鈴鹿サーキット 撮影スポット

鈴鹿サーキット

 綿密な計算をした上で、どこでどういう写真を撮りたいのかをイメージしておかないと、移動している時間も無駄ですからね。一様、ここ何年か足を運んで、大体分かってきたようなつもりではいますし、このHPでもちょこちょこ紹介はしておりますが、ちょっと自分の中での整理も含めて、撮影スポットを整理しておきたいと思います。

 前々から、鈴鹿編を作りたかったのですが、やっとこの記事を書くことが出来ます。

参戦ガイド編 撮影スポット編

1.1コーナー

 正直、私自身、ほとんど撮影をしたことがないです。というのも、岡山国際やオートポリスみたいにサクッと撮影出来るわけでは無いからです。

 なので、Bスタンドぐらいでしか撮影することが出来ません。

 ただ、結構な距離があるので、APS-C×600mm(換算900mm)でもこれぐらいなので、わざわざ撮影のためにここで…という選択肢は少ないかも

 そんな中で、ちょっと可能性を感じたとすればここですね。

 ちょうど、フェンスの切れ目になっていて、ここからなら、1コーナーの侵入やそのあとのアウト側を狙う事も出来そうです。

 2輪だとなかなか厳しいですが、4輪だともしかしたら可能性はあるかも。

2.2コーナー

 実際に鈴鹿で撮影をしたことが無い人だと、「えっ?2コーナー」というイメージもあるかもしれません。

 ただ、案外撮影をしてみるとなかなかいい感じです。個人的にはここ数年は「鈴鹿=2コーナー」というイメージもあるぐらいです。ある程度望遠は欲しいですが、人が多いなりにも何処からでも狙えるので、レース中でも気軽に行けるのが逆バンクよりもいいですよね。

 唯一の欠点は、グランドスタンドやパドックから遠いということ。それでも、2017年からS字トンネルが通れるようになったので、イベント広場からだと歩いて15分、パドックからだと10分ちょっとで行けるので、それでも以前よりは全然良くなりました。実際、これによって2コーナースタンドのお客さんは増えてきましたし。

①ポストの隙間から

 基本、鈴鹿はフェンスがあちこちにあるので、これの上から狙うというのが常套手段なのですが…

 この2コーナーのポストの所だけ、フェンスが途切れているので、結構狙うことが出来ます。国内レースの中継を見ていると、この斜めのラインだけがカメラマンが集中して並んでいたりしますが、それはこのためなんですよね。

 ギリギリまで出れば、フェンスの上から狙うことも出来ます。

 また、ポストの向こう側というのも毎度考えてしまうのですが、こちら側だと2コーナーを狙うのは結構厳しいです。むしろ、1コーナーから2コーナーへの侵入(アウト側の縁石)を狙うにはイケると思います。

 2コーナーの中でもここなら驚くほどの望遠が必要なわけではないので、敷居は低いと思います。しかも、クリッピングの位置で狙うと車速が一番遅いので、意外と低速シャッターでも流すのは簡単だと思います。

2コーナーの侵入も流すと意外とイケる

 個人的にはこの構図も好きですね。ただ、鈴鹿はアウト側がアスファルトになってしまったので、そこがちょっと残念と言えば残念ですかね。

撮影難易度  ★★★☆☆
混雑度   ★★★☆☆(比較的カメラマンは多いが、多くても狙えないという訳では無い)
焦点距離 【4輪】600mm前後(APS-C:400mm前後)
メリット ・鈴鹿の中では割と定番の撮影スポット
・フェンスが気にならなくて済む
デメリット ・ここじゃなきゃ撮れないという構図でもない

②2コーナー立ち上がり

 最近私が2コーナーと言えば向かうのはここ。

 2コーナーから立ち上がってくるところを狙うという感じです。

 SUPER GTの時はこのようにスゴいたくさんのカメラマンがあつまります。にしても、撮影ポイントとしてのキャパは大きいので、これだけの人がいてもみんなが撮影出来ます

 ただ、スタンド席で立っての撮影はマナー違反ですよ。4コーナースタンドのあたりだと怒られます。2コーナーはスタッフがいないからなぁ…。

 私の中で、2コーナーでの撮影を決定づけた1枚。こういうバトル感が出せるのがいいところなんですよね。

 鈴鹿10Hでの一コマ。ちょっと引き気味で登ってくる満月とのショットというのも狙えます。

 スタートの集団を狙うというのもありです。

撮影難易度  ★★★☆☆
混雑度   ★★☆☆☆(比較的カメラマンは多いが、多くても狙えないという訳では無い)
焦点距離 【4輪】800mm前後(APS-C:600mm前後)
メリット ・いつ行ってもとりあえず撮影が出来る
・後続車が入れやすく、バトル感が狙える
・構図、背景ともバッチリ
・午後からは順光で撮りやすい
デメリット ・最低でも600mmクラスの望遠レンズが必要
・東向きになるので、朝一の撮影は逆光気味

 個人的には結構オススメなポイントです。唯一の欠点は、望遠レンズが必要だということ。それでも、最近サーキットで定番となりつつある150-600mmにAPS-Cを装着すれば十分狙えるので、是非試して欲しいです。

フェンス越しで狙うという作戦も

 あんまり望遠を使いたくない、しかも出来るだけ低い位置から撮影したい、となればフェンス越しという選択肢もあります。

 私も何度かチャレンジしたことがあります。

 正直、撮れなくはないのですが、案外ここのフェンスが写り込むんですよね。しかも、岡山みたいに普通のフェンスならまだしも、緑のフェンスなので色味も妙な感じになります。もちろん、ある程度RAW現像時に補正も出来るのですが、天気のいい日なんかはちょっと厳しい感じはします。

 余談ですが、この2コーナースタンドの最前列、是非ヘアピンのようにフェンスを低くして欲しいです。そしたら、カメラマンがズラッと並んで撮影出来るので、そしたら、もうちょっと望遠レンズに頼らずに撮影出来るのですが…。

③2~3コーナーで流す

 先程のフェンスの上から狙う場所からでもイケるのですが、もうちょっと2コーナー側の方がポイントとしては狙いやすいかも。

 個人的には、手前の縁石と奥のイタリアンカラーの壁を使って上手く流せるので、流し撮りポイントとしては結構好きな場所です。やり方によっては、激感エリアの人を流すという撮り方も出来たりします。

 岡山にもこういう感じで流せるところがあると嬉しいんだけどな…。

3.3コーナー

 2コーナーから加速をしてきて、いわゆるS字の1つ目にあたる3コーナー。案外、ここも撮影できるポイントです。

 わざわざ、ここで撮影したいために来るというのは少ないかもしれませんが、他のS字のコーナーと比べると、フロントとサイドをいいバランスで撮影出来るので、これぐらいの方が好きだという人も居るかもしれませんね。本当はもうちょっとシャッター速度落とすといいかもしれませんね。

 頑張って一番下段まで降りるとこれぐらいの角度から狙うことが出来ます。

 古い写真なので、RAW現像自体にも難ありな感じもしますが、画的には全然良さそうです。ただ、背景がスポンジバリアになるので、出来るだけそこまでは映らないようにした方がいいかもしれないですね。

4.4コーナー

①フェンスの上から狙う

電柱よりも3コーナー側で狙う

 S字の中では結構地味なコーナーですが、最近はS字トンネルが通れるようになったことで、お客さんの数は明らかに増えています。、

 個人的には、4コーナー自体を狙うというのもいいのですが、3コーナーの立ち上がりから背後のマシンを入れるというのが案外いいような気がします。

電柱よりも4コーナー側で狙う

 ちょうど4コーナーのスタンドの中央あたりですね。

 安定しているのはこのあたりかもしれませんね。ただ、ここは、S字トンネルから出てくる人の通路になりやすいので、そのあたりが少し気になるところですね。

一番5コーナー側から狙う

 4コーナーの一番5コーナー側という場所も意外と狙えます。何より、ここはライバル不在です。

②フェンス越しで狙う

 先の写真にも写り込んでいましたが、この4コーナースタンドのフェンス越しに狙うというカメラマンは結構います。

 もちろん狙えるのですが、正直、フェンスの上から狙ったものとそこまで劇的に何かが変わるという感じじゃ無いんですよね。なので、最近、私はフェンス越しでは狙ってないです。

5.5コーナー

思いっきり流し撮り

 ここは、鈴鹿の中でも、流し撮りといえばまずはここでしょう!という定番スポット。私も、鈴鹿に来て間もない頃はここで狙ってましたね。

 ただ、いざ狙ってみると、下過ぎるとフェンスが気になるし、上過ぎると前を通る人が気になったりして、案外、いいポジション取りが難しかったりします。

 なので、実は逆バンク寄りではなく、4コーナー寄りの方が撮りやすいです。

 何気に初めて鈴鹿で撮影をした2014年春のファン感 Day.2。やっぱり、これぐらいの位置じゃないとフェンスが気になるし、次にどのマシンが来るか分かりづらいですからね。ここだと4コーナー方向がギリ見えるので、狙うのも狙いやすいです。

 改めてこうやって見てみると、このドリフトマシンのように5コーナーへの侵入を背景にイタリアンカラーの壁を入れて狙うというのが画的にいいかもね。

6.6コーナー(逆バンク)

 逆バンクと言えば、鈴鹿サーキットのS字セクションの中でも有名なコーナーですが、カメラマンにとっても有名なコーナーです。人に言わせれば、「アマチュアカメラマンの聖地」と呼ぶ人もいますからね。

 実際に、結構カメラマンがゾロゾロといるポイントです。

 実は逆バンクは大きく2パターンあって、1つはスタンド上部でフェンスの上から狙うというスタイル。F1開催時はスタンド上段がカメラマン席になるのはそういう理由ですね。

 もう1つ多いのは、スタンド下段からフェンス越しで狙うというスタイル。「アマチュアカメラマンの聖地」と言われる所以はおそらく後者の方だと思います。

 ただ、フェンス越しの方が明らかに難易度が高いので、全体的にはスタンド上段派とフェンス越し派で9:1ぐらいの割合だったりします。

①フェンスの上から狙う

 その多数派であるフェンスの上から狙う方法ですが、実はコーナーの何処でも撮影が出来ます。

一番ダンロップ寄り

 まずは一番ダンロップ寄りのポイント。

電柱よりギリダンロップ側

 続いて、少し手前側に移動します。

5コーナー立ち上がりを狙うという構図も

 個人的には案外、この5コーナーからの立ち上がり嫌いじゃ無いですね。もうちょっと背景がスッキリすればなぁ…。

電柱よりもやや5コーナー側

 さらに少し5コーナー寄りで、電柱よりもやや5コーナー寄りのポジション。

 案外、最近このあたりから狙っていないのですが、このポジションは、逆バンクの最中を狙うと言うよりも、5コーナーの立ち上がりを狙った方が画的にはいいかもしれませんね。

電柱とポストの間

 さらに5コーナー寄り。ちょうど電柱とポストの間、スピーカーの前あたりです。

 ここまで来ると、明らかに5コーナー立ち上がりを狙うポイントですね。ここのいいのは、5コーナーに侵入してくるマシンを入れることが出来るところ。ここだけ見ると、一瞬、「これ、鈴鹿ですか?」って思ってしまいますからね

②フェンス越しで狙う

 はい、鈴鹿の逆バンクが「アマチュアカメラマンの聖地」と言われる所以がここですね。

 このポストよりも少しダンロップ寄りのポイント。実は、逆バンクって手前と奥の2重のフェンスになっているのですが、この部分だけ、鈴鹿には珍しい撮影窓があるんです。なので、手前のフェンスさえどうにかすれば、奥のフェンスは気にならないってことなんです。

 実際、ここに足を運ぶと分かりますが、フェンスが黒く塗りつぶされているポイントがあちこちにあります。これは、明らかに誰かがフェンス越しで撮影しようとして、黒く塗りつぶしたあとです。なので、逆に言えば、それを目印にカメラを構えればいいってことです。

 あと、なかなか撮影する体勢が苦しいので、折りたたみの椅子など何かしら座るものが合った方が撮影が楽になると思います。

 このポイントは、低い位置でマシンが狙えるというのはもちろんのこと、上手くいけば、背景に白子の街並みを入れることが出来るのもカメラマンの聖地と言われる所以だと思いますね。

 実際に撮影してみると分かりますが、プロカメラマンなら手前で狙えるので街並みを入れることが出来るのですが、スタンド最前列ではなかなか厳しいです。なので、結構引いて狙わないと入らないです。

ポスト寄りへ移動

 もうちょっとポストに近いところへ移動します。実はこちら側にも撮影窓があります。

ポストのところもイケそう

 今回は、FCYが入るタイミングだったので、あまり狙いませんでしたが、このポストの所も案外イケそう。

 ちょうど手前のフェンスの下がいいか、上がいいか悩む所なんですよね。ちょっと今度試してみるかな。

あえて撮影窓を気にせず狙う

 撮影窓があるポイントで狙いたいのはやまやまなのですが、実はあのポイントで撮影出来るのは、1箇所あたり3名×2箇所ぐらいなんですよね。

 なので、それ以外の方は、2重になろうがフェンス越しで狙っているというのが本音です。

 むしろ、こちらの方が構図を選ぶバリエーションは多いので、背景に街を入れることはこの方が簡単かもしれません。出来ればフェンスを上手にボカす為にも、午後の晴れたタイミングで、スタンド背後にあるデカい看板の影がフェンスにかかってきた頃が狙い目かもしれませんね。

7-1.ヘアピン手前

 ヘアピンじゃなくてヘアピン「手前」なの?と思うかもしれませんが、私は案外嫌いじゃ無いです。

 といっても、結構な望遠が必要なのは言うまでもないですけどね。

 どうしても無理をして狙う構図かと言われるとそうでもないかもしれませんが、雰囲気的には悪くないですよね。

 あとは、本当のヘアピン手前のブレキングをするところで流すというのもアリです。ちょっと背景が短調だけどね。

7-2.ヘアピン

 ここも、鈴鹿サーキットの中では有名なコーナーですよね。たぶん、一般的には一番有名なんじゃ無いかな?

 実はカメラマン的にも、先の逆バンクと並んでここが人気があります。

 その理由はいくつかあるのですが、大きいのはやっぱりここですよね。ヘアピンのスタンドの前にもう一段低いスペースがあるのですが…

 ここが、フェンスが他と比べても低くて、立って撮影するとフェンスが全く気になりません。それでいて、この距離ですから。なのでレース中はここにビッシリとカメラマンが並びます。

 また、恥ずかしながら割と最近知ったのですが、ところどころにこういった撮影窓が用意されていたりします。なので、ここから狙うとさらに低いアングルから狙うことが出来ます。まあ、フェンスの上からでも十分いい写真撮れますけどね。

 タイミングが合えば、背後のマシンと絡めて狙うと言うことも可能です。

実はスタンドから座ったままでも撮影が可能

 実は、ヘアピンの嬉しいのは、確かに最前列で立ちで撮影するというのが普通なのですが、実はスタンド席からでも座ったままで撮影することが出来ます。

 ただし、その場合気をつけたいのが、スピーカーの支柱ですね。気をつけないと写り込んでしまうので、そこに注意をしてポジション取りをしましょう。

横に流すというというのもあり

 また、座席に座ったままでも、こういう感じに横に流すというのは案外簡単にできます。しかも、結構近いので、Exifを見ても分かる通り、望遠レンズのワイド側でも撮れちゃったりします。

8.スプーン

 スプーンもわりと有名なコーナー。

 ただ、ご存じの方はご存じのように、スプーンと言えば、鈴鹿サーキットの中でもへき地のへき地ですからね。行くにはそうとうの勇気と覚悟が必要です。

 それでも、最近はパドックパスを持っていたら、スプーン行きのバスが走っているので、それを活用すると案外敷居が低くスプーンに行くことが出来ます。私も実際、バスに乗って行きましたし。

①スプーン1つ目

 まずは、スプーンの1つ目。

 案外いいですね。ただ、私にとっては、左から右に流す撮り方があんまり無いので、結構違和感があるんですよね。

 あと、今回は作例が無いですが、スプーン1つ目の侵入をするところに結構有名な撮影スポットがあったりします。いつか、ちゃんと撮ってみたいです。

②スプーン2つ目

 続いてスプーン2つ目。

 構図としては、先程のスプーン1つ目とあんまり変わらないですね。

9.130R

 130Rとしていますが、実際は130Rからの立ち上がりという感じです。

 う~ん、ヘアピンを訪れた時の帰りにパパッと撮ったとはいえ、あえて狙うという場所ではないように思いますが…

10.シケイン立ち上がり

①フェンスの上から狙う

Rスタンドから狙う

 以前はこんなところからフェンスの上で狙おうという考えはあんまり無かったのですが…

 600mmクラスのレンズを手にするようになると、いろいろと選択肢が増えてきます。

 構図的には申し分ないんですけどね。換算900mmでこれなので、もうちょっと寄りたいのが本音ですね。

Q1スタンドから狙う

 ということで、もう少し寄るとなると、Q1スタンドでギリギリ上から狙えます。

 ここまで来ると、焦点距離としては問題ないんですけど、今度は構図として面白みが無くなっちゃうんですよね…。

フェンス越しで狙う

 実は結構知る人ぞ知るポイントです。

 ちょうど、Rスタンドの隅っこみたいな所です。ここも逆バンク同様に2重フェンスなので、なかなかハードルが高いです。

 ただ、このヘアピン立ち上がりの構図は、ここでしか狙えない構図だと思います。本当はもう少しアンダーにした方がごまかせるかもしれませんね。

11.激感エリア(2コーナーイン側)

 最後にある意味、番外編ですね。言わずと知れた激感エリアですね。

 厳密に言えば、鈴鹿の場合、最終コーナー・2コーナー・S字の3箇所の激感エリアがあるのですが、写真撮影を考えた場合、まともに行えるのは、この2コーナーぐらいだと思いますね。

 実は、最後に訪れたのが2015年春なので、もう4年近く足を運んでいないのですが、最近はU字溝が逆さまになっておいてあったりするので、背後の人でも以前よりは撮影しやすくなったみたいです。

 あれこれ撮影をして、一番落ち着くのは、何気に2コーナーの立ち上がりで背景にイタリアンカラーの壁を入れた構図ですね。ただ、当時は手持ちで撮影をしていたので、一脚を使って上手くいけるのかはちょっと自身が無いですが…。

2コーナーの侵入を流すという作戦もあり

 あとは、2コーナーに侵入する手前の外側の縁石部分で狙うというのもありです。ただ、ここはここで、手前にガードレールが入ってしまいがちなので、構図には少し気をつけた方がいいと思います。

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