S耐 スーパー耐久シリーズ 2016 Rd.6 オートポリス Day.1
(2016.11.19)
ついに参加が実現した初のオートポリス戦です。本当なら、5月のSGTか9月のSFに足を運ぼうと考えていましたが、震災の影響で中止が決定し、私の初参戦も延期になってしまっていました。
今回は、3日間訪れたレースウィークのうち、予選日となった土曜日の様子をお伝えします。
Day.1 入場者数:2,108名
起床したのが、朝4時半すぎ。目覚ましは5時にセットをしていたが、比較的すっきりと目が覚めてしまったので、あえてその時間で起床しました。
土曜日は、午前中の日程があまり迫った感じではないので、いつものレースウィークの宿泊とは違い、ホテルの朝6時半からの朝食を食べて、7時前の出発としました。ただ、実は、宿泊していた日田では、この時、大雨洪水警報と竜巻注意情報が発表される豪雨だったんです。
さすが、雨男!。仕事力がハンパないですね!。(^_-)-☆
ちょうどその雨が6時半ごろから落ち着いたところで、ちょうどその雨を追いかけていくような感じでサーキットに向かいました。途中、スタンドで給油をし、1日目のような道に迷うこともなく、8時前に到着をしました。
今回私が手に入れていたのはエグゼクティブサロンのチケット。本来なら、専用駐車場としてP2が確保されているのですが、前日に地元の方から「いつもならP1に止めれるはずだから」と教えて貰い、この日は天候が悪いこともあるので、少しでもイベント広場やメインスタンドに近いようにとP1に駐車しました。結果的に、これがあとでいろいろと重宝しました。
実は、サーキットに到着した段階で、1コーナーの横を車で走りながら、「あらっ、霧でピットが見えないぞ」と思っていましたが、改めてメインスタンドから覗いてみると、ちょっと霧が晴れてきたという感じ。この時点では、それほど心配していませんでした。
ただ、まだ8時すぎからの86/BRZレースが始まるころは、なんとか走れるぐらいのレベルでしたが、途中アクシデントもあったみたいで赤旗中断。時を同じくして、メインスタンドからピットが全く見えない状態になり、そのままサーキットクローズドに。
その後も、少し晴れて再開できるか…と思いきや、また霧が覆って…という難しい天候で、終始サーキットクローズドが続きました。
とりあえずエグゼクティブサロンへ
この時間を使って、エグゼクティブサロンにパス等を取りに行きます。
通常は、ピットの向かい側にサロンがあるのですが、あちら側は震災の影響で被災しているということもあり、今回は、ピットの2階にサロンが設けられていました。
正直、岡山のラウンジは何なんだ!?と思ってしまう感じです。
鈴鹿ほどではないけど、なかなかいい感じのラウンジパス
ラウンジでは土日2日間とも昼食が用意されるし、ドリンクはフリー。パスは鈴鹿のようにプラスチック製のいいやつ。それに、ピットウォークはエグゼクティブサロン専用の隊列があるし、もう至れり尽くせり。これで、岡山の21,600円より安い15,000円ですからね。
ちなみに、オートポリスでは、こういうタイムスケジュールと会場案内の看板が何カ所かあり、エグゼクティブサロンにもありましたし、イベント広場の横にもありました(写真はイベント広場のもの)。
見て分かって頂けると思いますが、実は場内を巡回するシャトルバスがあります。これを使うと、広いサーキット内を歩いたり車を使って移動しなくても、移動することが可能です。地元情報では、日曜日だけかな?と聞いていましたが、特別に日曜日のみ運行とか書いていないということは、土曜日も走っていたのかな?(ほとんど移動していなかったので、土曜日にバスが走っていたかどうかを見てなかったです)
あと、余談ですが、オートポリスが作成しているタイムスケジュールがとても見やすくていいです。PDFファイルで、土日各1ページずつにサーキットスケジュールとステージスケジュールが記載してあるのですが、スマホにダウンロードをしておくと確認がとてもしやすいです。
岡山国際でも、タイムスケジュール公開されていますし、入場時に紙でも配付してくれますが、あれってサーキットスケジュールだけがメインで書かれていて、ステージイベントは右下にちょこっと書いてあるだけなんですよね。なので、スマホで見るにも確認しにくい。この点は、見習っていただければありがたいですね。
霧は濃くなる一方…
一服してラウンジを飛び出すも、パドック内は何が何だか分からない状態…。
さすがにこの状態では、サーキットクローズドのまま。一時、Vitzが再開に向けて準備をしてくださいというアナウンスが流れ、ピットレーンスタンバイしていたようですが、終始霧が濃い状態が続き、再開できない状態でした。
することもないので、それでもしばらくはメインスタンドから見ていましたが、たぶん一番この頃が霧が濃く、視界が50mぐらいしかありませんでした。さすがにこれだけ濃い霧ということで、何をしていなくても髪が徐々に濡れてくる始末…。
さすがにこのままだとビショビショになりそうだったので、一時車に避難。こういう時に、P1は重宝しますね。しかも、場内放送がFM放送されているので、車の中でもレース再開情報は分かるしね。
ぼちぼちとイベント広場へ
とはいえ、せっかく来ていて、そのままボーッとしているのも暇なので、イベント広場へ。
さすがに、イベント広場ですらこの視界。いろいろと大変です。それでも、オートポリスでうわさのうまかもんストリート。岡山で言うSGT並に屋台のテントが並びます。そして、ちゃんと食べることができるテーブルや椅子もありますからね。なかなかありがいたいです。
ちなみにちょっと小腹が空いたので、買って食べたのが地鶏の炭火焼き。宮崎出身の大学時代の同級生から、「地鶏の炭火焼きが美味い」とは聞いていたので思わず買ってしまいました。これで500円。いや、メッチャ美味しかったです。
ちょうどオートポリスサーキットクイーンのステージが始まったので、一様撮影しましたが、さすがにこれだけ霧が濃いと、ステージですら白く霞んだ感じになってしまいます。
何だろう、既にRAW現像時にLightroomの”かすみの除去”がメチャクチャ活躍しそうなこの予感は…(とりあえず、撮影記の写真は現場の状況を知ってもらうために、あえてかすみの除去は使用していないです)。
いやあ、それにしても厳しいです。
もしかして、今日の一番のイベントはピットウォークかい?
そして、いよいよその足でピットウォークに参加するべくパドックへ。ちなみに、今回のS耐はパドックフリーでした。
一般のPW隊列形成は開始30分前の10:30からですが、エグゼクティブのPW隊列形成は15分前の10:45。ただ、時間まで隊列形成の場所を提示してくれないので、エグゼクティブの人がピットビルの下で皆さんウロウロ。実は私もそうだったんですけどね。
10:45を過ぎ、ピットビルの階段下あたりにPW隊列を形成されていきます。その後、ピットレーン入口の方に押し出しをされたことで、実際的に一般用のPW隊列の前に並ぶ形になります。そのため、10:45に急いで行かなくても、ゆっくり行ってエグゼクティブの後方になったとしても、一般入場よりも早く入れるので、そんなに無理をする必要はなさそうです。この点は、今日みたいなゆっくりとした時はいいですが、ステージイベントが混んでいたりするとありがたいですね。
11:00になり、ピットウォークスタート。
とりあえず、土曜日は片っ端から撮影していこう…と考えていましたが、実にお姉様方の人数が少ない…。
APS-C 71mm、1/125s、f/4、ISO-100
APS-C 72mm、1/400s、f/4、ISO-100
金曜日に声をかけてもらった地元の人からは、「ここはお姉さんの人数が少ないですからね…」とは聞いていましたが、確かに少ない。10月にあった同じS耐の岡山戦と比べても断然少ないです。例えば、岡山で2人いたのに1人しかいなかったり、そもそも誰も派遣されていないチームもあったりで、とりあえず全チーム回って、気になった方を帰りに撮りながら、それでも全然余裕でした。
ちなみに、グリッドには、パレードランの参加者がコースを走ったり、車を並べていました。ただ、これだけの霧の状態で走ったところで…ねぇ?。
ただ、相変わらず人気が多いのはここ。
荒さんの隣に居るのは、大分県日田市観光協会のゆるキャラ「たんそうさん」。なんでも、江戸後期に国内最大の私塾・咸宜園(かんぎえん)を開いた広瀬淡窓(ひろせたんそう)をイメージしたゆるキャラらしいです。それで、荒さんが日田市のはっぴを着ていたんですね。まあ、いろんな意味で、ここのチームでのPR効果は大きいですからね。
たんそうさんとサーキットクイーンが移動し、フレッシュエンジェルズと荒さんでの集合写真。
荒さん、終始ご機嫌で、Dフレッシュ!までしちゃいました。
まだじっくり撮影をしても良かったけど、ほぼほぼ撮れたし、いくら頑張ったところで、この霧の霞んだ感じは残るので、余裕を残して退散です。
どれぐらい余裕だったかというと、撮影を終えて、エグゼクティブサロンで弁当をもらって、食べ始めてしばらくしてから退場のアナウンスが流れるぐらい。それならそれで、もうちょっと撮影粘ってもよかったかもしれないけど。
ちなみに、土曜日はうまかもんストリートの食券…と聞いていましたが、土日ともにお弁当でした。ちょっと私には少ないかな。そういったかたは、うまかもんストリートへってことでしょう。
おっ、徐々に霧も晴れてきましたね。
今日2つ目のメインイベント、フレッシュエンジェルズライブ
お弁当を食べ終わり、フレッシュエンジェルズのライブに向けてイベント広場へ戻ります。
ST GIRL 50が始まりましたが、私的にはそちらはスルー。
それよりも、雨雲レーダーを見る限り、ライブの途中で雨が降りそうな予報だったので、一度車に戻り、多少雨が降っても撮影出来るようにウインドブレーカーを着て傘を持参。しかも、傘を挿しての撮影は後ろに下がることになるので、レンズも、70-200mm F4ではなく、70-300mmにチェンジ。やはり、こういう機材チェンジの良さが、P1のいいところですよね。
さあ、満を持してフレッシュエンジェルズのライブへ。
APS-C 161mm、1/250s、f/5.6、ISO-4000
APS-C 140mm、1/250s、f/5.0、ISO-1600
APS-C 157mm、1/250s、f/5.6、ISO-2500
案の定、今回もまっち狙いで撮影。今回はたぶん9割ぐらいはまっちだったんじゃないかな。
APS-C 168mm、1/320s、f/5.6、ISO-5000
APS-C 153mm、1/250s、f/5.0、ISO-2500
APS-C 168mm、1/320s、f/5.6、ISO-5000
このライブステージをバシャバシャ連写で撮影をしていると、さすがのα6300でもバッファ不足を実感します。しかも、気づいたらなんだか設定変わってしまっているし…。なんで1/60sなんておかしなことになっちゃったんだろう…。
しかも、2曲目の途中から、結構我慢できないぐらいの雨に…。ただ、このあたりは私の中では想定の範囲内。しかたなく、ちょっと後方に下がり、傘をさしながら撮影を続けました。皆さん、急な雨に慌て始めます。
しかし、無情にも無理続く雨は次第に強くなっていきます。3曲目が終わったあたりで、「なんだか白っぽく写るなぁ…」と思ったら、もうレンズの前玉(厳密にいえばフィルター)はびしょ濡れ。後で気付いたのですが、実は、まだ70-300mmは撥水のフィルターにしてなかったんだよなぁ…。
APS-C 225mm、1/400s、f/5.6、ISO-12,8000
APS-C 300mm、1/500s、f/5.6、ISO-12,800
ISO感度が12,800なんて、やっぱりそれだけ暗かったんですね…
そして4曲目。白いのは、あとでかすみの除去でどうにかなるのか…と思いながら、とりあえず撮影を続けるも、雨にもまして風も吹く始末。傘を挿しながら撮影するのもほぼ無理なぐらいでした。
そして、ライブの最後には、写真でも分かる通り、もう土砂降り状態でどうにもならない感じ。
ライブが終わり、一目散に車まで逃げましたが、もうこの時点で傘を差しているとはいえ、膝より下はずぶ濡れの状態。しかも、車に戻って乗り込んだ後に、雨は少し落ち着いてくる始末…。
「うわぁ~、マジかよ~(゜´Д`゜)」
一気に心が折れました。
無論、70-300mmとRX100m5が濡れてしまったので、タオルで拭きつつ、車のエアコンで乾かします。
でも問題はびしょ濡れのズボンの方。
皆さん、土砂降りがあったことは知っているとはいえ、この濡れ方は外に出るのも恥ずかしいレベル…。しばらくは、ズボンもエアコンで乾くかなぁとも思ったけど、さすがにあそこまでびしょ濡れだとそれも厳しそう。
で、ふと考えたときに、一様雨予報を見越して用意をしていたズボンは何本か持っていたし、車の横にはメインスタンド裏のトイレが…。雨がひとまず止んだあたりで、トイレでズボンをはきかえました。
いやあ、P1に車を止めといて本当によかったわ。(*^▽^*)
しばし、メインスタンドへ
なんとか復活をして、落ち着いたところで、メインスタンドへ。それまでずっとサーキットクローズドが続いていましたが、S耐 Gr.2の予選が始まっていました。
このころには、少し霧も晴れ、結構メインスタンドからマシンを狙っている人もいました。
「これなら、メインスタンドから狙ってもいいなぁ」と思いましたが、雨雲レーダーを見る限り、もう5~10分もすれば、また雨が降る予報。なので、あえてステイを選択。
すると、霧が一気に濃くなると同時に、8コーナーでクラッシュもあったらしく、赤旗中断。雨も降り始め、この段階で予選終了となってしまいました。
再びイベント広場・ギャルオンへ
しばらくして、雨も止んだところで、車に戻り、機材を整理した上で、ギャルオンへ。
ギャルオンといっても、ステージそのものは基本的にはスルー。S耐は十分ピットウォークで狙えるからね。
それよりも、岡山のときのように、プチ撮影会が始まらないかなぁと思って、ステージ周辺をウロウロするも、皆さんスルーな感じ。途中諦めて、ステージを何枚か撮影したりもしましたが、やっぱりあきらめきれずステージ裏へ。
すると、スタッフさんが、撮影会を始める動きを始めたので、張り付いていたら、プチ撮影会スタート。
岡山の時同様、エモーションさんのところですね。対応ありがとうございます。
APS-C 55mm、1/640s、f/1.8、ISO-100
APS-C 70mm、1/200s、f/4、ISO-100
今回感じたのは、やはり11月のレースは、お姉様方には酷だということ。特に、この土曜日は霧の影響もあって、我々でも肌寒いぐらいだったのに、この衣装ですから。ステージ意外では大きなジャンパーを着ている方がほとんどなので、プチ撮影会の対応自体もツラい感じがします。
見えないかな。頭だけがチラッと見えるでしょ。
そうこうしていると、フレッシュエンジェルズが、メインスタンドの方へ移動。どうやら、BS放送用のコメントを撮影しているようでしたが、あまりにも風も強く、メインスタンド裏へ移動。
慌てて撮ったら55mm F1.8で撮影してしまい、ピンがスタッフの方に…
途中収録している最中にイベント広場でのステージが始まり、音かぶりをするという事態もありましたが、無事撮影終了。
なんとかまっちだけでも撮れないかなぁと思っていると、フレッシュエンジェルズの4人は、うまかもんストリートの方へ。その途中で、まっちが何人かのカメラマンの撮影に対応しているタイミングがあったので、「ここだ!」と思って、撮らせてもらいました。
ヤッター!、オートポリスまで来た甲斐ががありました!!(*^o^*)
ここから事件が起こります!!
これで、ステージ側のイベントはほぼほぼ終わり、早いけどホテルに帰ろうかなぁと思っていましたが、場内アナウンスを聞いている限り、Vitzレースがこれから始まるところのよう。
それなら、「最後にどこかでマシン撮影して今日を終えるか…」と思い、車に乗り込んで、場内を移動しながら撮影ポイントを物色。レースを行うとはいえ、まだまだ霧が濃い状態。ブリッジのあたりは結構霧が濃くて無理っぽい。
100Rに向かうと、まあまあまだ何とか狙えるレベルだったので、100Rで撮ることを決意。
1日目にある程度撮影をしているので、撮影ポイントまで下り坂を下りている途中、事件が起きます。
「ズテッ!」(゜Д゜)
見事に下り坂でスベッてコケてしまいました。滑らないように注意をしながら降りていたのに…。
「大丈夫ですか?」
近くにいた男性から声をかけられました。
「すいません、大丈夫です」
と答えると、
「あなたよりもカメラの方が…いい音したよ…」
ちょうどスベったのが右足で、ズボンの右足側が泥だらけになったのはもちろんのこと、右腰に装着していたRX100m5のケースも泥だらけ、α77Ⅱ+150-600mmも右手に持っていたので、こちらも地面に落してしまいましたが、α77Ⅱの角をちょっと地面に落とす程度で済みました。
一様、いずれのカメラも、テストで動かしてみても問題なく動いたので、ちょっと一安心をしました。
ただ、ズボンは濡れて冷たいし、汚れて恥ずかしいし、肘は痛いし、マシンは来ないしSC先導だし、かといえスベってまでこの撮影ポジションに来たのに撮らずに帰るわけにもいかず、なんとか何枚か撮影をして帰りました。
それにしても、ホテルに戻って、部屋に入るまでが恥ずかしかった…(T^T)。あれなら素直に、サーキットのトイレでズボン履き替えれば良かった。トホホ…