S耐 スーパー耐久シリーズ 2014
Rd.4 岡山国際サーキット (2014.09.07)
岡山国際のカレンダーってちょっと極端なんですよね。ビッグレースとなると、3月のファン感&SUPER GT公式テストと4月のSUPER GTの本選で、それ以外になると9月のS耐とスーパーバイク。あとは、6月にF3があるけど一気にトーンダウンします。2015年はSUPER Formulaが復活するようですけど。
なので、この9月に行かないと、また来年の春まで何も無いんですよね。ということで、以前からS耐参戦は狙っていたのですが、如何せん、鈴鹿1000kmの翌週で、しかも土曜は仕事で参戦不可。そのため、土曜日の夜まで悩んでいましたが、「様子を見るだけでも行ってみよう」と思って決勝日の日曜日に行ってきました。
岡山国際は、もう慣れたものです
もはや、岡山国際サーキットは、完全にホームサーキットという感じになってきた今日この頃。始めのころは、作東ICからの狭い道にハラハラしながら走っていたものですが、最近ではもう慣れてしまいましたね。
これまでの参戦と違うのは、時間が早いこと。何せ、S耐の公式練習が始まるのが、8:00からってオイオイ…。ということで、早朝から家を飛び出して、ちょっとトラブルも起きながら、サーキットに到着をしたのが7:50頃。案の定、一般客は西ゲート入場で駐車場はPA-6,7,8といったところ。私はPA-6のウイリアムズコーナーに近い所に止めました。
こちらは朝ではなく、夕方の様子ですが、駐車場が満車というところまでではなさそうです。
フリー走行はウイリアムズコーナーで
到着時刻がフリー走行開始10分前だったということで、場所移動ができるわけもなく、そのままウイリアムズコーナーで撮影をしました。
始めはモスS側というか、ウイリアムズコーナーの本当のクリッピングの位置で撮影していましたが、やっぱりここは難しいです。
これでもまだ良い方で、もっとモスエス側に行くと見えなくなります。
というのも、写真を見てもらえば分かるとおり、音は聞こえていても、どの車が来るのかが分かりません。なので、結構せわしさを感じます。
だから、同じウイリアムズコーナーのスタンドでも、クリッピングよりも1コーナー側の方が、1コーナーから見渡すことができるので、撮影しやすいと思います。しかし、こちらはこちらで流し撮りをするのに、あんまり背景がパッとしません。アウト側の縁石が赤白ならまだいいんですけどね…。
なんとも可愛いランエボですね
優勝したGTNET
レース中、ずっと「このマシンは何なんだろう?」と思っていたのですが、
調べたら、インタープロトシリーズ(IPS)用に設計した"kuruma"という国産レーシングカーらしいです。
なんか、最近BMW Z4が多くなりましたね。
ちなみに、このフリー走行、実は30分しかなかったんですね。あまりの短さに驚きました。てっきり1時間ぐらいはあるものだと思っていたので。あの台数が30分で走れと言われても、なかなか大変でしょうね…。
PW券を購入するためミニコースへ
フリー走行が終了すると、あとは午前中はサポートレースばかり。あまりそちらには興味がなかったので、とりあえず、PW券を購入するためにメインスタンド裏のミニコースのところへ。
こんなところに総合インフォメーションがあったんですね。
度々来ていたのに、今まで知りませんでした。
私はてっきり、ゲートで購入できるのかなぁと思っていましたが、ミニコースにある総合インフォメーションでPW券が販売されていました。
ちなみに、3,300円ナリ。ちょっとこれは高いなぁ。これなら、もし事前に行けると分かっていたなら、6,500円で土日通しのパドックパスを買っていただろうな。でも、この前売りパドックパスが、なんと1週間前に販売終了なんですよね。天候のことなんかもあるので、できれば3日前までぐらいまでにしてもらえるといいんですけどね…そのあたりが、なんとも心苦しい所…。
ちなみに、ミニコースには、S耐のメインステージが設けられているほか、各サポートメーカーのブースが設けられていました。
LF-Aだけでなく、86も展示してありました。
LF-Aいいですね。めちゃ、カッコイイです。
このサイドミラーのアップ良くないですか?。こういう切り取り方もいいですね。
その中でも注目は、やはりGAZOO Racingのブース。ここには、今年のニュルブルクリンク24thを走った86とLF-Aが展示されていました。LF-Aの迫力は半端ないですな。しかも、GAZOO Racingブースでは、オリジナルのバッグを無料配布していましたし、小さなステージを作ってRQの方がプチイベントのようなものも開催していました。
また、S耐のメインステージでは、ドライバーのトークショーやS耐のイメージガールユニットであるS*CREWのライブなんかもやっていました。SUPER GTのステージと違うのは、こちらは脚立OKなんですね。しかも、不用心じゃないか?と思うくらい、何もない時間帯は、脚立とかバッグとか置いたまま場所取りで置いてあります。個人的には、脚立OKならその方が前の人の頭とか気にせずにいい写真撮れると思うので、そちらをオススメしておきます。駐車場からの距離もそう遠くないので、荷物にはならないでしょうし。
ピットウォークへ
そんなこんなしていたら、そこそこ時間が経過したので、そのまま86のレースを見るような感じでピットウォークの列に並びます。ピットウォークの列は、DUNLOPブリッジの入口から1コーナー方向に並んでいきます。まだ少し時間が早かったので、前から20番目ぐらいかな。しかも、並んでいるところが屋根があるし、レースは見えるので、そんなに待っている感じはなかったですね。
並んでいる様子ではないですが、並んだ場所はほんとでDUNLOPブリッジの横。
時間になれば、パドックの方に移動。
で、時間になる前に、DUNLOPブリッジを渡ってパドックの方に入ります。もちろん、ピットウォークにしか行けないですけどね。
明らかに春のファン感よりも少ないです
先週の鈴鹿1000kmを経験した後だからかもしれませんが、まあ余裕のあるピットウォークだこと。
といってもガラガラというレベルではありませんが、落ち着いて順番に回っていけば、きちんと目線はくれそうな感じはしましたし、十分すべてのピットを回ることはできます。実際に、私の場合は時間が余ったぐらいで、戻りながら気になる方を何枚か取り直して、最後に入り口でパスをしていた岡山国際のサーキットクイーンも撮影して、それでようやく、「PW終了です」という場内アナウンスが流れたぐらい。
はっきり言って、お姉様の撮影目当てで行くのであれば、SUPER GTよりもS耐の方が断然気が楽です。撮影をしていての満足感もあると思います。しかも、参加するチーム数が多いので、結構な人数のRQがいますし、チラホラSUPER GTと掛け持ちの人も少なくありません。なので、S耐で雰囲気を味わうというのもいいのではないでしょうか。
ちなみに、いずれもα77ⅡにTAMRON 70-200mm。フラッシュは下記の事故により、たぶん使っていない方が多い気がします。
気を付けたいフラッシュ
実は、ピットウォークの途中で、フラッシュが作動しないトラブルがありました。始めは、「接触不良でも起きているのかな?」と思っていましたが、実際は温度上昇の為に強制終了していたようです。たぶん、低速の連射モードで撮影していたことで、フラッシュに負荷がかかっていたことと、天候がよくかなり暑かったために、フラッシュが高温になってしまったんじゃないのかな?と思いました。今まで、こういうトラブルはなかったのでちょっと驚きました。
そして、先日の鈴鹿1000kmの時もそうだったのですが、今回もピットウォーク中にフラッシュが外れました。しかも今回は、フラッシュが落ちるときに接触部分から落ちてしまい、少しへしゃげてしまいました。
ある意味、フラッシュの本体ではなく、シューのアダブタ部分だったので交換可能で良かったです。しかも、接点部分ではなく、シューの金具にひっかかる部分だったので、無理やりやったら再装着できました。
以前のクイックシューではこういうトラブルは無かったのですが、今のシュータイプになってから外れやすくなった気がします。特に、ピットウォークは混雑をして、フラッシュがぶつかりやすいので、注意をした方がいいでしょう。
突如、腹痛に襲われ、レース開始後1時間を棒に振る
ここまでは、いたって予定通りだったのです。鈴鹿のこともあったので、足をケアしながら、たまに屋根の下で休憩をしたりして…。なのですが、ピットウォークが終わって、メインスタンドに戻った頃から腹痛に襲われ、スタート進行からレースの序盤1時間弱は、撮影どころか、まともに見ていられませんでした。いやぁ、本当にツラかった…orz。
なんとか、むりやり撮影したグリッドはこんな感じ。
最終コーナーで狙う
徐々に体調も回復してきたものの、とても歩き回る元気は無かったし、これまでの経験からアウト側でいい感じの流し撮りが撮影したいというのがあったので、前にも少し狙ったことがあった最終コーナーで狙いました。
スタンドが終わって下り坂になっているポジションが狙い目です。
ただし、ここは通路なので邪魔にならないようにご注意を。
この場所、手前にフェンスが写り込むので、意外と美味しいポイントの幅が狭いんですよね。なのでなかなか大変です。しかも、斜め前から強い日差しが当たるので暑すぎる!。案の定、そんなに長時間撮影できませんでした。
上手く撮れると格好いいんですが、なかなか難しいポイントです。
2コーナーに戻ってくる
全然、鈴鹿1000kmの時よりも強い日差し、屋根の下に入るとマシンのエンジン音が反響して耳に来るし、先ほどの腹痛、さらには前日までの出張疲れの影響もあり、一気に体力を奪われた私…。「あまり無理をするのは止めよう」と思い、駐車場に戻りながら撮影を継続。1コーナーで撮影したいけど、ここは300mmでは足りないので、結局朝の2コーナーに戻ってくる。
ここは、今年のファン感の時も思いましたが、昼からは完全な逆光なんですよね。だから、マシンは暗くなりやすいし、日差しは真正面から当たるので本当にツラいです。
PETRONASカラー風のZ4は、私の中では斬新です。
ファン感以来にナライガーに出会いました。
しかも、想定外だったのは、スタンドの座席がオールコンクリートだから、暑すぎて座る事すらできないくらい暑いんですよね。それこそ真夏のプールサイドって感じ。ファン感は春だったから問題なかったし、鈴鹿はコンクリートとは別に座る部分にプラスチックみたいなものが打ち付けてあるんで、ここまでになるとは想像していませんでした。そんなこんなで、ゴールよりも30分ほど早く切り上げて帰宅の途につきました。
レース初心者にはオススメなS耐
今回、初めてS耐に参加した私ですが、なかなか好印象です。人ごみもそれほどではないし、PWも気軽だし、初心者の方にはオススメだと思います。
チケットが当日だと結構高くなるので、遅くとも前日までに前売り券を購入することをおススメしますが、PWも3,300円払う価値はあると思います。
あと、思った以上にGUESTというパスをぶら下げている人が多くて驚きました。中には、トヨタや日産の自動車大学校の学生さんが研修の一環として団体で来ているのも見ました。あれがなかったら、もっと余裕があったんじゃないかな?と思います。だから、土曜日だったらもっと…という気はします。
できれば、来年も行ってみたい気がします。ただ、問題はこの時期の暑さだなぁ。