら、もう少し2コーナー寄りな感じもしましたが、時間もないし、これより先は他のカメラマンも多そうなので、この辺りで妥協しました。



いいじゃないっすかね。やはり、数年前にここのフェンスが黒く塗られたことでフェンス越しの敷居が大きく下がったし、やや立ち上がり気味で狙うとこれまた相性がいいんだよな。そして、2コーナー侵入の後続車が来るとなおさらGoodだよね。
お暇時間
10時を過ぎ、Japan CupのRace.2が終了。ここから、約3時間弱、お暇な時間が始まります。

別に2コーナーのC席スタンドにいても良かったのですが、少しでも日陰を探そうとBスタンドへ。ただ、ここも日陰はほとんどお客さんが座ってしまっているので、ギリギリのラインのB1席でしばし休憩。っていうか、ここ、座って2コーナーへの進入を狙えるよね…。

さすがに、11:30を前にスタート時の席確保に移動。その際に通りかかった、B2席下にある踊り場。ここって普通のお客さん的には雨や日差しをしのげる場所だし、カメラマン的には2コーナーへの侵入が狙える場所ということで、意外と人気がある場所なんだけど、そのためにバリゲードが張られることも多かった場所。ただ、今回は、ワイヤーメッシュみたいなのが張ってありましたが、まあこれならカメラマン的にはノープロブレムだよな。

そして、スタート時の場所確保にとやってきたのは、B2-3席スタンドの上から3段目の場所。今までも何度かこのスタンド席に来たことがあるけど、一番上段の一番1コーナー寄りの場所な気がするな。
[12:50-]IGTC 1000km Race
1コーナースタンド [B2-3席T-14-7]

スタートまでの時間が本当に眠くて眠くて仕方がなかったけど、ようやく鈴鹿1000kmのレースがスタート。



まあ、スタート的にはこんなところが限界だよな…。
[12:50-]1コーナー侵入
続けて、同じ場所から1コーナーへの進入前を軽く流し撮り風に。


2年前のSGTの時にも似たような構図を狙ったからな…と思って撮影してみたけど、何だか中途半端。当時の写真を見返したら、結構右下がりで傾けた上で、840mmで1/30sまでスローにしてたんだな…。
[12:58-]1コーナークリップ
続いても同じ場所からですが、1コーナーのクリップ。


う~ん、まあ普通かな。わざわざこの写真を撮りに来る感じではないけど、構図のバラエティを増やすという意味では何とかなるかな。
[13:06-]アウト側縁石
次も同じ場所ですが、これまで意外と狙ってなかったアウト側の縁石を生かした流し撮り。


今改めて見ると、イン側のガードレールが切れるぐらい、もう少し寄ってしまった方が良かったかな。悪くはないけど、何か中途半端だよな💦
[13:12-]2コーナー立ち上がり流し撮り

そして、この場所最後は2コーナーの脱出の流し撮り。


当初は、もっとアウト側のウォールを生かして流そうというイメージだったんだけど、途中から普通にコーナーのクリップから脱出するところを狙った方がシンプルにいいかなぁと思って作戦変更しました。
[13:22-]1コーナーアウト側縁石A [B2-2席下踊り場]
B2-3席スタンドでの撮影を30分程で終え、続いてやってきたのはB2-2席下の踊り場。

ここって、結構知る人ぞ知る撮影スポットなんですよね。私も2022年のS耐で初めて訪れて、「もっと早く知りたかった」という場所。

一見すると、ワイヤーメッシュが邪魔そうに見えますが、まあこれだけの望遠なら気にならないのは折り紙済み。


ただ、こうして見返すと、もうちょっと望遠よりで、若干1コーナーのイン側の縁石が残るぐらいで狙った方が画的にはいいかもしれないですね。、
[13:35-]1コーナーアウト側縁石B [B1席フェンス越し]
続いて同じような流れでやってきたのは、すぐ隣のB1席スタンドの最前面。

ここからもちょうどフェンスとフェンスの切れ間から狙うことが出来ます。本来なら座って出来るだけ低い位置で…という気もするのですが、カードレールとスポンジバリアの関係もあって立っての撮影でちょうどギリギリといった感じ。
本来ならこういう場所とはいえ、立ってフェンス越し撮影というのは本望ではないのですが、後方にフェンス越しを狙っている人はおらず、みなさんがフェンス上で狙っていたので、立って撮影させてもらいました。


撮影していての感触は、岡山国際でいうマイクナイトみたいな感じです。若干右下にスポンジバリアが映り込むのは仕方がないし、背景もこの位置からだとこれ以上はちょっと選びようがないです。
[13:43-]1コーナーアウト側縁石C [B1席K-6-2]

後ろに下がったらちょっと画が変わるかなぁと思って後ろに下がり、下から6段目の座席に座っての撮影。


まあ、悪くはないけど、ちょっとスイートスポットからすると上過ぎる感じはあるかな。
1コーナー飛び込みA


ということで、ちょっと志向を変えて1コーナーへの進入を狙ってみたのがこちら。なかなか悪くはないけど、もうちょっと低い位置から、もうちょっと寄って狙いたいなぁ…
[14:00-]1コーナー飛び込みBフェンス越し [B1席K-1-9]

ということで、再び下段に降りてきて、1段目の座席から1コーナーへの侵入を狙います。(ちなみに、ここからだと外側の縁石は見えないので、その構図を座って狙おうと思うと、もう少し上段の座席に移動しないとダメだと思います。)


おっ、なかなかいいじゃないですか。ちょっと自身が無かったので、1/160sと完全に置きに行ってしまったけど、これなら1/100sまではいけたんじゃないかな。
[14:12-]1コーナーアウト側縁石D [B1席K-4-7]

最後にようやく先客のカメラマンさんが移動したので、外側の縁石狙いで一番オイシイ4段目付近の座席が空いたので、そこから狙ってみることに。


あえて、後ろに1コーナーの縁石を入れることが出来ないなら、これぐらいガッツリ引きつけて狙った方が良いっぽいですね。これならもう少しシャッター速度も攻めれるかも。この辺り、なかなか面白いスポットですが、S耐とかならまだ場所の確保が出来るだろうけど、SGTとかだとそもそもこの辺りの場所の確保出来ないだろうな…。
[14:34-]1コーナーアウト側縁石 [C席T-19-10]
スタートから1時間半が経過し、Bスタンドにだいぶん時間を費やしてしまいましたが、ここからはいよいよC席スタンドに移っていきます。

まずは、2コーナーのクリップに近いこの位置から。たぶん過去にもこんな位置から狙ったことないような気がしますが、2コーナーはダメでも、先程まで狙っていた外側の縁石の部分なら何とか狙えそう。


う~ん、まああえて撮りに行くほどの場所ではないけど、バリエーションの1つとして狙うのは悪くはないかも。
[14:45-]2コーナーA [C席O-17-12]
次にやってきたのは、2番ポストの場所。

ここも、ちょうどポストの前後でフェンスが切れているので、スタンド席からも割と狙いやすい場所で、有名な撮影スポットの1つ。


いつもなら、もう少し寄って狙いがちなんだけど、何だかこの日の私は少し広めに2コーナーの縁石の形を生かして狙いました。もうなるともうちょっとスローシャッターでもいいかもな。


その画角のまま立ち上がりを目一杯で入れていきます。これも今思えば、もう少しスローシャッターで狙っていたら絶対良かったよなというショット。いつもと同じ場所でも、少し切り取り方を変えると結構雰囲気変わるんだよな。
あえて2コーナーへのアプローチを狙う
いつもは時間がなくてあまり狙えていなかった2コーナーへのアプローチも狙ってみることに。


全然悪くないんだけど、やっぱり思ったよりもマシンと外側の縁石が遠い。この構図を狙うなら、もう少し下段の座席から狙うべきだな。


ちょっと志向を変えて、2コーナーへの進入ちょい手前を狙ってみました。1/100sでもそれなりにいけるかなぁって思ったけど、もう少し思い切ってスローシャッターにしないといけなかったかな。でも、個人的には嫌いじゃない構図。
[15:02-]2コーナーBフェンス越し [C席P-1-1前]

続いて、同じ直線上の最下段から2番ポストとフェンスの隙間から狙います。ここも有名な場所なのですが、マーシャルさんがフラッグを振ると被ってしまうので、案外タイミングが難しいところ。


ん!?、ここってこんなに格好良かったっけ?、そう思ってしまうぐらいメチャクチャいいんですけど。もしかしたら、いつもギリギリフェンス越しにならない高さで狙っていて、ガッツリとフェンス越しで出来るだけ低い位置から狙ったのって、今回が初めてだったかも。左下げ構図にしたってのもあるけど、これは抜群にいい。
なかなかカメラマンさんも多いし、かといって許容人数も少ないので激戦必至の場所だけど、この画が撮れるなら、今後優先順位が上がりそうな予感がします。
[15:10-]2コーナーCフェンス越し [C席P-2-12前]

次は、2番ポストの右側から同様にフェンス越しで狙います。本当はもう少し低い位置から狙いたかったけど、先客さんがおられたのでこの位置で妥協しました。


いやいや、コッチも全然問題無いぐらいいいっすよ。私の中で右側はあんまり良くない印象だったのですが、やっぱり狙える位置というか高さが変わると全然変わってきます。
[15:22-]2コーナーDフェンス越し [C席K-1-1前]

続いては、そのままスタンド席最下段を進んでいって、定番のフェンス越しスポット。ただ、2コーナー側から歩いてきたこともあって、おそらくこの構図が狙える中では一番2コーナー寄りだったかな。

いやいや…

1/100sいいなぁ…


ここ最近、背景の縁石を気にせずに立ち上がり寄りで狙うようになってから、格段にここの印象が良くなった気がするんだよな。しかもそれによって、少しスローシャッターにしても歩留まり良くなった感じがするし。


ちなみにふと、「ここで左下げ構図にするとどうなんだろう?」と思って、左下げ構図をチャレンジしてみましたが、う~ん、どうですかね…私的にはやっぱり左上げ構図かな。
[15:37-]3コーナー流し撮り [C席K-5-1]

続いては、少し上段に上がって、3コーナーから4コーナーへ行くところを後ろから流していきます。


実は、この構図って本来ならもう少し3コーナー寄りの位置から狙うものかな?と思っていたのですが、案外この辺りが眺めていても、狙う角度としては低そうだったんですよね。なので、距離は遠いんだけど、あえてここから狙ってみました。もうちょっと寄りたかった感じもあるけど、まあこれだけ気持ちよく流せたらいいだろう。
[15:45-]2コーナー立ち上がり流し撮り [C席J-9-24]

次もさらに少し後方というか上段に上がったところから、2コーナー立ち上がりの定番の流し撮りです。


たぶん、この構図狙いの中では過去イチで近かったんじゃないかな。なんたって、280mmでこの画角だもんな…。それでも、あまり手前過ぎると、激感エリアのプレハブが映り込むし、タイミング遅れると外側の縁石が終わってしまうので、ギリギリのオイシイスポットって実はちょっとしかないけど、何だかんだで上手く仕留めることが出来ました。
[15:56-]2コーナー立ち上がり流し撮りBフェンス越し [C席D-2-9前]

続いては、少し3コーナー寄りに移動してきて、ちょうどフェンスがカクッと折れ曲がっていて、目の前から2コーナーを狙うことができる、いかにも「ここから撮影して下さい」と言わんばかりのスポット。
なので、過去にも撮影したことあるのかなと思って調べて見たら、意外とここで撮影したのって初めてだったみたい。


外側の縁石を使うにはちょっと微妙すぎたので背景のウォールだけを意識して狙ったけど、まあこんなもんかな。絶対ここじゃないとダメかといわれたらそんなことはないので、普通にスタンド席からフェンスの上から狙えば良さそう。
3コーナー流し撮りB
むしろ、個人的にちょっと期待していたのはこっち。

そう、3コーナーを出来るだけ低い位置から流しちゃおうぜって話。


結構追うの大変で、上手く撮れるかちょっと不安なところもありましたが、なかなかいい感じに狙えました。こういうシチュエーションのシャッター速度の設定って難しいですけど、思い切り振って追いかけるときって、そこまでスローにしなくても十分流れた感じだせるんで、この1/80sでも十分でしたね。
[16:13-]5コーナー流し撮りA [カメラマンエリアA]
さあ、スタートから3時間半弱となり、おおよそ折り返し地点。というか、まだ半分なのかよ…。

ここからは、C席スタンドの隣にあるいわゆる3~4コーナーのカメラマンエリアのところから狙っていきます。



実は、今回の参戦にあたって、ここから5コーナー方向が狙えないかな?というのは密かに考えていたのですが、現地に到着をして5コーナーにロゴ幕が張ってあるのを見て、こりゃ狙わない訳にはいかないなと思った訳です。
本来だともう少し立ち上がり気味で狙った方が流す感じとしてはいいんだけど、そうなると3枚目みたいにロゴ幕が切れちゃうので面白くない。それでコーナーすぐのところで狙うとブレ感が出しにくいという苦しさ。


なので、途中からあえてAPS-Cクロップで寄ってみたら、少しはスッキリしたかな。
[16:34-]5コーナー流し撮りB [カメラマンエリアB]

次も似たような場所ですが、ちょうどカメラマンエリアの真ん中あたり。


5コーナー側に近づくほど狙うマシンの角度が横向きになるので流しやすいだろうなとは思ったけど、これはなかなかいい感じ。しかもこの時間帯だと日差しが逆バンク方面(マシン前方)から当たるのもいい。たぶん、鈴鹿で数々撮影をしたことがある人ですら、この写真を見て、どこで撮ったか分かる人は少ないんじゃないかな?
[16:43-]3コーナー [カメラマンエリアC]

そして、最後に一番5コーナー寄りの角っこのところから3コーナーへ飛び込みマシンを流していきます。これは、過去にも度々狙ったことがある構図。


いやぁ、この辺りの安定感はさすがですね。そこに、GT-RとBMWという存在感のあるマシンが並ぶというのがまた何とも言えません。
[16:54-]3コーナー立ち上がりフェンス越し [D5席G-1-5前]
17時を前に、続いてやってきたのはD5席スタンド。2日目も来た場所ではありますが、いつもはほぼ定番の1箇所でしか撮影しないので、新たなバリエーションを見つけたい場所でもあります。

そんな中で、まず狙ったのは、スタンド席一番最下段の4コーナー寄りの場所。ここって、いつも椅子に座ってフェンス越しで狙うカメラマンが多いのですが、案外、私自身がここで狙った記憶ってほとんどないんですよね。なので、どんな感じに撮れるのか、ちょっと気になってました。


3コーナーからの立ち上がりに関しては至って普通かな。まあここは焦点距離と構図をどうするのかというのが、意外と大事な気がする。


4コーナーについては、普通に狙っちゃうとやっぱり可もなく不可もなくってところで、面白みはあんまりないよね。
[17:24-]4コーナーフェンス越しA [D5席B-1-5前]
やっぱりそんなもんかなぁ~と思っていたのですが…

ふと、S字トンネルの入口よりも5コーナー寄りの場所にたどり着きます。10mも移動したかなという距離なのですが、不思議とここから眺めると、4コーナーも3コーナーもちょっと見え方が変わってきます。


やっぱりそうだよな。明らかにフロント寄りの構図になって、背景に4コーナーの縁石を入れることができる。この構図ってシンプルなんだけど、意外と撮れそうで撮れないんだよね。しかも、それがこのD5席スタンドで撮れるというのはなかなかいい。

しかも左上げ構図にして、ちょっとワイド気味にすると後続車もいい感じに入れることが出来て、メチャクチャ良き。いやいや、これは4コーナーのイメージが変わるぞ!。

この流れで、4コーナー立ち上がりを流し撮り風にも狙える。うわぁ~、まさかここがこんな秘められたポテンシャルを持っていたとは…。
ただ、実はこの時間帯、FCYやらSCやらが立て続けに入るタイミングで、こういう流しをやろうと思っている人にとっては、「早く解除しろよ~!」と無駄な待ち時間がかかっちゃうんだよな。実際、この場所だけで珍しく30分も居座ることに…。
FCY・SC解除になり、ようやく流してみると…
やっとFCY~SCが解除になり通常の走行速度に戻ると…


うわぁ~、最高じゃないっすか!。本当はもう少し等間隔ぐらいでマシンが連なってくれていたら最高だけど、だんだん薄暗くなってヘッドライトが目立ってきたのもこれまた良き。ホント、この4コーナーの左上げ構図は今後狙わない手はないですね。


あえて寄ってみてもバッチリ。もしかしたら、この3日間の中でのイチオシはこの辺りだったかもしれないな。
3コーナーも一気に化ける
で、同じ流れで3コーナーも狙ってみました。


D5席からの3コーナー狙いって、今まで中途半端な角度で流すにもややスッキリしない感じだったのですが、この位置からだと3コーナーがほぼ真横に動くイメージになるので、気持ち右上げ構図ぐらいにして3コーナーと後続車を入れるような形で狙ったらもう完璧でした。ぶっちゃけ、この00号車のヤツは、明らかに待って狙いました。
[17:58-]4コーナーフェンス越しB [D5席A-1-8前]

続いては、D5席スタンドの一番5コーナー寄りの隅っこ。当初は、200600Gでギリギリいけるかな?と思いましたが、どうにも画角的に厳しそうだったので、SEL70200GM2で狙います。


いやいや、元々は立ち上がりのマシンを狙おうと思って200mmにしたんだけど、予想外に背景に3コーナーを入れた構図が格好良すぎて狙ってしまった。こういうのって、超望遠ばかりを使ってると見落としてしまう構図で、ナナニッパを出したからこそ気づけた感じはします。


で、本来私が狙いたかったのがこちら。本当はもう少し寄りたい気持ちもあったけど、これ以上狭いととても追える気がしなかったので、あえて200mmでとどめました。まあ、無理してナナニッパを持参して苦慮する画ではないかもしれないけど、まあ一様撮れるよってことで。
[18:06-]5コーナーフェンス越し [D5席A-1-16前]
それよりも、本当に狙っていたのはこちら。

少し4コーナー寄りに戻った位置からなのですが、5コーナーの内側にあるピレリ幕をバックに流したいという話。


この構図、実際に撮ってみると分かりますが、メチャクチャ大変。如何せん、後方から高速で4コーナーを立ち上がってくるマシンを追いかけつつ流そうっていうんだから、そもそも追いかけるのが相当難しく、何なら身体をねじるように動かさないといけないので、なかなかキツイです。
なので、あまりに難しすぎて、1/125sとか置きに行っちゃってますが、まあ仕方がない話。でも、こんなの、こういう時間に余裕のある1000kmみたいな時じゃないと狙えないもんな。
[18:18-]5コーナー流し撮りA [D2席AZ-11-1]
さて、18時を過ぎて暗くなり始めてはいましたが、この時間になってさらに暗さが増してきます。

そんな中、やってきたのは5コーナー。定番の流し撮り構図ではありますが、いつもならスタンド席最上段から狙うのですが、今回は出来るだけ下段から狙ってみたいなということで、ちょうどスタンド席の真ん中辺りから狙うことに。

これだけ暗いので、ここならナナニッパでもどうにかなるかなぁとおもって出してみたけど、さすがに200mmだと厳しいなぁ…。


ということで、途中からAPS-Cクロップで換算246mmで狙ってみました。5コーナーってパドック側には正面があるけど、スタンド席側には照明がないので、本当に暗くなるとマシンが見えないんですよね。っていうか、1日目も2日目もナイトセッションいなかったから、どの時間帯でどれぐらい暗くなるというイメージがついてなかったんだよな。
[18:29-]5コーナー流し撮りB [D3席BA-22-3後]

しばらくしても、どうにもナナニッパでの流し撮りがシックリこないので、いつもの定番のスタンド席最上段からSEL200600Gに戻して狙います。


もう、この時間だと1/60sでもISO-6400という何とも厳しい世界。ミラーレスあるあるだけど、ISO感度もこれぐらいまで上がってしまうと、AFが迷い始めるんだよな…。それでも、やっぱりもう身体がSEL200600Gに慣れてるんだろうな。明らかにこっちの方が追いかけやすいんだよな…。

18:40を過ぎ、もう辺りは真っ暗。こんなに暗くなっちゃうんだな…
[18:49-]逆バンク流し撮り [D2席AH-11-15]
もう時間的にも無理かなぁと思ったけど、もうちょっと悪あがきしようと思ってやってきたのが逆バンク。

いや、はじめはこの時間帯でもフェンス越しいけるかな?とか思ったんですけどね。ぶっちゃけ、ここまで来ると正面にヘッドライトが当たるともうどうしようもないから、マシンを横向けに狙うのがギリ。ただ、あまり逆バンクの中に入っていくと照明のライトも当たらないので、ちょうど逆バンクのポスト前辺りを横向きに狙うしかないという感じでした。


これ、何とか撮ってますが、実はAFがほとんどのシチュエーションで来なかったので、あえて置きピンして撮影しました。それでホントに何とかという感じでしたね。実際、この時間になると多くのカメラマンが、マシンを追うというよりも、三脚とかにカメラを据え置いて、長時間露光でヘッドライトやブレーキランプの軌跡を撮るという感じでした。
ということで、10分もしないぐらいで、もう撮影は無理だと判断。機材一式を片付けて、19:06には逆バンクを離れました。
[19:12-]グラスタでゴール&花火を観戦
普通ならこれでも切り上げて帰ってしまっても良かったのですが、今回、ETCの休日割引が適用にならないということで、早く帰っても途中待つことになり、あまり意味がないということで、せっかくだからとグランドスタンドに行って、ゴールを見ることに。

ゴールから花火が上がるシーンは、動画を撮影していたので花火の写真が撮れてないですが、まあ鈴鹿の花火はそれ相応という感じ。その辺りは富士の方が規模は大きいですからね。

その後はどうしようかなぁと思いましたが、いずれにしても渋滞に巻き込まれるのも嫌だったので、花火が終わった段階で切り上げて、サーキットを後にしました。