サーキットでの必需品リスト
(最終更新:2019.06.16)
私がサーキットに出掛けるようになったのが2013年からなので、もう6年目になりますが、未だに忘れ物があったりして、「しまった!」という事が未だにあります。
なので、自分の忘れ物防止の為にもこういう記事を書きたいなぁと思っていたのですが、やっとまとめることが出来ました。
1.通常装備品
1-1.チケット or パス
何はともあれ、まずはこれが無いとなにも始まりませんからね。
とりあえずは、チケットを確保してやりましょう。私はまだ経験は無いですが、一番怖いのは、チケットを忘れてしまうことですからね。必ず、出発する前にチケットを忘れていないかどうかは、必ず確認をしましょう。
また、サーキットによっては駐車場の前売り券が別売の場合もあるので、その場合はそれらを含めて忘れていないか注意をします。
鈴鹿の場合は、前売の駐車券は以前は入場証という形の紙だったりしましたが、最近はルームミラーにぶら下げるタイプのものに変わってきています。
あとは、入場がパドックパスやゲストパスだった場合は、パスも忘れないように。
岡山国際サーキットの場合は、ゲストパスの最下部がちぎれるようになっていて、そこが入場時にちぎる形になっているので、入場時にパスを渡さないと行けないので、特にご注意を。
1-2.パスケース
とりあえず、チケットがあれば、サーキットの中に入ることは出来ます。しかし、サーキットに行くと、ピットウォークパスやパドックパスと呼ばれる「パス」が存在します。これは、それぞれピットウォークやパドックに入るときにパスを持っているかどうかのチェックがあるので、その時に定時が出来るように、パスを首からぶら下げておくときに必要になります。
まだ特別なパスがある場合はいいのですが、特にこの写真のように「チケット=パス」になるパターンがたまにあり、そうなるとパスケースの有無は結構重要です。
鈴鹿サーキットやオートポリスでのパドックパスのように、プラスチック製のキチンとしたパスが配布される場合もありますが、一般的なサーキットのピットウォークパスやゲストパス、岡山国際サーキットでのパドックパスなどは紙製のものが配布されます。一様は、首からぶら下げられるようにはなっていますが、基本的に紙製なので、引っ張れば破れて落ちてしまいますし、雨に濡れると、なおさらそのリスクは高まります。
なので、ちょくちょくサーキットに足を運んで、パスを購入したりする人はパスケースは1つ持っておくといいと思います。
1-3.財布
ある意味当たり前ですが、ここで言いたいのは、ぜひ「小銭入れ」を持っておくといいよってことです。サーキットでお金を使うとすれば、チケットやパスを購入するときか、屋台や自動販売機でちょこっと買物をするとき、あとは鈴鹿サーキットで帰りにお土産を買うときぐらいでしょうか。
ただ、さすがに、サーキットでカードや大金の入った財布の出し入れは、結構面倒ですし、落としてしまうリスクもあります。かといって、カバンに入れておくと、出し入れが面倒です。
そのため、私は2015年頃から、小さな小銭入れを持つようにしていて、それにある程度の小銭とそれで自動販売機や屋台での食事は支払えるように千円札を数枚折りたたんで入れるようにしています。
1-4.服装
靴
まあ、靴を履かずに来ることはないと思いますが、やはりサーキットを歩き回りますので、歩きやすい靴がいいです。男性はいいと思いますが、女性はヒールがあるのは大変なので、特にご注意を。
また、地味に厄介なのは雨が降った時で、意外とポンチョやカッパなどの雨具の準備をしっかりしている人でも、足元を気にしていなかった…という人は結構多いのでは?。好みにもよりますが、長靴やブーツのように耐水性のあるものを履くのか、濡れるけども速乾性のある靴を履くのか、いずれかの選択肢になるのではないでしょうか。
帽子
これ、地味に重要です。というのも、次の項目にも繋がりますが、サーキットは屋根があまり無いので、天気が良いとかなり強い直射日光を浴びます。そのため、サーキットに1日いると、見事なまでに日焼けをしてしまいます。しかも、この日に当たるというのが、結構な体力を奪ってしまうので、ぜひ、帽子は必要だと思います。
あと私の場合、結構大事だなぁと思うのが、天気が良い日よりも雨が降る日の方が結構重宝します。というのも、ポンチョやカッパの頭部のところを被ってもいいのですが、そうすると視野が狭くなってしまう。かといって、頭が濡れると何かと大変なんですよね…。
※私が購入したものはNN01605ですが、そちらはXLがもう無いようなので、似たようなNN41912を紹介しています
なので、最近私自身はこのゴアテックスの帽子を被ってます。このタイプだと、帽子が邪魔なときにはバッグの中に入れておくことが出来るので、案外いいです。
ちなみに、最近は日差しの点からすると、男性も携帯用の小さな日傘を持っておくのもいいと思います。
1-5.日焼け止め
これも重要です。夏場のレースは当たり前ですが、春先のレースであっても、油断は大敵です。サーキットって、メインストレートのグランドスタンド以外は基本的には屋根がないのが当たり前なので直射日光がバンバン当ります。
そんな中、丸2日間外にいるわけですから、ハンパなく日焼けします。なので、女性はもちろんのこと、結構男性も日焼け止めを塗っている様子をよく目にするぐらいです。
ちなみに、なんで2つずつあるかって?。それは忘れ物をしたからに他ならないです。あと、スプレータイプや塗るタイプとかありますが、個人的には塗るタイプの方がいいような気がします。というのも、スプレー式は隊列に並んでいるときなんかは、周囲に人が居るとちょっとためらっちゃいますから…。
そういった意味では、場合によってはサングラスなんかもあるといいかもしれません。私自身、何戦かサングラス着用して臨んだこともあります。実際に装着をしていると、あとあとの負担が全然違います。
ただ、サングラスはお姉さんの撮影をするのに、どうしても印象が悪くなってしまうのと、サングラスをする分、目元だけが日焼けしてなくて逆パンダみたいな感じになることもあるので、もしするさら日焼け止めとの併用が大切かと思います。
1-6.サブバック
これは、要る人だけって感じもありますが、サーキットで特にピットウォークなんかに参加すると、結構あれこれグッズやステッカーなどなどいろんなものをくれることがあるのですが、これって結構かさばるんですよね。なので、メインのバッグがあまり入らなかったりする場合は、何かしらサブバック的な入れ物を持参しておくといいと思います。
1-7.シート、クッション
これ、無くてもいいといえばいいんですが、あるといいです。
というのも、サーキットや場所にもよるのですが、グランドスタンドのようなところは、1つ1つがきちんとした席上になっているのでいいのですが、特に岡山国際のスタンドは基本的にコンクリート打ちっぱなしなので、長時間座っていると固くて痛くなりやすいですし、春や秋は冷たいこともあります。それよりも、個人的に厳しかったのは、暑さの方です。グランドスタンドはそうでもないのですが、岡山国際の1~2コーナーのスタンドは、コンクリートの板が段々に設置してあるだけなので、直射日光が当たる真夏は、暑くてとても座っていられません。なので、結構大事です。
ちなみに、通常、スタンド席はチェアを使うことが禁止されています。なので、座布団もしくは座椅子的なものまでしか使えないので、気を付けてください。
1-8.雨具
これは非常に重要です。
まだ、朝、車を離れる段階で雨が降っている場合は、それなりの段取りが出来る(というか雨具を着た状態で向かえる)のですが、途中で天候が急変して雨が降るという状況に対応出来ることも大切です。
サーキットでの雨具は2パターンあって、上下別のカッパを着るというスタイルと、大きなポンチョを着るというスタイルがあります。
始めから雨が降ると分かっている場合は、上下別のカッパが一番行動性は良くなると思いますし、濡れという考え方からすれば、濡れにくいのも確かです。ただし、携行するにはかなりの荷物になるので、あくまで車に積んでおいて着るというスタイルになると思います。
それに対して、ポンチョは携行しやすいので、雨が降りそうな天候の時は、カメラバッグに入れておくということが可能です。また、ポンチョ自体はかなりサイズに余裕があるので、カメラバッグを背負った状態でポンチョを着ることが出来るので、とっさの雨に対応しやすいという面もあります。
一方で、ポンチョは濡れやすいという問題もあります。特に、丈が膝丈ぐらいのものが多いので、伸長の大きな人だと足下が濡れてしまいやすいという点は否めません。そのため、雨が降りそうな天気の時は、予めズボンはある程度撥水処理してあるものを履いたり、カッパズボンを履いといて、上はポンチョを着るというスタイルの方も結構目にします。
あと、サーキットに行く頻度が高い方なんかは、同じポンチョでも透湿性の高いちょっと高価なポンチョを購入するのもいいと思います。私も、夏場にポンチョを着るとどうしても蒸れてしまって嫌だったのですが、2019年に新しいちょっと高級な透湿性のあるポンチョを購入し、これが着ていても気持ちがよくてストレスが少ないです。ちょっとかさばってしまうのが難点ではありますが…。
傘はどうなのか?
では、雨具という点では、傘はどうなのでしょうか。
そもそも論として、傘はサーキットでは基本的にはあまり良くないとされています。それは、強風が吹いたりしたときに、コース内に飛び込んでしまう恐れがあるからです。また、周囲や背後のお客さんにも迷惑をかけてしまいます。そのため、サーキットの一部のスタンドなどでは、傘の使用を禁止していたり、警備員さんが注意をしたりするケースはよくあります。あと、ピットレーン・ホームストレート上は原則禁止なので、ピットウォークやグリッドウォークでの傘さしは禁止です(鈴鹿は間違いなく怒られます)。
また、カメラマンという立場で行くと、やはり傘を挿して撮影するというのは、なかなか至難の業です。なので、そういう点でも、サーキットは基本的には傘ではなく、雨具での対応になっています。
ただ、ゲートオープンを待っていたり、ピットウォークやグリッドウォークを待つなどしているときに、カッパやポンチョで雨に当たりながら待つというのは結構体力を奪われます。さらに、カメラマンとしては、レンズ交換をしたいとか、機材の確認をしたりするのに、雨に打たれながらというのは結構大変です。
そんなこともあって、私自身は雨が降っている時は結構傘を持参することが多く、移動をしたり、待っていたりするときは、傘を挿して…というのはよくします。
ただし、その一方で、撮影をしているときは、この傘が結構邪魔になります。コースサイドで撮影しているときは、その辺に置いておけばいいのですが、ピットウォークやグリッドウォークではそういう訳にもいきません。以前は、盗まれる覚悟で、ピットに入る前にその辺に置いておいて…なんてこともしましたが、最近は折りたたみ傘を携行するようになりました。そうすると、ピットウォークやグリッドウォークの間は、折りたたみ傘をカメラバッグの中に入れて撮影が出来るので、撮影に集中することが出来ます。私の場合は、体格が大きいので、あえて直径140cm相当の大きな折りたたみ傘を使っています。
ちなみに、ここ数年は、夏場の待ち時間の暑さ・日焼け対策で日傘を持参していくこともあります。ちょっとしたものですが、これ1つで全然疲労度が違いますよ。
防水ケース
案外落とし穴なのがこちら。
そう、スマホ用の防水ケースです。そもそも防水対応のスマホの方はいらないかもしれませんが、防水非対応の場合は悪天候のレースの時はこれ結構大切です。
私は、雨の場合はパスケースと兼務するような形で利用しています。
着替え
これは携行しておくというよりも、少なくとも車には積んでおきたいというところです。公共交通機関で向かう場合は厳しいですが、車でサーキットで向かう場合は、何かしら用意があった方がいいと思います。天候による濡れもありますが、汗をかいて…というのもあると思います。1日目はホテルに止まったり、温泉に入ってから車中泊…なんて人が多いと思いますが、2日目は仕事のこともあって、夜な夜な高速道路を帰るなんてこともあるはず。できれば、参加する日にち+1~2日分は持っておきたいですね。
1-9.タオル
実は地味に大切なのがこれ。
もちろん、汗を拭いたりするのにも使えばいいのですが、結構あるのが、「レインカバーを使うほどではないけど、小雨が気になるなぁ…」という時に、ちょっとカメラに被せることができるので、重宝します。ちょっと天気が心配な場合は、下手するとカメラ用のレインカバーよりもタオルの方が重要だったりします。
また、真夏なんかは休憩している時に、カメラに直射日光が当たると、機材が熱くなりすぎてダメージを受けるときがあるので、ちょっとかけておく…というのにもいいと思います。
2.カメラマン装備品
2-1.カメラ&レンズ
これがないとカメラマンは始まりませんよね。この点は、詳細はこちらに記載をしているので参考にしてやってください。
複数台運用時の時計合わせ
私の場合、サーキット撮影はだいたい3台体制です。
用途にあわせて、それぞれを組み合わせているので、とりあえずは同時に使っても最大2台までですが、1日で複数台を駆使ることもしばしばです。
その時に、重要になってくるのが、複数台のカメラの時計を同じに合わせておくということです。そうしておかないと、あとでリネームして並べたときに時系列がメチャクチャになる場合があります。あと、私の場合は、スマホでGPSログを取って、あとから位置情報を付加するので、それがズレるのも厄介です。このとき大切なのは、基準とする時間を何にするのかということ。私はGPSログのこともあるので、スマホの時間にすべてのカメラの時間を合わせるようにしています。
2-2.予備のバッテリー
カメラの機種にもよりますが、1~2時間という走行時間をずっと撮影していると、バッテリーがどんどん減っていきます。私の経験上、連射でバシバシ撮影していたら、メーカーが言っている撮影枚数よりも多く撮影はできる感じはしますが、さすがに1個ではなかなか厳しいです。一眼レフなら2個/日、ミラーレス機なら2~3個/日ぐらいは持っていた方がいいでしょう。
別に裸で持っていても何も困らないのですが、せっかくだとこういう感じにバッテリーケースを持っておくといいでしょう。ちなみに、私の場合は、どのバッテリーを使ったかどうかが分からなくなるので、バッテリーに数字やアルファベットを貼り付けて、それを目安に使ってました。thinkTANKphotoさんのやつなんかもありますが、値段はちょっと張りますね。
あと、お姉様方の撮影にストロボを使う方は、ストロボ用のエネループも余裕を持っていた方がいいですよ。ストロボはカメラ以上にバッテリーの減りが早いですからね。
以前はエネループも、普通の白いタイプ(電池容量 1,900mAh)を使っていましたが、やはりストロボ使用って結構容量を食ってしまい、途中でバッテリー切れってことが何度かあったので、2019年からは黒いeneloop Pro(電池容量 2,500mAh)を使っています。こちらの方が25%近く容量が多いですからね。
充電器も忘れずに
また、気を付けたいのは、一般的にレースに行く場合、予選日・決勝日の2日間の参加になるので、×2倍必要になります。ホテル等に宿泊できれば、1日目の夜に充電が可能ですが、車中泊になるとそのあたりも考慮しておく必要があります。機種によっては、USB充電ができるものもあります。そういうやつであれば、休憩中はUSBのモバイルバッテリーで充電したり、USB充電が可能な充電器を持っていて、交互に交換しながら撮影するというのも必要だと思います。
さらに、エネループの充電器も場合によっては必要になりますが、以前は面倒だったこともあり、格安のUSB接続の充電器を使っていましたが、(もしかしたら充電器ではなく、電池そのものの問題かもしれませんが)満タンのつもりで持参したら十分に充電できていなかったということが何度かあったので、最近では純正の充電器を使うようになりました。
最近は、年に何度か鈴鹿やオートポリスの遠征があるので、外泊キットのような感じで充電器関係を1つのバッグにまとめて持っていくようにしています。
2-3.SDカード
これも必須ですよね。私も過去にSDカードを家に忘れたことがあります。幸い、自宅を出発して数kmぐらいで気づいたので良かったですが、サーキットに到着してから無いことに気づいたら、もう泣くに泣けないですからね…。
必要な容量は撮り方によって全然違うと思います。JPEGだけで撮影する人なら、32GBが1~2枚ぐらいあれば大丈夫かもしれません。ただ、私のようにRAW撮影がメインになってしまうと、1日撮影すると、たまに128GBでは足りない場合も出てきます。さらに、複数のカメラを使う場合は、容量だけではなく、枚数も必要になります。
昔は、SDカードも結構高かったので、32GBや64GBを複数枚持って動いていましたが、最近は128GB×4枚を基本装備で持っておき、車にサブで64GBを数枚持っている感じが多いです。
私の2018年の平均撮影容量は、マシンばかりを撮影した日で2,000枚~6,000枚ぐらいで、α7IIIだと1枚24MBぐらいなので、おおよそ50GB~150GB程度。それにお姉さん方の撮影が日によってまちまちで、通常だと2,000~3,000枚程度で、フレエンなどのライブがあると4,000枚とか鈴鹿10Hだと5,000枚にもなりました。これがα7RIIIで1枚41MBぐらいなので、少なくても80GB~120GB、多いと200GB近くなっちゃうこともあるんです。
なので、私の理想としては、2台のカメラにそれぞれ128GBを1枚ずつ入れて、基本カードの入れ替え無しで、万が一の場合に64GBを使うというのがいいかな。で、基本はレースは土日ですが、中には金曜日から乗り込む場合もあるので、出来れば128GBはもう1枚追加して5枚体制にすると安心かな。
また、バッテリーの場合と同じですが、2日間の撮影となると、容量も倍必要となります。私の場合、先ほどの「128GB×4枚」を超えることはほぼないのですが、それでも1日目の撮影データは、1日目の夜にHDDにバックアップを取るようにしています。
ちなみに、以前は上のようなプラスチック製のケースに入れていましたが、最近はこのようなストラップホールドのあるケースを使うようになりました。。
カードは朝一にフォーマットする
私の場合、サーキット撮影するときは、必ず一度フォーマットをするようにしています。これはもちろん、容量を最大限に確保するというのはもちろんですが、どうしてもたまにSDカードとカメラの関係でエラーが出たりすることがあるので、必ずフォーマットしてから使うようにしています。そうすることで、エラー頻度を最小限に減らすことができます。
2-4.カメラバッグ
人によってはカメラバッグ無しで挑む方もあるかもしれませんが、基本的には必要不可欠ですよね。
私がカメラ生活を始めた頃によく使っていたThe Heralder 33
私は、そもそもサーキット撮影をする前から数年カメラ生活を始めていましたが、その頃、よく使っていたのが上のショルダータイプのバッグでした。容量も多いし、出し入れも用意なのでそんなに悪いことはありません。
ただ、サーキットに脚を運ぶようになってから、しばらくはこのバッグでサーキットを歩いていましたが、歩く度にバッグが揺れ、脚にぶつかり、肩にも負担がかかり結構大変でした。その後、しばらくは肩掛けタイプのスリングバッグを使っていた時期もありましたが、ここ最近は完全にリュックタイプに落ち着きました。
それはやはり行動性でしょうね。どうしてもサーキットに行くと歩く距離が多くなるので、動きやすさは重要です。その上、荷物もそこそこあります。
そして、一番影響してくるのが、ピットウォークやグリッドウォークなどの混雑の中を歩く時です。ショルダータイプは他の人と絡んで前に進めなかったりとかが度々あったので、そういった面からもリュックタイプがオススメです。
私が最近使っているのはELECOMのGRAPH GEAR NEO EGB-P01BKというモデルです。このバッグのいいのは、全面撥水と止水ファスナーで急な雨にも安心な上に収納がとにかく豊富なこと。さらに、サイドアクセスポケットが両側にあるので、素早く取り出したいという時にも十分対応が可能なところです。憎いのは、この完成度のカメラをカメラバッグメーカーではなくエレコムさんが出しているというところ。機能に対してお値段も手頃でうれしいところですね。
ただ、このバッグで対応出来るのは100-400mmレベルまで。150-600mmや200-600mmのようなレンズになってくると、2気室のバッグは厳しくて、1気室のバッグが必要になるでしょう。
ということで、SEL200600Gを導入してから使っているのが、このMindShiftGEARのBackLight Elite 45L。
これが、2020年秋のS耐@岡山の時の中身。この時がほぼフルセットという感じで、α9×SEL200600G+α7RIV×SEL700200GMにSEL24105Gとフラッシュという装備でしたがこれらがバッチリ入ります。また前面側の収納には、携帯用の椅子まで入るので地味にあれが嬉しいんですよね。
あると便利なフック
バッグ関連で持っておくといいのは、フックです。
何に使うのか?というと、カメラバッグなどをフェンスからぶら下げるときに使います。これはどういうことかというと、マシン撮影中って負担がかかるので、バッグは降ろした状態で撮影する人がほとんどだと思うのですが、雨は降っていなくても、足場が濡れていたりすると、荷物を地べたに置くのを敬遠してしまうことがちょくちょくあります。そういう時に、フックがあると、フェンスにかけておくことが出来ます。
実際にサーキットに足を運ぶと、こういう風にS字フックを利用している人の方が意外と多いかもしれません。
これ、サーキットではとてもよく目にする光景です。念のために1つぐらい持っておくといいでしょう。
私は最近、コイツを携帯していますね。S字フックと違い、カラビナ付きなの何かの拍子に外れるということも無いですし。
2-5.一脚
本格的なカメラ撮影をする場合、必要になってくるのが一脚ですよね。
今回の記事ではその必要性などは省きたいと思いますが、コレが案外邪魔ものです。公式テストのときのように、1日中マシン撮影ばかりをやっているのであればそう問題ないのですが、ピットウォークやグリッドウォークに参加したりしていると、本当に邪魔になります。
なので私は小さなタイプの一脚を利用しています。
マシン撮りをメインにしているときはVelbonのULTRA STICK R50というウルトラロック式の一脚を使っていますが、ピットウォークやグリッドウォークがある場合については、さらにコンパクトな同じくVelbonのULTRA STICK SUPER 8を使っています。
縮長が26cmととてもコンパクトなので、カメラバッグに横向きに入れることが出来るサイズが嬉しいところです。一見、細くて頼りない感じですが、私が使う分には結構頑丈です。
長らく一脚といえば、先のVelbonのヤツを使っていたのですが、2020年からは満を持してカーボン三脚を導入しました。
地味にマシン撮影には無くてはならない必需品ですが、この世界もピンキリですからね…。カーボン一脚の中では安くて評判の良い定番品です。
2-6.NDフィルター
流し撮りをするために必須なのがNDフィルターです。
写真では保護フィルターに二重で被せていますが、本当はレンズに直接NDフィルターを付けるのがいいのは言うまでもありません。
以前は、ND-8でだいたい対応していましたが、最近はミラーレス機で撮影するようになってきたので、像面位相差AFのF値の問題があったりするので、ND-4やND-2あたりの方がむしろ多用するようになってきています。
私の場合、Aマウント時代のTAMRON 150-600mmと現行の200600Gに対するφ95mm、Aマウント時代の70400GIIとEマウント100400GMに対するφ77mm・Aマウント時代の70300GIIのφ72mmと3つの径でND4/8と揃っちゃってます。
それにしても、NDフィルターとはいえ、さすがに95mmとかになるとなかなかなお値段になるんだよな…😢
2-7.レインカバー
雨具と同じような感じなのですが、カメラマン的にはここも重要です。
バッグのレインカバー
まずは、カメラバッグのレインカバーです。これは、基本的に購入時に付いていくることが多いので、特別外していなかったら大丈夫だと思います。
地味に難しいカメラ用のレインカバー
何気に問題で難しいのがカメラ用のレインカバーです。雨が降るときはいくら防滴のカメラやレンズでもこうしておかないと精神的に悪いです。
ただ、カメラのレインカバーって、大型の一眼レフ機に合わせて作られていることが多いので、ミラーレス機用のものを作って欲しいんですけどね。なので、ぶっちゃけ、いろんなのを試してきました。
私が初代で利用していたVelbonのレインカバー。
よく紹介されている商品だし、まあまあ無難な商品だったりもするのですが、1つで普通の短いレンズから望遠の長いレンズまでを対応しようとしているので、ちょっといろいろと無理があるのも事実。しかも、生地の性能がそれほど良い訳では無いので、長時間になると水分が沁みてくるし、逆に湿気も逃げないから画面部分が曇ってくるんですよね…。
ってことで、マシン撮影用の長玉用に購入したのが、MATINのレインカバー(ほんのり緑色に見えるのは下地に使っているタオルの色です)。
上からガバッとかけるタイプなので、長玉のレンズを使うときは格段に使いやすいです。ただ、写真を見ても分る通り、タオルが透けるぐらいの薄い生地なので、これも雨量が多くなってくると先のVelbonのヤツよりも心許ないところがあります。
それで、2019年に導入したのが、VANGUARDのレインカバーです。これは、200600Gで使っている様子ですが、ちょうどいい感じです。
個人的には結構お気に入りのレインカバーです。
ピットウォークにはノーガード戦法!?
一方で、ピットウォークやグリッドウォークでのRQの撮影については、以前は先のVelbonのレインカバーを使ったり、写真は無いですが、HAKUBAのレインカバーを試したりもしました。
今ではもう製造終了になっているようですが、透湿性のある高機能な生地でいいのですが、そもそもレインカバーを装着すると機動性が悪くなるんですよね…。
また、最近はカメラもレンズも、防塵防滴に配慮したものを使うようになっていることもあり、近年は余程の大雨で無い限り、ギリギリまでポンチョの中に隠しておいて、ピットウォークやグリッドウォーク中はノーガードで撮影するというのがが多い気がします(そもそも、ここ最近のPWやGWで、そこまでの雨ってのが無いのもありますが…)。
2-8.腕時計
今のご時世、腕時計なんて…という感じもしますが、結構大事です。
もちろん、最近はスマホで確認したり出来るのですが、その都度、取り出すのは面倒。でも、「走行が何分までだから…」とか「何時からこのイベントが始まるから…」みたいなことがサーキットではよくあるので、是非持っておくといいと思います。私も以前は持っていませんでしたが、2017年頃から使うようになりました。
人によってはスマートウォッチを使っている人も目にします。ただ、とにかく時計も防水に対応しておくことをオススメします。
2-9.折りたたみ椅子
この折りたたみ椅子が本当にサーキットでは重宝します。特に岡山では。
1つは、待っているときに地べたに座るのを回避するとき。サーキットって意外と座るところがありません。もちろん、観客席ならいいのですが、ピットウォークなどの隊列待ちやステージの待ち時間は地べたに座るか立ったままかのどちらかになります。こういう脚立式じゃなくても、ポータブルの椅子を持ち歩いている方も多くあります。
あともう1つ、岡山などの場合は、撮影窓などから撮影するときに利用するというのがあります。特にホッブス~マイクナイト~最終コーナーあたりで撮影するのは、何かしら持ち合わせていないと姿勢的にツラいです。
欠点は荷物になってしまうということですよね。それさえ無ければいいのですが…。
それで、最近使ってみたのが、こちらの折りたたみ式の椅子。
元々はYouTubeの動画で知って、面白そうだと思って購入をしたのですが、これが案外いいです。
見た目的には結構ひ弱そうに見えますが、思いのほか頑丈です。
そして何より、岡山国際サーキットのように、「どの高さの椅子がいいのか?」悩むところで、コレだとちょっと微調整は難しいですが、それでも低くも高くも出来るので結構便利です。
安いものではないので、場所取りに置いておくとか、ピットウォーク中にその辺に置いておくにはいささか心配なところもありますが、マシン撮影メインの時なんかは活躍してくれそうです。